

ミラノへ移動し、初の日本人対決・ミラノダービーへ
4時頃目が覚めたので、日記を書いたりしながら過ごす。7時半をすぎたところで、シャワーをあびたり準備をしよう。9時過ぎに朝ごはんへと行く。今日もごはん場所はにぎわっているなあ。メニュー自体は昨日と同じなので、ハムやチーズ、トマトなどをいただく。今日はちょっと甘いパンもいただきながら、カフェマキアートをゆったりと味わいましょう。ごちそうさまでした。部屋に戻って準備をし、10時半をすぎた頃にホテルをチェックアウト(税24E)。今日も天気が良さそうだ。
テルミニ駅に到着し、ここからティブルティーナ駅までは地下鉄で4つ目(3E)。ここでitaloという特急列車に乗り換えるのだが、掲示がわかりづらくてちょっとうろうろしてしまいました。なんとかitalo用の待合室に到着し、ここでしばし待つ。まだ30分以上あるので楽勝だが、やっぱりなんでも早め早めですね。チケットは事前予約済みだし、ここで特に何かをするわけではないが、食事サービスなどの情報をゲットしておきましょう。11:55の出発時間にはそろそろ10分前となるので、ホームへと向かいますか。こんな待合室があるからホームはすぐ近いのかと思ったら、意外と遠かったです。ホームでは、そろそろ人が集まりだしているようだ。まだ掲示板には表示が出ていなかったが、出発の数分前になって表示され、車両位置もおおよその表示がされた。まあ、もう少し早く出してほしいけどね。そして間もなく、トリノ行きのitaloは真っ赤な車体で到着した。珍しく、時刻表とおりですね。



早速乗り込む。今回予約したのはprimoクラスという、3つある中で2番目のクラス。座席はゆったりとしている。ただ、スーツケースの置き場があまりないので通路においていたら、車掌さんにここではだめだから移動するように言われ、その結果となりの車両にあるちょっとした休憩用のスペースに置くことになりました。まあ、大丈夫だよね。italoはイタリアの大地を駆け抜けるように走る。前方に電光掲示板があるのだが、ここで表示されていた最高時速は260キロ。なかなかの早さですね。車窓を流れる景色を、しばらく楽しみましょう。途中、霧の出ているエリアもあった。



快調に走る。出発からそろそろ1時間というころ、ドリンクおよび食事サービスが始まった。ドリンクはフリーなのでスプマンテをいただき、食事はitaloのランチボックスをいただくことにしよう。肉か魚が選べるので、それぞれ一つずついただく(38E)。ずっしりとした重さのランチボックスが手渡された。中身を見てみると、ペットボトルの水があるのは重さの一つの理由としてわかるのだが、気になるのが3つの瓶。よく見ると、野菜としてのキャロットペースト、メインとしてのポルペッティのトマト煮またはメルルーサのバジル風味、そしてデザートとしてのアプリコットおよび桃のペースト。
それにクラッカーや短いグリッシーニがついている。とりあえずは野菜から、ペーストをクラッカーにつけて食べてみる。うん、まあそれなりにおいしいのだが、これは高級な離乳食だな。ポルペッティも食べてみよう。トマトソースそのものはおいしいので、やっぱりクラッカーにつけて食べればいいのかな。肉団子そのものは、しっかりした食感で食べ応えがある。もう少し温かいともっとおいしそうだが、瓶詰めなのでまあこんなところかと。魚もメルルーサの味わいとオリーブオイル、バジルが合っているので、食材としてはいいと思うのだがこれがメインといわれると・・・それぞれを食べたが、デザートは開けるのはやめておこうか。これをちょっと今食べきる自信はないので持ち帰りで。そうか、これがitaloの食事か。かなり食材にもこだわって環境にもこだわってというもののようだが、駅弁文化が成熟した日本人にはちょっと物足りないというか、ちょっと方向が違うというか、まあこういうものを味わうのも旅のうち。しばらくして、食後のランチボックスは回収に来ました。瓶類はまた再利用できるしね。ごちそうさまでした。



italoはフィレンツェに到着。ドォウモが見えていてなんだか懐かしいな。ここはSMN駅に到着するので、出発するときには向きが逆になる。その後ボローニャに停車し、定刻通りにミラノ・ロゴレード駅に到着した。イタリアにしては珍しいな。しかも始発はサレルノなのに、italoには気合いが入っているのかな。やればできるということかもね。駅に降り立つと、ひんやりとしている。ローマに比べ、ずいぶんと気温が下がったようだ。ここからはメトロに乗り、ミラノ中央駅まで(3E)。ローマよりは駅も電車も明るくてきれいかな。駅の間隔が短いので、駅の数は多いものの意外と早く中央駅に到着。ここは来年の万博に向けてか、そこら中で工事が行われている。駅前広場もそんな状態なのでちょっと歩きにくいが、どのようにきれいになるのか楽しみだ。ホテルまではすぐ、今日から3泊のHotel Atlanticに到着した。部屋はこじんまりとしていてちょっと狭いかな。しばらく休憩しましょう。部屋が少し寒いので暖房もつけ、しばらく眠りに落ちました。



18時をすぎたので、そろそろ出かけますか。なにせ今日はミラノダービー、本田と長友の日本人対決が期待できる試合だ。外はかなり寒そうなのでしっかりと着込み、ホテルを出発。中央駅の地下鉄に到着し、券売機で切符を買おうとすると近くにいたにいちゃんがイングリッシュ?とかいいながら機械を操作し始めた。そこまでならいいのだが、人数とかいろいろ触ってくるのでこれは後から手数料を請求されるパターン、その手を振りほどいて自分で操作をする。と、なぜかそのにいちゃんが近くにいたおっちゃんといきなり殴り合いの喧嘩を始めた。なんだこれは?ダービー前で気が立っているのか?とにかく近くにいると厄介なので、少し離れた券売機でチケットをゲット(3E)。駅構内には、ミランやインテルのマフラーをした人が数多くいる。みんな今日のダービーを心待ちにしているんだね。Cardona駅に到着し、乗り換えのホームへと向かうとそこは人であふれんばかり。まだ試合開始の2時間前だが、こんなたくさんの人がスタジアムに向かっているのね。電車が到着したが既に満員で、扉が開いても降りる人はほとんどない状態だが、日本人的にはまだなんとかなりそうな感じ。なので隙間を見つけてなんとか入り込む。これは満員電車になれた日本人の技かな。まあ、待っていてもいつまでも乗れないだろうしね。超満員の電車は走り始め、このあと止まる駅で自分のいる側のドアがあく。各駅には乗りたそうにしている人も多いが、無理には乗ってこないようだ。途中の駅でどうしても乗りたそうなおばさんをなんとかヘルプしながら乗せ、そのおばさんは我々を含めた日本人数名に囲まれて体勢を整えていました。そしてこの状態のまま、スタジアムの最寄り駅であるLotto駅に到着。
たくさんの人が一気に電車から吐き出される。さっさと改札を出て、帰りのチケットをゲット(3E)。さて、ここからは人の波にのってスタジアムへと向かう。どこを歩いているのかはよくわからないが、とにかく人の波に着いていこう。しばらくして、パトカーか救急車のような音が近づいてくる。この人ごみをどうやって通るのかと思っていたら、その車の後ろに大きなバスがいて、よく見るとミランカラー。そしてそのバスに人が集まっていているので、ひょっとしたら選手が乗っているのか?横側の窓ガラスからは中は見えないが、フロントガラス越しによく見てみると前の方にインザーギ監督を発見。渋いなあ。きっと本田も乗っているはずなので、せっかくだから思いっきり手を振っておこう。そしてそのバスは、先導車のサイレンによって進んでいきました。いやいや、まったくの偶然だが、まるでこれを待っていたかのようなタイミングでバスに出会うことができました。なんだかラッキーだな。そのまま先を急ぐ。



ずっとまっすぐの道をひたすら歩くと、巨大な建物が見えてきた。あれだな。ようやく見えてきたサンシーロスタジアム、ここに7万人近い人が集まるわけだ。スタジアムの敷地に入ると、たくさんの出店があってユニフォームやマフラーなどがあったり、パニーニなどの軽食を売ったりしている。我々の席はぐるっと回った反対側のようなので、とりあえずその近くまで行きますか。たくさんの人が行き交う中、ゲート前に到着。ここが確認できたので、まずはマフラーを買うことと腹ごしらえ、この辺りの出店ですませておきましょう。いくつかお店を見て、焼きソーセージを挟んだパニーニをいただく。パンの歯ごたえが結構あって食べるのにパワーがいったが、ビールとともに完食(15E)。そして応援グッズとして、マフラーをゲット。種類がたくさんあるが、ミランらしい赤黒のものと、今日のダービーを記念したミランインテルバージョンのものを買いました(25E)。これで準備完了、早めに出たつもりがキックオフまで30分をきっている。






では席へと急ぎましょうか。チケットに書かれたゲートの従って中に入る。荷物検査など、結構入念にされました。ここから3階席まであがっていくのだが、これが長い道のり。ひたすらに、螺旋になった緩やかな上り坂を登っていくのだ。
他のエリアの3階席に向かう螺旋道が見えるのでそれで自分の位置が分かるのだが、まだまだだなあ。とにかく歩くしかないので進みつづけ、ようやく席の入り口まで来たぞ。あとは自分の席に向かうのだが、もうかなり多くの人が席にいて、自分の席がよく分からない。係の人に聞きながら自分の場所を見つけ、通路からはかなり中の方だったので20人くらいの人に立ってもらいながらなんとか自分の席までやってきた。ふう、ここまでで随分と疲れた。席はゴール裏の3階席なので、ピッチ全体を見渡すことができる。ただかなり遠いので、ウォーミングアップ中の選手の顔は双眼鏡でじっくり見ないと分からない。あと手前のゴールを見下ろす感じになるので、そのあたりはちょっと見づらいのと、ミラン側のゴール裏の応援が見えない。そして目の前にはネットが張り巡らされているので、その分微妙に見えにくいところもあったりする。そして結構な人が、喫煙している。このあたりのマナーはまだまだだなあ。まあいろいろ問題はあるが、全体は見やすいしなにより初のサンシーロ、しっかりと楽しみましょう。






試合開始が近くなり、スターティングメンバーが発表された。まずはインテル側、これは名前の紹介のみだが、長友の名前もしっかりと紹介されていました。最近ちょっと調子を落としているようで心配ではあったが、今日はいいプレーを見せてほしいな。そしてミラン側、こちらは選手の顔写真とともにしっかりと紹介される。試合前に見た噂の通り、本田はベンチスタート。日本代表戦を終えたばかりで、疲労も考慮されているのかな。後半からでもいいので、是非出場してほしいものです。そして選手が入場となり、ミラノダービーがキックオフとなった。






ピッチ上の選手はかなり小さくしか見えないが、インテル長友は小柄なのと靴が黄色いのとで、サイドを動いているのがよく見える。試合が動いたのは前半23分、ミランのエルシャーラウィのクロスをメネズがボレーでゴールを決め、ミランが先制。スタジアムは大きく盛り上がり、周りの観客も大騒ぎだ。






次に試合が動いたのは、後半16分。長友のクロスがミラン側のクリアが十分ではなく、そのボールをインテルのオビがシュート。1−1の同点に追いついた。再びスタジアムは大騒ぎだが、我々の席はミラン側なのでどちらかというと悔しがってる人が多い。



ミラン側のベンチを見ると、インザーギ監督の後ろに本田の姿が見える。トーレスに替え、いよいよ本田が登場だ。味方へのパスの精度はさすがだな。何度かチャンスを作るが、ゴールには結びつかない。試合は結局、この後両チームに決勝点は生まれず。1−1のドロー、これでミランは5試合、インテルは4試合連続で勝利がない。次節以降、両チームにはがんばってほしいものです。






ヒーローインタビューとかはないので、たくさんの人が一気に帰路へとつく。当然のことながら、さっき登った螺旋道を今度はおりていくのだ。登りよりは楽なのかもしれないが、やっぱりいつになったら終わるんだろうと思いながらなんとか無事におりてきました。サッカー観戦も体力勝負だな。スタジアムの敷地内は人が交錯するのでちょっと進みにくい。それにしても、周りはゴミだらけ。瓶やら缶やらペットボトルやら紙やら、もう道がゴミ箱状態。日本人はどこのスタジアムもきれいに使うようにしましょうね。敷地を出ると、あとは人の波にそってどんどんと進んでいける。この前のドイツのときは人が大きいので間をするすると抜けるように歩けたが、イタリアはそこまで人が大きくないのでかえって抜かしていったりはしづらいんだね。



Lotto駅の入り口は人でいっぱいだったが、来たときと同じくスタジアムとは逆側の入り口に回ると、ほとんど人がいないのでさっと入ることができました。ちょうど電車も来ていたので乗り込み、あとはCardonaで乗り換えてミラノ中央駅まで。遅い時間になったが、楽しかったです。ホテルのエレベータで一緒になったご夫婦も同じようなマフラーをしていたので、ダービー帰りだね。お疲れさまでした。とっとと寝ましょう。

20141122