

バチカン美術館にシスティーナ礼拝堂、ローマ散歩
時差ぼけで寝たり起きたりだが、起床時間としては6時過ぎ。
それにしても隣でのいつでもいくらでも寝られる体質が本当にうらやましい限り。シャワーを浴びて準備して、8時過ぎに朝ごはんへと向かう。一階の朝ごはん場所はすでに多くの宿泊客がいて、ちょうど空いていた奥の席を取る。バイキング形式なので、いろいろといただきましょう。やっぱり基本のハムとチーズ、そしてトマトがあるのがうれしい。パンもイタリアにしてはおいしかったし、このくらいなら十分ですね。食後のカフェラテは機械で入れるもので、まあこんなものかな。ごちそうさまでした。部屋に戻って準備をして、9時過ぎに出発だ。
外はきれいな青空。少しひんやりしていて気持ちがいい。テルミニ駅はごちゃごちゃした感じだが、ここはいつかきれいになるのだろうか。一国の首都の駅としてはもう少しなんとかした方が・・・メトロの駅に到着し、チケットを購入(3E)。自動改札がなかなか通れなかったうまくのは切符の向きのせいでした。日本のように表裏どうでも反応してくれるわけではないので要注意。地下鉄A線に乗って、Ottaviano駅で下車。乗っていたほとんどの人がここでおりる。ここからはバチカン市国へ向かう人と、バチカン美術館に向かう人に分かれる。今回の我々の目的は、バチカン博物館からのシスティーナ礼拝堂。



しばらく歩くと、高い石壁沿いに行列を発見。ここだな。でも我々は事前予約済みなので、長い列を尻目にどんどん前へと進む。ちゃんと並ぶ人と進む人が別れて歩けるようになっているのはいいですね。ここで順番を待っていたら、1時間くらいはかかっただろうなあ。博物館前に到着し、早速中に入る。空港のようなセキュリティチェックを抜け、予約票とチケットを交換し、ゲートを通過。この博物館は、多くの展示があるようなので、ポイントを押さえて進んでいきましょうか



長いエスカレータを上ると、広いテラスに出た。ここから、世界最大級といわれる博物館の鑑賞が始まる。なんでも20以上の美術館などの施設があるので、じっくりみていると一週間はかかってしまうらしい。そんなわけにはいかないので、2時間ほどで回れるようにさくさく進んでいきましょう。



さて、まずは絵画館(Pinacoteca)。入り口には、ミケランジェロのピエタのレプリカがある。本物はサンピエトロ大聖堂内にあるわけですね。先に進むと、各部屋にはたくさんの絵画が展示されている。ここは11世紀から19世紀に書かれた絵画やタペストリーが展示されている。各絵にはストーリーがあり、詳しいことは分からないが、その美しさには目を引きつけられる。ミケランジェロやダヴィンチ、ラファエロにカラヴァッジョらの作品が並んでいるそうだ。






そして一番奥の大きな部屋にあった巨大なタペストリーは圧巻。でもここがまだこの絵画館の中間地点で、その後もたくさんの絵画を鑑賞しました。ここは非常に見応えのある美術館で、ここだけで一時間近くがたってしまいました。順路に沿って進むと、2つに分かれた標識が。エジプト美術館をみるか、中庭を通っていくか。うーん、先は長いし、既に絵画館で時間と体力を使ったので、エジプトはまあいいか。ということで中庭に出る。






ここはピーニャの中庭といわれる場所で、真っ青なそらとこの緑が気持ちいい。ここで少しリフレッシュしたところで、先へ進みましょう。回廊の中に入ると、そこはキアラモンティ美術館。ここは多数の石像が展示されている。ここはざっとみる程度にとどめ、階段を上がる。






ここからはピオ・クレメンティーノ美術館で、教皇ピオ6世とクレメンス14世の名を取ったもの。古代ギリシャやローマ時代の彫刻を中心に展示されている。馬車などの彫刻もあり、ここも見応え十分。そのまま燭台のギャラリーへと入り、その先にはタペストリーのギャラリー。先ほどの絵画館でもあったような巨大なタペストリーが、壁一面に飾られている。どれも本当に美しい。






次にあるのが地図のギャラリー、イタリアの各地を中心とした古代の地図が展示されている。16世紀後半にグレゴリウス13世によって、各地の地図が書かれたとのこと。どの街か分かりにくいのも多いが、シチリアやコルシカなどはよく分かるし、イタリア全体を表したものはほぼ現代の地図と近い形でみることができる。あとはベネチア、昔からあの不思議な街並が存在していたことが分かって面白い。その後ピウス5世の居室、ゾビエスキ王の間を抜ける。






そして、ラファエロの間へと入ってきた。ここはいったん渡り廊下のような所に出て、4つの部屋を順に見ていく。3つ目の「署名の間」にあるのは有名な「アテネの学堂」(この章5枚目)。センターにいる赤い服がプラトンで、青い服がアリストテレスらしく、他にもソクラテスやピタゴラス、アルキメデスなど古代ギリシャの有名な哲学者や学者などが描かれている。足場が組まれているところもあるが、修復中なのかな。






そのあとは階段を下がって現代美術の展示などのエリアを通り、そしていよいよシスティーナ礼拝堂。ここだけは写真撮影が禁止となっている。たくさんの人が壁にかかれたミケランジェロの「最後の審判」を見上げている。礼拝堂は想像よりも小さく感じたが、その壁一面に書かれた巨大な絵画がすばらしい。色彩も美しく、生き生きとしている。天井画には「アダムの創造」「楽園追放」などがあり、詳しくストーリーがわかればより興味深く見ることができただろうな。圧倒的な迫力で見るものを魅了するこの作品を目に焼き付け、礼拝堂を後にした。






このあとも順に進むと、コインや調度品など数多くの展示がや天井画などがある。もはやこのあたりは通過するだけだが、これだけでも価値の高いものがたくさんあるのだろう。当時の世界地図は、いかにアジアが未知の場所だったかがわかるようだ。そしてようやく、最初に来たテラスまで戻ってきました。あとは螺旋階段をおり、出口へと向かう。ふう、お疲れさまでした。これで約2時間半、十分に堪能できました。






もう12時半、おなかがすいた。今日はテベレ川の中州にある、ティベリーナ島にあるレストランが目的地。この辺りから23番のバスで行けるようなので、バス停へと向かう。バチカンの城壁沿いにしばらく歩くと、バス停がありました。近くのキオスクで不機嫌なにいちゃんからチケットを買い(3E)、いざバスに乗車。バスは車内のモニタに次の停留所が表示されるようになっており、新しくてきれいだ。そうか、これならばバスの旅も悪くないね。10分ほどで目指すバス停に到着し、ここから橋を渡るとティベリーナ島に到着。初めて来るところだが、今日は土曜日だし地元の人たちが遊びにきているような場所のようだ。



ここの橋の近くに、目指すレストラン、Sora Lellaがありました。
ここは先日行われた阪急でのイタリア展に来ていたシェフの店だ。是非本場のカルボナーラを食べたいとのことで、ちょっと不便な場所ではあるが来てみました。中に入ると、そのときのシェフはいなかったがひょっとしたらあとから来てくれるかも、とのことで、ポルペッティとカルボナーラ、ニョッキとトリッパを注文。まずはお店の赤ワインで乾杯だ。博物館で疲れた体にワインがしみわたる。まもなく出てきたのがポルペッティ、そしておまけのスップリ。ポルペッティは柔らかい肉団子のようなもので、少し酸味のあるトマトソースとの相性は抜群。とてもおいしいです。スップリは小さなライスコロッケで、アルデンテのお米ととろけるモツァレラチーズがいい感じ。どちらも赤ワインに合いますね。続いてきたのがカルボナーラとニョッキ。カルボナーラはリガトーニなので食べ応えがある。昨日のカルボナーラよりは濃厚な味わいで、これもまたおいしいです。ニョッキはこのもっちり感とトマトソース、ベーコンがとてもマッチしていて、こちらも食べ応えがある一皿だ。それぞれを味わっていると、阪急に来ていたシェフ、レナートが挨拶に来てくれました。先週は大阪で仕事して、今週はローマでこうして出会えるなんてなんだか不思議な気分ですね。



そしてメインはトリッパ、シェアなので半分にわけてくれているのだが、それでもたっぷりあるぞ。ハチノスやセンマイが主な部位だと思われるが、どれもトマトソースがしっかりとしみていてこれもまたおいしい。食べ応えのあるものばかりだったので、かなり満腹になってしまいました。そこでレナートからいただいたスイーツの差し入れ。ザバイオーネという洋酒の効いたカスタードクリームのようなもので、ちょうどいい感じの量。おいしくいただき最後はカフェで締め、ごちそうさまでした(70E)。その後はレナートと少し話したり、お土産のキットカットを渡したりと、楽しい時間を過ごす。



さて、満腹なので少し歩きましょうか。ティベリーナ島を出て、しばらく歩くとフォロロマーノが見えてきた。中に入ってみたいとも思ったが、今の時期は16:30までなので、ちょっと厳しいかな。坂道を上ると、フォロロマーノが見渡せる場所に来た。かつてここにはたくさんの石造りの建物があり、政治の中心であったという場所。さすがに古すぎて、ここを改修というのは難しいと思われるので今後もずっとこの状態なんだろうが、いろいろと想像を巡らせるのも楽しいものです。






大通りに出ると目の前にコロッセオが見えるのだが、今日は土曜日ということもあってここは歩行者天国になっているのかな。たくさんの人が、古代都市の歴史を感じながらそぞろ歩きを楽しんでいました。それにしても、工事中のところが多い。城壁も全面が覆われているようで、看板を見たところこのあたりに新たに地下鉄路線ができるようだ。掘ったらいろんな遺跡が出てきそうだが、本当にできるのかなあ。一応2020年の完成予定で進んでいるようで、またその頃に見に来れたらいいですね。そのときは、フォロロマーノの中もゆったり散策しようかな。そしてコロッセオに到着。ここも改修が行われているようだ。何度見てもこの存在感は凄まじいな。すぐ目の前に地下鉄の駅があるので、テルミニ駅まで戻りましょう(3E)。



テルミニ駅に到着し、駅構内の本屋さんでも見てみようか。ここにもジョジョやドラゴンボールなど、日本の漫画がいろいろとおいてありました。この本屋は三階建てになっていて、最上階は各国のガイドブックや辞書などがおいてある。イタリア語がベースだが、クロアチア語やスロバキア、アルバニア語の辞書などがあるのは興味深い。ちょっとスペイン語を勉強し始めていることもあるので、イタリア語でスペイン語が調べられるよう辞書を買いましょう(8.9E)。もう18時前になっていて、すっかり暗くなっている。部屋に戻り、しばし休憩。
いつの間にやら3時間ほど寝ていた。まだ時差ぼけだしね。21時をすぎているが、さすがに2日続けて夜抜きもどうかと思うし、明日は少しゆったりなのでごはんへと行きますか。特にあてはないが、ホテルをでて少しCavour通りを歩
いたところにあったレストランに入りましょう。この時間ならばまだまだお客さんも入っている。昼をしっかり食べたのでここは軽めにということで、生ハムとボロネーゼ、マルゲリータを注文。ワインは1/4で十分かな。まずは生ハム、前菜にいいですね。赤ワインとともに、おいしくいただく。しばらくして、パスタとピザが登場。ボロネーゼは日本語メニューにはきしめんミートソースと書いていたが、要はフィットチーネ。ピザはチーズピザと書いてあったが、マルゲリータなのでトマトソースとバジルとモツァレラ。どちらもシンプルでおいしいです。こういうカジュアルなお店でさらっと食べられるところもイタリアのいいところかな。ごちそうさまでした(46E)。



ホテルまではすぐに戻れる。明日はローマを発つが、italoに乗るのが楽しみだ。おやすみなさい・・・

20141121