カラフルなブラーノ島とガラスのムラーノ島を巡る。昼は蟹やシャコ、夜はウルスラとのディナーを楽しむ。
今日は久しぶりにゆっくりとした朝だ。このホテルは少し奥まったところにあるので、最初わかりにくかった分静かでいい。朝ごはんはすぐ近くにある姉妹ホテル、ヴィオリーノドーロにていただく。いつも通りのハムやチーズに加えて、モツァレラがあるのがイタリアらしいな。あとは少し甘いクロワッサン。クロアチアでは見なかったものだ。朝の栄養補給をしっかりして、出かけましょう。
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サンマルコ広場に行くと、今日もやっぱり賑わっていた。広場の真ん中辺りでなにやら表彰のようなことが行われていた。カメラマンも何人かいるし、なんだか嬉しそうだな。なんだろうね。さて、時計台の下をくぐって狭い通りを行こういろんなお店があるが、ムラノグラスのお店があったので入ってみよう。小さなフィギュアがたくさん並んでいて、オーケストラや動物園、水族館のようでこれはすごい。ベネチアの記念品になるので、いろいろ見て何かいいのが買えたらいいね。 | ||||||
ここでまずはチケットを買うのだが、12時間・24時間・36時間・48時間・72時間といろいろ種類がある。今日一日と明日の駅までの移動を考えると、 18ユーロの24時間と23ユーロの36時間券では36時間がよさそうだ。1回券は6.5ユーロもするが、今日のように島まで行っての乗り放題だと随分お得に感じる。しばらくすると、LN線の水上バスが来た。これはムラーノ島経由でブラーノ島まで行く船で、停留所が少ないので早く行けるはず。さっそく乗り込み、出発だ。
本島を離れると、まず見えるのがサン・ミケーレ島。この島はほぼ墓地で占められているらしい。各島に役割があるようなところは、モルジブにも通じるところがあるかな。10分ほどでムラーノ島に到着。ここで結構人の乗り降りがあったが、我々はそのままブラーノ島まで。ここからはしばらく間に島はなく、穏やかな海の上を快適に走る。でも天気の悪い日や嵐の日などは大変だろうな。結構霧も出るらしいし。30分近く船は進み、ようやく減速。目の前に見えている島がブラーノ島だな。このあたりにはいくつか島が集まっていて、その島間のみを行きかう船もあるようだ。
ブラーノ島に降り立つと、本島とは異なりなんだかのんびりした雰囲気。それなりに観光客はいるが、ゆったりできそうだ。ここはレースで有名な島なので通り沿いにはレースのお土産屋さんがあるのだが、そちらはまあいいとしてもう一つ有名なのはカラフルな家。島の漁師が遠くからでも自分の家がわかるようにしたのが始まりとか言われているようだが、海沿いだけでなく島内の運河沿いや奥まったところまで、いろんな色の家が並んでいる。オレンジやピンク、赤や緑、紫や水色など多種多様だ。それもどの家もほぼ単色で、かつ隣の家と色が似通っているようなところはないようだ。好みの色もあるとは思うが、そのあたりはうまく調整しているのかな。
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さて、街歩きもいいがまずは昼ごはん。メイン通りを歩いていると、ウルスラお勧めのレストラン、Da Romanaがあった。外の席のほうがにぎわっているが、今日は日陰でも暑いし煙いといやなので中に入りますか。うん、やっぱり中のほうが涼しくていいな。奥の方の席に案内され、ほっと一息だ。さて、何にしましょうか。ここは魚介がおすすめということだし、やっぱりベネチアに来たらということで「シャコの蒸しもの」「クモガニのサラダ」を前菜に、そしてメインには「魚介のフリット」をいただきましょう。ハウスワインの白で喉を潤していると、まずは前菜登場。シャコはお皿に7匹並んでいる。もっと姿そのまま出てくるのかと思っていたら、頭や殻はほぼ外れている状態。こういうシャコを食べたことはなかったが、身がしっかりジューシーでおいしい。お寿司屋さんでたれを塗られたパサついたシャコとは大違いだ。クモガニのサラダは、カニの甲羅の中に身をほぐしたものが入ってきたぞ。甘みのある美味しいカニで、ワインがよく合う。どちらも美味しいが、ただ量の割にちょっと高いかも・・・次に出てきたのがメイン、魚介のフリット。これは予想通り、お皿にたっぷりとフリットが乗せられていてやっぱりイタリアはこれが美味しいですね。お店がだんだんと賑やかになってきた頃、カフェで締めてごちそうさまでした(75.5ユーロ)。 | ||||||
食後は街を散策。少し小道に入ってもカラフルな家があり、そして洗濯物や走り回る子供たちなどの生活があり、何とも味わいのあるところ。運河沿いを歩いていると、通りがかりのフランス人が「写真を撮りたい場所ばかり!」みたいなことを言っていたが、まさにその通りだな。本当にきりがないくらいなので、そろそろ行きますか。水上バス乗り場へと向かいましょう。
水上バス乗り場に着くと、ここは随分と新しい感じだ。まだ到着までしばらく時間があるので、そばにある緑地帯で少し休憩。たくさんの人たちが木陰で涼んでいる。いやあ、それにしても暑いなあ。炎天下で船を待つのも暑いが、いい席を確保したいので少し早めに並ぼう。ほどなく水上バスが到着した。奥の座席エリアに入り、ほっと一息だ。
次はムラーノ島へ向かう。30分くらいで到着し、散策を開始。ここはムラーノガラスで有名なところなので、たくさんのお土産屋さんとそれに併設された工房があったりする。船着場からまっすぐ歩くと運河にぶつかり、このあたりにもお店がいろいろある。ぶらぶら見て歩くのも楽しいが、さっきのブラーノ島ほど街並み対する感動はないかなあ。でも帰り道でアクセサリーを見ていたところ、さーちゃんお気に入りのブレスレット発見(18ユーロ)。緑のムラーノガラスで、いい感じだ。一通り歩いたところで、そろそろ行きますか。
船着場に戻ると、ここからサンマルコ広場まで直通の水上バスがもうすぐ来る。これだと25分くらいで行くようなので、乗りましょう。各停の船だといろんな停留所に停まりながら行くのだが、この直通は本島から離れたところをぐっと走って一気にサンマルコ広場へと近づいていく。そろそろ傾いてきた太陽に向かって船は走る。途中、開拓中らしき島やリド島などを見ながら船は走り、最後にサンジョルジョマジョーレ島のそばを通って無事に到着。お疲れ様でした。相変わらずにぎわう広場を抜けて、一旦ホテルに戻ろう。部屋は涼しくて気持ちいい。しばらくすると、さーちゃんの携帯にメールが。ウルスラだ。昨日の話では本島からは出るようなことも考えてくれていたようだが、7時半にアカデミア橋で待ち合わせとのこと。そこならばホテルからも歩いて10分くらいなのでむしろ都合がいい。時間まで休憩して、では出かけますか。
少しは涼しくなってきたかな。ベネチアの大運河には大きな橋が四つ架かっているが、駅前にあるスカルツィ橋と真ん中にあるリアルト橋しか渡ったことがなく、河口近くにあるアカデミア橋は初めてだ。アカデミアというからには大学が近くにあったりするのかな。サンステファーノ広場に着くと、近くにある教会では今夜のコンサートの音合わせ中。石造りの建物は音がよく響いていい感じだ。さて、アカデミア橋に到着。ここは木製の大きな橋で、観光客の集まるリアルト橋とは趣が随分と異なる。たくさんの人がいるが、観光客はそれほど多くないのか少し落ち着いた雰囲気だ。いいですね。しばらくして時間になり、ウルスラ到着。それにしても時間をきっちりと守るイタリア人、まさに日本に関する仕事がうってつけということかな。今日は晩ごはんを一緒に食べるのだが、お店はウルスラセレクション。橋を渡り、狭い路地を進んでいく。もはや自分がどこにいるのかよくわからないが、数分ほどでお店に到着。
お店の外側にも席があり、そちらはもう満席。でも屋内のほうはまだほとんど空いている状態だ。中のほうが明るいし、涼しいし、何より煙くなる危険性がないので中にしましょう。席に着き、メニューを見る。今日のおすすめもあるので、どうしようかな。でも今日はウルスラがいるのでいろいろ聞いてもらいながら決められるので心強い。今日もいろいろ積もる話を交わしながら、まずはワインをオーダー。でもやっぱりハウスワインがいいよね。あとは魚介系をいろいろ頼み、ワインをいただきながらしばし待つ。
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しばらくするとウルスラの学生時代の友達という人がたまたま来店。しばしイタリア語での会話が炸裂していた。しかしこのイタリア語から日本語、しかも関西弁への変わり身がすごいなあ。頭の中はどうなっているんだろうね。さあ、最初の皿が登場。アサリとムール貝がたっぷり入っているぞ。さっそくいただくと、海の香りがたっぷりでうまい。ドブロフニクで食べたのと同じくムール貝は確かに小ぶりだが、その分味が凝縮している感じでおいしい。アサリもぷりぷりしていて、どちらもするする食べられます。続いてはパスタ。イカとカルチョーフィ、ホタテとピスタチオというどちらもちょっと異色の組み合わせだが、どちらもやっぱり海風味満載で、アルデンテな歯ごたえがとてもおいしい。やっぱり海のものはいいですね。それにしてもずっと海のものを食べているが、全く飽きることがないなあ。そして最後に来たのがメイン、これは今日のお勧めにあったもので、ヒラメのフォルナリーナスタイル。肉厚のしっかりしたヒラメと、海風味の移ったじゃがいもそしてトマト。日本人を代表して、これはしっかりきれいに取り分けましょう。少し観光スポットから離れたとところにあるお店だが、徐々にお客さんも増えてきている。地元の人に有名な店なのかな。ウルスラのおかげで、こういうお店に連れてきてもらえました。最後はやっぱりカフェでしめ、ごちそうさまでした(100ユーロ)。 | ||||||
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そうそう、今日はもう何度目なのかは分からないが、誕生日なのだ。ウルスラがいいスプマンテをプレゼントにくれました。スーツケースにがっちり詰めて、しっかり持って帰るからね。ありがとう! | ||