20110910 of 2011croita

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ボスニア・ヘルツェゴヴィナの古都モスタルへ日帰り。内戦から立ち直った街で平和への思いをはせる。

時過ぎに起床。今日はモスタルツアーに参加するので早起きだ。朝ごはんが7時からなので、ちょうどオープンと同時に入る。さすがヒルトン、明るくて広い場所にたくさんのビュッフェが用意されている。まあ今日はそんなに時間をかけられないので、ハムやチーズなどを中心にいただく。これだけでも取りきれないほどの種類があるんだけどね・・ごちそうさまでした。部屋に戻って準備をして、8時過ぎにホテルの駐車場までに行く。しばらくすると、大きなワゴン車が到着。中にはすでに何人かが乗っていたが、これが今日一日乗る車だな。最後列に場所を取る。

11091001.JPGヒルトンの朝ごはん
11091002.JPGさすがの充実
11091003.JPG今日は軽めで
11091004.JPG外が明るく気持ちいい
11091006.JPGクロアチア語で

の後もいくつかホテルを回り、最終的にはほぼ満席になった。では出発!ドブロヴニクの港に泊まる定期船や巨大な豪華客船を見ながら、海辺のドライブがスタートだ。しばらくはアドリア海に浮かぶたくさんの島々を見ながらのドライブ。塩で有名なストンの村などを抜け、40分ほどで到着したのが国境。ドブロヴニクは実は飛び地になっているので、一旦クロアチアを出国し、そのままボスニア・ヘルツェゴビナに入国する。

11091007.JPGイタリア・バーリ行きの船
11091008.JPG豪華客船
11091009.JPG海辺の村
11091010.JPG小さな島がたくさん
11091011.JPGクロアチアはここまで
11091012.JPG出国ゲート

してボスニア・ヘルツェゴヴィナ唯一の海に面した町、ネウムのドライブインにて最初の休憩。ここはスプリット~ドブロヴニク間を移動するたくさんの観光バスでにぎわっていて、カフェで休憩している人がたくさんいた。ここから見える対岸の島はクロアチア領で、島の側面に国旗の紋様が描かれている。このドライブインはスーパーマーケットが併設されているので、とりあえず水をゲットしましょうか。お土産になりそうなスープの素などもあるが、帰りに寄れればその時にでも。なので水だけゲットしておきましょう(4クーナ)。この後もしばらくは海沿いを走る。ホテルやビーチなどもあり、ここネウムはボスニア唯一の海としてリゾート地にもなっているようだ。10分ほど走ると、今度は再びクロアチアに入国。その後すぐに橋の工事現場が見えた。この橋が架かるとボスニアに入ることなくクロアチアがつながるのだが、資金難のために止まっているとのこと。

11091013.JPGドライブインからの眺め
11091014.JPG対岸はクロアチア
11091015.JPG地下にスーパーがある
11091016.JPG観光バスがたくさん
11091017.JPGボスニア・ヘルツェゴヴィナはここまで
11091018.JPGここに橋を架けたい

こからはぐっと内陸に向けて進んでいく。少し小高い丘を越えるのだが、広い平地を見下ろすと緑が広がっていて柑橘系の樹が立ち並んでいる。丘を降り、静かにゆっくりと流れるネトレヴァ川沿いを走る。ここをずっと走っていくと、モスタルに到着するというわけだね。そして3度目の国境に到着。少し手続きに時間がかかっていたが、最後は係の人がパスポートをちらっと見てそれでおしまい。うーん、スタンプくらい押してほしいのになあ。これで無事に、ボスニア・ヘルツェゴビナの人になったということ。これにて64か国目だ。

11091019.JPG緑が広がる
11091020.JPGモスタルへ
11091021.JPG再びボスニア・ヘルツェゴヴィナ入国

ばらく走ると、ポチテリという小さな村での休憩時間。ここは山の斜面にへばりつくように石造りのモスクや塔が建てられていて、独特の風景を作っている。クロアチアから少し入ったところに、もうこういったトルコ風の村があることがおもしろい。さて、歩きますか。日なたは暑いので、なるべく日陰を選びながらぐるっと回ってみる。静かでのんびりした村で、今まで知らなかったがこんなところがあるんだね。おばさんたちが干しイチジクやイチゴなどを紙に包んで売っていました。その後ワゴンは出発し、12時半ごろにモスタルの教会前に到着した。

11091022.JPGイスラム風のお土産
11091023.JPG石段を登る
11091024.JPGお土産やさん
11091025.JPG登ったところからの景色
11091026.JPG石造りの家
11091027.JPGモスクや塔

の教会が今日の集合場所になるらしい。まずは現地のガイドさんについて、およそ1時間ほど歩いて観光をする。最初に目についたのが、穴だらけの壁。これは内戦当時の面影を残すもので、穴は銃弾のあと。ほんの20年ほどまえにそんなことが行われていた事実を示すもので、その後も銃弾の跡はいろんな場所に見ることができた。ここモスタルは民族や宗教が複雑に絡み合ったボスニア・ヘルツェゴビナを象徴する場所として、当時壊滅的に被害を受けたらしい。少し歩くと、市街を見渡せる場所に来た。イスラム風のモスクが見え、クロアチアとはかなり違った様子が見える。そしてここから見えるのがスタリモスト。ネトレヴァ川にかかる橋は全部で6つあったらしいが、どこも破壊されてしまったらしい。それが次々と復興を遂げ、スタリモストはこのモスタルを象徴する場所として存在している。今では世界遺産にも指定されたこの場所では、橋から若者が23メートルも下の川に飛び降りるというパフォーマンスを行っているのだ。見ていると、ちょうど橋の上にマッチョな若者がいて、観光客からのチップが集まったらしく飛び降りていきました。ということは結構深い川なんだね。その後も何度か飛び降りた人はいたようで、そのたびに歓声が上がっていました。ここからは、市街地へと入っていく。狭い石畳の道沿いには、たくさんのお土産屋さんやレストランが並んでいる。

11091028.JPG銃弾跡が残る壁
11091029.JPG世界遺産の旗と国旗
11091030.JPGモスタル近景
11091033.JPGお店がいっぱい
11091031.JPGスタリモスト
11091032.JPG街を散策

スニア・ヘルツェゴビナは、一連のユーゴスラビア紛争の中スロベニア・クロアチア・マケドニアに続いて1992年に独立を宣言。その後セルビア・ムスリム・クロアチア各民族が対立し、セルビア人側が分離独立を目指して3年半以上にわたって戦争になった。そして1993年の11月に、クロアチア勢力側によってスタリモストは破壊された。紛争は1995年に終結し、2005年にスタリモストと周辺旧市街が世界遺産に登録された。そんな歴史から、橋のたもとには、「Don'tForget93」の文字か書かれた石が置かれている。ほんの少し昔に戦争を経験したこの街から発せられるメッセージとして、重い意味を持つものだ。あの戦争は89年にユーゴスラヴィアを含めた東欧の旅を終え、その後東欧各国が次々と民主化の蜂起を行ったなかで起きた出来事だったので、とてもショックに感じたことを覚えている。今こうして平和を取り戻した街には、やはりどうしても訪れてみたかったのだ。一日ツアーという形だが、こうして来ることができてよかった。

11091034.JPG90年代のユーゴスラヴィア
11091035.JPG平和へのメッセージ
11091036.JPG橋を渡ろう
11091037.JPG橋からの眺め
11091038.JPGモスクが見える

タリモストは、石造りでそれなりに角度があるので気を付けないと滑るかも。橋の頂上からは、美しいネトレヴァ川が見える。そうか、ここから飛び込んだのか。結構高いぞ。まあこんなことができるのも、平和だからこそだね。橋を渡るとオールドマーケットというエリアで、ここもたくさんのお店が並んでいる。そこをしばらく行ったところがガイドの終点。お疲れ様でした。

11091040.JPG橋はここまで
11091041.JPGオールドマーケット
11091042.JPG橋の眺め
11091043.JPGボスニアビールで乾杯

れにしても暑い。来た道をぶらぶら歩きながら、お土産をみてみる。何か記念になるものはないかな。あまりピンとこないなあと思いながら歩いていると、橋まで戻ってきた。時間もあまりないので、その先にあるレストラン・シャドルバンに入ろう。民族衣装のお姉さんがかわいいしね。10分ほど待つと席が空き、とにかくまずはほっと一息だ。フレッシュジュースとボスニアビールをいただきましょう。少し苦みのあるビールがうまい。一皿がかなり大きそうなので、ピエスカヴィツァというピタとキョフテのような一品と、グリーンサラダを注文。しばらくして出てきたものは、やはりなかなかの巨大サイズ。でもたっぷりの野菜とスパイシーなキョフテが昨日までの魚介中心とは雰囲気が違っておいしくいただきました。こんなところも文化的な違いが見えるというものです。ごちそうさまでした(15ユーロ)。

て、もうあまり時間がない。集合場所に戻りながら、何か記念品がないか見て歩く。今一つピンとこないなあと思いながらほぼあきらめていると、おそらくここが最後のお店だろうというお土産屋さんで橋の小さなフィギュアを発見。造りもまともだし、これにしますか。わずか1.5ユーロの買い物だが、ちょうどいい記念になりました。

11091044.JPGピエスカヴィツァ
11091045.JPGグリーンサラダ
11091047.JPGおいしい!
11091048.JPGお店の前で

15時過ぎに教会前の集合場所に戻ると、少ししてワゴンが到着。ツアーの参加者も戻ってきたようだ。さて、では出発だ。短い時間ではあったが、モスタルに来られてよかったな。帰りは疲れていてうとうとしていたせいか、クロアチアとの国境にはずいぶん早く戻ってきたように感じた。無事に本日4回目の国境を越え、ネトレヴァ川沿いを走りそして丘を登る。きれいな緑を楽しんでいると、車が急に止まった。何やら通行止めになっているようで、ずっと前の車まで動く気配がない。そうこうしているうちにパトカーや救急車がやってきて、何事かと思っているとどうやら事故があったらしい。30分は経っただろうか、ワゴンが動き始めてしばらくすると道の真ん中で車がひっくり返っていました。どうすればこの道でこうなるのか・・・とにかく無事に通れてよかった。この後は遅れた時間を取り戻すべく、かなりのスピードアップ。そんなにあわてなくてもいいんだけどね。まあとにかく安全第一でお願いします。

11091049.JPGクロアチア人墓地
11091050.JPGブドウ畑の向こうはモスタル空港
11091051.JPGネトレヴァ川沿いを走る
11091052.JPG車が止まった
11091053.JPG警察が通る
11091054.JPG事故か・・・

沿いの道に戻ってきたぞ。この時間帯は傾いた太陽が海を照らしていて、行きとはまた違った美しさ。またもボスニア・ヘルツェゴビナに入国し、再度ネウムに到着。行きにも止まったドライブインで最後の休憩だ。ではせっかくなので、スーパーでスープの素など買いましょうか。お土産用にもちょうどいいしね(122クーナ)。そして本日6回目の国境を越えをして、クロアチアに戻ってきたぞ。たくさんの島々を見ながら海沿いを走り、ドブロヴニク市街に入った。朝の豪華客船とはまた違った客船が停泊していたが、これはきっと今日の夜出航するんだろうね。次はベネチア、シチリアかマルタあたりかな。それにしてもこの船は何人乗れるんだろう。ウォータースライダーまである船って、いつか乗れたらいいけれど・・・ワゴンは旧市街へと入り、最初にヒルトン前に到着。我々はここまで、みなさんお疲れ様でした。結局予定の18:30に戻ってきたぞ。部屋に戻り少し休憩、いやいや、暑さのせいもありちょっと疲れたかな。でも楽しかったです。

11091055.JPG光る海
11091056.JPGネウムに入った
11091057.JPGここはリゾート地
11091058.JPG不思議な海岸線
11091059.JPGそろそろ到着
11091060.JPG豪華客船
11091061.JPG夕闇が迫る

が暗くなってきた頃、では出かけますか。城壁内は今日もにぎわっている。今日はメインの通りから一本右の通りを行ってみよう。この通りにもいろいろお店があるので、見ながら歩く。すると、とあるお店でドブロヴニクの街並みを表したフィギュアを発見。大きさもちょうどいいし、これにしましょうか(49クーナ)。モスタルの橋とセットで、いい記念ができました。さて、晩ごはんだ。まだまだ食べたいものがあるので、昨日と同じお店にしましょうか。昨日と同様に何組か並んでいたが、このくらいならばすぐに来るはず。予想通り10分ほどで案内されたのだが、なんと昨日と同じ席。100席はありそうなのに、すごい偶然だなあ。景色を変えるためにさーちゃんとは場所を反対に。するとまあちょっと気分も変わるかな。今日はムール貝のワイン蒸しとイカのグリル、そしてハウスワインの白をいただく。まずはワインで乾杯だ。うーん、うまい。今日の一日を振り返りながら、ワインを楽しむ。しばらくして登場したものは、昨日よりはずっと巨大な鍋。とはいえムール貝なので、実はほとんど貝殻なんだけどね。季節がら貝の身はかなり小ぶりだが、その分味が詰まっている感じでおいしいです。イカは思ったよりは小さなイカではあるが、それが10匹ほどグリルされて鍋に入っていた。新鮮でおいしいイカが、ワインともいい感じ。ご機嫌に食べていると、意外とあっさりと完食しました。

11091063.JPG今日もワイン
11091064.JPGムール貝のワイン蒸し
11091065.JPGイカのグリル
11091066.JPGロジャータとエスプレッソ

う少し食べられるので、デザートにロジャータというクロアチアのプリンをいただく。しっかり目のプリンで、意外と甘さ控えでおいしいぞ。隣のテーブルにいた香港人カップルの写真を撮ってあげたりしながら、エスプレッソとともに、締めにいい感じです。ごちそうさまでした(250クーナ)。

後に街を歩く。それにしても、老若男女みんな片手にジェラートを持っているのがすごい。とてもそんなには食べられないです・・・昨日も買ったクラシュチョコの店で、もう少しお土産を追加。かなり大量になるが、今回は長めの休みをいただいているものでね(197.9クーナ)。夜のドブロヴニクはこれで見納め、しっかりとその夜景や雰囲気を楽しむ。この時間帯は涼しくて本当に気持ちがいい。ホテルに戻ると、今日は疲れたのかすぐに寝てしまいました。

11091067.JPG城壁と月
11091068.JPGプラツァ通りも見納め
11091069.JPGヒルトンホテル