6時前に起床。昨日は結局夜ごはんと食べていないのだが、空腹感に悩まされることもなく朝を迎えることができた。ちょうどいい感じの空腹感で、やっぱり夜を控えてよかったね。シャワーはここも相変わらずパワーがないが、なんとか浴びて準備をし、7時半の朝ごはんに向かおう。ここはちょっと高めの朝ごはんだが、その分サラミやチーズ、パンの種類など充実している。もうクロワッサンという気分でもないし、ハード系のパンと自分で切る生ハム、チーズやサラミなどをいただきますか。それにしても、朝の空気は本当に気持ちがいい。プールサイドでののんびりとした朝ごはんは、まあ高いだけあるかもね。ヨーグルトやフルーツなどもいただき、ごちそうさまでした。部屋に戻り、荷造りなどを行う。
さて、10時を過ぎた。このくらいになればお店も開くかな。というわけで、ホテルをチェックアウト。フロントの人も愛想がいいし、広くてゆったりしたホテルだし、ここの問題は本当に水回りだけだなあ。なんとか改善してほしいものです。さて、荷物は車に積んで、街歩きにスタート。
|
この時間はまだ日差しもやわらかく、お店もようやく開き始めた時間帯で、快適に散策ができる。明るい色合いの生地やコットン、ロクシタンのお店などいかにもプロヴァンス。それにしてもお土産屋さんのお店先には必ず巨大なセミがいるなあ。ここは避けながら歩いています。食材屋さんがあったので入ってみる。いろんな種類のジャムやはちみつなどがあるが、ここでは昨日シャトーでいただいたクレモンティーヌのジャムと、タプナードの小瓶がパレットの形になったものをゲットしますか。プロヴァンスらしい食材ですね。もう少し散策してみよう。チーズ屋さんがあり、外から見るとどう見てもシェーブルだらけ。お客さんが入るときに、店内からかなりのシェーブル臭が漂ってきました。そりゃこれだけあればそうなるよね。その先にはスーパーを発見。毎日開いている書いてあるが、昼の時間はしっかりシェスタを取るようだ。お国柄ですねえ。ここでは水を2本ゲットしましょう。ざっと散策はできたかな。では車に戻りますか。 | ||||||
少し暑くなってきたかな。ではドライブ出発しましょう。まずは昨日近くまで行った、レボードプロバンス(以下レボー)へと行こう。途中までは昨日と同じ道を走るのだが、よく見るとこのあたりのワイナリーは昨日のランチに飲んだワインの名前。やはりその土地のワインを飲んだということですね。途中の道で昨日とは違う方向に曲がると、突然目の前に巨大な岩山が見えてきた。そしてゴールはこの上にあるようで、どんどんと登っていく。すると城壁の入り口があり、その近くにちょうど空きスペースを発見。無事に駐車することができました。今はまだ影になっているしね。
さて、では街あるきを始めますか。ここレボーは岩山の上に築かれた城壁の街で、中世の南フランスでは強い勢力を誇っていたらしい。今では住んでいる人は少ないようだが、たくさんの観光客を引きつける魅力を残しているようだ。石造りの門を入り、石畳の道を歩く。プロヴァンス特産の石鹸を体験できるところがあったり、たくさんのお土産屋さんが並んだりしている。奥に入っていくと石造りの教会やチャペルなどがあり、昔の生活がしのばれる。
|
街の奥には城跡があり、そこは有料だが入ってみよう。中は丘の上の広場のようになっていて、昔の大砲などの武器がオープンエアに展示されている。これはどうやって使うんだろうなあ。説明を見ると、石を飛ばしたりするような武器のようだ。遮るものが無いので日差しがキツイが、歩いてみよう。少し開けたところからの景色を見てみよう。たくさんのオリーブ畑やブドウ畑がずっと広がっており、南フランスの豊かな様子が見える。ここにいると風を感じられて、そのときは少し爽快な気分になる。ここからはなだらかな坂になっていて、その向こうにはかなり崩れているが城砦が残っている。こんな見晴らしのいい、それでいて下からは攻撃しにくい場所にこれだけの規模の城を造ったわけで、レボーがいかに力を持っていたかが偲ばれる。城砦は上の方まで登れるようだが、あまりに暑いのでそれはパス。じっくり見て楽しみましょう。 | ||||||
城を出ると、そろそろ13時。次の街でお昼をと思ったが、ちょっと時間的に厳しいのでここでいただきますか。テラス席で景色を見渡せるお店があったので、そこに入る。ちょうどテラスの2人席が空いていたのでラッキーだ。さて何にしましょうか。昨日は昼しっかり食べすぎたので、今日は抑え目に。ということで羊のステーキと、鴨のグリル。お酒は飲みたいところだが、今日も暑い中移動するので冷たいガス入り水にしましょう。羊の肉はやわらかめの赤身で、十分おいしいぞ。鴨のこういうグリルはあまり食べたことがないが、コクのある鶏肉といった感じでうまい。付け合せのマッシュポテトがすごい量だが・・・岩山の景色を見ながらランチを楽しみ、今日はデザートはいりません。ごちそうさまでした。
さて、お店を見ながら戻ろう。途中、食器を売るお店に入る。赤やオレンジ、黄色や緑といったプロヴァンスカラーを使ったお皿やボウル、ピッチャーなどいい感じのものがたくさんある。割れ物なのであまり大きいものは変えないが、オリーブをデザインした小ぶりのボウルを買いましょう。これなら普段使いでいい感じだね。入り口の門まで戻ってきた。このすぐ前にお菓子のお店があり、入るとまずはこのあたりのクッキー、ナベットの試食をいただきました。うん、おいしいクッキーだが、こうしてそのまま積んであるんだね。日本に持って帰ったらあっという間に湿気を吸って食感が変わってしまいそうだけど・・・奥にはチョコレートがたくさんあり、オリーブの形をしたものもある。これも試食をいただくと、要するに糖衣したチョコですね。これなら手軽にお土産になりそうなので、2種類買ってみる。きっと味はおなじかもしれないけれど・・・レボーでの楽しい散策はこれにて終了。駐車場代を払い、出発しますか。影の向きが変わったせいで、車の中は結構暑くなっていたが・・・
次の目的地はリュベロン地方のゴルド。約1時間ほどのドライブだ。ブドウ畑の中を車は快調に走る。ただ、なぜか妙に細い道を走らされたりするのはなんでだろう。とはいえ道がわからないし、方向的には間違ってなさそうなのでナビ様のおっしゃる通りに走るんだけどね。走る道すがら、サクランボや桃、はちみつなど直売所があるのは日本と同じですね。立ち寄ってみたいところだが、先を急ぎましょう。
そろそろゴルドが近づくころ、道がきれいになってきた。ここも岩山の上にあるような村なので、坂道をどんどん登っていく。かなり登ってきたと思ったら、目の前に突然ゴルドの街が現れた。岩山にへばりつくように立つ村、不思議だなあ。村まで数分程度歩くところに駐車場があるので、そこに無事止めることができました。では暑い中を歩いていき、ゴルドの中心に到着。ここはなぜかアジア系の旅行者が多くいるぞ。たまたまツアーのタイミングかなあ。広場に面したところにあるのがはちみつやさん。いろんな大きさの瓶が売っているが、大きくても10ユーロ程度とものすごく格安だ。とはいえそんなに食べるわけではないので、小瓶を4種類買ってみましょうか。シャトーヌフデュパプでのはちみつもおいしかったし、それと似た感じの色の組み合わせでゲットしました。これをパンやヨーグルトで味わうのが楽しみだな。では街歩き開始。少し歩くと、ビューポイントはこちらといった標識があったのでその通りに進んでみる。すると、この城塞の村から周りの景色を見下ろせる場所に出てきた。これはすごいなあ。オリーブ畑やブドウ畑はよく見るが、ところどころ紫色の場所がある。あれはラベンダーだな。なんとなくイメージでは、もっと広範囲にラベンダー畑があるのかと思っていたが、そういうよりもところどころにある感じなんだね。ここに来るまではどこにも見えなかったし・・・しばらくゴルドを散策し、次はラベンダーを見に行きましょう。
その目的地はセナンク修道院。ゴルドからは標識に従って行くのだが、まだまだ登っていくのね。数分ほど登ったところで、ようやく下り坂だと思ったら、眼下に突然紫に広がる畑が見えた。あそこだな。そこに向かって降りていくと、駐車場の入り口にはたくさんの車が待っていました。まあここはそんなに長居しないだろうから待とうと思ったら、その後は意外とスムーズに入ることができました。大型バスか何かがうまく入れなかったのかな。さて、では修道院に向かいますか。それにしてもここはゴルド以上にアジア圏の人が多い。おそらくほとんどが中国系だが、ちょうど観光バスが到着したタイミングなのかまあみなさんにぎやかに旅を楽しんでいらっしゃる。まあいいんだけど、どこの国にいるのかわからなくなるなあ。修道院のところに着くと、その前にラベンダー畑があり、いい感じの写真を撮ることができる。でもちょっと時期を過ぎているかも・・・きっと半月くらい前であれば、もっとみずみずしいラベンダーが満開だっただろうな。今はちょっと乾燥した感じもあるし、少し花の広がりがなくなっているように気がする。まあその分ひまわりが満開なわけで、これはどうしようもないけどね。なにやら騒がしい雰囲気の中、いろんなアングルでの写真を撮り楽しみました。ではそろそろ行きましょうか。
ここからは今日の最終目的地、アプトへと向かいましょう。いつのまにやら標高の高いところまで来たようなので、ここからしばらくはずっと下り坂。途中、巨大で平たい岩山が見えるが、あればなんなのだろう。そんな景色を見ながら車は快調に走る。途中ルシヨンという村の近くを通るのだが、ここは顔料の原料となるオークの産出地。そんなこともあって、ゴルドなどの同じく岩山なのだが色が赤いのだ。なんだか不思議な景色だなあ。このリュベロン地方は、小さな村がたくさんある。どこも魅力的なのでいろいろ周ってみたいのだが、いかんせん今の季節は暑すぎ。春や秋の気候ならばもっと快適に周れるだろうな・・・でもその時期はラベンダーもひまわりもないし、うーん難しいところ。でも次はそんな季節に来てみたいね。さて、そろそろアプトに着く。割と大きな町の感じになってきたぞ。カーナビに通りに進むのだが、最後にホテルに着くのがかなり迷ってしまった。近くまでは来ている筈なのに・・・でもなんとか到着。ホテル前の広い駐車場に車を停め、お疲れ様でした。
ホテルに向かおうと荷物を出すと、なんとレボーで買ったばかりのチョコレートが溶けている。せっかくのお土産用なのに・・・ショック。もっとカバンの中に入れ込めばよかったかなあ。またどこかでお土産は買いましょう。さて、今日のホテルはAuberge de Luberon。こじんまりとした、いい感じのホテルだ。なんともカジュアルで人のよさそうなフロントの兄ちゃんに案内され、部屋へと入る。少しクラシックな雰囲気の、かわいい部屋ですね。今日も暑い中いろいろ動いて疲れたし、夜ごはんはホテルでいただくことにしよう。それまでは部屋でのんびり過ごしますか。このまま少し寝るのも気持ちがいい・・・
7時を回った。そろそろごはんへ行きますか。下のレストランに行ってみると、一番乗りでした。さて、どうしようかな。前菜とメインのコースがあるので、その中で選びましょう。ワインはLuberon地方のビオワインのロゼをいただく。これはとてもおいしいワインだ。さて、前菜が登場。Croustillantってなんだと思ってたら、ヤギのチーズとオリーブのペーストを薄い皮で包んで焼いたもの。皮の香ばしさと、温かくなったチーズのコクと、タプナードの塩分とでいい感じになっている。確かにヤギチーズの香りはかなり漂うので嫌いな人には厳しいかもしれないが・・・もうひとつはRougetという魚で、イタリアンのメインの一皿といっていいほどのおいしさとボリューム。ちょっとこういう味には飢えていたかもしれないね。どちらもロゼワインにはよく合います。そしてメイン、これは鴨のはちみつソース。たっぷりの鴨の切り身が出てきたのだが、これにかかっているはちみつソースが絶品。甘目ではあるがしつこすぎず、はちみつの香りとコクがうまく出ていて、それが鴨の身とよく合うのだ。これは実にうまいし、まさにロゼワインには絶好の相性で、まさにプロヴァンスを楽しんでいるように感じる。付け合せの巨大な芋もこのソースによく合うし、ひょっとしたらスイーツ代わりになるかもしれないなあ。
途中でひと組入ってきたが、結局今晩はふた組だけだったかな。ゆっくりワインを楽しみ、ごちそうさまでした。アプトというほとんど情報の無いところに来て、カジュアルなホテルに泊まっていただく絶品料理、こういう出会いが楽しいですね。部屋に戻り明日の情報収集など行おうとしたら、なぜか一撃で眠りに落ちていました。体がプロヴァンスの日差しに疲れているのかな・・・とはいえ実質的には明日で終わり、もうひと頑張り気合を入れていきましょう。


20130711