今日は6時過ぎに起床。もう時差ぼけもないかもしれないなあ。シャワーを浴びて準備をして、8時半ごろに部屋を出る。昨日買ったジャムなどがスーツケースに入っているので、かなり重くなっている。エレベーターは相変わらず故障中だが、荷物用のエレベーターが動いているのでそちらで移動。チェックアウトを済ませ、では行きますか。ここから駅までは道なりにまっすぐだ。途中朝ごはん用のサンドイッチをカフェで買い、ひたすら駅へと進む。がたごとの道がスーツケースには厳しいが、何とか9時過ぎにニース駅に到着。
ニース駅前は工事の真っ最中だが、近い将来このあたりもきれいになるのかな。完成図が大きく出ていました。さて、行き先掲示板を見ると、これから乗るTGVには特に遅れは無いようだがまだホームがわからない。そのせいもあって、改札前は人がたまっている。こんなところもうまく改善できればいいのにねえ。キオスクの本を見たりしながら時間をつぶしたりしているうちに、掲示板にホームが表示されました。すぐ目の前のAホーム、階段を使う必要がないのでラッキーだ。もうすでに到着しているTGVに乗り込み、ほっと一息。定刻の9時34分になり、TGVはアナウンスもなくゆっくりとニース駅を出発した。
出発後しばらくして、左手には青い海が見えてきた。この路線はカンヌ、トゥーロンと海辺のリゾートエリアを走るのだ。TGVにしてはあまりスピードは出ていないようだが、このあたりは専用線路ではないので仕方ないのかな。山形新幹線みたいなものですね。さて、では朝ごはん。さっき買ったサンドイッチだが、ハムやチーズ、ピクルスや卵などたくさんの具が入っている。若干の食べにくさはうまく工夫して、とにかくパンそのものがうまい。やっぱりフランスはパンがうまいねえ。じっくりと味わいながら、サンドイッチを完食。とりあえず朝はこんなところでごちそうさまでした。さて、TGVは途中の駅で人が乗ってくるので、トゥーロンを出るころにはほぼ席が埋まっている状態。そんな中、いろんな場所で携帯の着信音が大きな音でなるわ、それに出て延々しゃべり続ける奴もいれば、とにかく電話については世界統一運用がなかなかできないのかあ。ちょっと自由すぎる感じがします。人目があまり気にならず、人のことも気にならずという文化なのかなあ。
さて、そろそろ到着かなと思う頃、アナウンスが入った。と思ったら本当にすぐに到着し、あわてて降りることになりました。定刻よりも数分遅れたくらいで、アヴィニョンTGV駅に到着だ。ここは天井の高い何とも印象的なデザインの駅。ここから今日の目的地、アルルまではAutocarという車で移動することになる。広い駅前にはバスの乗り場があり、そんな中にアルル行きのバスを発見。これですね。早速乗り込み、定刻12:45にスタートだ。
|
車窓にはフランスの大地が広がる。少しの間高速を走り、そのあとは田舎道を走る。しばらく走ると、突然見えたのがひまわり畑。すごい、満開だ!ちょうどいい時期だとは思っていたが、黄色い花が太陽に向けてたくさん咲いている。これはいい景色だなあ。途中タラスコンという駅に停まり、多くの人が乗ってきた。このあとアルルまでの道は、そこかしこにひまわり畑が広がっている。今日は14:30からひまわりの中を走るひまわり列車に乗る予定なので、こんな満開だとすごい景色だろうな。バスはアルルにほぼ定刻の13:35に到着。ちょうどいい。すぐ目の前にアルル旧市街の城壁があるので、中に入る。しばらく行くと広場があり、そこに面したBelvedereホテルが今日の宿。早速チェックインだ。部屋は3階だが、ここはエレベーターがないのね・・・頑張って登り、部屋に到着。大きなベットのあるゆったりした部屋で、広場が一望できる。これはいいですね。ただなぜかハエが飛び交っているので、何匹かはたたきつぶし、残りは携帯用ベープでもつけておきますか。 | ||||||
さて、何はともあれまずはひまわり列車。アルピーユ鉄道というもので正確な時間は実はわかっていないが、いろんなHP情報だとおそらく毎日10:30と14:30のはず。今日は絶好の天気でもあるし、まずは向かいましょう。さっき通った道を戻り、国鉄の線路沿いを行く。本当にこんな道?と思うような道を行くのだが、それは事前にブログで確認済み。そしてしばらく行くと、アルピーユ鉄道の看板があり、オープンな観光用の車両がありました。ここだな。とはいえ、人の気配が全くない。14:30ならあと10分ちょっとなので、ほかに人がいてもいいし受付のようなものがあってもいいと思うのだが・・・と、あたりを見渡していると2人のおじさん発見。ちょっと聞いてみますか。すると・・・このアトラクションは昨年で終了し、もうやっていないとのこと。えっ、どういうこと?やってないって、やってないってことですか?曜日運航で今日はないとか13:30に出たとかはありえると思っていたが、まさか運行すらされていないことは想定していなかった。いろんな人のブログには絶賛されていたし、海外のサイトもいろいろあったのに・・・最新情報だけが入手できていませんでした。これは残念、残念すぎる。
一応念のために、アルル駅にあるツーリストインフォメーションにも行ってみる。でも答えは同じ、もうやっていないと。うーん、アルルに来る目的はほぼこのひまわり列車といっても過言ではないのに・・とにかく残念。とはいえ仕方ないので、あす以降のレンタカーの旅でひまわり畑にはどこか立ち寄るようにしよう。すっかり気が抜けたところで、おなかがすいた。広場に戻り、いくつかあるカフェを物色。オープンエアのお店に入りますか。今日は久しぶりに肉だ食べたい気分かな。ということで牛と羊をそれぞれ選び、まずはロゼワインで乾杯。気の抜けた体にワインがしみるぜ。店内からはお肉を焼く音が聞こえていたが、しばらくしてそれがやみ、料理が運ばれてきました。肉と野菜とフレンチフライ、定番ですね。赤身のしっかりしたお肉がおいしいです。まあ列車に乗れなかった分、ゆっくりお昼が食べられてよかったかな。それにしても暑いので、街散策は夕方にするとしてしばらく部屋でゆっくりしますか。広場にはちょっとしたステージがあり、そこでギターの人が何やら練習している。このあと何かあるのかなと思いつつ部屋で昼寝をしていると、突然の音楽スタート。おじさんのバンドが歌をはじめ、ギャラリーがたくさん集まっている。部屋からは特等席のように見ることができるが、いかんせん知っている曲はないし音は大きいし、今一つ興味の持てない感じだなあ。
|
もう夕方になったし、街歩きに出ますか。外に出ると、さらに大きな音だなあ。今はいいが、夜も何かやるのかな?あまり遅い時間は勘弁してね。さて、その広場を抜ける道が2本あるのだが、そのどちらからも前に巨大な闘技場が見える。だまし絵のある家を見ながら、少しずつ歩いて行こう。近づくにつれて、その大きさが実感できる。少し高くなったところにあるので、見下ろされるような威圧感を感じつつ闘技場前に到着。これはでかいぞ。ここアルルの闘技場は、当時は2万人が収容可能で直径が136メートルとフランスでは最大らしい。ここでは猛獣と人間の血なまぐさい戦いが何度も行われたのかなあ。いかにもヨーロッパの古い町、という感じですね。この時期は闘技場にていろいろとショーが行われているようで、よくは分からないが馬術のショーなどがあるようだ。どんな感じなんだろうね。機会があれば見て見たいものです。 | ||||||
そんな雰囲気を醸し出すのがもう一つ、古代劇場だ。紀元前1世紀くらいのものらしく、当時は1万人を収容する劇場だったらしい。今は中で何やら準備中で、ショーかコンサートでもが行われるのかな。この時期の南仏は毎日いろんなところで音楽イベントをやっているそうです。石畳の街をぶらぶら歩く。
そして到着したのがレピュブリック広場。中央にあるオベリスクと広場に面した石造りの建物、いかにもヨーロッパの古い街という風情だ。クラシカルな市庁舎と、その向かいにあるのがサン・トロフィーヌ教会。静かな広場の中で、なにやら存在感のある建物だ。アルルってかなり古い町なんだなあ。
さらに歩くと、カフェがたくさん集まる広場に来た。ここはフォーロム広場という場所で、その中の一つが、ゴッホの絵のモデルともなった、あの有名な夜のカフェ。確かに黄色い外観がその絵を彷彿とさせる。すぐ隣にもカフェがあるのであの絵と同じ構図では見れないが、でもなかなかいい感じのカフェですね。お昼が遅かったのであまりおなかはすいていないが、今日はこのカフェで過ごす目的もあり、軽く何か頂くことにしましょうか。ゴッホのサラダとやらと、プロバンス盛り合わせとやらを頼み、ここではビールで乾杯しましょう。やっぱり日は傾いても暑いなあ。冷たいビールは喉にしみわたります。しばらくして運ばれてきたのは、巨大な一皿。ゴッホサラダはハムにいろんな野菜、卵に生ハム、リンゴにオレンジといろんなものがどっさり乗った一品。食べごたえがあるなあ。プロバンス盛り合わせはナスにトマト、パプリカと夏野菜の宝庫。どちらもおいしいし、野菜がたっぷり食べられていいですね。日は落ちたが、まだ暗くなるには早いし、この際もう少しこのあたりで楽しみたいのですぐ近くのカフェへと移動しますか。お会計にやたらと時間が掛かるのはもう慣れたかな。レジで払う日本の会計システムが早くも懐かしい・・・
すぐ近くにあるカフェに入る。こちらはほぼ満席でにぎやかだが、なんとか席をゲット。メニューをもらうという行為が入ると注文に時間がかかるのは仕方がないが、メニューをしっかり見たいよね・・・ここではロゼワインの小さなピッチャーと、サラミとチーズ。どんなのが来るかな。するとサラミはこれは一本分か?というくらいの量が来た。切り方もざっくりしているので、妙に分厚かったりしているが、味はうまいぞ。チーズは一つはシェーブル、あとはカマンベールとウォッシュの間のようなものと、パルミジャーノっぽいがちょっと違うかな、と思うようなもの。結局よくわからないのだが、どれもおいしいです。二日続けてシェーブルを食べているが、やっぱりこちらで食べるとみずみずしい感じがおいしいなあ。少しオリーブオイルをかけるとまたいい感じ。 ワインが進むのはいいのだが、問題は蚊。とにかく蚊が寄ってきて、落ち着いて食べられない。本当ならばこのあと赤ワインでも行こうと思っていたが、ちょっともうどうしようもないのでここまでにしよう。他の人はどうなんだろう、柔肌日本人は狙われやすいのか、他の人たちは気にしてないのか・・・ベープは今部屋で働いているが、戦うべきは部屋のハエより今の蚊だよなあ。虫よけスプレーもあるのに部屋に置いてきたのが残念。では行きますか。
ゴッホのカフェは夜の中、絵と同じような光を放っている。隣のカフェが目立つので同じような構図では写真が取れないが、なんとなく雰囲気が分かるように撮ってみる。いい感じだね。ひまわり列車に乗れなかったのは残念だが、その分アルルで少しゆっくりできたのでよかったかな。ホテルに戻りますか。にぎやかなエリアを外れると、急に人通りがなくなる。暗闇に浮かぶ円形競技場の迫力を感じながら、ホテルに戻る。
もう玄関が閉まっているので、暗証番号を入れて中に入る。部屋に入ると、さっきまでいたハエはベープパワーで消えたかな。おやすみなさい・・・


20130708