7時起床。外を見ると、すっきりと晴れ渡っている。これは気持ちがいいなあ。ところで部屋の時計がなぜか1時間進んでいて、パパママは間違えて1時間早く集合場所に行ってしまったらしい。3部屋ともそうなので、何でだろう?これではイタリアやフランスの時間をさしていることになるのだが、これだけに頼ると間違うよね。さーちゃんがイタリア語でフロントで確認し、テレビでも時間を確認し、間違いなく9時になったので今度こそ集合時間。ロビーに集まり、朝ごはんへと向かう。ここのビュッフェもいろいろあっていい感じだな。6人テーブルを作ってもらう。思ったより人が少ないのでゆったりできる。まずは絞りたてのオレンジジュースで喉と体を潤し、そして冷たいものシリーズ。オリーブやアンチョビは塩辛いので、野菜と一緒に食べるとちょうどいい。ハムやチーズもうまいね。続いては温かいものシリーズ。赤い煮込みがチュニジア風かな。これは辛くはないし、スクランブルエッグとともに食べるといい感じ。ゆったりした朝ごはんはいいものです。デザートにヨーグルトをいただき、ごちそうさまでした。アンケートを配られたので、食事や部屋はいいがチェックインが遅すぎ!と意見しておきました。部屋に戻って荷物をまとめ、10時半にロビーに集合。チェックアウトして、荷物を預けて身軽になる。
さあ、出かけましょう。まだ朝ということもあって、やっぱりかなり涼しいなあ。通りは賑やかなのだが、今日は平日、なのに朝からたくさんの人がカフェで寛いでいるのはなぜ?ちょっと不思議な光景だ。少し歩くとトラムのターミナル・バルセロナ駅に到着。なんでバルセロナなんだろうね。ここでバルドー駅までのチケットを買い、トラムに乗る。車内は地元の人でわりと混みあっているね。トラムなので駅との間隔は短い。8番目で降りればいいのだが、ほとんどの駅では車内からは見えにくいところに表示があり、駅名がわかりづらいなあ。あとアラビア文字だけの看板もあり、それは勘弁してほしい・・・
車内が少しすいてきたところで、バルドー駅に到着。ここから少し歩いたところにあるのが、モザイク画で有名なバルドー美術館だ。敷地内で工事が行われているようで入り口までの道はちょっと雑然としているが、観光バスも結構来ているようだ。チケットを購入して中に入ると、大きなモザイク画があった。欠けている部分はあるものの、石の色を組み合わせて人や魚、鳥や船などを表している様子が興味深い。理屈は単純だが、ローマ時代にここまで精巧なものが作られていたのはすごいなあ。
2階にあがると、大きなモザイク画があった。これらはチュニジア各地から発掘されたらしいが、いったいどんな状態だったんだろう。こんな巨大なものをこうやって展示できるようになるにはかなりの修復を行ってるんだろうね。それにしても、古代ローマの文化はすごいなあ。隣の部屋には修復中だがさらに大きなモザイク画があった。布がかけられているのでちゃんと見えないのが残念だが、なんとなくは見えるかな。ちょっとタイミングがよくなかったのか今は入れない部屋も多く、実は有名どころがあまり展示はされていなかったが、なかなか見ごたえのある美術館でした。美術館の向かいにあるお土産やさんで絵葉書や写真集などをゲットし、では行きますか。
帰りもトラムに乗る。郊外からだし時間的にも行きよりはすいていると思ったら、これがかなりの満員電車。これは予想外だなあ。なんとかがんばって乗るが、荷物には気をつけてね。それぞれの駅で多少の乗り降りはあるもののずっと混んでいる状態で、しかも一つ手前のリパブリック駅では大きな荷物や車椅子の人まで乗ってきて、それはもう大変な状態。目的地のイブン・ラシド駅で何とか降り、お疲れ様でした。ここから少し歩くとホテルのある大通り、ハビブ・ブルギバ通りに到着。
そろそろお昼ごはん、今日はホテル近くにある定食屋のCapitalsへ行きましょう。通りに面したビルの2階にあがるとそこが目的地、お昼時は少し過ぎたもののかなりにぎわっている。6人席を作ってもらい、さて何にしましょうか。ここは前菜とメイン、デザートとミントティーで一人6.5ディナール、日本でいうとワンコインランチ。これはかなり安いぞ。それぞれ好きなものを選び、まずは前菜がいろいろ出てくる。ブリックは中がホクホク外がぱりぱり、半熟卵がいい感じでうまい。スープドポワソンは思ったほどは魚の感じはないが、パンが進んでいい感じだ。マグロとトマトのサラダはまあ見たまんまで普通にうまい。そして頼子様オーダーの焼き野菜サラダのメシューヤ、これを一口食べたら辛いもの苦手の頼子様にメガヒット。これは無理、みんなで食べましょ。さて、続いてはメイン。タジンという料理があり、タジン鍋が関係あるのかと思っていたら想像とはまったく違うキッシュのようなもので、実はあまり好みではないかも。でもチュニジア料理ということらしいのでいただくが、味があまりしないなあ。
タコのごはんはたっぷりタコ入りのサフランライス、これはなかなかの美味です。ミックスグリルは定番の味、羊もあっていろいろ楽しめていいな。そして頼子様オーダーのチキンのクスクス、これはたっぷりボリュームの一品だ。これは一人では無理、みんなで食べましょ。でもちょっと味が足りない感じ?以前モロッコで食べたクスクスはもっとジューシーだったかな・・・デザートにはチョコムースやプリン、ヨーグルトをいただきましょう。全体的には、おいしいものといまひとつのものいろいろあったが、これで一人500円は安いなあ。最後にミントティーをいただき、ごちそうさまでした。すぐそばの窓からは、大通りを見下ろすことができる。相変わらず賑やかだな通りだなあ。
ホテルに戻り、荷物を受け取る。ではチュニジア随一の観光地、シディブサイドへ向かいましょうか。TGMという鉄道のチュニス・マリン駅まではホテルからぶらぶら歩いて10分ほど。荷物を転がしながらだが、まっすぐの広い道なのでチュニスの街並を見ながら快適に歩く。駅に到着し、シディブサイドまでのチケットをゲット。せっかくなので、一等車にしてみましょうか。一人1.1ディナールと安いしね。ちょうど電車が来たので早速乗り込む。って、これが一等かい!古びた車内に傷んだシート、これは逆になかなかのものだなあ。でもとりあえずは座れたし、二等のほうは座れないほど混んでいるようなので荷物のある身としてはまあいいか。電車は出発し、まずは湖沿いを走る。最初の駅まで随分長い距離を走ったが、そこからは短い間隔で停まっていく。途中から駅名の頭にカルタージュとつくようになったな。このあたりがカルタゴエリアで、明日来る場所だ。妙にテンションの高い若者にジャパン、コンニチハと挨拶されながら電車は進み、そして出発から30分ほどしてシディブサイド駅に到着。
ここからホテルまでは10分ほど、最初はなだらかな坂道を登っていく。チュニスでは見られなかったような白い壁と青いドア、青い窓枠の建物がたくさんあり、これはテンションあがりますね。と、目の前には急な坂道が。うーん、仕方がない。がんばって登っていくと、途中から石畳になり、さらに急になり、ここに停めるかという邪魔な車があり、客引きの声があり、なぜかここで日差しも強くなり、もう汗だくふらふら。そしてまもなくホテルに着くと思ったら、最後には十数段の階段が。うーん、シディブサイドめ、手荒に歓迎してくれるぜ。とにかくようやく目指すホテル、Dar Saidに到着だ。ホテルの人にも手伝ってもらい、スーツケースをホテルに運び込む。ふう、予想外の汗だくだ。お疲れ様でした。
ホテルの中はひんやりと涼しく、ウェルカムドリンクのレモネードが冷たくて心地いい。手続きをすませ、各部屋に入ると窓から青い海が広がって見えた。すばらしい。ここまでの苦労が一気に吹き飛ぶ景色だ。これぞチュニジアンブルーの世界、ここでの2泊をゆったり快適に過ごせそうだな。でもちょっと曇ってきたかな・・・少し休憩して町に出ようと思っていたら、ママから衝撃的な一言が。なんとパパが財布をどこかでなくしたらしい。現金はさほど入っていないのでまだいいとして、問題はクレジットカード。万が一のために停止をしなければならないが、どうしたものか。こんなときに初めてドコモでの国際電話を使うことになる。とはいえフリーダイヤルはかけられないので、ガイドブックや弟のネットなどで連絡先を探し、なんとか日本と電話がつながり、やり取りの末にカードの停止措置が完了。この間約一時間ほど、とりあえずこれで一安心だ。それにしても日本時間の真夜中なので普通の番号でつながらないのは仕方ないとして、紛失時の緊急連絡先のメッセージが出てくるまでが長すぎる。キャンペーンの紹介などは緊急性が低いので、まず緊急連絡先を出すべきでは?三井住友さん。
さて、予想外の時間がたったが、とりあえず町へと出ましょうか。いつの間にか日は隠れてしまい、白と青があまり映えなくなっている。まあ景色を楽しむのは明日でもいいかな。まずは晩ごはん場所の確保ということで、ホテルの近くにある準備中のお店で直接予約。続いて別のお店で、明日の分も予約。これで安心だね。町をぶらぶらするが、18時を過ぎているのでもう店じまいの店が多い。ここに着いたときはあんなににぎやかだった坂道の通りも、お店がしまり観光客も駅のほうに向かって歩いているので、どんどん静かになっていく。そうそう、アルベロベッロと同じだ。こういう場所はにぎやかな昼もいいが、静かな夜や朝がいいんだよね。ここに泊まれてよかった。部屋に戻ってしばらく休憩。
晩ごはんは19時30分からなので少し前にパパママ部屋に集合し、では行きますか。レストランの名前はAu bon vieux temps、昼間であれば海が見渡せるのだが、もう日は沈んだので海はほとんど見えない。まだ開店直後なのでお客さんはそれほどいないが、どうやら予約で結構埋まっているようだ。奥の丸いテーブルに案内され、さてどうしましょうか。ワインは白ワインをいただくとして、この店はちょっとシェアはしずらそうなので一人ずつ前菜とメインと頼む感じかな。メニューと格闘しながら、みんなが食べたいものをオーダー。楽しみだな。ワインで乾杯し、アミューズのミニブリックや野菜スティックなど楽しんでいるところで前菜たちが登場。シーフードデライトというこの一品は、海の幸のクリーム煮のようなもので、新鮮なイカやエビ、ムール貝にアサリなどがたくさん入っている。これは食べ応えがあっていいなあ。おいしいです。さーちゃんはブリック。とろとろ半熟卵が入っていて、やっぱりうまいですね。弟のパスタは春らしい見た目でこれもおいしそうだ。みんな完食し、しばらくしてメインが登場。やっぱり羊も食べておかないとね。ガーリック風味のその一皿は、柔らかい羊の肉がとても美味。さーちゃんは鯛のグリル、丸一匹の姿焼きがなんとも食欲をそそります。頼ちゃんのシーフードシンフォニーはエビやムール貝などがふんだんに入っておいしそうだ。でもそういえばオーダーの時にシーフードデライトを前菜に、シーフードシンフォニーをメインに頼もうとも思っていたが、それはどちらもクリーム系で思いっきりかぶっているよね。いくらおいしくてもそれはちょっと・・・羊にしてよかった。
食後にはデザートをいただきましょう。さわやかアイスや甘酸っぱいレモンタルト、濃厚なチョコレートケーキのどれもおいしいし、たっぷりサイズで食べ応えがある。そんな中、ひとつ何か分からなかったが頼んでみたのがZriga、チュニジアのデザートらしい。でてきたものは、バラの香りがするプリンのようなものにたっぷり松の実などがかかっている。独特な風味と食感だが、これは癖になるおいしさ。確か大阪のチュニジア料理屋さんでこんなバラの香りのデザートを食べたことがある。チュニジアはこのバラ風味をよく使うんだね。締めにコーヒーやミントティーをいただき、ごちそうさまでした。
ところで、このお店のギャルソンがなぜかパパを気に入ったのか、まだ食べている途中のお皿をわざと下げようとするなど、なんだか妙に楽しげにちょっかい出しながら近づいてくる。おや、チュニジアではパパタイプがもてるのかな?無邪気な笑顔が素敵なギャルソンでした。さあて、おいしいごはんでおなかいっぱい、この旅ももう終盤。実質明日が最終日なので、とにかくいい天気になってほしいな。


前のページへ