Chapter6 スウェーデン・ストックホルム

市庁舎へ

7時過ぎに朝ごはんへ。北欧に入り、大きなホテルでもあるので朝ごはんも種類が豊富だ。ハムやチーズ、ニシンの酢漬けなど、いろいろといただきましょう。そんなに多くの人はいないものの、今まであまり見なかった日本人の姿もみえるようになってきたかな。食後のヨーグルトやコーヒーまでいただき、朝の栄養補給はばっちり。ごちそうさまでした。

ホテルをチェックアウト。荷物を預かってもらい、ホテルを出る。まずは市庁舎に向かいたいが、道が入り組んでいてよく分からない。とりあえず目の前にストックホルム中央駅があるので入ってみると、ちょうどインフォメーションがあったので聞いて見ましょう。行き方を教えてもらい、本当にここか、という道もありつつも進んでいくと、線路を越える道を行く。そして駅の向こう側にいくことができた。あとは市庁舎までは道なり、無事に到着しました。中に入ると中庭のようになっており、たくさんの人がいるが我々の目的は市庁舎見学なのでとにかく中へ。すると受付があり、9時スタートの見学ツアーがちょうど始まるとのことで参加することができました(@120)。まさにグッドタイミング、15人くらいのツアーが始まりました。
市庁舎の見学ツアーというと、これはノーベル賞の授賞式に関する見学ということ。まずは大広間、ここは受賞者を祝うディナーが振舞われる場所。ここにたくさんのテーブルが並べられ、たくさんのゲストとたくさんのウェイターがこの場に勢ぞろいするわけですね。この部屋は「ブルーホール」と呼ばれているが、レンガ造りなので青いイメージはない。本当は壁を青く塗る予定だったが、あまりにこのレンガが美しいためにこのままの状態になっているらしい。確かにきれいな部屋ですね。そんな説明を受けながら上のフロアへと行き、ガイドさんについていくと途中に市議会議事堂が。座席はそれぞれ名前が書いてあり、投票ボタンがあるなどリアルな会議が想像できる。この部屋の天井の梁が複雑な形状をしているのは、ヴァイキングの建築様式とのこと。

その先には王子のギャラリー。壁にあるたくさんの絵は、窓からも見えているメーラレン湖をエウシェン王子が描いたもの。そしてその奥にある部屋が、黄金の間。ここはノーベル賞の授賞式の際に、ダンスパーティが行われる場所。いまここにはいろんな国からの観光客がいるが、毎年秋には世界が注目する華やかな場所になるということですね。この部屋の前からはさっきいたブルーホールが見下ろせる。年に一度、世界が注目する場所を見学できて楽しかったです。

市庁舎の建物を出ると、メーラレン湖沿いの庭に出てくる。対岸にはストックホルムの繁華街、ガラムスタンにあるリッダーホルム教会からずっと建物が続いているのが見える。美しい建物が並ぶ様子はなんとも絶景、ただそれが長すぎて写真では伝わりにくい・・北欧らしい、爽やかな景色でした。

オリンピックスタジアム

市庁舎を出て、ストックホルム中央駅へ。ここからメトロに乗り、10分ほどでStadion駅に到着(@45)。駅の構内はまるでトンネルを掘った後の岩肌がそのまま残っているようで、それが青をベースとしてカラフルに色付けられていてとても不思議な空間になっている。ストックホルムの地下鉄はこうした造りのところも多いようで、そうした駅をめぐるツアーなんてのもあるようです。われわれの目的は、ここで1912年に行われたオリンピックスタジアムに行くこと。そう、大河ドラマ「いだてん」の序盤の舞台になった場所だ。100年以上前に行われたオリンピックのメインスタジアムがまだ残っていることもすごいし、いまだに使用されているとのこと。

スタジアムに到着すると、ちょうど中で何か作業をやっているようだ。普段ならば中も見学できるのに今日は入れないとのことで、聞いてみると数日後に行われるRamsteinのコンサート準備中。リガでのホテル不足はRamsteinのコンサートが原因だったが、われわれの前に立ちはだかってくれるぜ・・・Ramsteinめ。どんなバンドか全く知らなかったが、ドイツのベテランヘビメタバンドだそうで。仕方がないので、外からしっかり見よう。中の様子も少しは見え、よく見ると観客席にVALKOMMEN TILL STOCKHOLMS STADIONと書かれている。いだてんの中でもこんなシーンを見たような気がするね。スタジアム沿いをずっと歩き、メインゲート前まで来た。オリンピックに関するレリーフが見えるし、各競技を表した銅像も見える。ここで実に107年前、日本人が初めて参加したオリンピックが行われた。日本からは本当に遠かっただろうなあ。そして来年は東京オリンピック、いい大会になってほしいものです。

ノーベル博物館

タジアムを後にし、再びメトロへ。ストックホルム中央駅の次、ガラムスタン駅にて降りる(@45)。このあたりはいわゆる繁華街でお店がたくさんあり、多くの人がいる。そして大広場に面して建っているのが、ノーベル博物館。中に入ると、まず昨年受賞者に関する展示があった(@120)。ここ数年日本人の受賞者が続いているし、昨年受賞の本庶佑先生が紹介されているのを見るとやはり日本人として誇らしい。館内の天井には、歴代の受賞者の写真などが記載された垂れ幕がゆっくりと動いている。順番がランダムに並んでいるのでいつ日本人が出てくるかと見ていたら、川端康成と田中耕一両先生を見つけることができました。あとは企画展として、今はキング牧師関連の展示がされている。ざっと1年ほど展示されるようです。館内中央には歴代の受賞者のプロフィールや受賞内容などが年代別に自由に調べられるモニタがある。まずはやっぱり日本人を調べたいので、小学校の大先輩である山中伸弥先生から見てみよう。

ここ最近の受賞者や、日本人最初の湯川秀樹、文学賞の川端康成、平和賞の佐藤栄作など各先生の錚々たる経歴を見ることができた。もっと過去も見てみよう。最初の受賞者は1901年のレントゲンなどで、1903年物理学賞にはキュリー夫妻。夫人の方は1911年にも受賞しており、このときは化学賞。そんなことも分かって面白い。1921年のアインシュタイン、舌を出した写真が有名だがここにある写真はさすがにきっちりしている。そうか、こういう写真もあるんだね。

館内にはカフェもあるのでちょっと休憩。ここはノーベルアイスクリームをいただきましょう。ノーベル賞のメダル型のチョコレートが添えられていておいしいです。コーヒーとともに、ゆったりといただきましょう(185)。このカフェにある椅子の裏には、ここ最近のノーベル賞受賞者のサインがあるとのこと。座っている椅子の裏を見ると、そこには本庶佑先生のサインが。すばらしい。近くの席の椅子を裏返してみると、そこには2008年化学賞の益川敏英先生と小林誠先生、そして別の椅子には2015年物理学賞の梶田隆章先生のサインが。どこかに山中伸弥先輩のサインがあるはずだが、残念ながら見つけられず。その代わりといってはなんだけど、近くの席の人がちょうどオバマ大統領のサインを撮っていたので、せっかくなので撮らせていただきました。見所の多いノーベル博物館、堪能しました。では行きますか。

ストックホルム街歩き

外にでるといい天気だが、博物館にいる間にかなりの雨が降ったようだ。入る前には全く雨の気配がなかったのにね。雨に直接会わずにラッキーだな。さて、ノーベル博物館のすぐそばにあるのが大聖堂。ここはストックホルム最古で、スウェーデン王室の戴冠式や結婚式などが行われる由緒正しい教会。その先にあるのが王宮。衛兵交代が1日に一回行われるらしいが、お昼頃に行われるので今日はもう終わったようだ。それにしても、衛兵ってロンドンやバチカンのように微動だにしないものかと思っていたらここはなんとなくゆるい感じが面白い。大聖堂も王宮も時間があれば中に入ってゆっくり見たいが、今回は外からのみ。また来ることもあるかもね。

ここからホテルへ向かって歩いていくが、その途中の橋からは朝に行った市庁舎が見えた。そのまま周りをみると、今回は行けなかったがリッダーホルム教会も見える。そして先へ歩くと国会議事堂を通り抜ける。このあたりは、まさにストックホルムの中心街といった感じだ。少し雨が降ってきたかな。賑やかな街並みをぶらぶら歩き、ホテルに戻ってきた。荷物を受け取り一息ついて、では港へと向かいましょう。