Chapter4 ラトビア・リガ

リガ到着

ホテルで荷物を受け取り、バス停へ。まだ20分くらい前だが、すでにバスは来ていました。今回は大型バス、WiFiも使えるし電源もあるので便利だ。バスは出発し、聖ミカエル教会の前を通る。そして坂道を上がり、幹線道路へ。でも高速道路ではないんだね。周りの景色は緑が広がり、たくさんの巻干草があるなど面白い景色。快適なのだが、運転はなかなかのテクニック。大型バスなのにトラックなどの遅い車をどんどん抜かしていく。片側一車線で結構対向車も来るのだが、よく見ると抜かそうとすると抜かされる車がかなり端により、そのことでこのバスはほぼ道の真ん中を走り、対向車が反対側の端にかなりよる。要するに道の真ん中が追い越し車線のようになるのだ。これはバルトルールなのか、レンタカーだと怖いかもしれないな。1時間半ほど走り、バスは途中の停車駅、パネヴェジーズに到着。聞いたことのない街だが、調べてみると結構な観光地のようで。バス停は簡易なサービスエリアになっているのだが、日本の高速とは比べるべくもなし。日本はすごいな。15:50分になり、バスは出発だ。再び幹線道路を飛ばして走る。

しばらくすると、国境が近づいてきた。何かあるかと思っていたら特に止まることもなく国境を通過し、そこにはRigaまでのキロ数とEUのLatvija表記、そして国旗がありました。さあ、これで人生70か国目。次の停留所はBauskaという街だが、乗り降りする人がいないようでバス停のそばをスルー。ここも大きな教会などあり、観光地なのかな。しばらくは幹線道路を走るが、次第に周りの景色が街になってきたな。そして16:05の定刻、バスはリガのバスターミナルに到着。あれだけ飛ばしても到着するのは定刻通り、つまりあの追い越しも織り込み済み。いやいや、無事に着いてよかった。

旧市街を散策

ターミナルの前には大きな市場がある。ここは明日来てみよう。線路の下をくぐり、地下道を抜けるとホテルに到着。駅前のMetropoleが今日から2泊のホテル。部屋も広くていい感じだ。なんでも明日はRamsteinという有名ロックバンドのコンサートがあるらしく、リガのホテルは軒並み満室とのこと。そういえば、1か月くらい前に予約を見直そうと思ったらリガの街に空きがないとでて、なんでかと思っていたので謎が解けたな。少し休憩して、出かけましょう。

ここリガは、ヴィリニュスに比べるとかなり大都市に感じる。そんなリガでも、駅から少し歩けば国立オペラ座があり、その前の公園は花と噴水が気持ちいい。その先には自由記念碑がある。これは1935年にラトヴィアの独立を記念して建てられたとのこと。その後ソ連配下になっても壊されなくてよかった。今ではリガのシンボルとなっているようだ。

ラトビアの初ごはん

この塔を過ぎしばらく行くと、今日のごはん場所であるLidoに到着。ここはラトビア料理をはじめとしたビュッフェで、食べたいものを自由に選べる。とはいえ自分で取るのはサラダバーくらいなので、結局なかなかの量になるんだけどね。チキンのソテーに豚肉の串、キャベツの煮込みとハンバーグのような煮込み、それとさっぱりサラダを少々。あとはビールを自分で注ぐのだが、2種類注いだら一つはビールでもう一つは甘いカラメル風味。これはノンアルコールビールのつもりなのだろうか?それだけはおいしくなかったが、あとはどれもおいしいです。一つあたりの量は多いが自分で選べるのはいいね。もう少しビールが飲みたいので、あとは山のようなフライドポテト。これでもスモールサイズと言ったんだけどね。カリッとした部分もあり、崩れた部分もありの素朴さがいい感じでおいしいです(18.45)。

お腹は一杯になったがまだ明るいし、食後のカフェでも行きますか。道沿いに見えた教会は、救世主生誕大聖堂。青空の中、丸く金色の屋根が印象的。ソ連時代は、プラネタリウムとして使われていたらしい。さて、ホテルへ戻りがてら旧市街に入るとそのあたりはにぎやかで、リーヴ広場のそばにDouble Coffeeというカフェがあった。ちょうどテラス席が空いていたので、ここでカフェオレをいただきましょう。ちょっと涼しいくらいの気持ちのいい気候でゆったりと過ごせる。カフェオレもおいしいしね。明日は丸一日リガにいるので、このあたりの広場など旧市街を散策するのが楽しみだな。ホテルまでの道すがら、レストランをチェックしながら戻りますか。

8/6 リガ中央市場へ

8時半ごろ、朝ごはんへ。ハムやチーズのほか、ニシンの酢漬けやサバのスモークなど、魚系もいくつかある。やっぱり内陸のヴィリニュスと海沿いのリガではメニューもかわってくる。こうした冷たい料理はおいしいが、温かい料理のスクランブルエッグやソーセージが今一つなのは同じかな。あとはジュースが今一つなんだよね。でも今日のベリージュースは昨日よりはベリー感がありました。食後にヨーグルトをいただき、ごちそうさまでした。外は気持ちよく晴れているが、午後からは曇りがちになるそうなので早めに動きますか。

まず中央市場へと向かう。バスターミナルを超えたところにある巨大なかまぼこ型の建物が4棟、これがすべて市場とのこと。屋外には果物のお店が並んでいて、イチゴやブルーベリーやラズベリーなど、新鮮でおいしそうだ。建物の中に入ると、最初の棟は改装中のようでお店はなかったが、次の棟にはチーズや牛乳などのお店が並んでいる。その次の棟は野菜が主で、最後の棟は魚介類が多い。どこもきれいで、魚介の棟でも変な魚臭さや虫とかは全くなく、スモークの香りが立ち込めていて、おいしそうだ。か買いたいが、サーディンのオイル漬けの缶詰などがよさそうだ。もう少し見てみよう。別の棟に入ると蜂蜜がいろいろ売っていて、小さいサイズもあるのでこれはお土産によさそうだ。リンデンやフォレストフラワーなど食べやすそうなものもいいが、ちょっと強めのも面白いかな(4.5)。ここにはスーパーもあるので、ここでサーディンを買いましょう。あとは水も仕入れ、お土産用のお菓子なども仕入れてちょっと一安心(8.91)。重いので一旦ホテルに戻り、街歩きスタートだ。

リガ旧市街を散策

リガの旧市街は、多くの観光客でにぎわっている。最初は聖ヨハネ教会。ゴシック様式の美しい教会だが、中世には生きた人間を壁に埋め込めば建物が守られるといったことが信じられており、二人の修道士が志願して埋め込まれたとのこと。何てことを・・中世は、今で考えられないことが行われていたんだね。その先にあるのが聖ペテロ教会、その前にはブレーメンの音楽隊の銅像があった。なんでもリガとブレーメンは姉妹都市で、1990年に贈呈されたとのこと。さて、この教会には尖塔があり、その上に展望台があるので行ってみよう。行列ができていたが、ここは待つべきですね。約30分ほどしてチケットをゲット(@9)。少し階段を上がり、その後はエレベーターで72メートルまで。ドアが開くと、そこにはリガの絶景が広がっていた。

まず見えるのが、さっきまでいた中央市場。その手前には中央駅があり、右側には広いダウガヴァ川が流れている。少し右側へ動くと、川の向こうには新しい建物が見える。いわゆる新市街なのかな。さらに動くと、旧市街全体が見渡せる。この後行く市庁舎広場やリガ大聖堂、そしてよく見ると猫の家があり、屋根に猫がいるのが見える。さらに進むと見えるのが、昨日歩いた時に見た自由記念碑、そして金色の救世主生誕大聖堂。これで一周、リガの景色を一通り見ることができた。さわやかな青空の下、中世と近代が合わさったようないい景色だな。

もう一周しよう。改めてじっくりと景色を楽しむ。世界遺産の街が一望できる、贅沢な場所だ。では行きますか。エレベータで降りた後は教会内をゆっくり見る。レンガ造りの内装が美しいし、飾られているカラフルな生地が美しい。これらはラトビアの伝統工芸なんだろうな。

聖ペテロ教会を出て、次は市庁舎広場へ。広場の真ん中にはリガの守護聖人が立つ、由緒正しい広場とのこと。クリスマスにはここでマーケットが行われるらしい。市庁舎の向かいにはブラックヘッド会館がある。ブラックヘッドとは未婚の外国商人のことで、名前のイメージとは異なり柔らかい雰囲気の建物だ。ドイツ軍の空襲で破壊されたらしいが、1999年に再建。そのせいか、かなり新しい感じがする。

お昼ごはん

続いてはリガ大聖堂へ。数分歩くと広場にでて、その前には大きな聖堂がそびえていた。ここは13世紀に建立されたバルト三国最古の教会。さて、そろそろ昼ごはん。この広場にレストランがいくつかあるので、そこにしましょう。朝ゆっくりだったし昼食べ過ぎると夜が厳しいので、サラダとスープをシェアしますか。まずはビールで乾杯、一緒に出てきたパンがもっちりはごたえがあっておいしいぞ。しばらくして、サラダとスープが登場。サラダはサーディンが入っていて、オリーブやカルチョーフィなどもあっておいしい。ちょっとドレッシングが多めだけどね。スープは牛肉入りのグヤーシュ、肉と野菜の甘みがしっかりとしていてパンとともにいただくのがよりおいしい(20.90)。

街歩き再開

いい感じの街並みを見ながらぶらぶら歩き、そのうちに三人兄弟に到着。ここは建築様式の異なる建物が並んでいて、右端は15世紀建築のリガ最古の石造住宅で、かつてはパン屋だった記録もあるらしい。真ん中は17世紀オランダのマニエリスム様式、左端は17世紀末のバロック様式。こうした様々な形式の建築が、その当時の姿を残している。その先へ進むと火薬庫があり、これは中世以来の戦争で火薬庫として使われた施設。今は戦争に関する博物館になっているようだ。

さて、この次はいよいよ猫の家。屋根の上に2匹の猫がいて、下にいる我々をのぞき込んでいるようにも見える。かつてここに住んでいたラトビアの富豪が大ギルドの加入しようとしたら、ドイツ人限定ということで拒否されたらしく、その腹いせとしてこの猫たちはもともと大ギルド会館にお尻を向けていたらしい。ところがその建物がコンサートホールに変わると音楽に誘われて猫たちは向きを変えたとか。面白い逸話があるものです。これで一通り、ラトビアの旧市街は見て回ったかな。ではちょっと休憩しましょうか。

カフェで休憩

聖ペテロ教会まで戻り、その前にあるGolden Coffeeへと入る。一つはモカ、もう一つはよくわかないがリガコーヒーを頼む。モカは想像通りだが、リガコーヒーはホイップとチョコののったちょっと強めのアルコール入り。甘くて飲みやすいが、ちょっと危険なドリンクだな。聖ペテロ教会を眺めながらのカフェタイム、贅沢なひと時です。それにしても、かなり曇ってきた。この塔に登った時は気持ちのいい青空だったのにね。早めに登っておいてよかった。今は16時前、一旦ホテルへと戻りましょう。ごちそうさまでした(12)。途中、ーパーによってお土産用のお菓子をゲット(3.12)。

夜ごはん

19時を過ぎた。そろそろ晩ごはんへ行きますか。外に出ると、ホテルにいる間にどうやら雨がかなり降ったらしい。ラッキーだなあ。さて、どこで食べようか。テルの裏通りやリーヴ広場などぶらぶらと歩きながらお店を探す。いろいろと見た結果、聖ペテロ教会の近くにあるPetergailisというお店にしよう。テラス席のところどころにストーブが置いてある。8月なのにストーブがほしくなるなんて、日本では考えられない。このお店は店名もシンボルもニワトリで、お店の中にもたくさんのニワトリの置物があるのだがメニューは特に鶏押しではなく豚や魚などいろいろ。単にニワトリそのものが好きなのかな。さて、今日は魚気分なのでSea TroutとCatfishをいただきましょう。まずはダークなビールとアップルワインで乾杯。ラトビアでのごはんはこれで最後だしね。そのあとパンが出てきたが、3種類のバターもあってもちもち食感がおいしい。昼もそうだったが、こういう小ぶりなパンがおいしいのかな。ただ、このあとメインの料理がなかなか来ない。周りのお客さんにもあまり運ばれてこないので、厨房がいっぱいいっぱいなのかな。結局パンがでてきてから1時間を過ぎたころ、ようやく出てきました。Sea Troutは安定のサーモン風、Catfishはやわらかい鰻のような食感。どちらもおいしいです。付け合わせには野菜のほかベリー類が添えられている。今朝市場でみた透き通ったベリーもあり、強い酸味がいいアクセント。このメイン一皿でちょうどいい量かな。食後にはエスプレッソをいただき、ごちそうさまでした(43.9)。

かなり時間のかかる晩ごはんだったが、ようやく暗くなり始めた頃。レストラン前でクラリネットを吹いている人はずっと吹き続けているし、この暗くなり始めた空に聖ペテロ教会がいい感じだし。中世の雰囲気が味わえるリガを楽しみました。明日はバルト三国の最後の国、エストニアのタリンへと向かう。どんな街かな。いろいろと楽しめたらいいな。