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「あの」トワイライトエクスプレスに初乗車

今年の3月で、営業終了となるトワイライトエクスプレス。ずっと乗りたいとの思いがあり、これまで何度もみどりの窓口での10時打ちやツアーなどにチャレンジしてきたが、なかなか予約を取ることができなかった。それがこの終了直前になって、ツアーを奇跡的に取ることができた。しかもAロイヤル個室なので、ゆったりと行ける。今日がその出発日、先週まで北海道はかなり吹雪いていたようだが、それも収まったようで、車中泊含む4泊5日のツアーの始まりだ。

受付は大阪駅。やっぱり始発駅から乗りたい。11時頃に受付を済ませ、ランチは食堂車でいただこうと思っていたらなんとツアーの貸し切り列車ではランチの営業がないとのこと。これはいきなりのショック。オムライスとかハンバーグとかを楽しみにしていたのに・・でも乗る前にその情報が分かってよかった。取り急ぎ駅構内で駅弁を買って、10番ホームへと向かう。すると、緑色の磨き上げられた車両が我々を待っていた。

さっそく写真を撮ろう。先頭車両は順番待ちの状態。乗客以外の方、撮り鉄の方もたくさんいるので、手際よく写真を撮っていこう。正面からみる姿はもちろんすばらしいが、連結部分であったり食材を積み込んでいる様子であったり、そんなところも面白い。それにしても、車体が美しい。本当にピカピカで、車体に人が映り込むほどの美しさだ。ドイツのICEやフランスのTGVはあれほど汚かったのに・・こんなところにも、日本のすばらしさが見えるようだ。

最後尾に行ってみる。ここはこの長い編成の中で一つしかない、Aスイートの個室。ここが取れれば最高だったが、さすがに無理でした。まだ誰もいないようなのでのぞいてみる。ツインベットや大型液晶テレビ、ソファーなどこれはまさに「走るホテル」。いつか機会があれば、こんなところに乗ってみたいものです。
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出発、そしてカフェタイム

さあ、乗りましょう。2号車の一番端にある、5号室Aロイヤルが我々の部屋。中に入ると大きなソファーがあり、これがベッドになるようだ。シャワールームには洗面台とトイレもついているし、クローゼットもあって狭いながらも機能的にまとまった部屋。札幌までの22時間、快適に過ごせそうだ。11:50になり、旅行者で満席のトワイライトエクスプレスはゆっくりと大阪駅を出発した。出発してすぐに係の方が登場。ウェルカムドリンクはのジュースやコーヒーというより、ここはワインのハーフボトル、2人なので白赤それぞれいただきましょう。間違いなく、一番お得なはず。
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琵琶湖岸を走る

列車は新大阪、京都に停車。途中から乗る人もいるのかな。もし自分が京都に住んでいたとしても、この列車はやっぱり始発駅から乗りたいよね。京都駅では1番ホームにとまるので、たくさんの人が物珍しそうに近づいてくる。外からは中が見えづらいようで、中から見ているとなんだか変な感じです。では早速、お昼ごはんをいただきましょう。大阪駅で買った駅弁と、ウェルカムドリンクの小樽白ワイン。あっさり味の駅弁と和のワインを楽しんでいると、列車は湖西線に入り、うっすらと雪が積もっている。比良山系も美しく見えている。途中、列車は近江舞子駅にて停車。サンダーバードの通過待ちだが、この後も何度も停車するようだ。食材や水の積み込み目的や、乗務員交代などでの停車もあるんだろうな。
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カフェタイム

13時になり、食堂車でのカフェタイムの案内があった。ランチはないがカフェはあるので、早速行きましょう。食堂車が3号車なので、すぐ近いところにあるので有利だな。食堂車に行くと、既にお客さんが入り始めていた。みんな早いなあ。2人用の席に案内され、ここからは優雅にカフェタイム。スイーツのメニューは「ダークチェリーのクラフティ」ただひとつ。それでいいです。あとはコーヒー紅茶をそれぞれいただき、少しずつ雪深くなってくる湖西の景色を見ながらゆったりとしたカフェタイム。まあ、この時間が楽しめれば、正直何を食べてもいいとも言える。とはいえ、もちろんちゃんと手のかかったスイーツを楽しみながら、列車はゆったりと走っていく。
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白山の絶景

琵琶湖エリアをすぎると、なぜか積雪量が減ってきた。舞鶴若狭道の高架下をくぐり、敦賀に到着。このあと鯖江近辺は積雪が多く、福井近辺はほとんどないといった具合に、同じ福井県の中でも場所によって気候が異なっているようだ。今日の天気を見てみると、北陸地方は概ね晴れ。そして芦原温泉をすぎた頃から、車窓からは白山がきれいに見えるようになってきた。サロンカーで景色を見ようと思ったら、もう人でいっぱい。個室の我々は、部屋で見た方がいいのかもね。サロンカーにおいてあった記念スタンプを一通りいただき、部屋でゆったりと景色を楽しむ。
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立山連峰の絶景

北陸新幹線開業を控え、盛り上がっているだろう金沢駅をすぎ、しばらくすると今度は立山連峰が見えてきた。この時期ここまできれいに見えるのは珍しいというが、前回この景色は氷見からちゃんと見えている。2戦2勝ということで、どうやら相当日頃の行いがいいらしい。少し線路が蛇行しているのか、山がほとんど見えない角度になることもあるが、高岡駅をすぎた頃からは右手一面に広がる雪山の絶景。まさにこの季節だけの美しさをじっくり味わいましょう。
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日没

16:30をすぎ、日没時間が近づいてきた。立山連峰も次第に夕日のオレンジ色に染まっていき、麓から順に光が当たらなくなって来ている。このあたりからは、左手側の夕日を見ることにしよう。夏場であれば丁度日本海に沈む夕日が見えるらしいが、今は少し時間が早いので海岸沿いの街や松林に沈むように見える。これがまさに、トワイライトエクスプレスの名前の由来だ。太陽のオレンジ色が濃くなるとともに光の強さは弱くなっていき、17時頃、太陽は姿を消しました。
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ディナータイム

17:30になり、お楽しみのディナータイム。食堂車へ行くときれいにセッティングがされていて、ステンドグラスがすぐ近くにある席に案内された。予約の方が続々と到着する中、ディナースタート。ワインはミシェル・リンチ・ブランのハーフボトルをいただきましょう。ボルドーの白で、フルーティでおいしいワインだ。そして、今日のメニューは以下の通り。
 ・フォワグラのロースト レンズ豆と自家製ブータンブランのサラダ仕立て ビーツのヴィネグレット
   →お祝い料理の始まり。さっぱりとしたドレッシングでフォワグラがおいしくいただける。
 ・胡瓜とメロンのスープ
   →毛蟹の身とアボカドが浮き実になっていて、さっぱりとおいしい「食べるスープ」
 ・南アフリカ産伊勢エビのパリ風
   →キャビアを飾った豪華なお祝い料理。
 ・黒毛和牛のローストビーフと冬野菜のオーブン焼き
   →赤身の味わいあるお肉。付け合わせのホースラディッシュとの相性抜群。
まさにフレンチ、限られた設備の中、こうした料理が列車の中でいただけるのはすばらしい。3種のパンもそれぞれおいしく、豪華な列車の旅を満喫だ。ちょうど糸魚川や直江津に停車するが、ゆっくり停まってゆっくり走り出すので、あまり揺れが気になることもない。いいですね。

そしてデザートは、「ガレットデロワ ブランマンジェとフローズンフルーツ」。ガレットデロワとはフランスで新年を祝う定番スイーツだが、添えられたクリームの中に一人だけアーモンドが入っているらしく、それに当たればプレゼントがいただけるとのこと。さあどうかな・・・残念。他のテーブルのお客さんのところに入っていました。プレゼントは、トワイライトエクスプレスのエンブレム入りのワインオープナー。それは欲しかったな・・・でも残念賞として、ラフランスのジャムが全員に配られました。
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パブタイム

食後はサロンカーへと向かう。もう外は暗いので景色はほとんど見えないが、線路沿いにたくさんの雪があるのが分かる。サロンカーにはテレビがあり、「ぽっぽや」が流れていました。しばらくサロンカーでのんびりしていると、21:30になり食堂車でのパブタイムがスタート。おなかは満足しているのだが、せっかくなのでこれも楽しみましょう。3度目の食堂車へと向かい、今度はビールかな。やっぱりおつまみが欲しいので、ソーセージと但馬高原鳥の唐揚げでガッツリと。どちらもジューシーで、ビールも進むおいしさでした。

でもこれで終わらない。日本酒をゲットして部屋に戻ると、待っていたのはトワイライト特製二段重。これは出発前に予約していたもので、列車内で受け取るものだ。やっぱりこれも食べたいしね。ということで今度は部屋で、日本酒とお弁当。さすがにこれは2人で1つだが、卵焼きやすきやき、煮物などとたこの炊き込み御飯、どれも日本酒によく合うおいしさでした。この入れ物は記念品になるし、予約しておいてよかった。さすがにおなかはいっぱいだ。
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青函トンネルを抜け、北海道へ

そろそろ寝る準備。ソファーベットを倒し、シーツを敷けばベットが出来上がり。少し固めで、完全に横になれるのでこれは寝られそうだ。多少揺れは感じるが、さほど問題はないレベルかな。少し寝て、ふと目が覚めると列車は停まっていた。外を見ると青森駅。この駅では機関車の付け替えが行われ、進行方向が逆になる。青森駅を出発し、途中誰もいない蟹田駅に停車。このあたりはすっかり雪の中で、いかにも寒そうな駅だ。そして4時少し前に、青函トンネルに入った。長く暗いトンネルだが、途中薄暗い中の竜飛海底駅と吉岡海底駅が見えた。来年になれば、ここを北海道新幹線が走るようになるんだね。約40分ほどだろうか、列車はトンネルを抜けた。まだ真っ暗でよく見えないが、5時をすぎた頃に五稜郭駅に到着。ここで再度機関車の付け替えが行われ、元の進行方向に戻って一路札幌へと走っていく。
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