7時半過ぎ、朝ごはんへ。今日も生しぼりジュースをいただき、おかずをたっぷり食べる。こづゆも忘れずに。パンケーキには会津産のはちみつを合わせ、あとはまんじゅうの天ぷら。大内宿でも食べたが、衣の薄いタイプがおいしいかな。しっかり食べて、ごちそうさまでした。部屋に戻って用意して、9時ごろチェックアウト。荷物は預かっていただきます。
では飯盛山へと行きましょう。ホテル前にバス停があるので、しばらくするとハイカラさんが到着。これに乗れば飯盛山前まで行けるが途中ぐるっと遠回りがある。まあそれも名所を見るということで。鶴ヶ城前を通り、御薬園前に停車。ここは代々会津藩主の別荘地であり、薬草も栽培していたところ。美しい庭園があるらしい。続いて会津武家屋敷、西郷頼母の屋敷を復元した敷地に歴史資料館などがある。さらにここからぐっと奥に入っていくとそこは東山温泉。会津の奥座敷とも呼ばれる温泉地。一旦バスは奥まで入り、そこからまた戻って一路飯盛山へ。このあたり、また会津に来る機会があればそれぞれ訪れてみたいな。東山温泉の泊ればいいんだよね。
車窓で観光しつつ、飯盛山下バス停に到着。ここから階段かスロープコンベアを上がってもいいのだが、他にも見る場所があるのでそちらから登ろう。階段の手前には銅像があり、これは白虎隊士酒井峰治と愛犬クマのもの。自刃した白虎隊士とは別行動をとっていたが道に迷い、その時に愛犬により救われたというもの。いろんなドラマがあるんだな。その隣にある白虎隊記念館、ここはあとで来ましょう。
その前を通って行くと鳥居があり、ここは厳島神社。昔は宗像神社と呼ばれていた。うーん、このあたりがあの世界遺産となにか関係があるのかはまだ勉強不足。その奥には戸ノ口堰洞穴があり、猪苗代湖から水を引く用水路。白虎隊士が抜け道に使ったとのこと。「天高しピサの斜塔とさざえ堂」との石碑があり、作者は桜桃子。さくらももこ?と思ったら成瀬櫻桃子(なるせおうとうし)という俳人のものでした。この先にそのさざえ堂があるので、階段を上がっていく。
さざえ堂。旧正宗寺の円通三匝堂で、1796年に建てられたもの。階段がなく上り下りが別の一方通行という、世界でも例を見ない建築とのこと。登っていくと足元からは軋む音がするし、傾いた窓枠やこの通路がちょっと平衡感覚がおかしくなって来る。確かにピサの斜塔も傾いているので上り下りに変な感じになったよね。桜桃子もピサの斜塔を登ったのかな。このらせん状のスロープに沿って西国三十三観音像が安置されていて、このお堂をお参りすることで三十三観音参りができるようになっている。階段に沿って一番上まで行くと、屋根裏にはたくさんの千社札。なんとも不思議な空間だ。前から人が来ることなく上り下りを行い、これでお参りできたかな。
この先へ進むと、最初に見た長い階段と合流する。そのまま上がると広場に出てきた。ここには白虎隊十九士の墓と会津藩殉難烈婦の碑がある。すさまじい歴史を伝えるものだ。その脇には松平容保公弔歌の碑がある。主君としての想いはいかほどだったか、想像できるものではとてもないが、少しでも考えてみよう。ローマ市寄贈の碑もあり、これは白虎隊の精神に感銘を受けたローマ市より寄贈されたもの。さらにドイツ大使館の書記官から贈られたドイツ語の碑もある。世界的にも知られた出来事なんだね。唯一の生還者、飯沼貞吉(のち貞雄)の墓もあり、この人のおかげでこの悲劇が世に知られることにもなった。
ではいよいよ、白虎隊士自刃の地へ。開けたところに出てきて、街が見渡せる。白虎隊士の石像が見る方向をよく見ると、確かに鶴ヶ城が見えている。ちょうど間に白いポールが立っている。これは目印として建てたもの?ほかの役割があるようなポールに見えないので、恐らくそうなのかな。この石像からだとちょうどポールと鶴ヶ城が重なるので、少し場所をずらしても撮ってみる。それにしてもここから城を見て、火の手が上がっているのを見て絶望して自刃する、考えられない精神状態。それだけの忠誠心を持っていたこととそこまで追い込まれていたこと、本当にすさまじい状況だったんだな。ひとしきり、この場で思いを馳せる。ここから少し階段を下がったところにも開けたところがあるが、そこにも石碑があって鶴ヶ城方面を見ている。お土産屋さんに入ると、ここはやっぱり八重の桜、ありました。これは絶対、再放送を見よう。
帰りは長い階段を下りていく。では白虎隊記念館へと行きましょう。ここは館内撮影禁止です。白虎隊が所持していた短刀や家族への直筆の手紙などの遺品、会津藩に関する様々な資料などが展示されている。当時の様子がわかるジオラマなどもあり、いろいろと考えさせられます。では最後にアカベコランドへ。ここにはいろんな種類の赤べこがある。大きさや色もさまざまだが、おもしろいのは干支のもの。丑や午、未や亥はまだわかるが辰や巳はなんとも言えない不思議な生き物になっていました。よく見ると卯も酉もかなり変かも。
そろそろ12時。レンタカーの予約は13時だが、もう受け取り可能とのことなので。会津若松駅近くのENEOSへ。ここでニコニコレンタカーが借りられるのだ。ホテルに寄ろうとすると、お祭りでもやっているのか途中から通行止めに。ぐるっと迂回してホテルの駐車場に入り、預けた荷物を受け取る。ありがとうございました。では出発、五色沼に向かいましょう。ナビ通りに走ると山道に入る。ここは磐梯山ゴールドラインという道で、途中の休憩所では磐梯山と猪苗代湖を見ることができました。細く見える滝は滑滝。景色を見てリフレッシュして、行きますか。
1時間ちょっとのドライブで、裏磐梯物産館に到着。ここが五色沼ハイキングの出発地点となる。まずはお昼ごはん、会津山塩ラーメンをいただきます。透き通ったスープがさっぱりとして、麺も喜多方風の縮れ麺。おいしいです。さて、では準備は万端。クマ注意の看板は出ているが、さすがに人は多いので大丈夫でしょう。五色沼ハイキング、出発だ。
まずは柳沼。周りを木が取り囲み、鏡のような水面にその緑色が映っているようだ。他の湖より酸性度が低く、フナやワカサギなどが多数生息しているとのこと。美しいです。このあともさまざまな沼を見ていくのだが、歩きやすい道もあれば水たまりになっている道もありそうだ。まだ雪が残っているところもあるしね。足元にも気を付けて、景色を楽しみましょう。
次は青沼。名前の通り青く見えるのは、ウカミカマゴケという水生苔が繁茂しているため。季節によってはもっと青い色になるらしい。ここからはよくわからないが、水面近くにある葉は水中の鉱物によって白くなるとのこと。
続いては瑠璃沼。透明度の高い沼らしいが、葦など背に高い草が手前にあるためにちょっとわかりづらい。沼の向こうに見える磐梯山がいい感じだ。この瑠璃沼から流れ出る水が足元の小橋の下を通って青沼へと流れ込んでいる。そんなふうにつながっているんだね。このあたりは足元注意で進みましょう。
道の向こうに青い沼が見えてきた。これは弁天沼、この五色沼では2番目の大きさ。道沿いには展望台があり、少し高い目線から見ることもできる。青い湖の向こうに生い茂った木々、そして簗部山や西吾妻山などの山々。これは絶景ですね。また別の場所から見るとさらにその青がはっきりと濃くなったり、水辺に生い茂る草が広がったりと様々な表情を見せている。
どんどん行こう。次は竜沼だが、夏は生い茂った草木で見えなくなるらしい。今はまだ見えているが、これからだんだんと見えなくなるのかな。今の時期限定のな景色をしっかりと見ておきましょう。
散策路のちょうど中間地点にあるのがみどろ沼。ここは名前の通り泥が深く、上流と下流ではpH値の違いが大きく藻の種類もいくつかあるとのことで、見る場所によって色が異なって見えるとのこと。時期によっては緑とオレンジがはっきり分かれることもあるようで、今はそこまで明確ではないがそれでも色の違いがあるのは分かる。また別の季節に来ると見え方が違うんだろうな。自然って不思議だな。
散策も後半に入り、赤沼に到着。ここは酸性度が高く鉄分が多いため、水際の植物が赤茶色に染まっていくために赤沼と呼ばれているらしい。季節としてはやはり秋がいいらしいが、今でも少し赤みがかっているように見える。これも不思議だな。先へ進むと川があり、この水は色がついていないように見える。水脈はどんなふうにつながってるんだろうね。
いよいよ最後の毘沙門沼。ここは最も大きな沼で細く、もはや湖というくらいの大きさだ。展望台も設定されているが散策の途中にもいろんなところからいい景色を見ることができる。磐梯山が見えたり水面近くまで降りたり、ボートを楽しんでいる人を眺めたりできるが、そういえばいつの間にか雲一つない青空になっている。やっぱり青空は気持ちがいい。最後に晴れてくれてよかったな。ということで、五色沼のハイキングはここまでで終了。
ハイキングの終了地点にはレストランやお土産屋さんがある。日本赤十字社災害活動の碑があるが、これは明治21年に磐梯山の噴火が起こった際に日本赤十字社が国内初の災害救助活動を行ったことの記念碑。そんな歴史もあるんだね。ここから少し歩くとビジターセンターに到着。ここがこの散策のゴール、五色沼入口のバス停があるところ。バスは16:46なので30分ほどあるかな。しばらくはビジターセンターで展示を見て、今日のハイキングの振り返りなどとしましょう。地図を改めてみたりこのあたりの自然の恵みを知ったり、四季の変化の説明を見たりと、いろいろ勉強になります。
そろそろ時間かな。バス停に行くと、すでに待っている人がいる。定刻になり、バスが到着。2時間近くかけて歩いた散策路、バスで戻るとわずか5分とあっという間に裏磐梯物産館に到着。さっきはお土産屋さんもラーメンも賑わっていたが、今はもう閑散としている。車に戻り、では今日のホテル、イルレガーロへと向かいましょう。今度は車でビジターセンター方面へと向かい、すぐにホテルに到着。ここからなら歩いてもビジターセンターまで行けるくらいだな。まずはチェックイン、部屋に入って少し休憩。広くてかわいい感じのベッドが並ぶゆったりした部屋だ。お疲れさまでした。
夜ごはんは18時から。1階のレストランへ行くと、宿泊のお客さんが集まり始めている。ここではイタリアンのコースをいただけるのが楽しみだ。窓際の席に案内されました。まずはワイン、今日は赤ワインを選びましょうか。アブルッツォのArbinoアルビーノというのにしようかな。香り豊かな飲みやすいワインだ。そして今日のメニューは以下の通り。 ■アンティパスト 高原野菜と生ハムなどの前菜の盛り合わせ ■プリモピアット 川俣シャモとオリーブのマリナーラトマトソーススパゲッティ ■セコンドピアット 福島和牛ステーキ バルサミコソース ■ドルチェ ボネ(桑茶とアマレッティのプリン) 福島の食材をふんだんに使った、高原をテーマとしたイタリア料理。素材の味を生かした料理だ。アンティパストは野菜それぞれの味がしっかりとして、プリモのパスタは歯ごたえのあるシャモと黒オリーブがいい感じで、セコンドは柔らかいお肉とまたもやしっかりとした味の野菜。赤ワインもちょうどよく進みます。ドルチェのボネ、濃い味わいが赤ワインにちょうど良く、最後にコーヒーで締める。これは最高だな。
外はようやく暗くなってきた。まあでもごはんも食べたし、特に出歩ける場所もないのでゆったりと部屋で過ごしましょう。今日も盛りだくさんの一日だったな。明日はいよいよ最終日、また天気が悪くなりそうだが・・無事に帰れますように。