8時過ぎ、朝ごはんへ。ビュッフェスタイルになっていて、会津ならではのものもいろいろある。「こづゆ」は貝柱の出汁ににんじんや椎茸、こんにゃくなどを煮たもの。豆麩という小さな麩が入っているのも特徴とのこと。これを朱色と小さな椀でいただくのが会津スタイル。こうした地元のものをいただけるのはいいですね。他にも会津産のはちみつがあったり果物そのままの生しぼりジュースがあったりと、なかなかの充実感。カレーもしっかりいただき、栄養補給はバッチリです。
では出かけますか。ちょっと天気はイマイチだが、このあとどうなるかな。ホテル前は「野口英世青春通り」という道で、ちょうど広場がある。ちょうど朝市をやっていて野菜やお米が売っていたり地元の食材を使ったお菓子などもある。その奥には銅像があり、やっぱり野口英世。お土産屋さんの中には八重の桜のポスター。この組み合わせは会津の鉄板かな。
少し歩くと、福西本店という建物が。これはかつての豪商・福西家の建物をそのまま活用したもので、1階では会津の名品がいろいろと販売されている。ここにも赤べこがあり、いろんな大きさがあるがちょうどいいのがある。他のお店も見てみたいが、これは候補となりそうだ。他にもはちみつやおせんべい、エゴマ油などもある。ホテルが近いし、また買いに来てみよう。その隣には会津壹番館というカフェがありここが「野口英世青春館」。やけどを負った英世が手術を受けた會陽医院の建物が、今もカフェや資料館として残されている。ちょっと雨が降って来たな。今日はこのあと鶴ヶ城、飯盛山と行こうと思っていたが雨だとイマイチだし、予報だと午後には回復しそうなので、まずは雨でもいい喜多方へと行きますか。もともとは明日の予定だったけどね。となると目的地は会津若松駅、ぶらぶら歩いていきますか。途中にあった会津町方伝承館に立ち寄ると、会津各市町のゆるキャラたちが展示されていました。やっぱりあかべぇがかわいいかな。
会津若松駅に到着。瓦屋根の色など、鶴ヶ城をイメージしているのかな。駅前には大きな赤べこがいて、頭がゆらゆらと揺れている。少しの風で動くのもユーモラスだ。駅構内にはお土産屋さんもあるので見てみよう。最終日にもここに来るので、下見をしておきましょう。そろそろ時間かな。喜多方までは電車で15分ほどだが1時間に1本もないくらいなので乗り遅れると大変だ。ホームに行くと、またもあかべぇの書かれた電車が来ました。これは鬼怒川と会津を結ぶ「Aizuマウントエクスプレス」という電車。会津若松駅を出るとすぐに畑の広がる景色。遠くに見える山々は磐梯山エリアかな。そんな景色を眺めていると次第に街に入っていき、喜多方駅に到着。乗ってしまえば近いものです。
喜多方駅はレンガ造りの門があるきれいな駅。駅前の通りを歩いていく。きれいに整備された街並みだ。駅から5分くらい歩いたところにあるのが目的の店、源来軒。有名なお店だし、にぎわっているようだが待っている人はいない。入ろうとすると、本日営業終了の表示が。要するに売り切れ、ということですね。あらら、ちょっと来るのが遅かったかな。ここからさらに街の方へ行くとお店もいくつかあるのだが、あまり駅から離れると帰りの時間に影響するので、駅方面に戻りますか。確か来る途中に行列ができているお店もあったので行ってみよう。そして駅に近い櫻井食堂に到着。ここはまだ営業しているし、それなりに行列もできているしちょうどいいかな。では並びましょうか。
30分近く待って、中に案内されました。このくらいは想定内。ここはやはり基本の支那そば、そして餃子。シンプルに喜多方ラーメンを味わいましょう。しばらくして、まずは餃子が登場。皮が薄く、野菜多めの軽い食感。これはいくつでも食べられるタイプですね。餃子を味わっていると、続いて支那そばが登場。この縮れ面がいかにも喜多方ラーメンのイメージ。醤油味のすっきりとしたスープにメンマ・ネギ・なると・チャーシューとバランスのいい具材。おいしいです。他にもいろいろ具の入っているのもあるし、いつもは味玉は入れたいところだが喜多方ラーメンに関してはこのシンプルさが一番いい気がする。お店の中には小さな赤べこがたくさん飾られていました。赤じゃなくても赤べこと言っていいのかな。
13:40頃、お店を出る。会津若松行きの電車は13:52、ちょうどいい。これを逃すと2時間後なんだよね・・よかった。まあそれならそれでもう少し喜多方観光をするのだが、天気も回復してきたしこのあと鶴ヶ城にも行けそうだ。喜多方駅の中には酒樽がある。この辺りが酒処なんだよね。おいしいお酒を今日もいただくとしよう。会津若松行きは、特にあかべぇのない普通の車両でした。行きと同じく15分くらいで会津若松駅に到着。またも赤べこが迎えてくれました。
駅前からは「あかべぇ」「ハイカラさん」という2つの周遊バスが出ている。ぐるっと回ってくるが走る方向が逆になるので、鶴ヶ城に行くには「ハイカラさん」に乗るのがちょうどいい。バスにのって10分ほど、鶴ヶ城入口バス停で下車。このあたりはなぜかイングリッシュガーデン風のカフェがあり、その前を通り抜けると「若松城跡」の石碑があり、そのまま進むと広いお堀にでてきた。ここを見るだけでも、大きなお城なんだとわかる。歴代城主の家紋が描かれていて、葦名・伊達・蒲生・上杉・加藤・保科・松平と錚々たる歴史が垣間見える。
椿坂を過ぎると、鶴ヶ城の全体が見えるようになった。石垣の高さ、赤瓦の美しさ、五層の天守閣は唯一無二の存在感。戊辰戦争の舞台となった不落の名城だ。天守閣に入るための行列ができているが、ここは入っておかないと。10分ほど並んだところで、無事に入ることができました。入ってすぐに見えるのは塩蔵、石垣の様子がよくわかる。この場所は温度が涼しく一定なので、籠城に備えて塩や食料などを備蓄していたらしい。ちなみにこの城の「鶴ヶ城」という名前は蒲生氏郷がつけたらしく、他に「若松城」「会津若松城」とも呼ばれている。
2階には領主の変遷の説明では各領主の時代の領地の範囲が示されていて、今の会津エリアあたりに加えて伊達の頃は仙台方面、上杉の頃は庄内や佐渡方面が領地になっている。なるほどね。その先には会津の歴史に関する展示、やはりここは松平容保、会津藩主にして京都守護職、幕末に京都の治安維持にために新選組を起用した人物。幕末の動乱期に難しい判断を求められることも多かっただろうな。産業についての展示もあり、朝いただいたこづゆをいただくための浅い器「会津漆器」が紹介されていました。
3階は幕末の動乱と会津。黒船来航から大きく動く歴史のうねりの中、翻弄された会津の歴史が時系列に説明されている。新政府軍の突入、鶴ヶ城での籠城、白虎隊の自刃、そして白旗。自分の生まれるわずか100年ほど前に、日本で実際に起きた出来事。当時の状況を今の価値観では推し量ることはできないが、さまざまな葛藤の中での判断だったのだろう。多くの悲劇があるが、やはりその中で最大の悲劇は白虎隊の自刃。もう少し、何かが変われば運命は大きく変わっていたはずだが・・そんなことを思いつつ、展示の中の青少年たちに思いを馳せる。
4階は会津ゆかりの先人たち。最後の藩主松平容保、容保を支えた西郷頼母、唯一生還した白虎隊隊士飯沼貞吉、数々の戦闘に活躍した佐川官兵衛、京都守護職で活躍した手代木勝任、敗戦後の会津藩士を支援した廣澤安任、泣血氈の命名者である秋月胤永、近代化に貢献した山本覚馬、戊辰戦争にも活躍した新島八重、会津戦争で活躍した山川浩、教育界の発展に貢献した山川健次郎、津田塾開校に貢献した大山捨松、八重の桜でも見たことある名前が多くある。これはやはり、もう一度見ないと。改めて見ると感じるものも違うはず。
最後に5階へ。ここは展望台となっていて、360度の景色を見ることができる。北東方面を見ると飯盛山のあたり。ここからは正確にどのあたりかはわからないが、明日飯盛山から鶴ヶ城を見てみよう。西側には広場の向こうに茶室麟閣が見える。あとで行けるかな。南側には南走長屋が見えていて、お土産屋さんになっているようだ。そのずっと先には日光や鬼怒川があるんだね。ぐるっと景色をみて、そろそろ行きますか。階段を下り、ショップを見る。
では茶室麟閣へ。蒲生氏郷が利休の子である少庵を匿ったことをルーツとするようで。復元された茶室とその庭園は趣のある造りになっている。ここからの鶴ヶ城を見ると、ちょうど八重桜と一緒に見ることができてとてもきれいだ。さて、せっかくなのでお茶をいただきますか。お菓子が付いてきて、これは山芋と米粉を使ったお饅頭。上品な甘さとほどよくもっちりとした食感の皮がいい感じ。抹茶の苦みとともに、おいしくいただきました。
そろそろ17時、まもなくクローズの時間だ。行きますか。天守閣を見上げる広場には白いものがたくさん置かれているが、これはろうそくでも立てるのかな。そんなイベントにタイミングがあえばきれいだろうね。天守閣から下りて一句と、石垣の前には大きな赤べこがいました。お城とともに写真を撮る。帰りは西側から出る方がホテル方面に行くのに便利なので、駐車場に向かって下りていく。この時間は帰る人ばかりなので人の流れについていくと駐車場に到着。よく工事現場でみるかわいい感じのバリケード、カエルやサルなどは見たことがあるがやっぱりここは赤べこなんだ。会津地方限定版かな。これだけでも旅行気分は上がるよね。さらに道沿いに進み、鶴ヶ城エリアを出た。バスの通る道だが20分ほど歩けばホテルのあたりまで戻れるので、ぶらぶら歩きながら行きましょう。ということで、朝に立ち寄った福西本店に到着。では赤べこを買いましょう。ちょうどいい感じの大きさで、微妙に違う表情がいい感じのを選ぶ。これで一つ、買い物の目的を達成しました。あとはジャムやえごま入りマスタードなども買いました
まだ18時だが、夜ごはんはどうしようか。気になる店があるので電話してみたら、今日は予約でいっぱいとのこと。少しうろうろしていると、居酒屋さん発見。會津居酒屋と書いてあるし、店の名前も「かたもり」だし、これは会津感が満載だ。入りますか。予約はないが少し間があって個室に案内されたが、どうやらこの後に来た人は満席と断られていました。危なかったな。いつもはビールだが、ハイボールもいいかな。日本酒は百佳(ひゃっけい)の純米酒。お通しが南蛮漬けとどて煮、これはポイント高い。まず、おいしいです。一日しっかり歩いた疲れが癒されるね。まずはたたききゅうり、これはさっぱりシャキシャキと安定のおいしさ。続いて来たのがソース串カツ。甘めのソースがいい味でこれはハイボールによく合うね。そしてやっぱり会津と言えばの馬刺し、おそらくもうこれで売り切れになっていたようで。よかった。熊本や長野の馬刺しはもう少しさしがあったりするしコウネとかの部位もあったりするが、会津はしっかりした赤身。どれもおいしいが、会津のは赤身に集中してしっかり楽しめるのがいい。そして締めは焼きおにぎり。ちょっと少なめにも思えるが、今日はこの後もあるのでこのくらいで。どれもおいしかったです。ごちそうさまでした。
ホテルへと戻る。朝ごはんを食べたところで夜も食事ができるのだが、今回の宿泊プランは生ビール&おつまみ付きプラン。それはいただかないと。今日のおつまみはマリネサーモン・ローストビーフ・キヌアとワイルドライスのサラダ。どれも好みで、それに冷たい生ビール。最高だ。今は20時、ここは21時までなので、早めに居酒屋さんに行って馬刺しを味わえてよかったな。そしてホテルでこのおつまみを結ったい楽しむ、いいプランだね。
今日はちょっと予定とは変更したが、喜多方と鶴ヶ城に行けてよかった。これで明日の午前中に飯盛山に行ければオッケー。その後五色沼にも行くし、とにかくお天気になればいいな。