2024/5/5 上田〜富山
〜国分寺の藤は満開、上田城で真田三代に思いをはせる。富山へ移動し、白えびやホタルイカなどをスペイン料理で味わう。〜 

7時過ぎに朝ごはんへ。ここはまあ、標準的なビュッフェかな。少しずつ一通り取って、ごはんもおかわりしてしっかりといただく。食後のコーヒーやヨーグルトなどもいただき、ごちそうさまでした。部屋に戻って準備して、8時半ごろにチェックアウト。荷物を預かっていただきましょう。ホテル前がすぐに上田駅前だが、広場には真田幸村像があり、巨大な水車などもある。駅の壁には六文銭をデザインした形になっているし、ここはやっぱり真田家ゆかりの駅なんだね。


朝ごはん

コーヒーで締める

真田幸村像

信州上田を知ろう

大きな水車

上田駅の六文銭


駅に入ってすぐ、真田の赤備の甲冑がありました。8:57、軽井沢行きが到着。電車も赤備のような雰囲気だ。今日の動きが早いのは、1時間に一本程度しかないこの電車に乗るため。目的地は隣の信濃国分寺駅、線路沿いから見える藤棚を見に行きたい。わずか一駅だが、歩いていくのはさすがにつらいところ。あっという間に信濃国分寺駅に到着、無人駅ですね。ここから上田方面に少し歩くと、信濃国分寺の仁王門があった。この門の先に、お寺の本堂などがあるようだ。そのまま少し進んだところにあるのが信濃国分寺史跡公園。


真田の赤備

電車も赤備

信濃国分寺仁王門


公園内には万葉植物園があり、そこでちょうど満開なのがこの藤棚。昔、銀行員が郷里の農家からもらった藤の苗をカバンに入れて持ち帰ったことから「カバンの藤」という名がついているとこのこと。ちょうど満開のタイミングで、青空と藤の薄紫、時折混ざる白い花に緑の葉がとてもきれいだ。藤の花が、滝のように垂れ下がっているようにも見える。線路沿いなので電車も通るが、さほど本数がないのでタイミングを見て藤と電車のコラボにチャレンジ。一度、回送のろくもんが通って行ったがちょうどタイミングが合わず取れませんでした・・これから今日の軽井沢発のになるんだろうな。


満開の藤

滝のようだ

レンゲツツジと藤

藤のシャワー

しなの鉄道の藤

藤棚の中で


1時間くらいはゆっくりしたかな。上田に戻る電車は10:50なので、そろそろ行きますか。公園内には資料館があり、その前には満開のツツジがありました。ここから駅方面には史跡が広がる。これは信濃国分寺の跡で、僧寺跡や尼寺跡などが発掘されている。ここに大きな建物があり、多くの僧や尼僧がいたんだろうな。信濃国分寺駅の前にはアジサイがあり、こんな時期なのにすっかり枯れ果てている。アジサイってこれからだと思うが、これは去年のまま?謎ですね。上田駅に戻り、ホテルフロントでしばし休憩。では上田城に向かいますか。


史料館前のツツジ

僧寺跡を行く

信濃国分寺駅


上田城までは、歩いて10分ほど。途中、真田十勇士の一人・穴山小助のモニュメントがあり、その後通り道には三好伊佐入道・根津甚八・望月六郎に出会いました。他にも猿飛佐助とか、十勇士がこのあたり一帯にいるようで。上田城に近くなると真田三大の紹介パネルがあり、真田幸村(信繁)に父昌幸、祖父幸隆というさかのぼる流れを感じられる。二の丸橋を渡るが、かつてはこの下に電車が走っていたとのこと。今もプラットホームの跡が残されている。高くきれいに積まれた石垣の上には「平和の鐘」があり、昔は時の鐘として使用されていたらしい。


穴山小助

真田幸村

父昌幸、祖父幸隆

上田城到着

二の丸橋へ

平和の鐘


上田城跡は公園になっており、春は一面桜が咲くようだ。しばらく進むと、東虎口櫓門に到着。ここから入るのだが、この門には多数の狭間が設けられており、敵襲に備えられるようになっている。この門自体が資料館になっているので、あとで見てみよう。門の入口にある石垣には、大きな岩がある。これは真田石と呼ばれ、真田家が松代に移封される際に幸村の兄信之が父昌幸の形見として持っていこうとしたが、全く動かなかったという伝説のある石だ。


お堀沿いの道

東虎口櫓門

真田石


門を入り、鳥居をくぐったところにあるのが巨大なの兜。赤で六文銭、真田のシンボルですね。ここ真田神社は真田氏ほか歴代の上田藩主を祭神としている。受験生やアスリートに人気の神社だそうで。早速お参りしましょう。その先に行くと、真田幸村の初陣の頃の姿を表した像が立っている。若く勇壮なその佇まいは「真田丸」のイメージと重なる。その前にあるのが真田井戸、この中には抜け穴があり城外の砦に通じていたという伝説がある。さらにその先には西櫓があり、ここは真田の後に城主となった仙石家による復興の際に建てられたとのこと。この辺りは見晴らしがよく、ちょうど新幹線が通るのが見えました。


六文銭の巨大兜

真田神社

若き真田幸村像

真田井戸

西櫓

新幹線が見える


公園内は散策できるようになっている。本丸跡の周りにお堀があり、そこをぐるっと回るように歩く。眩しいくらいの緑の中を歩くのは気持ちがいい。歴代の上田城主である真田家・仙石家・松平家の家紋を記した幟が立てられていて、改めて見ると真田家は最初の2代のみ。昌幸と信之で、あとは仙石家が3代、その後は明治の初頭まで松平家が7代。激動の戦国時代の後もいろんな歴史があったんだろうな。本丸の鬼門の方角にある堀の角は、鬼門除けのために「隅欠(すみおとし)」という様式になっている。今ではちょっとわかりづらいが、確かに角の部分なのにへこんでいるように見える。いろいろと考えられているんだね。これでちょうど一周したかな。東虎口櫓門に戻ってきました。


歴史を見てきた巨木

西櫓を下から見る

急な階段

歴代上田城主

本丸土塁の隅欠

歴代城主の展示がある


では櫓へ行きましょう。急な階段を上ると櫓の入口があり、中には甲冑や駕籠の実物展示や、城のジオラマや古地図に年表など様々な展示がされている。ここは門の上なので、やはり本来の役割は敵を侵入させないこと。外からは見えないが中からは丸見えなので、襲い来る敵は鉄砲狭間から銃で撃たれるというわけだ。実際の銃の展示もあり、いろいろと興味深い。瓦やシャチホコ、六文銭が描かれた木の盾など、かなり古びたものの展示も面白い。


ここから登る

甲冑

古地図

敵は丸見え

この銃で撃つ

かつての瓦にシャチホコ


これで一通り見たかな。13時を回り、おなかがすいた。二の丸橋前にある駐車場内にあるお蕎麦屋さんに行ってみると、かなり待っている人がいる。これだと1時間くらいはかかるかも。この後の移動もあるので、駅の方へ戻りますか。いくつかお店はあるがあまり雰囲気がよくなかったりすでにクローズだったりとなかなかお店がなく、駅前まで来た。ここで見つけたのが「よろづや」まだ開いている。中に入ると、14時ラストオーダーなのでぎりぎり大丈夫。よかった。やっぱりお蕎麦を食べたいし、くるみもなめこも食べたいので三味そばをいただく。とろろ、なめこおろし、くるみと三種の味でいただきます。やっぱり長野のお蕎麦はおいしいし、くるみそばのおいしさに気づけたのは今回の大収穫。そば湯までいただき、ごちそうさまでした。駅前には昨日食べた美味だれ焼き鳥の紹介があり、これは文化庁の100年フード認定なんだ。


三味そば

よろづや

美味だれ焼き鳥推し


ホテルに戻り、荷物を受け取る。駅のカフェでしばしのんびりしよう。今日はなんだかずっと動いていたが、ようやくゆったりだ。カフェオレを楽しみ、そろそろ行きますか。15:25のしなの鉄道に乗り、一路長野駅まで。行きはろくもんでお酒やごはんに気を取られていたので、景色を見落としていたかもね。帰りはなるべく車窓からの景色を楽しみましょう。千曲川を越え、長野駅に到着。富山行きの新幹線までは40分ほど時間があるので、お土産を買いましょう。


そろそろ出発

電車を待つ

これで長野まで


そろそろ時間かな。新幹線のホームへと向かうが、少し遅れているようだ。5分遅れで、はくたか敦賀行きが到着。各停なのでこだまの位置づけだね。天気もいいし、車窓の景色を楽しみながら行きましょう。上越妙高駅からの妙高山、糸魚川駅からの北アルプスに日本海、黒部宇奈月温泉駅の手前では黒部川と立山連峰、そして富山駅付近からの立山連峰と。山も海も楽しむことができるのがこの路線。約1時間ほどで、富山駅に到着。駅前広場はにぎわっている。今日のホテルは駅前のホテルヴィスキオ、マルートという駅ビルの上にあるホテルでとても便利だ。チェックインして、広くゆったりした部屋に入る。部屋からは新幹線が走る様子を見ることができるのもいいね。ちょっと休憩しましょう。


はくたか敦賀行き

北アルプスの山々

黒部川から立山連峰

そろそろ富山駅

富山駅到着

ホテルヴィスキオ富山


18:30を過ぎ、そろそろ行きますか。ホテルのロビーから下に降りると、そこは駅ビルの中なのでショッピングの人でにぎわっている。駅前広場も賑やかだな。駅から伸びる大通りを歩く。道沿いには居酒屋さんなどいろいろありますね。10分ほど歩いたところにあるのがスペイン料理屋さんのUNICO。予約していたのですぐに入れたが、ほぼ満席の様子。近くのテーブルには外国人ファミリーがいました。まずは白ワインと生ハム盛り合わせ。赤身がしっかりと肉の旨味を感じられるセラーノと、柔らかく脂の甘味が楽しめるベジョータ。こういうの、久しぶりだな。おいしいです。


お店到着

おすすめいろいろ

セラーノ&ベジョータ


続いては富山の幸、白エビのアヒージョにホタルイカのフリット。こういうのが食べたくて、このお店を選んだようなものだ。白エビのふっくらした身がオリーブオイルをまとって旨味たっぷり。ホタルイカのほんのりと苦みのあるワタと歯ごたえのある身がフリットで香ばしくなっている。どちらもうまいねえ。ワインも進みます。ホワイトアスパラのグリルはみずみずしくてシャキシャキした食感、少し塩を付けていただくのもいいし、パプリカのソースとともにいただくのもおいしい。そしてしばらくして、メインとなる魚介のパエリア。とりわけ前の姿は神々しい。エビにムール貝、そしてたっぷりのイカ。その旨味をたっぷり吸った少し芯のあるお米、これが実にうまい。パエリアにはいろいろと種類があり、イカスミやオマールエビのもあるらしい。そんなのもおいしそうだなあ。それこそ白エビやホタルイカなどもパエリアにしたらおいしいかもね。


白エビのアヒージョ

ホタルイカのフリット

ホワイトアスパラのグリル

魚介のパエリア

取り分けたらこんな感じ

クリームブリュレ


デザートにはクリームブリュレをいただく。思ったより大きなサイズで、表面が炙られていることで砂糖がカリっとしていておいしいです。これで満腹だが、他にもいろいろおいしそうなものがあるんだよね。季節によっても変わるだろうし、また機会があれば来たいものです。お店を出て、すっかり暗くなった道をホテルに戻る。ホテル下のショッピングエリアはもう営業終了している。部屋は広くて快適、今回の旅最後の夜をゆったり過ごしましょう。