2010/1/23 大阪〜金沢〜白川郷
〜サンダーバードとバスを乗り継ぎ金沢から白川郷へ。降りしきる雪の中、展望台から見る今年最初のライトアップは幻想的。〜

久しぶりの温泉旅行だ。金沢観光と富山のブリしゃぶを目的に、もともとは金沢往復のバスに高岡や氷見までの移動を含めての2泊3日を計画していた。ところが出発の10日ほど前に、日本海側を中心にかなり多くの雪が降った。ということは白川郷は・・・とWebライブカメラを見ると、かなりの雪景色になっている。昨年はあまりの雪不足に冬の白川郷は断念したので、今年行けるものなら行きたい。とはいえ、問題は宿泊施設。以前泊まった「白川郷の湯」は半年前からすでに満室。合掌造りの宿はネットでは予約できないので問い合わせるしかないが、さすがにこんな直前では無理だよね。ライトアップが終わってからでは高山にも金沢にも動けないし、何か近くの街に行く路線バスはないかな、と思って調べてみると、荻町地区を18:42に出るバスが平瀬温泉というところまで行っている。それほど遠くないし、宿を調べてみたら・・・ありました。静心庵という温泉宿に空き室があり、楽天での評価も悪くない。早速予約し、再度プランの練り直し。金沢から白川郷に行くバスに乗るためには大阪から金沢へのバスでは間に合わないので、予約していた金沢往復のバスはキャンセルし、JRでこの冬たまたまやっていた北陸フリーキャンペーンのチケットをゲット、準備は完了。ところがその後天候が一気に春めき、出発の数日前になんと白川村でも10度近くまで上がる日や雨の日が。これでは・・・ライブカメラで見ると、結構雪が溶けてしまっているではないか。とはいえその後週末にかけて雪の予報もあるし、なんとかなることを期待して出発だ。上着も靴も、雪対策は万全にしてね。出発前日に静心庵から連絡があり、白川郷地区から20時にシャトルバスが出るとのこと。それなら18:42発の路線バスに乗るよりももっとライトアップをゆっくり見られるのでちょうどいい。

新大阪で朝ごはんのおにぎりをゲットし、8:46のサンダーバードにて出発。冬の北陸は人気があるのか結構にぎわっていた。滋賀の北部から福井にかけては一面の雪景色。やっぱり日本海側は違うなあ、と思っていたらその後福井から金沢にかけては全く雪がない。田んぼはかなり水浸しになっているので、やっぱりこの数日の春の陽気で溶けてしまったのかな。11:14に金沢に到着。以前来たときはそこら中が工事中だった記憶があるが、すっかり新しい駅に生まれ変わっている。2014年の北陸新幹線に備えてるんだね。さて、白川郷行きのバスチケットを引き換えよう。予約では今日の12:35発と、帰りは明日の13:50発をとっていたのだが、明日はできれば10:20発の便に乗りたい。でもネットではずっと満席で、やっぱりここで確認しても満席。うーん、これが13:50発だと氷見に着くのがちょっと遅くなるんだよね・・・もうひとつ、白川郷からは路線バスで高岡まで出るという方法があり、これだとバスに乗っている時間はかなりかかるが13:50発の金沢行きバスに乗るよりは早く氷見に着けるので、それも仕方ないかな。ということで往復予約していたが帰りはキャンセルし、今から白川郷までの便だけを購入。


サンダーバード


朝ごはん


新しくなった金沢駅


出発までまだ1時間ほどあるので、まずは腹ごしらえかな。金沢と言えばやっぱり寿司、短時間で手軽にと言えばやっぱり回転寿司でしょう。駅前のビルの6階にあるのは調査済みなので行きましょう。到着したのは「もりもり寿司」。結構にぎわっているようだ。カウンターに座り、回っているものやメニューを見るとなんだかおいしそうだ。やっぱり地のものを食べたいので、まずは「日本海三点盛」。ずわいがには瑞々しく、生がすえびはぼたんエビと甘エビのちょうど間のような食感で、梅貝は少しコリコリしていておいしい。続いては「マグロ三点盛」。赤身・ネギトロ・本マグロトロのセットで、やっぱりマグロはうまいなあ。金沢はあまり関係ないかもしれないけれど、やっぱり寿司屋ではマグロは食べておきたいよね。次は回っているのから、タラとカワハギ。どちらもあまり回転寿司では見たことがない。タラは淡白な中にうまみがあり、カワハギはやっぱりキモとのコラボがいい感じ。さあて、もっと行きましょう。「人気三点盛」、これはブリとアジとヤリイカのセット。今が旬のブリ、やっぱりうまいです。新鮮なヒカリモノもいいし、生のヤリイカは甘くておいしい。やっぱり金沢、寿司のレベルが高いです。そろそろ時間もいい感じなので、しめには日本海らしく「のどぐろ」かな。軽くあぶって塩が振られ、このまま食べてとのこと。どんな味かな・・・これはうまい。脂ののった身はジューシーで、塩の甘みと交わって口いっぱいにうまみが広がる。うーんまいった、のどぐろってこんなにおいしかったのね。ごちそうさまでした。


日本海三点盛


マグロ三点盛


タラ&カワハギ


人気三点盛


のどぐろ


お店の様子


外にでると、雨が強く降っていた。これ、当初の予定通りだったら雨の金沢観光になっていたわけだよね。それはつらいなあ・・・白川郷は曇りのち雪の予報なので、そっちの方がよっぽどいいね。バスにのって、北陸道から東海北陸道へ。快適な旅は睡魔が襲ってくるね。しばらくうとうとしていたが、ふと気づくと外は一面の銀世界、もうすぐ五箇山だ。今回は寄れないが、雪深いんだろうなあ。またゆっくりと行きたいね。県境の長いトンネルを抜け、しばらく行くと白川郷出口。前回来たのは紅葉の中だったので、全く違うところに来たみたいだな。それでも集落に近づくと、見覚えのある景色でなんだかうれしくなる。13:50、白川郷に無事到着。少し雪が降っている。まずは「であい橋」をわたって集落へと入りますか。橋の上は結構人がたくさんいて、やっぱり今日はライトアップ、観光客が多いんだね。日本語以外も結構聞こえてくるのはさすが世界遺産。集落に入り、ぶらぶらと歩き出すと、急に雪が激しくなってきた。雨はつらいが雪は風情のうち、これもまたよし。写真をたくさん撮るには手が冷たくなるが、頑張って撮りましょう。いくつかのポイントでは、既に三脚をセットして場所撮りをしている人がいる。これは夜のライトアップに備えてかな。まだ数時間以上あるのに、こういう場所取りは熾烈だね。われわれはそこまで本気のカメラマンではないので、ぶらぶら歩きながらよさげな景色がたくさん撮れればいいかな。


であい橋


庄川


橋の上で


雪が降ってきた


明善寺


雪が屋根に


雪は弱くなったり強くなったりを繰り返している。合掌造りの屋根の上にこんもりと雪が積もっているのはなんともいい感じ。道の途中には雪だるまやかまくらがあったりして、冬の雰囲気を盛り上げている。神田家や和田家など、有名どころも見て周り、ざっと一通り回れたかな。15時を過ぎたところでまだライトアップにはかなり時間が早いが、何せ今日は今年のライトアップ初日、展望台にはたくさんの報道機関も来るはずなので、早めにいって場所とりをしましょう。おなかがすきそうなので、名物どぶろく焼きまんじゅうをゲット。


雪だるま


かまくら


ここは田んぼだったはず


和田家


雪の合掌造り


柿の実が残っている


展望台に続く道は、ちゃんと通りやすいように除雪されている。冬は通常通行止めらしいが、ライトアップのときは通れるのだ。このライトアップは地元が独自でやっているとのことなので、こういう準備も大変だろうな。足元に注意しながらゆっくり坂道をのぼり、16時前には展望台に到着。すでにそれなりには人が来ているぞ。


普段は通行止め


坂を登る


坂の途中から


展望台は階段状になっていて、最前列にはすでに三脚がずらっと並んでいる。その間に入ることもできなくはないが、そこはカメラマン用として遠慮し一段上がったところに陣取る。ここでも問題なく全体が見えるし、他にも同じような感じの人が場所取りを始めているし、あとは時間がたつのを待つのみ。ライトアップまでにはまだ1時間半ほどあるが、すぐに人が集まるだろう。なのでここは立ったままでひたすら待つ。


街が見渡せる


展望台に人が集まる


腹ごしらえ


徐々に人が増えてきたぞ。最前列はもういっぱいだし、後を振り返ると一般の人が何重にも列になって並んでいる。われわれ2列目の周りは結構ゆったりしているが、ここまで入ってくるのもそろそろ難しいのかもね。早めに来てよかった。雪が少し強くなると、見通しが悪くなる。でもしばらくすると雪はやんで、急にすっきりと見えるようになる。そんな変化を楽しむのもおもしろいね。


雪が降ってきた


もう人がいっぱい


灯りがついてきた


だんだんと暗くなってきたかな。さて、そろそろ17時半、いくつかのライトがつき始めた。夕暮れで暗くなり始めた中、ぼんやりと光るライトと合掌造りの屋根に積もった雪。幻想的な景色の始まりだ。その後徐々に暗くなるにつれて、ライトの数も増えてくる。夕闇が深い青から漆黒へと色を変え、たくさんの合掌造りが浮かび上がる景色にみんな次々とシャッターを切っている。遠い夜景なのでなかなかうまくは撮れないが、その分しっかりと目に焼き付けておきましょう。あっという間に18時を過ぎ、もう真っ暗になった。暗闇の中の景色は美しいがさすがに足元も冷たくなってきたし、そろそろ展望台から下りましょうか。


和田家前には人がたくさん


いい感じになってきた


ライトアップ本番


ライトアップのアップ


暗くなってきた・・・


もう真っ暗


人ごみの中を展望台からでようとすると、踏み固められた雪で滑ってしまった。危ない危ない。そばにある休憩所で一息ついていると、近くの机では共同通信の人がモバイルパソコンで記事を書いて送信していました。明日はきっと新聞各紙にでるんだろうな。坂道をおり始めると、急に雪が激しくなってきたぞ。坂道にはうっすらと雪が積もっているが、スノーブーツでは問題なく降りられる。中にはスニーカーで危なっかしそうな人もいるけどね。集落に戻り、まずは和田家へ。ここの象徴的な建物でもあるので、たくさんの人が集まって写真を撮っている。和田家は昼間はあまり屋根に雪がなかったが、これだけ降るとすっかり白くなっている。その雪にあたるライトがきれいだな。やっぱりここは雪が降らないと、ライトアップしても意味がないよね。よかった、去年無理して行かずに。大通りへと出てきた。今は車が通行止めなので、ゆったりと歩ける。少し歩いたところにあるお土産やさんの店先に甘酒が売っていたので早速ゲット。寒いときの甘酒はしみるねえ・・・麹が多めのおいしい甘酒でした。その後は集落内をうろうろと歩く。たくさん人が集まっているところがだいたい撮影スポットで、屋根の雪がいい感じだったり、樹に積もった雪がいい感じだったり、暗いので撮影は難しいがたくさん撮っていく。あとはお土産でも買いますか。今日はずっと荷物を持っていなきゃならないので、なるべく荷物は少なくリュックにまとめているが、もう後はホテルに行くだけだしね。やっぱりここにきたら赤カブのお漬物はほしいところ。あと固めの豆腐があるのだが、その味噌漬けがあったのでこれも買ってみよう。どちらもお酒に合いそうだよね。


坂道を降りる


和田家


明善寺


大通りのお土産やさん


雪の屋根がいい感じ


雪の合掌造り


そろそろバスの時間。指定された診療所前に行くと、他のバスを待つ人たちも結構いた。近くの臨時駐車場へのシャトルバスはどんどん来るけれど、20時になりそうなのにまだバスが見当たらない。不安になってバス会社に電話してみると、ちょうど運転手さんが声をかけてくれた。それはいいけれど、そのバスは10分以上前からそこにいたよね〜こんな場所で行き先も出さずにいても、こちらは探しようがないよね〜とこれはちょっと不満です。バスは既に満席で、15分くらいとはいえ立ってなきゃいけないし。まあいい、早くホテルに着きたいしね。バスは雪の道を走っていく。そういえばこの道は、高山に向けて2年前の秋に走ったところ。あの時は快適だったけど、今日はとてもじゃないけど運転したくないよね。暗い雪道をしばらく走り、ようやく平瀬温泉の看板が出てきた。順番にホテルを回るようで、最初は中国系の人たちが降りていった。2番目にわれわれの泊まるホテル、静心庵に到着。ここではわれわれ含めて4人が降りた。あとはハングルがバスの中は飛び交っていたし、なんとも国際色豊かだな。ホテルにチェックインし、部屋へと入る。暖かい・・・冷えた指先が復活してくるぞ。もうそろそろ20時半、温泉宿にしては随分遅い夕食なので早く行かないと。ライトアップの対応だろうが、これはありがたいです。最初は路線バスで平瀬温泉まで行こうと思っていたのでそれだと18:42に荻町をでるのだが、それでは展望台から降りてちょっと町をみたらもうバスに乗らなきゃならなかった。夜の白川郷が満喫できて、よかったな。



飛騨牛などいろいろ



さあ、晩御飯だ。今日はずっと立ちっぱなしだったし、おなかがペコペコだ。本館の食事処へ行くと、もう準備がされていた。さすがに今日はあまりゆっくりはできないかな。食前酒のどぶろくをいただいた後、まずはビールでのどを潤す。日本酒は、飛騨の地酒を楽しめる。さて、肉が焼きあがるまではしっかりした深山豆腐の揚げ出しや、ほうれん草のおひたしをいただく。そろそろ肉が焼けたかな。脂の少なくやわらかい牛肉で、これはビールが進みます。焼き野菜もおいしいしね。


ここで山菜のてんぷらが登場。揚げたての熱々だ。抹茶塩をつけて食べるのがおいしい。肉とてんぷらでちょうどビールがなくなったので、あとは日本酒でゆっくりと。どう見ても肉の佃煮のようなものがあるのだが、これが実は豆腐とのこと。うーん、食べてみても肉としか思えないぞ。不思議だなあ。ここで出てきたのが打ち立ての蕎麦。なるべく早く食べてほしいとのことで、さっそくいただく。ひんやりしてつるっとしたのど越しで、さすが打ちたておいしい蕎麦です。その後は八寸をぼちぼちとつまみ、胡麻豆腐をいただき、お酒がよく合います。ただスペアリブだけは肉がかたく、これはいまいち。おなかがいっぱいになってきたな。そろそろごはんをいただくのだが、ここで蕎麦だしのスープカレーがでてきた。おいしいがここでカレーは重いなあ・・・でもやっぱりおいしいので、ごはんの半分を入れていただく。いやあ、満腹になりました。


山菜のてんぷら


手打ち蕎麦


しめになぜかスープカレー


スタートが遅かったので、もうほかのお客さんはいない。そろそろ10時になるので、行きますか。ごちそうさまでした。部屋は別館なので、いったん外にでる。雪がずっと降り続いているようで、さっきよりも雪が積もっている。夜のうちにしっかり降って、明日晴れてくれれば最高なんだけどな。