2009/7/27 稚内〜礼文
〜フェリーで礼文島へ。ウニ丼を味わい、いろんな花を見ながら霧の桃岩展望台を散策。宿でも生ウニなど北の海の幸を楽しむ。〜
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いつの間にやら眠っていたようだ。途中で目覚めることもなく、気づいたら外が明るくなりかけている。時間は4時半を過ぎたところ、ちょっと日の出も早いよね。ベッドの上で、そのまま6時間以上も寝ていたことになる。しっかり寝たので、目が覚めた。とはいえまだ早いので、日記を書いたりしながらのんびりすごす。6時半となり、まずは最上階にある温泉へ。ほとんど人がいない状態で、大きな湯船で少し熱めのお湯にゆったりつかる。気持ちいいな。露天風呂にも行きましょう。今日もあまりいい天気ではないし、風も吹いているので結構寒い。でも露天風呂に入るとちょうどいい感じだ。ふう、気持ちよかった。部屋に戻り荷物をまとめるが、まだチェックアウトはせずに散歩に行きましょう。まずは稚内駅へ。日本最北端の駅なのだが、かなり寂れた駅だなあ。でも何人か、鉄道好きらしき人が写真をとっているのを見かけた。あれ、我々も思われている?それにしても、昨日からここに電車が来たのを見たことがないな。いったい一日何本あるのだろうか。


稚内駅


最北端記念


南端は西大山駅


駅のすぐ横にあるのが北の市場。それほど広くはないが、中に入るとカニやイクラ、ホッケやウニなど新鮮な魚介類がたくさんある。一番奥にある昆布の店で、とろろ昆布や出汁昆布をゲット(\1380)。あとはイクラやカニを試食させてもらう。うーん、やっぱりうまいなあ。とはいえ海産物は買うことはできないけどね・・・続いて向かったのは稚内港北防波堤ドーム。強風と荒波から港を守り、通路を確保することが目的で1936年に造られたもので、まるでローマ時代の建造物のように石造りのきれいな建物だ。北海道遺産とやらにも認定されているらしい。


新鮮そのもの


北の市場


北防波堤ドーム


そのあと向かったのが北門神社。昨日竹ちゃんでもらったお守りの神社だ。せっかくなのでお参りをしましょう。階段を登って本堂のところまでくると、なにか様子が違う。よく見ると、本堂がガラス張りなのだ。普通はオープンなはずなのだが、ここ稚内では冬の寒さに備えてこんな風になっているんだね。面白いなあ。これにて1時間ほどの散歩は終了。部屋に戻り、今度こそチェックアウト。広くて気持ちのいい部屋でした。


北門神社


ガラス張りの本堂


ホテルの外観


フェリーターミナルへと向かいましょう。曇り空と強めの風は変わらないが、雨が降らなくてよかったな。10分ほど歩いて、フェリーターミナルに到着。最近新築してこの場所に移ってきたらしく、きれいな建物だ。向かいには国際航路用のターミナルがあり、これはサハリン行き。どんなところなんだろうなあ。こういう路線があるから、道路標識にロシア語があったりするんだね。早速カウンターに行き、予約済みのチケットを受け取る。2時間ほどの船旅なので、おやつにどら焼きでも買いましょう(@\105)。


やっぱりロシア語


利尻礼文行きターミナル


サハリン行き国際ターミナル


2階にある出発ゲートへと行くと、晴れた日の利尻富士の写真があった。こんな景色を見たいなあ・・・すぐに乗船手続きが始まった。船は宗谷フィルイーズ号という、結構大きな船。この2階にある1等ラウンジが今日の席。2等はざこ寝部屋なので、ちょっと贅沢してみました。礼文まで2時間かかるし、ゆったりソファーで行きましょう。他にはツアーのお客さんがたくさんいるが、満席までは行かず7割くらいの乗船率かな。さて、出発だ。次第に離れていく稚内市内を写真に収めようとデッキに出るが、かなり寒い。陸でも寒かったから、そりゃ寒いよね。


楽しみだ


こんな景色を見たい


乗船開始


行ってきます!


船に乗ろう


稚内が遠くなる


船は最初のうちは少し揺れていたが、沖にでると特にゆれることもなく快調に進む。1時間ほど経ったころ、再びデッキに出てみる。ん、さっきよりは寒くないぞ。随分暖かくなった気がする。でも目の前には利尻島が見えているはずだが、雲がかなり低く、利尻富士のすその方しか見えない状態。うーん、もう少しいい天気になってくれればいいが・・・でも随分明るくなってきたかな。


おやつに最北どら焼き


稚内ははるか遠くに


利尻島は雲の中


しばらくしてまたデッキにでてみる。あったかいぞ。いつの間にやら太陽が見えるようになっていて、Tシャツ一枚で十分だな。まだまだ雲はあるが、青空ものぞいてきている。このままは晴れてくれればいいのだが・・・でも向こうに見える礼文島は、雲がかかっているようだ。今日は桃岩ルートを散策をしてみたいが、無理なのかなあ。


晴れてきた


海の色は青い


でも礼文島は雲の中


そろそろ到着だ。船からは礼文島の全景が見えるのだが、やっぱり島の上のほうは雲の中。なんでこんなに雲が低いのか・・・船を下りると今日の宿、花れぶんの人が待ってくれていた。近いのだが、ホテルまで車で向かう。まだ部屋に入れる時間ではないので、荷物を預かってもらおう。天気はよくないが、ハイキングはどうなのかを聞いてみるが、雨の後なのでぬかるみがある可能性が高いし景色もあまり見えないので、どうも微妙な感じ。とはいえ明日も晴れそうにないし、行けるところまで行ってみましょうか。無理ならば、引き返せばいいし。


まもなく到着


かもめも寒い


香深港


その前に、まずは腹ごしらえ。ホテルのすぐ隣にある「かふか」というお店に入る。やっぱり礼文にきたら、とにかくまずはうに丼かな。3000円とちょっと高いが、なかなか食べられるものではないのでいただきましょう。やってきたうに丼は、きれいなオレンジ色のバフンウニがぎっしりと敷き詰められている。まずは何もつけずに一切れ食べてみると・・・うまい、うますぎる。とろっとした舌触りと海の滋味あふれるコク、それでいてしつこくなく、いくらでも食べられるようだ。これはホントにうまいなあ。こんなおいしいうにを食べてしまったら、大阪や東京でもうウニは食べられないね。最近旅先で自ら食のハードルをどんどんあげているような気がするが、やっぱりその土地のものがおいしいよね。ごちそうさまでした。お店のなかの生簀には、ウニだけでなくいろんな魚やホタテ、ホヤまであった。これが昨日食べたホヤかあ、グロテスクだなあ。


ウニ丼


絶品の味わい


ホタテやホヤ


さて、では花の散策へと行きますか。今日は手軽な桃岩展望台ルート。礼文島の南側を約2〜3時間で歩くルートだ。ホテルの裏の道を少し行くと、異常に急な坂があり、そこを超えてしばらく行くと、桃岩展望台へのスタート地点。まあどうなるかわからないが、様子を見ながら行きましょう。うっそうとした木々の間を歩いていくと、狭い道の両側にはいろんな花が咲いている。タンポポのような花から、白い花、赤い花、黄色い花などいろいろあるぞ。でも名前がわからないし、これが礼文独特なものかもわからないけどね。


スタート地点


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エゾニュウ


とにかくいろいろ写真を撮って、あとから調べてみよう。細い道をどんどん行くと、だんだんと道が開けてきた。ずっと歩いているので、暑くなって来たぞ。寒さ対策にウィンドブレーカーまで着ていたのだが、これはちょっと暑すぎ。とはいえTシャツ一枚はやりすぎなので、シャツの袖まくりパターンで行きましょうか。歩くにつれて、だんだん風を受けるようになってきたぞ。冷たい風だが、それがほてった体になんとも気持ちがいい。


森の中へ


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あれ?計算合わないぞ?


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開けてきた


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イブキトラノオ


しばらく行くと、車の道との合流地点に来た。近くに観光バスが停まっていて、ここまで車で来てあとは観光ガイドとともに歩くというツアーの方々がいた。花の説明が始まったようで、少しの間は聞こえてくる内容を参考にこちらも花を見てみた。なるほどね。まあわれわれはどんどん行きましょうか。このあたりからは、完全に寒風吹きっさらしの中を歩いているようだ。でも気持ちいい。


礼文小学生作


ツアーの方々


次第に霧の中に


さらに霧が出てきたようで、だんだん視界が悪くなってきた。下から見たら雲の中にいるんだろうね。それでもまわりに草原というか花畑というか、一面に草や花が広がっている。そんな中にある遊歩道沿いにも、よく見るとなでしこ、豆的などいろんな色のきれいな花が咲いている。草や花が風を浴びてゆれているこの感じもいいのだが、天気がよければこのあたりからだと本当は海も見えてきれいなんだろうなあ。


ここは北限の国有林


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オオダイコンソウ


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カタツムリ発見


ヨツバシオガマ


さて、もうすぐ桃岩展望台。下から見ると、霧の中に何人かいるのが見えるぞ。階段を登りきり、展望台に到着だ・・・なんにも見えねえ〜本当ならば名前の通り、桃岩という大きな岩をみることができるのだが、真っ白で何にも見えない。まるでスキー場で吹雪にいるようだ。とりあえず本当ならば見えるはず、という場所や桃岩展望台の記念碑などで写真を撮る。さて、どうしようか。本当ならばこのまま元地灯台の方に向かおうと思っていたのだが、さすがにこの中引き続き歩くのは何も見えないし、危険だし何より楽しくないよね。ここまでは楽しくこれたので、来た道を引き返しましょう。撤退も必要だからね。


もうすぐ展望台


説明はあっても


何も見えない・・・


この先も霧の中


仕方ないね


こちらは見えている


ということでどんどん降りていきましょう。同じ道だが、逆方向から見ることになるので新たな発見もあり、これはこれでいいのかも。それにしても、登るときは暑くなったが降りるときは足が疲れるね。普通の靴なので、つま先が靴先に押し付けられるように感じるし、ちょっと膝にもくる。でも何とか降り続け、さっきのスタート地点まで戻ってきた。お疲れ様でした。


派手なエゾニュウ


チシマフウロ


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このあたりの家をよく見ると、庭先や道沿いにきれいな花がいろいろ咲いていて、こんなところもなかなかいいね。ニュージーランドでよくみたルピナスがこういうところにあるということは、気候が似ているということかな。短い夏を精一杯咲いてほしいものです。


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ふと気づいたが、マンホールのデザインはレブンアツモリソウ。礼文島の固有種だ。咲くのは6月くらいらしいが、数がかなり減っていてもっと北の群生地でしか見られないらしい。花は見守るもの、とっていいのは写真だけ。機会があれば見てみたいな。


礼文らしいマンホール


雪対策


ちょっと太り気味では


ふう、戻ってきたぞ。ホテルに入る前に、さっきウニ丼を食べたかふかの1階にあるスーパーへ。昆布系のものがいろいろあるので、とろろ昆布や昆布しょうゆなどゲット(\1944)。ごはんがすすむだろうなあ。さて、ホテルに到着。ロビーには花の絵がたくさん飾ってあり、なかなかきれいなホテル。もう部屋に入れる時間なので、まずは部屋で少し休憩。寒い中歩いたせいでちょっと疲れたのか、いつのまにやらうとうとしてしまいました。


ホテルの入口


部屋でのんびり


昆布まんじゅうなど


さて、そろそろ5時、温泉へと行きますか。4階にある温泉へ行くと、まさに貸しきり状態。晴れていれば利尻富士が全面に見えるのだが、今はなにも見えない。まあ仕方ないよね。ハーブの湯とか露天風呂とかも入ったが、とにかく気持ちがいい。そして急激に眠くなってしまったので、温泉につかりながらうとうとだ。しばらくして、そろそろ起きなきゃと思ってがんばって起きてみたら、いつのまにか温泉はたくさんの人でにぎわっていた。もうすぐ6時になるので、体を洗って温泉を出る。ふう、気持ちがよかった。温泉をでるとそこにはホテル名物の「昆布水」があった。昆布エキスが染み出したつめたい水で、これがなかなかうまい。汗をかいた体に染み渡る感じだ。


7月の礼文


6月の礼文


5月下旬の礼文


レブンアツモリソウ


5月上旬の礼文


4月の礼文


そろそろ晩ごはん。少しお土産屋の下見をした後、3Fのレストランへ。窓際の席に案内された。外を見ると、いつの間にやらすごい大雨。早めにホテルに帰ってきてよかったな。メニューを見るとほとんどが礼文産、そうじゃなくても北海道産。これは楽しみだな。「雪ふるる」という北海道の地酒をいただき、まずは前菜。ほっけ押寿司や蛸旨煮、いくら醤油漬けなど北海道らしくて実にいい。それにしても生うには最高だ。昼もたくさん食べたが、全く飽きることもなくうまい。とろっとした舌触りと口いっぱいに広がるウニの風味、まさに礼文島の恵みですね。お造りはヒラメとボタン海老、そしてタコ。こんな立派なぼたん海老はなかなか食べられないね。たこは吸盤のところが噛むと独特のザリッとした歯ごたえで、これがいい。おいしいです。



ホテルの一角


先付&前菜


造り


続いては温かいもの、芋まんじゅうの蟹あんかけ。なんて北海道な一品なんだ、このホクホク感ととろっと感、うまいねえ。煮魚はほっけの煮付。居酒屋で焼いたのは食べたことがあるが、煮付は初めてだ。ちょっと濃い目の味付けが、日本酒とよくあう。おいしいです。揚げ物はつぶした百合根がとうもろこしとともに揚げられている。これは真狩産、細川たかしの故郷だよね。少し趣向を変えて洋皿、これはアワビとマスのマリネ風。やわらかいアワビもスモークされたマスも、どちらもさわやかでうまい。締めにご飯とお吸い物、このお吸い物に入っていた鮭がおなかの端っこで、焼いたのはおいしいがお吸い物に入るとちょっと脂っぽくなってこれだけはちょっと苦手かな・・・でも、礼文をはじめとする北海道の幸三昧の晩ごはん、最高です。最後に牛乳ムースをハスカップソースでいただき、ごちそうさまでした。


温物&地魚


揚物


洋皿


地酒がうまい


シメにごはん


牛乳ムース


食後はフロント前のお土産やさんへ。昆布製品やお菓子など、いろいろあるね。とりあえずごはんのおかずになりそうなものや絵葉書など、いろいろゲット(\2992)。礼文の初日、あまり天候には恵まれていないが楽しい一日でした。明日はスコトン岬などへ行きたいので、もう少し晴れてほしいなあ。でも天気予報は相変わらず曇りなのよね・・・どうなることやら。