2009/5/6 四万十〜松葉川温泉
〜日本最後の清流・四万十川を遡る。静かで豊かな川で屋形船に乗り、沈下橋を渡って楽しむ。川沿いを進み上流の温泉宿へ。〜

今日は6時起床。さっそく朝風呂へと行かなければ。昨日とはうって変わって人が少なく、静かにゆったりと入れるぞ。露天風呂では、さわやかな日差しが気持ちがいい。あれ、そういえば天気予報は雨だったのでは?今はすっきりと晴れ渡ったさわやかな空、このままずっと晴れていればいいが。風呂上りには高知産のひまわり牛乳を一気飲み。ふう、うまい。最高だねえ。


高知のアイス


種類がいろいろ


牛乳一気飲み


8時から朝ごはん。昨日の夜と同じレストラン、山川海へ。おかずがいろいろと籠に入った、きれいなごはんだ。どれもおいしいが、どうしてこういうときの海苔は味付なんだろう。焼き海苔がいいなあ・・・たっぷりおかわりし、ごちそうさまでした。部屋に戻って準備をして、9時半ごろチェックアウト。気持ちのいいホテルでした。このホテルは小高い丘の途中にあるので、まずは一番高いところまで車で上がってみる。ここは四万十川の河口なので、広がった川が海へと流れ込んでいるのが見える。清流から太平洋の荒波へと、水の流れが静から動へと一気に変わっていくようだ。


朝ごはん


四万十川河口


太平洋を臨む


ホテルエリアを出て、しばらく行くと昨日足摺岬へと向かった四万十大橋がある。このすぐそばに車が止められる場所があり、川が見渡せる。いやあ、豊かな緑の中、ゆったりと流れる広い川。まさに日本最後の清流の名にふさわしい景色だね。空は広く、川の流れはどこまでも静かで豊かだ。天気予報がはずれてくれて本当によかった。橋を渡り、少し下流へと行ってみよう。


四万十大橋


静かな川


上流もゆったり


少し下流に行ってみると、さらに川の広さが分かる。ここから先は道が川からそれるので、下流はここまで。ではひたすら上流へと向かいましょうか。川沿いの道をドライブするのは気持ちがいい。途中少し川を離れ、街に入る。よく見ると、一昨日晩ごはんを食べたあたりではないか。このあと少し道が分からず、川からどんどん離れそうになったので戻って川沿いの道へ。対向も難しいくらいの狭い道になってしまったが、やっぱり川沿いを行きたい。気をつけて、進みましょう。


少し下流で


狭い道から広い川を見る


流れが静か


途中から広い道に入った。よかったよかった。しばらく走ると、「佐田沈下橋」に到着。ここは最初の大きな沈下橋なので、結構車も停まっており人が多い。ところで沈下橋とは、欄干のない橋のこと。大雨などで増水しても、流木などで橋が壊れないようにこういう形になっているらしい。歩いてみると欄干が無いので少し怖いが、橋自体は車も通れるしっかりした橋だ。さて、もうすぐ10時、ちょうどタイミングよく屋形船が出るので乗ってみましょうか。船に乗ると、川面にかなり近いところから四万十川を見ることができる。水深の浅いところは風によってさざなみが立つが、深いところは瀞といってなめらかな川面になり、風の無い時には鏡のようになるらしい。それにしても、深いところは10メートル以上あるらしいので驚きだ。屋形船では、サービスとして四万十川の青のり入りのお餅があった。練炭でゆっくり焼いて、いい感じにふくれてきたときにいただく。こういうところで食べるのでさらにおいしく感じるね。「三里沈下橋」を超えたところで引き返す。実はこうして2つの沈下橋を間近で見られるのはこの「さこや」の屋形船だけらしい。船頭さんの説明も分かりやすいし、増水・菜の花・雪などいろんな写真も興味深い。本当に増水することがあるんだね。そらを見ると、ちょっと雲行きが怪しくなってきたかな。屋形船は出発地点に戻ってきた。楽しいひとときでした。船を下り、橋を端まで渡ってみる。今は穏やかで考えられないが、台風の時とか沈むこともあるんだろうな。ちょっと雨がぽつぽつ来たかもしれない。そろそろ行きますか。


橋から川を眺める


佐田沈下橋


雲が映ってる


屋形船


青のり入りのお餅


カヌーもいいね


なめらかな水面


三里沈下橋をくぐる


雲行きあやしい


車を走らせ始めると、いきなり強烈な雨が降ってきた。屋形船は1時間毎なので、一本遅れたらまさにちょうど川の上、ちょっと大変だったかも。タイミングよく、晴れているうちに乗れてよかったな。雨の中、川沿いを走る。それなりに広い道なので、走るのに特に問題はない。でもたまに狭いところがあり、ちょっと対向に苦労するところもあった。しばらくすると、「勝間沈下橋」に到着。ここは釣りバカ日誌の舞台にもなったらしく。3本の足を持つ橋脚が特徴的な橋だ。引き続き雨が降っているので、車のまま渡ってみましょうか。1台だったら余裕だが、とても対向はできないので、タイミングを見て渡らないとね。渡り始めると、なんだか妙な感じだ。橋自体は丈夫なのでなんの問題もないが、なにせ欄干もなければ柵もないので、前を見るとまっすぐに浮いた道、横を見るとまさに川の上を走っているような感覚になる。こういうのもおもしろいな。行ったら帰ってこなきゃなので、狭い道をぐるっと回って再度橋を渡る。ほかに車も来ないので、ちょっと橋の真ん中あたりで車を止めてみたり、珍しい沈下橋をじっくりと楽しむ。


勝間沈下橋


車で渡る


途中で横を見る


少し雨は上がってきたかな。さらに上流へと走る。途中にもいい景色はたくさんあるが、きりがないのでどんどん行きましょう。そして着いたのが「岩間沈下橋」。ポスターにもなったりする橋らしく、川と緑と山の感じがなかなかいい。まさに日本の原風景という風情かな。もう少し晴れていればよかったが、もう雨は上がったようだ。このあたりを過ぎると川は次第に東へと向きを変える。その後少し南に向き、その後は東、そして北の源流へと向かうのだ。高知の西側を広く流れる全長196キロの四万十川、このあたりで今日の旅程の1/3と行ったところ。


岩間沈下橋


蛇行している


緑が豊か


もうしばらく行ったところにあるのが、道の駅四万十とおわ。もう2時を少し過ぎたので、おなかがすいた。レストランはあるが、メニューが昼のバイキングしかない。地元のお惣菜バイキングなのでそれはそれで魅力的なのだが、少し待つしバイキングを楽しむほどは時間的な余裕がないので、スナックコーナーで青さのりコロッケと窪川ポークの串焼きをゲット。どちらもなかなかおいしく、高知を感じられて満足だ。ここから四万十川が見下ろせるのだが、下流に比べるとずいぶんと狭くなってきた。とはいえこのあたりでも流れはゆったり、静かな川だなあ。


串焼きと青さのりコロッケ


川がせまくなってきた


道の駅四万十とおわ


この道の駅からそう遠くないところに、「鯉のぼりの川渡し」がある。4月中旬から1ヶ月ほどの期間中、500匹もの鯉のぼりが並ぶ姿は壮観だ。よく見ると、鯉のぼりにもいろいろあるなあ。立派なものや色あせたもの、吹流しなど多種多様だ。でもこれって雨が振ってもそのまんまだよね。今は風になびいているが、雨だったらだらんとしちゃうのかな。それにしても、どうやって山からこれだけの長いロープを渡したのだろうね。この広場では昨日はなにかイベントが行われていたらしい。そういえば昨日はこどもの日、まさに鯉のぼりの日だね。賑やかだったんだろうな。さて、途中下車はここまでかな。このあたりでちょうど今日の旅程の半分くらいなので、ここからはどんどん上流に向かって走っていこう。このあたりは道も広くて走りやすい。途中に窪川というそれなりの規模の町があったが、あとは川沿いの田舎道をどんどん走る。四万十川の源流まであと30キロあたりで、山側へと入る。四万十川もここで支流があり、引き続き川沿いを走る。

しばらく細い山道を進んでいくと、だんだんと標高が高くなってきたぞ。夜は真っ暗になりそうなところを走り、今日の目的地、ホテル松葉川温泉に到着。四万十川を上流へとのぼる約120キロの旅、お疲れ様でした。こんな山奥だが、結構宿泊客はいるようだ。場所がらか昭和の雰囲気が漂う建物ではあるが、それもまたよし。しばらく部屋で休憩し、さっそく温泉へと行きましょう。川を見下ろす露天風呂が気持ちいいが、こんな山奥なのに宿泊客以外らしき人たちも結構多く、予想以上ににぎわっていた。まあまた明日の朝、ゆっくり入ればいいしね。部屋に戻り、テレビを見ながらのんびりと過ごす。


鯉のぼりの川渡し


山が映ってる


ホテル松葉川温泉


そろそろ晩ごはんの時間。1階のレストランへと行きますか。やっぱり今日もビール、しみわたるねえ〜前菜には川えびのから揚げなど。中にはちょっとよくわからないものもあったが、どれも四万十産なのかな。窪川黒毛和牛の陶板焼きは結構肉厚なお肉で、脂がそれほどなくてさっぱりとおいしい。野菜もたっぷりだしね。続いては子持ち鮎の塩焼き。「冷凍ですが」とわざわざ説明してでてきた。今の時期まだ鮎は解禁になっていないので、当然冷凍なんだよね。わざわざ言わなくてもいいけれど・・・子持ちなのでボリュームたっぷり。おいしいが、やっぱり子持ちは身のうまみが卵にとられるので本当は子持ちじゃないほうがいいんだけどね、シシャモなんかもそうだよね。炊き合わせの道明寺蒸しは、たけのこやふきなどまさに春の味わい。道明寺の食感がなんともいいですね。天ぷらも春の味わいだ。野菜のみだが、しっかりした味で抹茶塩とともにいい感じ。おかず系の最後、洋皿ということで窪川ポークの焙り焼きができてきた。チャーシューのような味わいでおいしいのだが、これはもう少し序盤がいいのでは?と思ったかな。シメのごはんは、予想通り仁井田米。昨日食べたのと同様、ほんのりタイ米風味がする。なかなかおいしいですよ。お吸い物とともにご機嫌に頂き、デザートのくずもちまで完食。全体的においしかったが、なにやらちょっとペースが速かった。遅めのスタートだったこともあるかもしれないが、どんどん出てきてちょっと慌しかったかな。やっぱり熱いものは熱いうちにいただきたいしね。ごちそうさまでした。


お品書き


前菜・お造り・酢の物・小鉢


窪川黒毛和牛の陶板焼き


子持ち鮎


道明寺蒸し


春の天ぷら


窪川ポークの焙り焼き


仁井田米


デザートのくずもち


部屋にもどってのんびり過ごす。ホテルの周りになにかお店があるわけでもなく、道路に面しているわけでもないので静かな夜だ。こんな風にのんびり過ごすのもいいな。今日が中日、高知の旅も半分を超えた。明日はまた高知市内に戻るわけだし、このあとも安全運転でね。