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何度か目が覚めたが、ほとんどは爆睡。そろそろ朝だ。さて、朝風呂に行きましょうか。温泉に行くと、ほとんど人はいない。まだ寝ぼけたからだを熱いお湯に浸すとじわじわーっと気持ちよさが広がってくる。昨日は真っ暗だった露天風呂も、紅葉をバックに川がゆっくりと流れており、とてもさわやかで気持ちがいい。今は少しガスが出ているが、今日はいい天気になりそうだな。お風呂から上がり、少し落ち着いたところで朝ごはんへ。
昨日と同じ席に、いろいろなおかずが並べられている。やっぱり飛騨らしく、朴葉みそ焼きがおいしそうだ。火をつけてしばらくすると、味噌がグツグツなり、舞茸やネギを混ぜていくと香ばしい香りが立ち上り、とてもおいしそうだ。これはごはんがどんどん進むなあ。2回おかわりをいただき、すべて完食。ごちそうさまでした。
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朝ごはん
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朴葉みそ焼き
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ミニチュア合掌造り
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さて、出かけましょうか。チェックアウトして荷物を車にいれ、村歩きに出発だ。ホテルを出るときれいな青空。今日は気持ちのいい一日になりそうだな。もうすでに、たくさんの人が荻町集落の散策をしているようだ。日本人は朝早いからねえ。でもどんどん増えてくるんだろうなあ。合掌造りエリアに入ると、収穫の終わった田んぼが広がっている。久しぶりにあぜ道を歩いてみる。一体いつ以来だろう、懐かしい感覚だ。小学校以来かなあ・・・田んぼの置くには農具を置くような小屋があり、なんだか素朴ないい感じだ。稲が青い時期や収穫前もまた違った雰囲気になるんだろう。田植えの時期や雪の時期など、いろんな景色を見てみたいものです。
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田んぼと合掌造り
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ススキも懐かしい
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小屋がいい感じ
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さて、村の中に入る。たくさんの合掌造りも、ほとんどは普通の生活が行われている民家。世界遺産になる前は、本当に静かなところだったんだろうなあ。ここ白川郷では、いくつかの民家が中を公開している。その中の一つ「和田家」に入ってみましょう。入場料300円がかかるが、まあ維持費もかかるだろうから仕方ないよね。中に入ると、すぐに囲炉裏があった。本物の炭火で暖かいぞ。これが部屋全体をジックリと暖めるんだろうなあ。2階に上がる階段の横には家族のプライベートエリアがあり、ここは当然立ち入り禁止。
さて、急な階段を上がって2階へと行こう。2階はかなり広い。板張りの一部が網目のようになっているところがあり、下の囲炉裏から暖かい空気が入ってくるんだろうな。さらに屋根裏まで上がることができ、そこでは昔は養蚕が行われていたらしい。こうやって間近で見ると、釘を使わずに頑丈に作られている様子がよく分かる。唐辛子が干されていたり、かつて使用していた養蚕の道具があったりと、なかなか興味深い。
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和田家
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囲炉裏が暖かい
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2階の様子
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屋根裏
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唐辛子
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養蚕の道具
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和田家を出て、再び散策しよう。少し川沿いの細い道を歩いていくと、宿泊できる合掌造りが並んでいるエリアに来た。もともと普通の民家なので、泊まれる部屋はどこも3部屋くらいで、外国人にも大人気らしい。ちょうど外国人2人が中に入っていった。靴脱ぐわ畳だわ布団だわで、なかなか異国情緒溢れる経験になるんだろうな。天気もいいし、紅葉もきれいだし、気持ちのいい散策だ。少し小腹がすいたな。合掌造りのお食事処、「今昔」へと入りましょうか。それほど広くはなく、結構賑わっている。カウンターに座り、あずき汁団子ときなこ団子をいただく。うん、素朴でおいしいな。お漬物を少しずつ食べながら、団子を食べるのがいい感じ。
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ここに宿泊できる
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あずき汁団子
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きなこ団子
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お食事処「今昔」
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紅葉がきれい
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橋を渡る
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お店をでると、なんだか人が多くなってきたな。「であい橋」を渡ると大きな駐車場があり、観光バスがどんどん来ているようだ。ちょうど紅葉シーズンだからね。「合掌造り民家園」というところがあり、ここは保護を目的にたくさんの合掌造りが並んでいる。人が住んでいるわけではないが、当時の様子が偲ばれる。火の見やぐらなどがあるのが面白いな。茅葺屋根なので、火がついたらあっという間に広がってしまうからね。民家園を出て、橋を渡って荻町集落へと戻る。かなり人は増えており、ここまで多いとどこかのテーマパークのようにも感じるなあ。写真は極力人がいないように撮っているが、実はかなりの賑わいなのです。
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民家園の中
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紅葉といい感じ
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火の見やぐら
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お土産やも合掌造り
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集落に戻る
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青空と合掌作り
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さて、展望台へ。荻町集落の脇から丘へと登る道がある。結構急な坂で、すぐに暑くなってきたぞ。なんとか登りきり、村を見下ろせる場所へと行く。うん、すばらしい。こうしてみると、今でこそ交通は便利になっているが本当に山あいの村なんだね。冬の間は雪に閉ざされるわけだし、独特な文化や風習が長い間守られてきたのも分かる気がする。紅葉の中の合掌造りが雰囲気があっていい感じだが、雪・桜・新緑など違う表情も見てみたいなあ。
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展望台から
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マンホールも合掌造り
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真ん中に展望台(わかる?)
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名残惜しいがそろそろ行きましょうか。展望台から村へと降り、お土産やさんで赤カブの漬物や地酒などのお土産をゲットし、車へと戻る。お昼時を少し過ぎた頃なので、まずはお昼ごはん。車で近くにある川魚料理の「文助」へと向かう。それほど広い店ではないが観光バスも停まっており、少し待ったが無事に入ることができた。団体さんのお膳がまだ片付けられていないのを見たのだが、それにしても・・・みんな食べ方ヘタクソ。これではいわなが可哀想だ。ちゃんときれいに食べてあげないとね。さて、どうしましょうか。いわなもいいが、もう2回食べているので今日はあまごにしましょうか。時期的に小さいらしいが、その分3匹つくということなのであまごに決定。じっくり焼くので少し時間がかかったが、あまご御膳登場。うん、確かに小ぶりだがちゃんと3匹乗っている。いわなより食べにくいかと思ったが、小さい分骨も食べられるし、焼立てでほくほくなのでこれもまた美味。甘露煮や山菜もおいしいし、山奥グルメもなかなかいいものですね。満足です。
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いわなをジックリと
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あまご御膳
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お店の入口
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さあ、出発しましょうか。白川郷をあとにし、156号線とずっと走る。途中、バスは対向できないようなせまいトンネルがあり、ちょっと運転には気を使う。でもとにかく紅葉がきれい。西日を浴びて眩しく光る山がまるで燃えているように見える。きれいだなあ・・・1時間くらいで荘川ICに到着。ここから東海北陸道に乗り、一路高山方面へ。飛騨清見JCTから高山方面へ走るのだが、この道はいずれ松本と繋がるらしい。それはでも乗鞍越えの大工事だよね。地図やナビでは高山西ICで降りることになっていたが、その先にも道があるぞ。ナビにも載っていないこの道は9月にできたばかり。道もきれいだし、トンネルが妙に白い。そうか、トンネルは排気ガスで黒くなってしまうんだ。あっというまに高山ICに到着し、少し道に迷ったが途中でガソリンを満タンに入れて高山駅前のトヨタレンタカーへ。大阪から453キロ、無事に車を返却することができた。ここからホテルまでは5分ほど。今日の宿、桑谷屋に到着した。部屋に入って少し休憩。
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白川郷をあとに
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燃えるようだ
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桑谷屋
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晩ごはんはどうしましょうか。まだ少し早めではあるが、昼は控えめにしているしどうせゆっくりするのでもう行きましょう。入れなくなっても困るしね。ということで近くある「肴」というお店に行って見ましょう。少し飲み屋街になっている中にそのお店はあった。もう既にお客さんが入っているようだし、外のメニューを見ても悪くなさそうなので入りましょう。席はあいているものの予約済みの席もあるようで、早く来てよかったかもね。さて、何にしましょうか。とりあえずビールをいただき、3種の突き出しとともに楽しむ。うん、突き出しのいい店はほかも美味しいはず、期待できそうです。今日のお薦めなど、店主らしき人が自ら説明をしてくれた。何かかなりこだわりのある店のようだね。とりあえずビールのおつまみとして、こだわりのホウレン草とキノコの天ぷらをいただく。少し時間がかかったが、味の濃いホウレン草をベーコンと軽く炒めたのは好みの味だし、キノコもまさに今が旬、立派なシメジや舞茸など、シャキシャキした歯応えがビールによくあう。
続いては日本酒。お店オリジナルの「辛」というお酒とともに、お薦めの黒もずくとすじこをいただく。これが・・・うまい。もずくはシャキシャキとした食感で、こんなしっかりしたもずくは食べたことが無いぞ。そしてすじこ。これが実に日本酒によくあう。後味にふっと「卵」の風味が残り、こんなすじこは食べたことが無いぞ。これは日本酒が進む。ということで、おかわりいただきましょう。オリジナルの「山河」、そして追加であんきも。これもふわっとした舌触りに肝の旨味が口いっぱいに広がり、うまいねえ。高山は意外と日本海が近いようで、新鮮な魚介が楽しめるのだ。
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突き出し3種
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こだわりのホウレン草
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オリジナル日本酒
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キノコの天ぷら
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黒モズク&すじこ
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あんきも
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さて、そろそろ後半戦。やっぱり飛騨牛の朴葉焼きでしょう。お薦めの日本酒を聞いたらこれもオリジナルの「肴」ということで、それをいただきましょう。大きな朴葉にのった味噌と飛騨牛、ネギやミョウガや舞茸など、好きなものばかりではないか。しばらくすると味噌がふつふつとなってきたので、肉やネギと混ぜる。それをもう少し火を通すとできあがりだ。ネギ味噌をまとった熱々の飛騨牛、うまいねえ・・・3つめのオリジナル日本酒は大吟醸の3年古酒ということで、しっかりした味わいがよく合います。じっくり味わいながら、朴葉味噌焼きもお酒もなくなってしまいました。シメには飛騨のおいしいごはんと秋の味噌汁。この味噌汁、キノコがたっぷり入っていておいしいねえ。お漬物もいただき、大満足の晩ごはんとなりました。
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飛騨牛朴葉焼き
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できあがり
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シメはごはんと味噌汁
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お漬物もおいしい
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とれたてのキノコ
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お店のメニュー
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ところでこのお店で、同じテーブルに座ったご夫婦とは何だか話が盛り上がった。向こうから話しかけてくれたのだが、話していくうちに出身や年齢、野球の話などで妙に盛り上がって、楽しいお酒となりました。あとお店のご主人も、自分が山菜やキノコを採りに行った時の写真とかいろいろ見せてくれて、とても楽しかったです。また違う季節に旬のものをいただきたいものです。
お店を出ると、吐く息が白い。今年初めてだ。やっぱり夜はかなり冷え込むんだね。明日は高山散策をして、大阪に帰る。楽しい時が過ぎるのは早いね。おやすみなさい。
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