1999/8/2 Dijon〜
〜ブルゴーニュワインツアーに参加。朝からワインでごきげん。ディジョン名物マスタードをたくさん買いこむ。〜 ★通貨フラン(約19円)★

7時起床。今日は9時からワインツアーなので、しっかりと朝ごはんを食べなくては。フランスパンサンドイッチが食べたい、ということでホテルの近くのお店をいくつか見るが、まだあいていない。そうだ、駅に行こう。駅のサンドイッチ屋さんはあいていました。ハムとチーズのサンドイッチを買った(40F)。まず一口・・・うまい。この香ばしい香り、ぱりっとした歯ざわり、こくのあるハムとチーズ。どうしてこんなにうまいのだろう。どうして日本では同じ味にめぐり合えないのだろう。何が違うのだろうか・・・さあ、これでおなかはOK。ホテルに戻りチェックアウトし、荷物を預かってもらう。集合場所のインフォメーションはすぐ近くだ。集合時間の10分前くらいに着くと、アジア人らしき3人組みと、欧米系の夫婦がいた。すぐにミニバスが到着。ほんとに8人しか乗れない。ボルドーのときは30人くらいで観光バスに乗ったことを考えると、ずいぶんとこじんまりしている。運転席の隣に座った欧米人夫妻はカナダ人、次の列に座ったアジア人は3人組みは香港人家族、そして最後列にわれわれ日本人が座った。バスはすぐに出発し、街を離れて郊外に出た。ドメーヌが立ち並ぶ道を走り、そこを抜けると左右には一面のぶどう畑が広がっている。運転手兼ガイドのにいちゃんはわかりやすい英語で説明を始めた。ブルゴーニュワインには赤白両方があり、ぶどう品種としては赤はピノノワールとガメイ、白はシャルドネとアリゴテが主である。



紫色になりかけているピノ・ノワール


ここでにいちゃん、「どうもアリゴテ〜」。おそらく日本人が乗ると必ずやるネタなのであろう。とりあえず笑っておいたがなぜか香港人に受けていた。バスはあるぶどう畑のすぐ横でとまった。このあたりはピノノワールの畑なのだが、まだぶどうの実は緑色で小さくて硬そうだ。でも紫色に変わりかけているぶどうもある。秋になればすべて紫色に熟すのだ。おいしいワインになってくれ〜。バスはシャンベルタン村に入る。たくさんのドメーヌの間を車は縫うように走っていく。こんな小さなミニバスで回る理由がわかった。とても大型バスは走れない。村を抜けると、シャンベルタンのぶどう畑が続く。


エコールでブルゴーニュについて一通りは教わったが、やはり実際に見るとわかりやすい。平地が安値のブルゴーニュワイン、その上がヴィラージュワイン、斜面になったところがプリミエ・クリュ、そして一番上が最高級のグラン・クリュと、聞いたことはあったが実際に見ると実感できる。バスはCHAMBOLLE-MUSIGNY村に入り、しばらくするとある建物の中でとまった。ここはCHATEAU ANDRE ZILTENERというネゴシアンで、ここで第一のワインテイスティングが行われるらしい。



ここからChambertin村


建物に入り、まずはCOTE DE RHONEやCOTE DE BEAUNEの場所や畑の説明があり、そしてテイスティングルームへ。なんといきなり7本ものワインが並べられている。順に飲んでいくが、まずはブルゴーニュもの。すこしオイルのようなにおいがして、あまりおいしくない。続いてヴィラージュもの。同じ畑だが1995と1996の年違いだ。1995年の方がまろやかな感じはしたが・・・続いてプルミエ・クリュを3種類、そして最高級のグラン・クリュだ。グラン・クリュのワインは風味が強く、血の滴るような肉料理や生ハムなどがほしくなる。ワインだけ味わうには少し癖のある感じがした。



積み上げられた樽


感想としては、プリミエ・クリュが一番おいしく感じたが、これは個人差もあればその時の体調にもよるので、一概には言えないが。われわれとカナダ人夫婦はどんどんグラスをあけていたが、香港人家族はお姉さんはどんどんあけるが、おかあさんと妹はあまり強くないようで、途中から飲まなくなっていた。もったいない〜。テイスティングは1時間ほど続いただろうか、その後地下にあるセラーを見せてもらった。入り口にはワインの樽がたくさん並んでおり、その奥にはボトルにつめられたワインがうず高くつみあげられていた。まだラベルが貼られていないが、10年くらい前のグラン・クリュものもある。いったいいくらするのだろうか。


テイスティングをしたところにワインの価格表があったのだが、安くても100フラン以上するし、1万円クラスもごろごろしている。全体的にボルドーよりは高い。去年のボルドーではワインをたくさん買ったのだが、今年はちょっと買えそうにない。まあしっかりとテイスティングで味わうことにしよう。11時ごろ、車に乗り込み次のネゴシアンへと向かう。途中、何箇所かで車をとめながら、いろいろと説明をしてくれる。岩肌が剥き出しになっているところでは地層がよくわかる。一見同じように見える畑も、生産者によって畑の様子が微妙に違うこともわかった。ふと、ある畑の前にとまった。畑の入り口にある小さな看板を見ると、ロマネ・コンティだ!。一本30万円以上するものもあるという、最高級ワインを生む畑だ。みたところほかと変わりはないのだが、いったい何がそんな差を生むのだろう・・・


車は畑を抜けて大通りに出、あるネゴシアンの前でとまった。どうやらここで第二のテイスティングが行われるらしい。まずは地下のセラーへ。ひんやりとしたかび臭い空気の中に、ワインの樽が整然と並んでいる。さっきのネゴシアンよりはずっと規模が大きい。樽の間を抜け、奥へ行くと今度はボトルが積み上げられている。今は60万本ほどあるらしいが、多いときには100万本を超えることもあるらしい。ボトルの中でゆっくりと熟成を待っているのだ。さあ、上のテイスティングルームへ。ここではまず白を2種類。さわやかなシャルドネだ。あとから飲んだほうが香りがよい感じがした。続いて赤を6種類。今回もヴィラージュワイン2本からプルミエ・クリュ3本、グラン・クリュ1本。プルミエ・クリュでは同じ銘柄で異なる年のワインを飲んだ。古いワインの方がブルゴーニュ独特の華やかな香りがまろやかで、とてもいい香りだった。前のネゴシアンから実に15種類のワインを飲んだことになる。ここでもわれわれとカナダ人夫婦はあっさりとグラスをあけていた。おいしゅうございました。テイスティングルームはちょっとした博物館のようにもなっている。みんな写真をとったり、飲んだワインのボトルを眺めたりしている。12時30分頃、ネゴシアンを出た。午前中からこんなに飲んで・・・でもあまり酔っ払ってはいない。


積み上げられた樽


いろんな大きさのボトル


ネゴシアン


13時前にインフォメーション前に戻ってきた。なかなか楽しかった。さあ、お昼ごはんだ。近くのサンドイッチ屋でハム、ゆで卵、オリーブのサンドイッチを買い、インフォメーション前に座って食べた(28F)。フランスパンはうまいよ。さて、今日はショッピングをしなければ。街の中心に行くと、昨日はしまっていたお店が今日はほとんどあいている。でもマスタード専門店のプポンはあいていない。どうやらまだお昼休みのようだ。まったくいい身分だ。まずは本屋さんへ。8月11日に日食があるので、その関連本がたくさん売っている。しばらく料理本などを見てすごす。続いてデパートへ。食器売り場できれいな色の紙ナプキンを買う(20F)。



マスタード屋さん


地下の食料品売り場へ。ここにもマスタードが売っている。そんなに種類はないが、どうやらプポンよりも安そうだ。よし、まずプポンにもあるものを買ってしまおう。さすがに2時を過ぎているので、昼休みは終わっていた。観光客で賑わっている。最初はマスタードをいれるつぼでも買おうと思ったが、かなり高い。小さいものでも6000円くらいするのでやめた。その代わりにマスタードをたくさん買おう。プロバンス風、バジリコ入り、ホースラディッシュ入り、ハーブ入りなど6種類買った(99F)。カシス入りや蜂蜜入り、フランボワーズ入りなどもあったが・・・


さて少し疲れた。カフェでもはいろう。デパート超えて少し行ったところに広場があり、そこに面したカフェへ。アイスティーとトマトジュースを頼み(32F)、絵はがきを書いたり日記を書いたり、しばらくのんびりとすごす。4時ごろ、カフェをでた。昨日下見したショッピング再開!お土産用の小さな瓶詰めのマスタードを12個買い(48F)、キッチン用品屋さんへ。ここではずいぶんと長く時間をすごし、キッチン用の時計とドア用のプレートを4個買った(411F)。なんだか重いものばかり買い物している。まだ旅は始まったばかりだというのに・・・にもかかわらずデパートの食料品売り場に再度足を運び、マスタード2つとマスタードドレッシング、そして水をゲット(34.5F)。あー重い。さっきいたカフェの前の噴水のところで休憩しましょう。朝の香港人家族がうろうろしていたので手を振った。10分くらい座っていたがここでは明るすぎて日記がかけないので、マクドナルドに移動。晩ごはんまでオレンジジュースを飲みながら休憩することにした(20F)。日記を書いたりしていると、19時を回った。さあ、晩ごはんだ。目をつけていたレストランに入る。

お客さんはまだ誰もいなかったが、注文するころには数組が入っていた。オー・コード・ド・ニュイのワインを一本頼み、パセリ入りハム+ブフ・ブルギニヨンとエスカルゴ+コック・オー・バンを頼む。すべてブルゴーニュ名物だ。デザートなしがちょうどいい。全部おいしくいただきました(343F)。


前菜


メイン


こんなお店


21時すぎにレストランを出た。今日の夜行は0時58分なのでまだ4時間近くある。ホテルに預けた荷物を受け取り、しばらくロビーにいたが、駅で待つことに。駅前では同じように電車を待っている人がいる。駅前で座ったりねそべったりしていたが、0時前になって何番線に着くかの表示が出たのでホームへ。ホームにあった台車のようなものに座り半分寝ながら電車を待った。風があり、少し寒いが眠気には勝てない。うとうとしているうちに定刻が近づき、電車が到着した。クシェットはすぐ見つかった。もうわれわれの分しかあいていないようだ。シーツを敷き、横になると電車は動き出した。もう眠くて眠くてたまらない。あっという間に眠りにおちてしまった。