4時ごろ目が覚めた。日本時間だと昼の11時だし、昨日も夕方からしっかり寝ているのでちょうどいい感じ。しばらくは日記書きなどしながら過ごしましょう。6時過ぎよりシャワーに入る。昨日からの長時間移動の疲れをようやく洗い流せるようで、とても気持ちいい。さっぱりしたところで、7時半ごろ朝ごはんへ。ホテル2階にあるレストランへ行くと、まだ一組しかいない。なのでまだきれいに並んでいる状態で、ハムやサラミ、ソーセージやチーズなどシンプルでおいしそう。パンのところにはトマトをつぶしたものがあり、これはパンコントマテ用だね。あとはオレンジジュースをいただき、スペイン感満載の朝ごはん。こういう感じ、いいね。卵料理や豆の煮込みなどもおいしいし、朝から進みます。今日はこのあといろいろ食べたいし、ここは4泊食べられるのでほどほどに。コーヒーと甘いパンで締め、ごちそうさまでした。 では準備をして出発だ。まだ10時だが、昨日に続いてボケリア市場へと行こう。
ホテルの屋上テラスに行ってみよう。Hotel Gaudiというだけあって、目の前にあるのがグエル邸。ガウディの重要なスポンサーであったグエルが実際に暮らしていたところだ。その屋上にある煙突には、サグラダファミリアやグエル公園でも見られる破砕タイルを使用したカラフルな装飾がされている。この景色が見られるのは宿泊者の特典だ。この屋上には小さなプールもあるので、水遊びしながらのグエル邸、なんて贅沢なこともできるわけで。遠くには停泊中の豪華客船が見えているし、モンジュイックの丘とバルセロネータをつなぐロープウェイも見える。滞在中に、その辺りにも行ってみたいな。
では出かけますか。昨日に続いて、まずはボケリア市場へ。途中にあったリセウ劇場は、その門のデザインが様々な言語の文字。よく見ると、アルファベットはもちろん漢字やひらがな、ロシア文字などもある不思議なデザイン。面白いな。そのすぐ近くがボケリア市場、ここはいつも通りににぎわっている。進む道を少し変えてみると昨日見なかったお店があったり見える方向が変わったりで新鮮な感じ。ホルモンのいろんな部位を売っている店があり、なんとも興味深い。新鮮なエビが並ぶお店もおいしそうだし、生みたて卵を売るお店もあるんだね。
いろいろ見ていると、タコスを発見。ハンバーガーのパテのようなのが入っていて、いただきましょう。野菜もチーズも入っていてまさにチーズバーガーで、スパイスが効いているのがいい感じ(6E)。お腹もそんなにすいているわけではないのだが、ふと席の空いているバルを発見。どんなものがあるかとメニューを見ているとそのまま席に着くことに。まあ、仕方ないですね。ここはまずサングリア。ほんのり甘みがあり、さわやかさが夏にぴったり。ここではシーフードサラダとアンチョビフライをいただきましょう。タコ・エビ・ムール貝とパプリカなどの野菜がたっぷり入ったサラダ、これをオリーブオイルとバルサミコでいただきます。さわやかで、サングリアも進みます。しばらくしてアンチョビフライが出てきた。要するにイワシのフライ、レモンと塩でシンプルにいただきます。ほくほくしてとてもおいしいが、量が多い・・本当は他にイカフライとかも食べたいが、さすがにこの量食べると満腹です。ハーフサイズやミックスがあればいいのにな・・でもおいしかったです。ごちそうさまでした(32E)。
では行きますか。カタルーニャ広場から地下鉄に乗る。切符は一律料金で、一人2.55e。円にすると結構高いもので。緑のL3線に乗り、レセップス駅まで。ここはグエル公園の最寄り駅なので降りる人も多い。改札の壁には、グエル公園をイメージしたモザイク画がありました。駅を出ると小さな公園があり、ここから歩いて15分ほどとのこと。1996年にも来たはずだが、あんまり覚えてないなあ。暑いので、途中のスーパーとかに寄り道しながらゆっくり行こう。
グエル公園への道は、途中から坂道になる。このあたりはなんとなく記憶にあるかも。階段横のエスカレーターもありがたく使いながら登っていく。教会があったり壁の落書きがあったりと景色も楽しめるがとにかく暑い。坂を登りきるとようやくグエル公園の入口に到着。以前はここで並んで入ったのだろうが、今は事前予約制。当日券もあるが、どうやら今日はすべてSOLID OUT。13時からの予約なので15分ほど、なんとか影に入って待つ。5分ほど前になり、入り始める人が出てきたのでもういいのかな。チケットを見せたら、無事に入ることができました(@13E)。
ヤシの木が並ぶ道を進む。ここグエル公園は、グエルが街を見下ろす山の手の土地にイギリス風の住宅街を作ろうとしたことからガウディによって整備された。広い場所に出てきたが、ここは中央テラス。別名をギリシア劇場という共用スペースで、破砕タイルにより装飾されたベンチが周りを取り囲むようにある。この波打つ形は、ガウディが人体の形からイメージしてデザインしたとのこと。ここからはバルセロナの街が見下ろせ、サグラダファミリアとその向こうに広がる地中海、これは絶景ですね。今は建築中だが、サグラダファミリアの完成時にはまた違った景色になるんだろうな。
下に降りると、そこは列柱ホール。市場になる予定の場所だったらしい。まるでギリシアの神殿のような柱が並んでいて、中央テラスを支えている。その天井には太陽や月をイメージしたモザイクがあり、これはガウディの弟子にあたるジュジョールの作品。さらにこの地下には、雨水をためるための貯水槽が作られているらしい。結果的に住宅街としては失敗したようだが、こうして公園という形で現代に残り、人々を集める場所になっているのだ。
中央の大階段を下りる。この途中にあるのが、グエル公園のシンボル的存在のトカゲ。実はドラゴンやオオサンショウウオという説もあるが、それはさておきこの口を開けた表情がなんともユニークだ。人気の場所なのでみんな写真を撮るので、タイミングを見ていい感じに撮れました。このトカゲ、市場下の貯水槽の水を排出するという役割を持っているらしい。単なる飾りかと思っていたら、そんな重要な役割持っていました。そのトカゲより下のところにいるのが蛇のモザイク、ギリシャ神話で預言者モーゼを守ったネフシュタンとのこと。うーん、知らないことがいろいろありますね。
正門にあるのが守衛小屋と管理小屋。どちらもお菓子の家のような建物で、明確に敷地を強調するためにこのようなデザインになっているようだ。テラスから見て左側の守衛小屋は、現在はバルセロナ市の歴史博物館となっていて、少し並んで中に入る。展示や映像などを見るのもいいが、2階や3階の窓から大階段あたりの景色を見るのもいい。さて、これで一通り見たかな。正門を出て、しばらく公園の壁沿いに歩く。外側にもいくつかモザイクがあり、ParkやGuellの文字がデザインされている。同じデザインのものはないんだろうな。
レセップス駅に戻り、ディアゴナル駅で乗り換えてサグラダファミリア駅へ。地上へ出ると、そこにはサグラダファミリアが高くそびえ立っていた。このスケールには毎回圧倒されるが、10年前に来たときよりも明らかに完成に近づいている。まず目につくのがベツレヘムの星を頂華にもつ聖母マリアの塔。2021年に完成したらしい。そして中央にそびえるイエスの塔、こちらは2026年の完成予定だが明らかに前回よりも高くなっている。そしてその周りにそびえる福音史家の4本の塔。聖マルコ(Mc・獅子)と聖ルカ(Lc・牛)は2022年、聖ヨハネ(Jn・鷲)と聖マタイ(Mt・天使)が2023年完成と、コロナ禍もあったが確実に進んでいるようだ。2年後の完成が楽しみです。入場の予約が15:45でまだ少し時間があるので、すぐ近くのカフェでサグラダファミリアを見上げながらオレンジジュースをいただきましょう(4.9E)。
時間が来たので中に入ろう。予約済みのチケット(@36E)を見せ、その後荷物検査があるのだが、その際にキャップを取り忘れてしまった・・・セキュリティエリアなので戻れず、すぐに係員に聞いてみるがこの時点では見つからず。帰る前にインフォメーションに問い合わせをするので、詳細は後ほど。
まずは生誕のファサード。唯一、ガウディの生存中に完成している。イエス誕生の喜びを表したもので、イエスの幼少期のできごとが表現されている。先端にあるのが「生命の水」、腐敗しないものの象徴であるイトスギと、神のもとに集まるハトなどが表現されている。そこから左側に「マリアとヨセフの婚姻」「嬰児虐待」「エジプトへの逃避」「東方三博士の礼拝」と続き、再度上から「聖母マリアの戴冠」「受胎告知」「天使の合唱隊」で中央を下りる。そして右側「羊飼いの礼拝」「働くイエス」とつながっている。また、三つの入口は左から「希望の門」「愛徳の門」「信仰の門」で、各門には生命力みなぎる植物や昆虫が彫刻されており、これらは日本人彫刻家の外尾悦郎氏がかかわっているとのこと。外尾氏は他にも天使の合唱隊など、多くの彫刻にかかわっているらしい。
生誕のファサード側から聖堂内に入る。反対側の受難のファサード側の上部にあるステンドグラスが輝いて見える。午後の時間帯なので、日没している方向にある受難のファサード側に光が差しているのだ。聖堂の奥へと入り、そこから主祭壇の方を見る。たくさんの人が聖堂内のベンチに座り、祭壇側に向かっているようだ。聖堂は多数のステンドグラスで囲まれており、生誕のファサード側は青や緑が多く、受難のファサード側は赤やオレンジが多い。聖堂内にはたくさんの柱が立っており、ヤシの木がモチーフになっているとのこと。その柱が支える天井は波打つような装飾になっており、シュロの葉がモチーフになっている。たくさんの人がいて、みな思い思いにこの唯一無二の教会に見とれているようだ。反対側に行くと生誕側のファサード上部にあるステンドグラス、こちらは今は光が直接当たっていないので落ち着いて見える。
主祭壇近くの柱には、その上部に4聖人のシンボルがかたどられている。受難ファサード側の主祭壇に遠い方から聖マタイ(Mt・天使・オレンジ)と聖マルコ(Mc・獅子・赤)、生誕ファサード側が同じく主祭壇に遠い方から聖ヨハネ(Jn・鷲・青)と聖ルカ(Lc・牛・緑)。柱や天井の細かいところまで、聖書に基づいた精巧な装飾が施されているということ。 さて、そろそろ16:30、塔に登る予約の時間。10年前は生誕のファサード側を登ったので、今回は受難のファサード側。エレベーター前に行くと、何や様子が変だ。なんとちょうど10分くらい前から雨が激しく降っていて、この時間から後は天候不順にっより登れないとのこと。なんということ、タイミング悪すぎ。せっかく予約して来たのに・・あと一つ早い時間なら登れたわけだがどうしようもないし、その差額分は後日カードに返金されるのだが、これはなんとも残念。雨はすぐに小降りになったのだが、もう今日はダメなのかなあ・・・とりあえず、受難のファサード側を見よう。
受難のファサードは、生誕のファサードの反対側にある。こちらは太陽が沈む西側にあり、イエスの死がテーマ。生誕に比べると装飾はなく、冷たい石の肌をあらわにすることで受難の苦しみを表現したとのこと。こちらは左の下から右に向かって磔刑前夜のできごとである「最後の晩餐」「ユダの接吻」門を挟んで「ペテロの否定」「イエスの裁判」。続いて左の上からゴルゴだの丘への道である「ロンギヌス」右に「3人のマリアとキレネのシモン」。そして中央上部の「キリストの磔刑」右にある「キリストの埋葬」と続いていく。中央の門には「福音の扉」があり、イエスの生涯最後の2日間について新約聖書からの抜粋が書かれているとのこと。
いつの間にか雨は上がり、急に太陽が差してきた。その光が赤やオレンジのステンドグラスを通して聖堂内を明るく照らしている。なんとも神秘的な様子だ。一番奥にあるステンドグラスが、10年前に来た時にちょうどはめ込んでいたあたりだな。そんな歴を見ることができていたわけで、貴重な体験だったな。ふと見ると、エレベータ前には再度行列ができている。なんと塔に登るのが再開されたらしく、わずか2回分の時間帯だけがキャンセル扱いになったらしい。一応係りの人にごねてはみたが、まあダメだよね・・でもさすがにこれは、何か救済処置があってもよくないか?次いつ来れるかわからないのに、いやむしろ完成したら、リベンジしないといけなくなったということだな。このちょうど1か月後に返金されてたが、購入時のユーロは176円、返金時は158円。10ユーロの2人分なので360円の為替差損。すごく損した気分。
主祭壇から見た正面に、大きな扉がある。ここが完成時には正門になるのだが、よく見ると様々な言語で文字が書かれている。おそらく聖書の一文と思われるが、アルファベットの言語以外にも日本語や中国語らしい漢字、アラビアやギリシャなどの文字も並んでいる。この正門はいずれ「栄光のファサード」として最も壮麗なファサードになるらしいので、完成が楽しみです。2030年くらいに来れたらいいな。
一通り見たかな。塔はもう仕方がないので、行きますか。地下には様々な展示があり、サグラダファミリアの歴史や完成予想図、バルセロナの歴史など古い写真とともに説明がある。途中、工房もありました。3Dプリンタが見えるが、これで随分作業効率は上がったらしい。出口近くには彫刻家の名前が記されており、その中には日本人・外尾悦郎氏の名がありました。バルセロナで最も有名な観光地、サグラダファミリアがこれにて終了。そういえば、今回で6回目でした。1988・1996・1999・2004・2014に続く2024なので、次は遅くとも2034年までに。
さて、最後にここを出る前に、インフォメーションで忘れ物のキャップの件を問い合わせ。残念ながら現時点では届いていないが、連絡先のメアドとキャップの特徴を伝える。たまたまグエル公園で撮った写真に写っていたので、色やデザインを詳しく伝えることができた。見つかればいいな。では最後に、サグラダファミリア前の公園へ。ここでは池越しに全体像をとらえることができる。やっぱりこの写真は撮っておかないと。これは生誕側なので、受難側にも行ってみる。こちらには池はないが公園はあるので、同じように全体像を撮ることはできる。栄光のファサード側はまだ工事中だが、これはどうなっていくんだろうな。いずれにしても、2年後の完成がたのしみです。
近くのスーパーに立ち寄った後、では夜ごはん。サグラダファミリアからほど近い、EL GLOPが目当てのレストラン。今が19時過ぎ、お店に入ると日本人や韓国人など、アジア系のお客さんが多い感じ。欧米人はもう少し遅い時間かな。席も空いていたし、ちょうどいい。まずはビールでのどを潤す。さて、ここの目的はエビのアヒージョ。しっかり大きめのエビが旨味たっぷりのオイルでアツアツになっている、これは、パンが必要ですね。エビをそのまま味わい、オイルをパンで味わい、どんどんすすみます。そしてここで食べたいのはフィデウア。パスタのパエリヤだ。昨日のお米のももちろんいいが、魚介の旨味をたっぷり吸いこんだ細いパスタというのも実にうまい。お米よりもさらっといただける感じで、こちらもどんどん進みます。とはいえしっかりパンの食べているのでこれでいい感じに満腹になるな。もっと他のものも食べたいところだが、こんなものかな。コーヒーとコルタードをいただき、ごちそうさまでした(50.85E)。
帰りは最寄りのMonumental駅からメトロに乗ろうと思ったが、駅の工事でどうやら閉鎖中。なので結局はサグラダファミリア駅まで戻り、リセウ駅まで。ランブラス通りは夜の賑わいを見せていました。今日は市場・グエル公園・サグラダファミリアとなかなかハードな1日だったな。どこも楽しかったが、やっぱり塔に登れなかったのが心残り。あと、サグラダファミリアで忘れたキャップについてはメールでの連絡があり、見つかったとのこと。よかった。明日はまず、取りに行きましょう。