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夜明け前に目が覚めた。ビーチに出ると、誰もいなくて波の音しか聞こえない静寂だ。明るくなりかけているが、幾つか明るい星がまだ見えている。また穏やかな一日が、これから始まる。少し早いが起きますか。屋外のバスタブにお湯をためる。少し時間がかかったが、広い石のバスタブにゆったりと入る。空が見え、朝の光が穏やかに差し込む。なんて気持ちがいいのだ・・・のんびりと温まったところでシャワーを浴びる。これも空を見ながら、気持ちがいい。さっぱりしたところで再びビーチにでると、まだ誰もいないが朝の陽射しで海がキラキラとしていた。
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部屋からビーチへ
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だれもいない
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部屋は見えない
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朝ごはんへ行きましょう。アトールマーケット(Atoll Market)は屋内も白い砂で敷き詰められている。朝日が気持ちいいので、外のテーブルにつきましょう。ビュッフェの広いスペースにはハムやサラダ、果物などがたくさん並んでいる。フレッシュなオレンジジュースをいただき、いろいろとたっぷりいただきましょう。ここは昼や夜はインディアンやイタリアン、グリルなどもあってさらに充実するらしい。ゆったり朝ごはんを楽しんでいると、モルジブ人のスタッフが気さくに声をかけてくれる。誰が教えたか、「そんなの関係ねえ」「おっぱっぴー」がお気に入りのようだが・・・
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広いビュッフェ
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朝日の中で
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果物もたっぷり
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部屋にもどって少し休憩。でも11時には水上コテージへと移動なので、荷造りをする。飛行機に乗るわけでは無いのでそんなにしっかりしなくてもいいからまだ楽だ。このビーチビラには一泊だけだったが、外のバスもゆったり楽しんだし満喫したかな。もうちょっとゆっくりしたい気持ちもあるけれど、これから行く水上コテージも楽しみだ。11時になり、スタッフが荷物を取りに来てくれた。
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水上飛行機だ
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プールから海を見る
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プルメリアの花
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さて行きますか。ビーチビラに別れを告げ、水上コテージのある向かいの島にドーニで移動しようとしていたら、日本人スタッフのAyaさんが声をかけてきてくれて案内してくれた。ドーニはモルジブ独自の船で、静かな海を滑るように走る。5分ほどで向かいの島に到着。こちらはフロントのあるメインの島に比べると、少しこじんまりとして、静かにのんびりできそうだ。桟橋を渡り、白い砂の上を少し歩いていくと、10棟ほどの水上コテージが立ち並ぶところにやってきた。案内されたのは306号室、角部屋だ。中に入ると・・・すばらしい。部屋はビーチビラより少し狭くはなるが、それでもかなり広い部屋と広いベッド、そして部屋から一面に広がる青い海と青い空。遠くにメインの島が見え、パラソルとデッキチェアのある広いベランダからはそのまま海に入ることもできる。バスルームもゆったりとしていて、海を見ながらバスタイムを楽しむことができる。理由は分からないが、部屋を移ることができて本当にラッキーだ。こんな贅沢、いいのかな・・・
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ドーニで移動
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角部屋が泊まった部屋
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広いベッド
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部屋から海が見える
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バスルームからも海が
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ブルガリのアメニティ
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さあ、海に行きましょうか。シュノーケリングにいいビーチはメインの島なので、準備をしてドーニにのってメイン島へ。225号室前あたりがいいとのことなので、さっきまでいた部屋の近くまで来たぞ。ビーチでは泳いでいる人、本を読んでいる人、日焼けをしている人などみんな思い思いのバカンスを楽しんでいる。
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向こうに水上コテージ
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遠くにみえるドーニが
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やって来た
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ちょうどパラソルのあるデッキチェアがあいていたのでそこをキープ。海に入る。白い砂が気持ちがいい。波打ち際にも魚の姿が見えるぞ。早速マスクとフィンをつけ、シュノーケリング開始。かなり遠浅で、砂浜がずっと続いている。このあたりにはぽつぽつと珊瑚があり、そこに魚がいろいろいるぞ。沖縄やグアムでも見るような白黒ストライプのスズメダイがたくさんいるが、この辺りでもかなり大きなチョウチョウウオやアオブダイがいるのがモルジブらしいのかな。もう少し沖へと行くと、一面に珊瑚が広がっている。この辺りでもかなり浅く、まだまだ十分に足が立つ。もう少し沖へと行くと、急に深くなりこの辺りがドロップオフだ。崖のような斜面には一面の珊瑚があり、そこはたくさんの魚たちの棲家。深さは10メートルくらいあるかな。天気がいいし、透明度も高いので底まできれいにみえるね。やはりこの辺りにくると、砂浜とは違った魚たちが群れをなして泳いでいる。おいしそうな魚もきれいな魚もいるね。たくさんの熱帯魚達の群れにしばし見とれる。せっかくなのでたくさん写真を撮ろう。何度も窒息しそうになりながら、できるかぎり深く潜って写真を撮る。耳抜きしないと耳が痛いぜ。
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スズメダイの群れ
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チョウチョウウオ
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アオブダイ
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2匹なかよく
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水面にはサヨリ
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3匹なかよく
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おいしそうな魚の群れ
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熱帯魚まみれ
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ヨスジフエダイ
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何度も潜って疲れたな。そろそろ戻りましょうか。波打ち際で遊ぶさーちゃんのところに戻り、海を見ながらのあんドーナツタイム。海辺で甘いもの、いいねえ。ふう、面白かった。部屋に戻りますか。お腹が空いたので、ここは日本から持参のカップラーメン。お湯は部屋で沸かせるしね。海遊びのあと、青い海を見ながらのラーメンはまさに至福のひととき。実にうまいねえ。さて、シャワーを浴びますか。窓から青い海を見ながらブルガリのアメニティを楽しむバスタイム、なんて気持ちがいいんだ。ビーチビラもよかったが、水上コテージは海の見える開放感でなんとも気持ちがいい。ごきげんなバスタイムをすごして、さっぱりしたぞ。
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砂浜にうつる椰子の影
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部屋から見るスパエリア
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至福の麺づくりタイム
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そろそろ18時。今日はモルジブでただ一度だけの贅沢ディナーの日だ。このために日本から持ってきたジャケットとワンピースを着て、コンラッドの名を世界に知らしめているともいえる水中レストラン、イター(ithaa)へと行きましょう。夕陽の中、ドーニにのって本島へ。ディナーは18時半からだが、10分前くらいにレストランに到着。受付で予約表をみると6テーブル分の名前があり、どうやらもう一組日本人がいるようだ。まずは水上にあるウェイティングルームへ。ここでなんと、靴を脱げと。ドレスコードがスマートカジュアルだからジャケットを持ってきていたのだが、やっぱりリゾート地、もっとカジュアルでもよかったのかな。でもまさか靴を脱げとは・・・わざわざ革靴を持ってこなくてよかった。ここでシャンパンをいただきながら準備ができるのを待つ。テーブルには水がはってあり、そこにプルメリアの花が浮かべてあってとてもきれいだ。さあ、どうやら準備ができたようだ。青い壁の階段を下りると、そこには幻想の世界が待っていた。
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レストランの入口
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これが水中にあるレストラン
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シャンパンをいただく
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水中レストラン・イターは水深6メートルにあり、2005年にオープン。世界初の水中レストランとして世界的にも有名なところだ。ここはモルジブを象徴するところの一つとして是非とも来てみたかった所で、このホテルを選んだ決め手にもなったところだ。まだ日が落ちていない時間帯なので明るく日が差し、たくさんの魚が泳いでいるのが見える。見通しがいいように一番奥のテーブルにつく。空いているテーブルもあるが、もう一組予約していた日本人は来ないのかな?
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水中レストラン・イターの様子(コンラッドHPより)
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席につくと魚が目の前に見える。これは魚がわれわれを見に来ているのかな?メニューとワインリストを頂く。フルコースのメニューは以下の通り。メインだけは選ぶのだが、やっぱり魚かな。
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Welcome
Welcome Maldivian "Sai Tea" infused with indigenous plants & herbs
"Roshi" selected Maldivian Flat breads
Cold Starter
Yellow fin tuna sashimi with wasabi - soy sauce
Grilled scallops build on filo pustry
Crab tower with thin chiabatta and truffle mayonnaise
Soup Degustation
Pandan leaf flavoured reduced duck broth
Chilled gazpacho soup
Roasted Maldivian pumpkin soup with sour cream and black imperial caviar
Lobster Course
...poached with coconut sauce
...with liquid ravioli and lime foam
...mousse with sun dried tomatoes
Main Course
Reef fish with ginger foam and Champagne risotto
or
Char grilled wagyu Beef rib eye steak with foie gras and rosemary veal jus
Side Dishes
Zucchini rolls stuffed with sweet potato mash
Zucchini puree
Papaya mash
Warm snow pea salad
Desserts
Hot and cold chocolate with passion fruit
Maldivian banana and chili mascarpone cream with refreshing crushed basil
Stuffed coconut pane cake with balsamic reduction
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さて、ワインはどうしようか。妙に巨大なワインリストを見ると、想像通りではあるがなんとも高い。一番安いのがアルザスのゲベルツ、それが80ドルかあ・・・でも一番安いのもなんなので、ロワールのサンセールにしましょう。120ドルだがやむをえない、今日は無礼講。まずはモルジブのお茶「Sai」を頂く。少し甘みがあり、ハーブの香りがするおいしいお茶だ。次に「Roshi」というモルジブの平たいパンがでてきた。ココナツやカレー、バナナやプレーンなどいろいろな種類がある。シンプルで、それぞれにおいしいぞ。サンセールとともに、これから始まるディナーを待つ。
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水族館のよう
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たくさんの魚と塩
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モルジブのパンとお茶
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まずは前菜。カニ・ホタテ・マグロをそれぞれきれいな一口サイズにアレンジしたものがでてきた。どれも上品で、白ワインにあう味だ。ゆっくりと味わいながらいただく。この中では特にマグロがおいしかったかな。続いてはスープ。モルジブのカボチャスープは少しコクがあり、甘すぎずほっくりとした味わい。ガスパチョは少し辛味があり、野菜の歯応えが残っていて好みの味。そしてカモのスープ、これが絶品。カモの味わいがしっかりと出ていて、それでいてサッパリとしていて、付け合せのパルミジャーノとあわせると更なる美味。これはいいねえ。量も多過ぎず、いろんな種類が食べられて、ちょうどいいです。そしてロブスターコース。シンプルに蒸したものとココナツソース、ドライトマトとムースにしたもの、そして不思議な食感の、柔らかいラビオリ。かわったロブスターのコースにワインも進みます。
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カニ・ホタテ・マグロ
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スープ3種
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ロブスターいろいろ
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外はもう夜になっている。でもライトアップをしているので、たくさんの魚が行きかうのが見える。そしていつの間にやら、大きなエイがやってきた。昨日見たマンタもそうだが、光に集まるのかな。大きなエイがガラス面に添うように行ったり来たりをくり返している。見ていて飽きないね。
さて、料理はいよいよメイン。リーフフィッシュということは、まさにサンゴ礁にいる魚ということか。今見ている魚たちの中にも仲間がいるかもしれないね・・・おいしくいただきましょう。ズッキーニやシャンパンリゾットなどの付け合せもおいしいです。そろそろ白ワインもなくなってきたな。最後にデザート。パッションフルーツのシャーベットはサッパリしていておいしい。そしてマスカルポーネのデザートは、なんだか甘さの中に鋭い辛さがある。これは不思議な味わいだ。デザートなのにこんなにチリなんて・・・ちょうど最後のワインが進んでいい感じだ。食後にチョコレートが出たが、これは少しいただければいいか。ふう、満腹です。ごちそうさまでした。エイを見ながらのんびりしていると、いつの間にやら最後の客となった。そろそろ行きますか。水中レストランでのディナーという夢のような時間は、楽しくそしてあっという間に過ぎていきました。
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メインディッシュ
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デザート盛り合わせ
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食後にチョコレート
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大きなエイ
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夜の水中レストラン
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上から見たところ
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靴は履かずに裸足のまま帰ろう。昨日入ったランガリバーは、今日も賑わっている。ドーニに乗って向かいの島へと戻る。船がでてすぐに電気が消されたので、真っ暗な中を滑るように進んでいく。暗いだけあって、星がきれいに見えるね。砂浜を裸足で歩きながら部屋に戻って、ベランダに出るとここからも満天の星空。デッキチェアに横になり、波の音を聞きながら満天の星空を眺めるこの贅沢。夜でも寒くないこの空気の中で、いつの間にやら眠りに落ちてしまった・・・
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