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ここからスムーズに行きたい。第一の関門は、入国審査。イギリスはとにかくいつも時間がかかるのだ。飛行機を降りてからかなりの距離を歩くのだが、少しでも先に行けるように早足で歩く。そして入国審査に到着、並んではいるが思ったほど多くはない。よかった。係員もたくさんいるのでそれなりに列は進み、問題なく通過。第二の関門は荷物。ドバイで積み込みのトラブルもあったようだし大丈夫だろうか。少し不安であったが、荷物受取に着いたときにはすでに荷物が回っており、すぐに見つけることができた。第三の関門はポンドの現金。到着ロビーに出るとすぐにキャッシングマシーンを見つけることができた。特に何の問題もなく、20ポンド紙幣を4枚と10ポンド紙幣を2枚の計100ポンドをゲットした。
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ヒースロー・エクスプレス
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そして第四の関門は、ヒースローエクスプレス。到着したのは第三ターミナルで、ここから案内表示に従ってひたすら歩く。数分早足で、乗り場に到着。チケットの自動販売機は分かりづらいので、インフォメーションで直接購入。往復2人分で54ポンド、高いなあ。この時点で13時11分、ホームに降りると次の電車が13時17分発。よし、ちょうどいい感じだ。普段は15分おきなのだが、今日は工事の関係で30分おきとなっているらしい。出たばっかりだとちょっとショックだよね。定刻通りにヒースローエクスプレスが到着し、わずか15分でパディントン駅に到着。いいぞいいそ。
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第五の関門は地下鉄。パディントンの地下に行くと、切符売り場にはかなりの列ができている。エクスプレスが到着したばかりだからか・・・もう少し前の車両に乗るべきだったかな。とにかく並ぼう。10分ほどして、ようやく自分の番が来た。最新のタッチパネル式の券売機で、なんと日本語の説明もある。せっかくなので日本語バージョンで買うことにしましょう。切符の種類、目的地を入れると料金が出るのだが、わずか6駅の移動にかかる代金が3ポンド。700円ではないか。これが実は最低料金で、一駅でもこの値段。どういうこと?過去にも何度か乗っているが、こんなに高かった印象はないのだが・・・いくらポンド高とはいえ、ちょっと異常な値段だな。文句を言っても仕方がないから切符をゲットし、ホームへと向かう。階段の上り下りが結構あったが、なんとかホームに到着。この駅は複数の路線が乗り入れ、行き先もまちまちなのだ。今日の目的地であるFulham BroadwayはWimbledon行きの途中なので、すぐに来てくれればいいが・・・数分後に来た電車が、ちょうどWimbledon行き。これはラッキーだ。さっそく乗り込む。車内は以前と特に変わった様子もなく、とても700円もする電車とは思えない。途中の駅で、いかにもチェルシーサポーターらしき人が乗り込んでくる。もうしばらくすると、もっと混んでくるんだろうなあ。Fulham Broadwayに到着し、ほとんどの人がここで降りる。この時点で14時15分。なんとかここまで来たぞ。5つの関門は、ほぼ問題なくクリアできたようだ。あとはホテルにチェックインをするのみだ。駅前のメインストリートには、たくさんのチェルシーサポーターがいる。ユニフォームやマフラーを売るお店や、ホットドッグのスタンドなど、かなり賑やかだ。その人込みを荷物を引きずって進み、ホテルに到着。最初に入った建物はホテルの別館で、フロントはなかったがここで今日の試合のプログラムをゲット。向かいにある建物がホテルだ。中に入り、2階にあるフロントへ行くと、ロビーにはバーがあり試合前にビールを飲んでいる人がたくさんいる。さて、フロントでチェックイン。予約の紙を出すと、引き換えに今日の試合のチケットが手渡された。これを待ち望んでいたのだ・・・部屋に入ると14時25分、なんとか無事に到着した。ドバイの出発が遅れたのがマイナス要因だが、他はなんとかスムーズに来れた。ヒースローであと数分入国手続きが遅れていたら、エクスプレスが次の便となり、ホテルへの到着が30分遅れていただろう。その分地下鉄も混んでいただろうし、試合開始には間に合わなかっただろうなあ。とにかく無事についた。
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ホテルの外観
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念願のチケット
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ホテルの部屋
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思ったよりも寒くなく、今はむしろ移動し続けで暑いくらい。出かける準備をしよう。防寒用に持ってはきたが、今日はひざかけもホッカイロもいらないな。ただ少し雨が降ってきたようなので、レインコートは持っていきましょう。屋根の無い席だと嫌だしね。14時40分にホテルを出ると・・・なんと大雨。ヒースローに着いた時は晴れていたのに、イギリスの天気は変わりやすいなあ。ということで、さっそくレインコートを着込むことになった。さっきまでロビーにいたたくさんの人も、ほとんどいなくなっている。みんなもうスタジアムに入ったのだろう。さあ、7番ゲートへと向かおう。ホテルからそれほど遠くないところに、そのゲートはあった。少し並んで中に入る。持ってはいなかったが、ペットボトルチェックはされたね。もうどこのスタジアムも、持ち込めないと思ったほうがいいんだろうな。中に入り、狭い階段を最上階まで上がり、通路を抜けて最後の階段を登り切ると、急な傾斜で眼下に緑のピッチが広がっていた。
座席はほぼ満席。我々の席はかなり上の方だが、傾斜があるせいでピッチ全体を広く見渡せ、とても見やすい。もちろんサッカー専用スタジアムなので、距離が近いせいもあるのだろう。雨が降ってはいるが、屋根があるので問題は無い。でも一階席の前の方はぬれるだろうなあ。席につき、ほっと落ち着いたところでチェルシー&フルハム両チームの選手が入場。まさにぎりぎり間に合ったというタイミング。前半はチェルシーのキックオフでスタート、最初にボールを蹴ったのはドログバ。これから90分間の戦いが始まる。間に合ってよかった・・・
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両チーム整列
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全体が見渡せる
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キックオフ!
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前半は向かって右側に攻めるチェルシー。ドログバ、カルーの2トップに2列目からランパードやバラックがパスを出し、何度かチャンスを作るもののなかなか点が入らない。しばらくすると、チェルシーのゴール前になぜか白と黒の風船がたくさん流れ込んできた。いったん試合を中断するかと思いきや、誰も気にしていない感じ。どれがボールか分からなくは・・・ならないよね。キーパーが足でつぶしてました。そんな中、先制したのはフルハム。前半16分、モリッツが左隅にゴール!ゴール裏の一部に陣取るフルハムサポーターは大喜び。さあ、チェルシーが追いかける展開になったぞ。その後は攻守の切り替えの速い展開が続く。後ろの席のサポーターが「カモン!」とか「チェルシー!」とかずっと何かしら叫んでいて、おもしろかった。そして35分、なんとフルハムのリアムがオウンゴール。チェルシーが追いついた。前半はこのまま終了。
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ボールはどれだよ!
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ゴール前の攻防
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ディフェンスライン
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後半がスタート。今度は左側、われわれの目の前あるゴールに向けて攻める。57分、ジェレミに代わってシェフチェンコが入った。ゴールを決めてくれないかなあ。だんだんとゴールに迫る回数が多くなってきたようだ。そして62分、ゴール前でランパードがあげたクロスに、ドログバがヘディングであわせ、ゴール右隅にゴール!チェルシー、勝ち越しだ。サポーターたちは立ち上がって大喜びだ。さて、このまま逃げ切るか、どうなるかな。試合開始から降り続く雨は、ここに来て一段と激しさを増してきた。写真でも雨の様子が分かるくらいの大雨で、しかも風も強い。選手も大変だろうが、それよりも一階席やゴール裏のサポーター。どう考えてもずぶぬれだよね。でも誰も傘をさすこともなく、席を立つこともなく、懸命に声を上げて応援を続けている。もともとあまり傘をささない人たちだし、別に普通のことなのかなあ。80分を過ぎ、カルーに代えてDFのウェイン・ブリッジを投入。そろそろ守備固めかな。このまま逃げ切れるかな、と思った84分、ゴール前のクリアミスをフルハムのカルロスがゴール。同点だ。守備の要であるテリーを怪我で欠くチェルシー、ここ数試合をみても、どうも守備の不安があるようだ。試合はこのままタイムアップ。ホームだし、首位のマンUとの勝ち点差を考えると是非勝ちきりたかったチェルシーのサポーターはため息とともにスタジアムをあとにする。対照的に、チェルシー相手に勝ち点1がとれたフルハムのサポーターは大喜び。われわれとしてはせっかくなのでチェルシーの勝利を見たかったが・・・でもおもしろかったです。
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屋根がありがたい
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観客席の様子
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シェフチェンコ&ドログバ
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激しい雨の中の応援
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選手も大変
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試合終了
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スタジアムをでると、もう雨は上がっているた。でも随分と激しく降ったせいで、気温が下がったようだ。風もあり、かなり寒くなっている。今日は歩いて数分のホテルに帰ればいいだけなので、楽だな。ホテルの入り口には係員がいて、宿泊客しか入れないようになっている。まあそうだよね。パブとかレストランとか、宿泊客が入れなくなる、というのも変な話だしね。とにかくまずは部屋に戻ろう。晩ごはんは20時の予約なので、まだ2時間半以上ある。さすがに疲れたし、寒いのでお湯を沸かしてインスタントの味噌汁でほっと一息。さすが紅茶の国、イギリスのホテルはお湯が沸かせるからいいねえ。やっぱり日本人、味噌汁は落ち着きます。しばらくすると体が少し温かくなったし、疲れも溜まっているので2時間ほど寝ましょう。体を伸ばせるっていいなあ・・・
19時半に目ざましがなった。ちょっと寒いかな。20時少し前に、2階にあるレストランへと向かう。レストランは真ん中に仕切りがあり、左手は一般客用、右手は我々と同じようなパッケージツアー参加者用のビュッフェになっている。席につき、まずはドリンクを頼む。2人で一本ワインがついているので、今日は赤ワインをいただくことにしましょう。ハウスワインだが、ボルドーでしっかりしたワイン。まだ寝起きで少し冷えた体にはちょうどいいな。さて、ビュッフェを取りに行きましょうか。まずは冷たい系。スモークサーモンやサラミ、サラダやポテトなどをバランスよくね。いろいろとあるのだが、さすがに朝ごはんで食べるようなハムはどうせ毎朝出るだろうし、あまり今食べたい気分にはならない。赤ワインだし、どちらかといえばしっかりした味のものを中心にいただく。時差ぼけ寝起きで変な感じだが、少し飲んで食べていると体が起きてきたぞ。続いては温かい系。お肉や温野菜など、こちらもバランスよくね。肉をとるときに、前にいた人がお皿が見えなくなるほどの肉をとっていた。野菜も取ろうよ、そんな肉ばかり食べてどうするんだよ・・・でも普通のことなんだろうねえ。われわれへタレ40前日本人は、野菜をメインに取らないと次の日に響くのです。ということで1枚だけとった牛肉だが、これがなかなかおいしい。柔らかくて、ほどよい火加減で、やはりローストビーフの国なのかなあ。
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ハウスワイン
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ビュッフェをどう取るか
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肉は一枚で十分
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マッシュルームスープ
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ちょっとスープでもいただきましょう。取りに行くと、ちょうどウェイターの人がいて、カップに入れてくれる。ああ、随分とたっぷり入れてくれましたねえ。マッシュルームスープらしく、少し濃厚な美味しいスープだ。でもちょっと多いよね・・・クルトンまで入れてくれそうだったので断ったが、お願いしたらたっぷり入れてくれたんだろうなあ。ふう、おなかがいっぱいになった。デザートもいろいろとあるのだが、少しだけ甘いものを頂けばそれで十分かな。あとは食後の紅茶を頂き、ごちそうさまでした。コースの料理だったらヘビーと思ったが、こういうときはビュッフェでちょうどいい。
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長い長い一日が終わった。日本を無事に出発し、ドバイ経由でぎりぎり試合開始に間に合った。突然の大雨には遭ったが、それほど影響はしなかった。スタジアムの熱気の中、ゴールシーンを目の前で見れた。そしてスタジアム近くのきれいなホテルで晩ごはんを食べ、ゆっくり過ごせる。ふう、うまくことが運んでよかった。あとは寝るだけ、おやすみなさい・・・
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