2005/4/30 〜Locorotondo〜Ostuni〜
〜朝の散策の後、ロコロトンドとオストゥーニへ。個性的な白く静かな街をゆったりと楽しむ。昼はパスタ、夜は今日も前菜三昧。〜 ★ユーロ(約132円)★

5時過ぎ、目が覚めた。夜明け前の明るくなり始めた部屋の外では、たくさんの鳥たちが鳴いている。さあて、シャワーを浴びるか。前回泊まったときは、タンク式シャワーで2人目後半は水になってしまったものだが・・・今回は1人目でアウト。かなり節約しているはずが、1人目の後半からは水になってしまう。そうかあ、タンクが小さいんだ。ということは逆にあったまるのも早いだろうということで、1時間程して2人目チャレンジ。最初は熱い湯が出てくるが、頭洗って体洗ってしていると急に温度が下がってきた。なんだよー。でもなんとか洗い終える。さすがにこれでは寒いので暖房を最高にするが、なかなか暖まらない。うーん、昨日からつけておけばよかったね。そのあとドライヤーをかけているとブレーカーは飛ぶし・・・世界遺産トゥルッリ、水回りと電気系統はかなり厳しいか。この季節ならばまだしも、真冬はどうなるのだろうか。


そろそろ夜明け


部屋の前で


朝は静か



シンプルな朝ごはん


さて、そろそろ8時半。朝ごはんへと行きますか。朝のアルベロベッロは、人がいなくてとても気持ちがいい。朝日を浴びたトゥルッリと、青空のコントラストが最高だ。レストランの前に行くと、パパママに弟夫婦と合流。みんな朝の散歩を楽しんだようだ。あさごはんはちょっと前回と形式は変わっていたが、やはりパンとコーヒーが基本のシンプルなもの。外に面したテーブルはかなり寒いが、朝のひとときを楽しむ。ただノッチョーラのヨーグルトは好みではなかった・・二度と食べないよ。食後は散歩をしよう。


どこかで写真をとろうと思い、坂道を登る。坂を登り切ったころ、昨日のMatarreseのオレンジおばさんが。ちょうどこのあたりの景色がいいので集合写真を取ってもらい、陽気なおばさんの勧めでトゥルッリの中のカフェタイム。いろんな種類のタラッリとともに、エスプレッソを楽しむ。途中、お孫さんであろう小さな女の子が外から帰ってきたら、おばさん飲みもの作ってドーナツあげてと大いそがし。そんな合間にこちらにも話しかけてくれ、片言イタリア語大活躍。ほっと一息ついた後、奥の部屋を見せてくれることに。トゥルッリの中は意外に広く、きれいに片づいている。外から見たら6つつながりのトゥルッリだが、中はお店だったりリビングだったり寝室だったり、機能的に作られている。さらに屋根へと登ると、かわいい子犬が我々を迎えてくれた。もうなでてくれといわんばかりの服従ポーズだ。いや逆にこれは「おなでなさい」という女王様ポーズか。上にから見ると、トゥルッリ同士がつながっているのがさらに分かる。しっかりとした作りで、数名が登ったくらいではまるでびくともしない。当たり前か。正面からみると6つつながりだが、実は裏側にもたくさんのトゥルッリがあるのだ。下に降りた後は、お店で買い物タイム。昨日ある程度目をつけていたようだが、テーブルクロスやランチョンマットなど、それぞれが好みのものをゲット(75E)。いずれもトゥルッリの模様が染めてあるのだが、染料がバジルだったりオレンジだったりブルーベリーだったりと、これはイタリアの草木染め。いい記念になったね。楽しいひとときでした。


朝日を浴びるトゥルッリ


タラッリいろいろ


遠くに教会を臨む


屋根の様子


青空とのコントラス


土笛いろいろ


さて、そろそろ行きますか。一旦部屋にもどってさっと片付けをして、車へと向かう。途中、キャッシングで現金確保だ(200E)。もうすでに日差しはきつく、車のなかはけっこう暑くなっているぞ、さあ、まずはロコロトンドに向けて出発だ!

ロコロトンドへの道は勝手知ったる道。ほぼ一本道だけどね。今日のBGMは小田和正「自己ベスト」で行こう。まずはロコロトンド全体を見渡せるスポットへ。ロコロトンドの町からマルティーナフランカへ向かう道に入り、途中少し外れると、そこには見覚えのあるトゥルッリが。ここから振り返ってロコロトンドの町を見上げると、まるでケーキの様に見えるのだ。しかもちょうど今の時間帯は太陽を浴びており、さらに白さが引き立つ。しばし、写真タイム。静かな、いい景色だ。さあて、町へ向かいましょう。ロコロトンドの駐車場に車をとめ、今度は町の回りから景色を見渡す。緑の中にトゥルッリが点在する、何とも言えない景色だ。ぶらぶら歩きながら、町外れの高台にある公園へと入る。ここでしばしのんびりと過ごす。ひなたはかなり暑くなってきたが、日陰はとても涼しい。気持ちいいね。途中、遠くに電車が走っていくのが見えた。ロコロトンドやアルベロベッロにも駅があるのだが、さていったい一日何本くらい走っているのだろうか。さて、町に入りますか。狭い道に白い壁、そして青空。雰囲気のある町を、ぶらぶらと楽しむ。途中、食材やさんに入る。パスタやワインなどいろいろとあるが、一番絞りのオリーブオイルとオレキエッテをゲット(10.5E)。あとこの地方の名物である、アーモンド入りの干しいちじくを食べさせてもらった。その後もぶらぶらと散歩。教会までやってきたぞ。ここをもう少しいくと、例の工事現場。見ると、アスファルトがきれいになっている。やはりあの粋なおじさんは、ただものではなかったらしい。2年という歳月を経て、きれいに上塗りされたのか・・・12時を回ったな。この近くにこの前行ったレストランがあるのだが、確か13時から。念のために行ってみると、まったくあいている気配がない。そうですねえ、1時間待つのもなんだし、オストゥーニへ向かいますか。


ロコロトンドの町


素朴なトゥルッリ


点在するトゥルッリ


電車が走る


いい感じ


教会


車に乗り、まずはファサーノを目指す。ロコロトンドは高台にあるので途中から山をおりていく感じになるのだが、そこで目の前に広がる無数のオリーブの木に、遠くに広がるアドリア海。絶景なり。そしてファサーノの町に入る。例によって標識に従ってぐにゃぐにゃと町を通り抜けながら、ようやくオストゥーニ行きの広い道に出てきたぞ。ここからはオリーブ畑の中を走る一本道。快適だ。しばらく走ると見えてきましたよ、オストゥーニのウエディングケーキのような旧市街が。見覚えのある広場を抜け、駐車場を発見(@1E)。到着です。

街に入りましょう。ロコロトンドよりは少しにぎやかな感じだ。旧市街に入り、目指すレストランに向かう。看板にしたがって歩くと、ありましたOsteria Del Tempo Perso。昼は週末しかやっていないので、前回は入れなかった店だ。今日は土曜日、やっているようだ。さっそく入ると、洞窟の中のようないい感じ。奥の席につき、ほっと一息。さて、なににしましょうか。と、なにもいわなくてもまずスプマンテとポルペッテが登場。よく冷えたスプマンテで乾杯だ。あとはパスタをそれぞれオーダー。魚貝のもの、トマトソースのオレキエッテ、ムール貝入りのやアスパラガス入りのものなど。あと前菜が何も行わなくてもどんどんでてくるという情報もあったが、それはなかった。でも結局、パスタでおなかいっぱいになってしまったのでかえってよかったが・・・最後はエスプレッソで締め、ごちそうさまでした(82E)。


前菜


ムール貝のパスタ


トマトソースのオレキエッテ


アスパラガスのパスタ


魚介のパスタ


たくさんのお酒


食後は再び街を散策。途中、ジェラートやさんでパパと女性陣がジェラートをゲット(@1.5E)。ピスタチオはあまりおいしくなかったようだが・・・それにしても、オストゥーニの高台から見下ろすオリーブ畑と、その向こうにひろがるアドリア海、絶景だ。しばらく街を歩く。しかしこんなに狭いところにも車が入ってきているのには驚きだ。やはりイタリアは大きな車はつらいな。うろうろしているうちに街をでた。一通り歩いたので、車のところに行きましょうか。前回止めた駐車場を越え、少し狭い坂道を上がるとちょうど駐車場にでてきた。これならば帰り道は分かりやすい。車に乗り込み、帰りはファサーノ・ロコロトンド経由で一気にアルベロベッロまで。お疲れさまでした。昨日買った駐車券をフロントガラスのところにおく。それでは8時、弟部屋前集合ということでしばし自由時間。


教会


オリーブ畑がひろがる


生活ひとこま


遠くにアドリア海


オストゥーニ全容


帰り道


少し眠り、元気復活だ。さて、お店をみにいきましょうか。まずは前回ノッチョーラのリキュールを買ったお店へ。中に入り、きれいな色の瓶を見る。アーモンドやノッチョーラはあるが、前回買っておいしかったメローネが見当たらないぞ。ということで、お店のお兄ちゃんとイタリア語会話スタート。どうやらメローネは昔は作っていたが、結局メロンがここアルベロベッロでできるわけではないのでもう作っていないらしい。うーん残念。でもその後いろんな味見をさせてもらう。アーモンドはやっぱりおいしいし、ノッチョーラもはずせない。あとミントやカモミール、ヴァイオレットなどを試飲。ボトルのサイズとして全部で3本がおさまりいいので、アーモンドとノッチョーラ、そしてミントをゲット(60E)。これで心置きなく飲めるぞ。このお店のにいちゃんも白川郷には行ったことがあるらしく、レジのところに合掌造りのミニチュアが置いてあった。ようし、近いうちにいくことにしよう。次は前回ビンコットを買ったお店に行く。お店に入ると、若い兄ちゃんがいろいろとビンコットの味見をさせてくれた。オリジナルのおいしいが、やっぱりイチジク入りがおいしいな。唐辛子はここで味見すると結構辛くていいのよね。家で料理に使うともうひとつ辛さが感じられないのだが・・・タラッリなどのお菓子とともに味見していると、視線を感じる。振り返ると、前回応対してくれたにいちゃんが。なんだかにやーっとした感じで、あれ、来たことあるでしょみたいな感じ。2年前に応対しただけの日本人を覚えているとはすごい。そんなに印象的だったかな、いやそれとも・・・見る目が妙に怖い。さっきの若い兄ちゃんもそうだが、このお店の店員ってどこかオカマっぽいのよね。当方そのような趣味はございませんので。結局、ビンコットのオリジナルとイチジクの2種類購入(26E)。さて、これで目的を果たしたかな。部屋に戻る途中弟夫婦とばったりあったので、リキュール屋の場所を伝え、その場は別れる。あと水を買い(2.5E)、ちょっと疲れたので部屋で休憩だ。

そろそろ8時。弟部屋前に行くと、もうみんな準備万端。さて、晩ごはんにいきますか。新市街へ行き、ポポロ広場を過ぎてしばらくしたところにあるトゥルッロドーロへ。奥の部屋に案内された。前回は隣のテーブルだったかな。6人にしては少しせまい席に、つめて座る。さあて、何にしましょうか。前菜の盛り合わせは2人前からだが、たくさんでるので2人前で十分。パスタは昼も食べたので、今日はやめておきましょう。あとはメインの肉系をそれぞれが選ぶ。



前菜祭りスタート


まずはハウスワインで乾杯。突き出しにあたるオリーブと乾燥ソラマメを食べながら前菜を待つと、ここから怒涛の前菜攻撃。野菜系・肉系・揚物系などいったいどれだけくるのだろう。でもねえ、特に野菜がおいしいのよね。キノコとかナスとかズッキーニとか。ちょっとずついろいろ食べる。温かい系や数が決まっているものはわりと完食しやすいが、野菜がどっと盛られているものはさすがに完食できなかった。でもこれ2人前だよね?2人だったらこれだけで終わりで、しかも食べきれないよ・・・


どれもうまいよ


内臓系もある


モツァレラも美味


野菜たっぷり


プロシュート最高


ようやく前菜終わり


ひとしきり食べたころ、メイン登場。羊の炭火焼・牛の炭火焼・牛のキノコソースなど。これもパワフルだが、まあこの量ならばなんとか。羊は前回食べたときはアバラの周りの肉だったが、今回は違う部位のようだ。で、羊嫌いが一切れ食べたたらやっぱり口から羊が顔を出したらしい。うーん、正面に座っているのにどうしてもその決定的瞬間を見ることができない。残念だ・・・


羊の炭火焼


牛の炭火焼


きのこソースたっぷり



パンナコッタ


今回の羊もおいしいが、どちらかというと前回の部位の方が好みかな。牛もまた、柔らかくておいしかったようだ。キノコソースは、肉見えないくらいにキノコがたっぷり。おいしいが、ちょっと多すぎかも。結局前菜とメインを分け合う形の注文だったが、もう満腹。日本人的には十分満足です。で、デザートタイム。エスプレッソと、あとパンナコッタを2つ。オレンジソースたっぷりのパンナコッタを分け合って食べる。よこのテーブルのおばさんは肉もデザートもぺろりと平らげていたな。うーん恐るべし(134E)。



夜もいい雰囲気


お店をでると、かなり肌寒くなっている。空には星が広がっている。明日も晴れだろう。弟部屋のあたりの夜景がきれいなので、しばし景色を楽しむ。昼間はあれだけ観光客が多いが、朝と夜はだれもいない。ここに泊まると、こうしてまた違う景色を見ることができるのだ。明日はアルベロベッロを発つ。旅が前半から、中盤へと入るようだ。おやすみなさい・・・