2006/1/2 Siena〜Roma
〜深い霧の中、マンジャの塔から景色を楽しむ。夕方一気にローマに到着、Jの初運転。〜 ★通貨ユーロ(約143円)★


まだ夜が明けない頃に目が覚めた。外を見ると、星が見えていた。今日こそ晴れるといいのだが・・・朝になり、外を見ると昨日と同じ曇り空で、少しガスがかかっているようだ。雨じゃないだけましかなあ。8時半になり、朝ごはんへと向かう。ここも相変わらずシンプルな朝食だが、今日は久しぶりにゆで卵があったのでちょっとうれしい。とはいえさすがにみんな飽きてきたようだが、ゆっくりと朝ごはんを楽しみ、一旦部屋に戻る。外を見ると、さっきよりもさらにガスがかかってきたようだ。テラスにでて、ひとつ深呼吸。静かで、気持ちがいい。


ベランダから


朝ごはん


霧が出てきた


ホテルをチェックアウトし、荷物を預かってもらう(300E)。さて、街を散策しましょう。昨日の夕方と比べると、朝はやはり人通りが少ないね。昨日お昼ごはんを食べたカンポ広場に着く。少し傾斜のある石畳の広場には、あまり人がいなくて感じ。だけどだんだんガスが濃くなってきたせいか、マンジャの塔の頂上がはっきりとは見えない。うーん、どうしよう。でもせっかくなので、登りましょう。入口付近の吹き抜けになったところに、首の無い天使の像が何体も吊るされている。一体何を意味しているのだろうか。昼間でなければかなり不気味だよね。ここからチケット売り場まで、意外に長い階段を登る。チケットをゲットし(@6E)、サンジミニャーノと同様に荷物をロッカーに預けて出発だ。最初は異様に狭い石段を登る。そこを抜けると少しは広くなるが、それでも狭い。ここはどんどん登るしかない。時々ある窓から覗いて見ると、カンポ広場の全体がだんだんと見渡せるようになってくる。この階段は石段なので、サンジミニャーノのようにずっと下が見えるわけではないので怖くないらしい。なるほど。


マンジャの塔


霧が濃い


カンポ広場


近くでマンジャの塔


ちょっと不気味


階段の途中で


石段で登れる一番上まで来たぞ。大きな鐘がぶら下がっている。ここから頂上まではあと少しなのだが、階段がはしご上のものに変わる。いやがる人はここに残し、最後の狭い階段を登りきるとそこは頂上。ここにも鐘があり、102メートルの高さだそうだ。相変わらずガスはかかっているが、風が少しあるのでタイミングによってはガスが少し晴れる方向がある。狭いところを一周しながら、少しでも見えるところを狙って写真をひたすら撮る。こんなときにはデジカメが便利だねえ。天気がよければ遠くトスカーナの丘と平原がきれいに見渡せるのだろうが、残念ながらそこまでは見えない。それでもシエナの街は一通り見渡すことができた。レンガ色で覆われた中世の香りの残る世界遺産の街シエナ。こうして見ることができてよかった。


途中の鐘


頂上から見下ろす


頂上の鐘


ドゥオモ方面


国立絵画館方面


サン・タゴスティーノ教会方面


サンタ・マリア・ディ・セルヴィ教会方面


サン・フランチェスコ教会方面


サン・ドメニコ教会方面


一通り景色を見ることができた。そろそろ降りますか。階段が狭いので、降りるのも一苦労。われわれが登るときにはほとんど降りてくる人がいなかったが、時間が昼に近づいたせいか結構登ってくる人もいるしね。ちょっとでも早めに登っておいてよかったかも。ゆっくり時間をかけ、ようやく下界へと降りてきた。塔をでて今登ってきたところを見上げると、やはりガスの中。湿気が多いので、今日はずっとこんな感じなんだろうね。続いてはドゥオモへ向かう。ここのドゥオモは内部に素晴らしい宗教画の象嵌細工があるらしいのだが、見事に工事中。ミラノもそうだったが、やはりかなり古いものなので補修工事をしないとダメなんだろうね。そう簡単に終わるとは思えないし・・・ドゥオモ正面に飾られた回想前の写真が青空をバックにしており、なんだかむなしい。残念。


登ったら降りる


ドゥオモへの道


ドゥオモ工事中



ほっとカフェラテ


ちょっと休憩しますか。ホテルへ向かう道の途中にあるバールに入り、カフェラテやエスプレッソなど、それぞれが好きなものを頼む。ほっと一息だ。紅茶を頼むと、20種類くらいのティーバッグが運ばれてきてそこから選べる。こういうのもなかなか楽しいものだ(6.95E)。

ホテルに戻り、荷物を受け取る。駐車場に行き、出発の準備。これがトランクが開かなかったり駐車場から出すのが妙に狭かったりで苦労したが、なんとか無事にホテルを出発。12時だ。


すぐに旧市街を出て、一般道を走る。しばらくはロータリーなど、複雑な道が続く。どのくらい走っただろうか、ようやく高速へ向かう表示が出てきた。その標識に従って走ると、無事にシエナ南インターから高速に入れた。ここからはとくに渋滞も無く、迷いようもないので順調に走る。1時間ほど走って、ローマに向かうA1へと分岐。そこからしばらくすると、サービスエリア発見。休憩&お昼ごはんとしましょうか。結構車が停まっていたが、中に入ると想像以上にすごい人だ。なかなか落ち着ける場所もなさそうだが、2階のバールを越え、3階に行くとなんとかカフェテリア形式のお店で席を見つける。何にしようかと思ったが、それほど選択肢もないのでここは魚貝パスタとサラダにしましょうか(11.5E)。作り置きなのでそれほど期待はしていないのだが、まあこういう条件にしてはなかなかのおいしさかな。それにしても、バールはイタリア人だらけでイヤというほど込み合っている。あそこには一生入れそうにないな。


ドライブインで


イタリアハイウェイ


イタリア人で激混み


さて、ここからはJの運転。やはり、一度くらいはハンドル握ってもらわないと。右ハンドルになれないこともあり、最初は教習通り10時と2時の手の位置で、姿勢もよく運転開始。かなりびびっていた感じだが、しばらく高速を走っているうちに落ち着いてきたようだ。3車線なので、真ん中が走りやすい。トスカーナ州を抜け、ウンブリア州に入ると急にすごい雨。見通しはあまりよくないし、高速なので安全運転でね。それがなぜかラツィオ州に入ると嘘のように晴れてきた。ローマまではもう少し、晴れているといいな。しばらく走り、ローマ市内への分岐を過ぎ、サービスエリアでガソリン補給(28E)。ここからはもう最終目的のテルミニ駅までなので、再び運転手交代。きむ氏がハンドルを握ることは結局無かった。まあ無理に乗るものでもないしね。途中で高速代を払い(8.6E)、一路ローマ市内に向けて走る。環状線に入り、SARALIAで高速を降りてローマ市内へ向かうはずが逆に行ってしまった。しばらく行ってから引き返し、あとはCENTROに向けてひたすら走る。少し薄暗くなってきたし、市内なので一方通行や妙な車線の道があったが地図を頼りに走り、そして見慣れたテルミニ駅に到着。ふう、もう少し。あとはテルミニ沿いに走って郵便局を越え、トンネルを越えるとそこはジョリッティ駐車場。ここの7階にあるHertzの駐車エリアに車をとめ、無事に到着。実は到着予定時間を5時間オーバーしているのだが、特になんのチェックもなく、これにてレンタカーの旅は終了。無事に着けてよかった。


もうすぐローマ


お疲れの相棒


テルミニ駅到着


ここからは地下鉄で移動(1E)。ミラノはあれだけ寒かったことを思うと、ここローマは随分と暖かく感じる。地下鉄A線で、Vittorio Emanuele駅からBarberiniへ。Veneto通りを少し中に入ったところにあるHotel Residenzaが今日のホテル。道が暗く、ちょっとわかりづらかったが発見。近くまできてみれば、ずいぶん高級感のあふれるホテルだ。4ツ星だし値段もそれほど高いわけではないが、部屋が広くていい感じ。少し休憩し、まずはスペイン階段へと向かう。

ホテルを出て、数分ほどでスペイン階段の一番上に出てくる。下から見上げることは多いが、こうやった最上部から見るのはひょっとしたら初めてかもしれない。階段の正面からまっすぐ伸びる通りは、ブランドショップが並ぶコンドッティ通り。言うまでもなく、われわれはブランドものよりも食べ物命。というわけで一本左側の道を入っていく。去年のゴールデンウィークにも行ったカラスミやさんが最初の目的。ここで、こういった店では珍しく日本人が一人で接客をしていた。まだ若い女性で、ここまでイタリアの接客に慣れてきたわれわれにはこの丁寧且つ十分な接客はすばらしく感じた。カラスミのパウダーや手ごろな大きさの真空パックなどをゲット(62E)。

続いては肉・惣菜屋さんのVolpettiへ。記憶が頼りだったが、無事に到着できた。ここで生ハムを買うのだが、ミラノのペックと同じく、100グラムずつで真空パックをしてもらう。小さなパンに生ハムのカケラをのせて味見をさせてくれるのだが、やっぱりスライスしたては旨いねえ。お土産用も含めて6パックゲットし、あとサラミやパルミジャーノなど、いろいろとゲット(103.11E)。


クリスマスの飾り


スペイン階段からコンドッティ通り


スペイン階段


さて、晩ごはん。行こうと思っていたLa Campagnaは残念ながら定休日だったが、もう一軒の候補であるOtelloはほぼ満席の状態だったがぎりぎりで入れた。席に着いたあと、なかなか注文を取りに来ないが、まあこんなものさ。ちょっと独特のカメリエーレで、テーブルの数が多いのでまあいいってことよ。実質これが最後のディナーなので、しっかりと食べましょう。まずはやっぱり欠かせないパスタ。トマトソースのパスタと、ミートソースのフィットチーネ。どちらもシンプルでうまい。前回もそうだったが、みんなの好みがなんでも最後はシンプルになっていくのが面白い。いろいろ入っているのもいいが、やっぱり基本がおいしいということか。続いてはミネストローネ。野菜がたっぷりで、おいしいんだよね。少しパルミジャーノを入れるのもまた良し。そしてメインが2種類、一つはサルティンボッカ。子牛の肉を生ハムで挟んでローストしたもので、ローマ地方の名物料理だ。生ハムの塩加減が全体に程よく回り、赤ワインが合う味だ。うーん、3年前にトリノで食べたサルティンボッカはやっぱりどう考えてもおかしいよね。そしてもうひとつはラムのグリル。やっぱりヨーロッパに来たら一度は羊を食べたいな。骨が多いので見た目ほど量は無いが、ジューシーでなかなかおいしい。付け合せのジャガイモもおいしいしね。これも赤ワインが進む味だ。ふう、おなかいっぱいです。最後にエスプレッソで締め、ディナー終了。


ミネストローネ


ラムのグリル


サルティンボッカ



人もまばらなスペイン階段


例のカメリエーレに少しチップを弾むとうれしそうだった。ごちそうさまでした(97.5E)。

今は9時半を過ぎたところ。ほてった体に、少し湿った冷たい空気が心地よい。あれほど賑わっていたスペイン階段も、さすがに人がまばらになっている。こんなときもあるんだね。階段をのぼり、ライトアップされた通りをしばらくぼんやりと眺める。明日はいよいよ最終日、ここまで無事に来れたので、最後まで気を抜かないように楽しみましょう。


ホテルの近くには怪しげな風俗店がある。呼び込みもいたが、そのままやり過ごしてホテルに入る。どんな観光客が入っていくのかなあ。いかにも危なそうなんだけど・・・