2006/1/1 San Gimignano〜Siena
〜冬の冷たい雨の中、塔の街の景色を楽しむ。迷いながらも古都シエナに無事到着。〜 ★通貨ユーロ(約143円)★

2006年元旦の朝。夜明け前に目が覚めたので外を見てみると、朝靄に煙っている。湿った冷たい空気がここちよい。まだ時間が早いので、もう一眠り。次に目が覚めたときは、もう明るくなっていた。でも少し雨が降っているようだ。シャワーを浴びて準備をしていると、朝ごはんの匂いがしてきた。8時半に朝ごはんに行くと、昨日と同じ場所に案内された。バイキング形式ではあるが、ハムとチーズのごくシンプルな朝ごはんだ。それぞれおいしいのでまあこんなものなのだが、果物か野菜か少し欲しいかな。オレンジジュースでビタミン補給。


夜明け前


朝靄が広がる


朝ごはん


部屋に戻り、荷物を整理。チェックアウトして(661E)、荷物を預かってもらう。さて、新年のサンジミニャーノを散策しましょう。雨に濡れた石畳の道は、人通りも少なくなんともいい感じ。雨もなんとかおさまったが、傘無しは微妙につらい感じ。狭い裏通りや、一般家庭が並んでいるエリアなどを散歩するのだが、なかなかいい景色がいっぱいで、写真ポイントだらけだ。カメラは雨に濡らさないようにね。一旦城壁の外に出て見るのも景色が変わって面白い。ドゥオモ広場に向かう途中にあったのだが、雨なのに商品を外にぶら下げている革製品やさんっていうのはどうなんだろう。まあそこがイタリア人、雨に濡れても日光にあたっても、別に気にしてないのかな。

広場の少し手前で、教会の鐘が鳴り響いた。街中に響き渡るような、かなり大きな音だ。10時半という中途半端な時間なので時報では無いと思うが、どういうタイミングで鳴るのだろうか。まさか適当?ありえるかも・・・少し雨が強くなってきた。

サン・ジミニャーノ写真館



カフェでひとやすみ


塔に登れるのは12時半からなので、しばらく広場に面したカフェで休憩。絞りたてのオレンジジュースはうまいねえ。きむ氏はエスプレッソに飽きてきたらしく、アメリカンを注文。とはいえ充分濃いコーヒーで、日本だったらこれがエスプレッソと言っても通じるほどだね。

小一時間ほどたった。そろそろ雨も小降りになってきたので、そろそろ行きましょうか(14E)。まだ12時過ぎなので、チステルナ広場のやお土産屋さんなど、しばらくうろうろとする。


さて、12時半になった。塔に登りますか。少し階段を上がったところに受付があり、ここでチケットを買い(@5E)、荷物をロッカーに預ける。階段が狭いんだろうな。ここからはひたすら階段を上るのだが、ところどころ窓が開いているので外を覗くと次第に街全体を見渡せるようになる。レンガ色の屋根が、だんだんとミニチュアのように見え始めるのがおもしろい。地上では雨の中ということもあり、かなり重々しい雰囲気だったのに、上から見るとまるでイメージ中の中世ヨーロッパの景色が広がっている。

それにしてもこの階段。最初だけは石段を積み上げた造りだったのだが、塔を本格的に昇り始めるところからは鉄製の網目になった階段。別に何とも思わないのだが、網目から見えるはるか下の景色が高所恐怖症にはたまらないらしい。そうだったっけ?大騒ぎしながら、なんとか頂上まで到着。だれもいない頂上からは、サンジミニャーノ全体が見渡せる。残念ながら靄がかかっていて遠くの方はまでは見渡せないが、それでも雨に濡れた古い城壁の街を見下ろすのは気持ちがいい。車を停めた駐車場やホテルへの道、さっきまで歩いてきた道や広場などが手に取るように見える。今はそれほど多くの塔が見えないが、最盛期には70本を越える塔があったらしい。そんな頃にこうやって景色を見ることができたら、全く違うものになっているのだろうな。

雨が強くなってきた。そろそろ行きますか。で、登ったら当然降りなければならないのだが、これが大変。登るときは下を見なくても登れるが、降りるときは下を見なければ降りられない。すると当然、階段の網目からはるか下のほうが見えるのだ。ということはお約束の大騒ぎ。手すりにしがみつきながらできるだけ下を見ないように、少しずつ、あるいは敢えて勢いをつけて降りていく。 そうしてなんとか地上に戻ってきた。


塔の上から1


塔の上から2


塔の上から3


頂上の鐘


ちょっと降りてきた


城壁


お土産やさんで食器のミニチュアなどを買い(3E)、ホテルに戻る。荷物を受け取り、駐車場へ。今日もずれて停めている車が多く、混み合っているようだ。Jに車を出してもらう間に駐車料金の精算をする(@15E)。今日はここからシエナまで、Jに運転してもらおうと思ったが雨と靄と一般道にあるロータリーにびびりまくり。まあ今日は私が行きましょうか。これでサンジミニャーノとはお別れだ。次はもっと初夏の気候のいいときに来てみたいよね。さて、シエナまで一気に行きましょう。ただ高速に入るまでは、なんだかあっちにいったりこっちにいったり、標識どおりに走ってはいるのだがなかなか入れない。途中市街地は通るしロータリーはあるし、今日はJじゃなくてよかったかもね。なんとか高速に入る。ここからシエナ出口までは至極順調。高速を降りたら、あとは中心街CENTRO目指して進むのみだ。なかなか分かりづらかったが、ようやくシエナ旧市街の城壁沿いにある、サン・ドメニコ教会が見えた。目印があると、あとは地図と頼りに行けばいいのだが、目指すホテルは旧市街の南のほうなので、西にある教会からは旧市街の中を突ききらないとホテルまでたどり着けないのだ。こんなことならシエナ南出口をでればよかったのかな?まあもはやどうしようもないので、旧市街に入りましょう。一方通行の狭い道、しかもたくさんの観光客に並ぶお土産屋。そんな道なので、とにかくゆっくり確実に行きましょう。オートマでよかった・・・なんとか人の多いエリアを抜け、一方通行に迷いながらもようやくホテルに到着。屋根のあるところにスペースがあったので、無事に停めることができた。ふう、お疲れ様でした。まずはホテルにチェックイン。正面玄関やフロントは改装中のようで、仮設の事務所のようなところで手続きをする。



カンポ広場


少し休憩して、街歩きへとでかける。とにかくまずは昼ごはん。ただもう4時なので、レストランが開いていない。カンポ広場に行ってみると、いくつかあいてそうなお店があった。一番手前のお店に入りましょうか。そこそこお客さんがいるようだ。おなかがかなり減っているし、ドライブで疲れたので久しぶりのビールで喉を潤しましょう。そしてパスタやサラダ、カプレーゼなどを頼む。みんなおなかがすいていたのか、がつがつ食べる。そして久しぶりの野菜サラダを、むさぼるように食べる。きむ氏はポルチーニが「シイタケの味がする」ということでNG。おいしいのにねえ。


久々のビール


カプレーゼ


シチリア風パスタ


野菜不足解消


ポルチーニのフィットチーネ


イモがうまい


一気に食べて、おなかいっぱい。満足です(97.35E)。5時を過ぎ、もうまっくらだ。相変わらずの雨だし、戻りますか。途中、水を買い(1.5E)、晩ごはんのレストランを下見しながらホテルに戻る。ちょっと疲れたこともあり、8時半までは部屋でゆっくりしよう。

そろそろ8時半。部屋の前の廊下で集合だ。なんだか眠くて頭がぼーっとしているが、なぜかひとりだけハイテンション・・・ごはんとなれば元気だねえ。さて、晩ごはんに行きますか。昼が遅かったのでそれほどおなかが減ってはいないが、軽くなにか食べたいね。外にでると、やっぱり雨。さっき帰り道に見たレストランが良さそうだったので、行って見ましょう。お店の名前はDue Porte。半分くらい席は埋まっているようだ。席につき、メニューを見る。昼がビールだったので、夜は赤ワインにしましょうか。ゆっくりワインを飲んでいると、わりとすぐに料理が出てきた。ますは牛肉のタリアータ。薄く切った牛肉に、ルッコラとパルミジャーノ。フィレンツェで分厚い牛肉を食べたが、このくらいの量でちょうどいいな。ワインともちょうどいい感じだ。続いてリゾットが2種類。この旅で初のリゾット、久しぶりの米だ。魚卵ののったロシア風のリゾットと、エビの入ったカレー風味のリゾット。どちらもちょっと塩味が強かったが、おいしくいただく。


夜のシエナ


ハウスワイン


牛肉のタリアータ


リゾットロシア風


カレー風味のリゾット


こんなお店


いつのまにやらもう10時を回っているのだが、お店はだんだんと混んできた。隣のテーブルは若い夫婦なのだが、小さな女の子がすごくかわいいな。さて、ちょうどいい感じで満腹になった。そろそろカフェでしめましょうか(64E)。明日こそ雨があがってほしい・・・