2005/12/30 Milano〜Firenze
〜静かなドゥオモのあと、ミラノからイタリア新幹線でフィレンツェへ。街歩きと再会ディナー。〜 ★通貨ユーロ(約143円)★

時差ぼけのせいで、あまり眠れない。半分起きているような状態が続く。時計を見ると、そろそろ5時。7時に朝ごはんに行くので、そろそろ起きますか。テレビを見ながらしばらくぼけぼけしていたが、どうもおかしい。よく見るとまだ4時ではないか。なんとホテルの部屋備え付けの時計が間違っており、予定より1時間早い4時に起きてしまった。逆じゃなくてよかったが・・・まあよい。ほとんど目は覚めていたしね。しばらくして、シャワーを浴びる。外を見ると、街が朝日に照らされており、とてもきれいだ。眼下には路面電車が行き交うのが見える。



リッチな朝ごはん


ゆっくり準備をし、ラオターずと待ち合わせて7時に朝ごはんへ。朝ごはん場所の前で待っている人も何人かいたが、ちょうど開くところだ。イタリアの中級ホテルにしてはめずらしく、ハムやチーズ、野菜やピクルス、パンの種類もいろいろあってなかなか豪華。特にピクルス好きの我々にはうれしい限りだ。あとモツァレラなどもあるぞ。ゆったり楽しむ。きむ氏はジャム入りのクロワッサンにびっくりしていた。イタリアってこうなんだよねー。あとコーヒーは作り置きで、ちょっといまいちだったようだ。やっぱり朝はカプチーノに限るね。


8時前に部屋に戻り、出発準備。8時半にはチェックアウトし(258E)、荷物は預かってもらう。さあ、朝の散歩にでかけよう。外に出ると、やっぱり寒い。もう通勤時間なのだろうか、たくさんのバイクが信号待ちをしている。さて、まずはドゥオモへ。昨日の夜とはまた異なり、凛とした冷たい空気の中で朝日を浴びて光っていて、とてもきれいだ。


路面電車


朝日を浴びるドゥオモ


トリノ五輪直前


せっかくなので中に入ろう。簡単な荷物検査をされた後、古い木のドアを開けるとそこはがらんとした神聖な空間。朝早いので人が少なく、ステンドグラスがとてもきれいだ。たくさんの像や絵画があり、普段はあまり触れることのない空気にしばし身を置く。静かにお祈りをしている人いて、まるで時間が止まっているような静寂だ。


ドゥオモを出て、ガレリアへ。ここもまだ人が少ない。たくさんのブランドショップが並んでいるのだが、マクドナルドまでもブランドショップのような顔をしているのがおもしろい。ガレリアの中心にクリスマスツリーがあって、よく見るとオーナメントが全部スワロフスキー。豪華なツリーだ。ガレリアをでて、もう一度ドゥオモの姿の見ながらペックへと向かう。ここは食材がいろいろあり、楽しいところだ。ここで生ハムを買うのだが、イタリア語の出番。お店の人に生ハム100グラムを6つ、真空パックにしてほしいことを伝えると、その流暢さに驚くラオターず。決まった言葉とはいえ、ちゃんと会話になっているのはたいしたものだ。でもお店の人は、「シンクーパックネ」と言っていた。このお店ではよく使う日本語なんだろうな(34.84E)。次はPRINCIというおすすめのパンやさんへ。これからフィレンツェへ行くので、車内食べるお昼ごはんだ。注文の仕方がよくわからなかったが、好みの大きさにはさみで切ってくれるのだ。ラオターずもそれぞれ自分で注文にチャレンジだ。ハムチーズとトマトなど、それぞれが好みのフォカッチャをゲット。あとオリーブがたっぷり入ったパンも買ってみよう。レジで支払いを済ませ、ホテルへと戻る(4.58E)。


ガレリア


クリスマスツリー


パン屋さん


ホテルで荷物を受け取り、出発だ。Missori駅から中央駅までは、地下鉄で一本。電車は12時発だが、1時間以上前に到着。何があるかわからないから、早め早めでね。年末のせいか、駅は人が多い。切符売り場はすごい行列だし、構内にも大きな荷物を抱えた家族連れなど、混雑している。うーん、チケットはすでにインターネットで予約済みなのでいいのだが、ちょっとカフェでゆっくりしようと思っていたのだが・・・とりあえず、いったん自由行動としよう。駅のキオスクをうろうろし、ベルばらなどのコミックが探すがほしいものがない。しかたがないので駅の外にでるが、回りのカフェやマクドナルドはどこもいっぱい。うーん、再度駅に戻りますか。それにしても、雪景色の中、日差しを浴びたミラノ中央駅はきれいだ。ヤニ補給を終えたきむ氏とは、11時半に集合。出発の表示版の前で、しばらく待つ。なかなか目的の表示がでないし、9時台や10時台に着くべき電車もたくさんある。ずいぶんと遅れているのだ。さらに同じ列車なのに複数ある出発便の表示版では発車番線の表示が異なっているものもある。うーんイタリア。どうなることやら。


ミラノ中央駅


切符待ちの行列


遅れ続出


不安ではあったが、15分ほど前になってようやく我々の目的、12時発のナポリ行きユーロスターがでた。複数の表示版はいずれも8番線。さあ、8番線に向かおう。白いボディーに緑のラインのユーロスターはすでに我々を待っていた。鉄オタのきむ氏とともに写真に納め、たくさんのイタリア人をかき分けて乗り込む。乗ってしまえばそこは1等車。深くゆったりとした座席で、足元も広々としている。暖かいし、ようやく落ち着ける。回りをみると、けっこう満席かも。よかった、予約しておいて。4人が向かいに座るのだが、間にテーブルがあるのもちょうどいい。定刻の12時には出なかったが、5分遅れで発車。これは上々の出来。ラッキーと思わねば。


イタリアユーロスター


フォカッチャ


キレイな雪景色


郊外にでるまではゆっくりと進み、その後は雪景色が続く。さっき買ったフォカッチャを食べる。もうすっかり冷たくなってしまったが、十分おいしい。途中、白樺の続くきれいな景色もあった。ボローニャを経由し、快調に走る。1等車だからか、途中でドリンクサービスがあった。苦みの強いエスプレッソと、ナッツとレーズンのおつまみ。こういうのもなかなかいい。約3時間の列車の旅、けっこう寝たかな。15時前にフィレンツェに到着。少し遅れたが、イタリアにしては上出来だ。


一面の雪


ドリンクサービス


フィレンツェ到着


ここも雪が残っている。駅前のロータリーを車を避けながら渡る。サンタ・マリア・ノヴェッラ広場にある、ホテルローマにチェックインし、すぐに街歩きに出発だ。石畳の入り組んだ道の両脇にいろんな店が並ぶ。雪が残る裏通りを歩き、広い通りに出た。ここからしばらく歩くとポンテベッキオ。その手前にあるワッフルやさんで、まずは栄養補給でご機嫌。橋の上にはたくさんの店があり、アクセサリーなどを売っている。途中、川を見渡せる場所でしばし景色を楽しむ。このあたりにいる雀は人をあまり恐れないようで、われわれのワッフルを狙っていた。


ポンテベッキオ


人を恐れない雀


橋からの景色


橋を渡り、しばらくは石畳の狭い道を進む。時々車が通るが、そのときは歩道に上がらないと危ないな。あまり人の気配はないが、きれいに花で飾り付けられた扉などがあり、歩いているだけでも楽しい。しばらくして城壁をくぐり、長い石段を上がる。途中振り返ると、ドゥオモの姿が見え始める。石段を登りきると、そこはミケランジェロ広場。たくさんの観光客でぎわっている。ドゥオモやジョットの塔、アルノ川やポンテベッキオ、そしてレンガ色の家並も一望できる。すべてが雪景色の中にあるのでイメージしていた赤茶色とは少し違うが、とてもきれいな景色だ。広場の中央にはダビデ像がある。いつも裸で、寒そうだなあ。パンツでもはかせてみるか。


城壁をくぐり


階段を上がると


ミケランジェロ広場


城壁


ポンテベッキオ


フィレンツェを一望



不気味な足


そろそろ暗くなり始めたようだ。広場のまわりには照明灯があるのだが、よく見るとの足の部分はなんとも不気味な三本足が踏ん張っていた。さて、そろそろ街へもどりますか。さっき登ってきた石段を降り、ポンテベッキオのひとつ手前の橋を渡る。入り組んだ道だが、人通りはかなり多い。まずはシニョリーア広場に到着。ウフィッツィ美術館やヴェッキオ宮のあるところだ。この広場には、ダビデ像のレプリカなど、たくさんの像がある。まだ5時だというのに、かなり暗くなってきた。クリスマスの飾り付けがされたカルツァイウォーリ通りを抜けると、ドゥオモに到着。


ポンテベッキオ


またもダビデ像(レプリカ)


ヴェッキオ宮



夕闇のドゥオモ


夕闇せまる暗い中にあるドゥオモは、なんとも言えない存在感がある。中に入るのは明るいときがいいので明日にするとして、回りをぐるっと散策。そして今日の晩ご飯場所、il Caminettoを確認。準備中で閉まっているので予約は無理かと思ったが、ちょうど勝手口が開いて店の人が出てきたので、片言イタリア語で無事に予約できた。ということで、あとはきむ氏の友人との連絡をとれるかな。関空で借りた携帯でなんどか連絡を取るが、なかなかつながらない。でも何度目かになんとか連絡が取れたようで、無事に会えるといいな。


ふう、たくさん歩いてちょっと疲れたな。入り組んだ道を抜けて一旦ホテルに戻り、しばらくおやすみタイム。らおたーずは初めてのおつかい第二弾、初めてのカフェをしたらしい。

******〜初めてのカフェ by きむ〜******
Jとのコンビなら、初めてのおつかいシリーズだ。忘れもしない5年前、パリでN夫妻に押し出され、朝食・観光・昼食という大冒険したコンビ。イタリア語ちんぷんかんぷんの二人だけで、コーヒーを飲みにいく。ホテルの前の道を進むといきなりバール発見。しかし、ここではあまりに安易なので見送り。5分歩いたところで見つけたバールへ入る。無事エスプレッソ注文して飲んでいたら、店の前で花火が始まる。店の人と常連客がやっているようだ。年末で浮かれているらしい。店内は狭いし、あまり長居するものではないらしいから、早々に退出。帰り道は別のルート経由で無事戻る。少し大人になった気分。
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19時20分、ホテルのフロントで集合。きむ氏の友人である、アツコさんと合流。らおたとは異なる、意外な交友関係にちょっとびっくりだ。さすがフィレンツェ在住、最短距離で迷うことなくお店に到着。ちゃんと5人用の席が用意されていた。さあて、何にしましょうか。せっかくなのでいろいろ食べたいので、前菜やパスタ、肉に魚と一通り頼む。ウェイターがイカを薦めてくるので、せっかくなのでたべましょうか。まずはトスカーナ風前菜。いろんなハムやサラミ、クロスティーニやペコリーノなど、なかなかうまいぞ。2005年の若いワインとともに味わう。パスタは一人一皿。この地方の名物である、猪のパスタにチャレンジだ。少し癖はあるがしっかりとした肉の味わいで、なかなかおいしい。明日以降も違うお店で食べてみよう。ボロネーゼは普通においしかったが、ボンゴレははずれ。砂ではなさそうなのだが、ひたすらジャリジャリいうぞ。うーん、これはだめだ。前回ここで食べたボンゴレはおいしかったよね・・・途中、きむ氏とアツコさんはヤニタイム。外でしか吸えないので、寒そうだ。ワインがなくなったので、もう少ししっかりめのものを追加。いよいよメイン。まずはアスパラのパルミジャーノグリル、前より量がふえた気がするぞ?全体的に野菜が足りないので、緑の野菜はうれしくおいしい。そんなに多くないと言われたイカもかなりの量だが、シンプルな炭火焼きでおいしいぞ。続いてカジキマグロのシチリア風。トマトとオリーブ、南イタリアの味がいいねえ。やっぱり基本的には南イタリア魚介好きなもので・・・そしてフィレンツェといえばステーキ、ビステッカ・アッラ・フィオレンティーナ。出てきたものを見て、みんな愕然だ。一人分なのに実にでかい。分けて食べるが、いろいろ食べたあとだしさすがにこれは食べ切れず。炭火焼きのシンプルさがおいしいんだけどね。


トスカーナ風前菜


イノシシ肉のパスタ


ボロネーゼ


失敗のボンゴレ


カジキマグロのシチリア風


イカの炭火焼


ビステッカ・アラ・フィオレンティーナ


アスパラ


お店の入口


食後にはグラッパとビンサントをいただく。以前はサービスだったが、その制度はなくなってしまったようだ。度数の高いお酒ですっきりとしよう。消化にもいいらしいしね。そしてカフェはマシーンが壊れるアクシデントがありながら、無事ゲット。ふう、おなかいっぱいだ。隣のテーブルではイタリア人が巨大肉をためらい無く食べている。やはり胃袋が違うんだね。みんなすっかりいい気持ちになって、お店をでる。外は寒いが、ホテルまで歩いてアツコさんとは別れる。美味しくて楽しい再会ディナーでした(217.25E)。