2004/5/4 Dublin
〜荒れた天気の中、ダブリン一日散歩。ギネス博物館でビールを楽しみ、夜はアイリッシュディナー。〜 ★通貨ユーロ(約132円)★

7時起床。シャワーは気持ちいいのだが、ドライヤーをかけるのにコンセントの接触が悪く、ずいぶんと苦労してしまった。8時過ぎに朝ごはんへ。ホテルの2階にある朝ごはんの場所にはすでに2組の先客がいた。ざっと見ると、パンや果物、シリアルなどが並んでいるだけだ。アイリッシュブレックファストはどこに?と思っていたらホテルの人が登場。コーヒーと紅茶をそれぞれ頼むとともに、アイリッシュブレックファストをオーダー。楽しみだ。まずはオレンジジュースを飲む。まさに目覚めの一杯、体にしみ渡る感じだ。あと牛乳がうまい。コクがあって、とてもうまいのだ。やっぱり牛乳はヨーロッパの北だね。北欧やドイツも牛乳がおいしかったもんね。



アイリッシュブレックファスト


しばらくして、アイリッシュブレックファスト登場。あつあつのソーセージやベーコン、トマトと卵。想像通りの内容だ。そしてこんがり焼けたトーストもでてきたぞ。まずはソーセージ。皮がぱりっとして、中がジューシー。うま味が口の中に広がり、そこで焼きたてのトースト。うーん、旨いではないか。ベーコンもしっかりとした歯応えだし、卵もいい感じに半熟だし、トマトの酸味もさっぱりしているし、どれもとっても旨いです。ゆったりとした朝ごはんを堪能。最近イタリアやフランスなど、シンプルな朝ごはんが続いていたので、ヨーロッパでは本当に久しぶりの、食べごたえのある朝ごはんでした。ごちそうさまでした。


部屋に戻って準備をし、ダブリン観光に出発だ。天気もいいしね。まずはすぐ近くにあるトリニティカレッジへ向かう。途中、アイルランドのイメージ通り、レンガ作りの建物がある。数分で正門に到着。ここは1592年にエリザベス1世によって創設された、由緒ある大学。校内にはたくさんの学生らしき人たちがいるが、ほかにも子ども連れの家族やお年寄りもいる。市民にとってはちょっとした憩いの場にもなっているようだ。ざっと校内を散策する。


トリニティカレッジ正門


校内の建物


大きな木だ


しばらくして、少し寒くなってきた。天気はいいのだが・・・というわけでいったんホテルへと戻り、少し厚着をする。今度はトリニティカレッジを越え、グラフトン通りへ。途中、道路の標識に気付いたのだが、英語ともうひとつ違う言葉が書いてある。どうやらこれはゲール語という言葉で、アイルランド固有の言語らしい。よって標識や看板など、2つの言葉を並べて書いているものが多いのだ。しばらくして、グラフトン通りに到着。ここは歩行者天国になっており、たくさんのお店が並んでいる。服やCDなどを見ながら、ぶらぶらと歩く。買うにはもう一息と言う感じで、結局何も買わなかったが・・・グラフトン通りを抜けると、セントスティーブンス・グリーンという公園がある。


ゲール語と英語の標識


グラフトン通り


近くに教会がある



セントスティーブンスグリーン


ここは市民の憩いの場所となっているようで、池あり花あり芝生ありと、なかなか気持ちのいい公園だ。もうちょっと暖かければのんびりしてもいいんだけどね。ぐるっと散策をしていると、急に雲行きが怪しくなってきた。そしてなんと、突然の大雨。近くにあった大きな木陰で雨宿りだ。近くにいた人たちも、あわてて木陰に集まってくる。しばらくそこにいたがどうもやむ気配がなく、木陰にいても雨粒が落ちてくるようになってきたのでダッシュで近くのデパートまで移動。ここでしばらく過ごしましょうか。ベネトンなど、お店を見ながら過ごす。


しばらくデパートにいたがやみそうにないし、そろそろお昼ご飯の時間。朝しっかり食べたし、夜もしっかり食べたいので昼は軽めにしましょう。というわけで、デパートに隣接のヌードルレストラン、WAGAMAMAへ。店内はけっこう賑わっている。さあて、何にしようか。期待はできないがラーメンで、というわけでWAGAMAMAラーメンとチキンチリラーメンをオーダー。水は日本と同じくサービスのようだ。しばらくしてでてきたものは・・・不思議な一品。WAGAMAMAラーメンは、ラーメンなのに厚揚げやかにかまが入っている。スープや麺は大昔にデパートの食堂や学食で食べたような、そんな感じ。期待はしていないとはいえ、最近の日本のレベルの高さを思い知らされる。チキンチリラーメンは、インスタントのトムヤンクンの中に麺が入っている感じ。いずれにしても、期待してない通りの味かなあ。まあ、ダブリンではやむ終えないかな。(22.90E)


チキンチリラーメン


WAGAMAMAラーメン


途中の建物


お店をでると、雨はほぼ上がった感じ。今日はギネスストアに行きたいのだが、歩くと20分程だろうか、ちょっと離れたところにあるので今のうちに行きましょうか。歩き始めてしばらくすると、またぽつぽつと雨が降ってきた。仕方がないなあ。このあたりはテンプルバーと呼ばれるエリアで、たくさんのパブやレストランが並んでいる。今日の晩ごはんはこのあたりにしましょう。テンプルバーのエリアを抜けると、雨がだんだん強くなってきた。いい感じの建物がたくさんあるので写真を撮りたいのだが、風も強いのでカメラを濡らさないようにしながらなんとか写真をとる。さらに進む。いつのまにやら、大雨ではないか。靴もジーパンもぬれてきたぞ。でもここまできたら行くしかないので、ひたすら進む。



もうすぐ到着


それにしても、すれ違う人の半分は傘をさしていない。イギリス人は少々の雨では傘をささないというが、アイルランドもそうなのだ。ていうか、これは少々の雨か?どうみても大雨なのだが・・・もう少しで到着だ。ふと気づくと、どこからか香ばしい香りがする。パンを焼くような、芋を焼くような、そんな香りだ。どうやらこれはギネスビール工場からのようだ。その香りに引き寄せられるように進んでいくと、ようやくギネスストアの案内板が。工場の建物の間を抜けると、そこには入口が。やっと到着だ。ずいぶんと濡れてしまったが、中は暖かいのですぐに乾くだろう。


エスカレータを上がるとそこは広いホールのようになっており、おねえさんがチケットカウンターへと案内してくれた。ここでチケットを買うのであるが、このチケットでギネスに関するいろいろな展示のみならず、最上階の展望台でギネスビールを一杯飲むことができ、さらに中にギネスの原液が入っているので記念品にもなるのだ(@13.5E)。では順番に見ていきますか。2階に上がると樽がつまれた部屋があった。中にはいると一人の職人が樽を作っている古い映像が流れていた。まさに職人技だ。道具は専用のものではあるが、あとは職人の勘で木が削られ、樽ができあがっていく。すごいね。ほかの部屋ではギネスが世界中に輸出されていることとか、現在の製造工程とか、興味深い内容の展示がされていた。


これがチケット


歴史の展示


実際に使われていたタンク


3階、4階と進んでいき、5階にはバーがあった。ここでもギネスをのめるようだが、せっかくなので7階の最上階へ。エレベーターで上がると、そこにはダブリン市内を360度見渡す景色が広がっていた。さっそくカウンターでギネスをもらう。グラスに注がれたギネスは、最初はまるでコーヒー牛乳のようにみえる。それが下からだんだんと黒い部分が重なっていき、上はクリーミーな白い泡でおおわれていく。ある程度白と黒がはっきりしたところで、もう少し継ぎ足し、グラスいっぱいになる。そしてもう少し待つと、白と黒がはっきりと別れたギネスビールのできあがりだ。最初に注いでから、ここまで数分。ギネスはゆったりと飲むものなのだ。


注いだばっかり


だんだんと分かれて行く


できあがり!


さて、それじゃ乾杯!クリーミーな泡の口当たりと、少し苦みのある香ばしいビール。これを飲むためにアイルランドに来たといってもいい過ぎではないだろう。いやいや、おいしいです。外の景色もきれいだし・・・って、晴れてんじゃん。さっきの雨がうそのように、とてもいい天気だ。なんということだ・・・と思っていたら雨雲が近付き、あっという間にすごい雨。と思っていたらまた晴れている。何だこの天気は。ここまで差の激しい天気雨は初めてだ。帰りのタイミングがよければいいが。まあ、しばらくはこの景色を見ながらギネスを楽しむ。 ラガーとは異なり、ギネスは泡が抜けていかないため、味が変わらずゆっくりと飲むことができるのだ。回りではいろいろな国から来たであろう観光客が、思い思いの時間を過ごしている。楽しいね。どのくらいいただろうか、グラスのギネスがなくなってしまった。時差ぼけでちょっと眠いこともあるし、ぼちぼち1階のお土産やへ行きましょう。いやいや、楽しいひとときでした。


ダブリンの眺め1


ダブリンの眺め2


ダブリンの眺め3


1階のお土産やは広く、なかなかの品ぞろえだ。デザインのかわいいTシャツもあるし、ギネスが入っているというちょっと変わったチョコレートもある。結局、家族や会社のお土産も含め、両手にたっぷりとゲット。大満足のギネスストアでした。


入口前


大きなタンク


工場の入口


外にでると、太陽がとてもまぶしい。今のうちに帰りましょう。来た道を戻るのであるが、さっきは雨の中でろくに写真がとれなかったので、たくさん撮ろう。それにしても、パブがそこらじゅうにあるね。まさにアイルランドの人たちとパブは切り離せない関係なんだな。そしてそこで飲まれるギネス、これは大発明かもしれないな。テンプルバーを過ぎるころ、少し雨が降ってきたようだ。でもここまでくればホテルは近い。トリニティカレッジ近くのバス停は、ちょうど帰途につく学生たちでいっぱいだ。その中を抜け、無事にホテル到着。昨日は遅くて閉まっていた地階のパブも、今日はやっているようだ。部屋に入って荷物を置き、しばし休憩。今日はよく歩きました。


帰り道1


帰り道2


帰り道3


そろそろ7時。晩ごはんに行きましょうか。イタリアだとまだまだ晩ごはんには早いが、ここアイルランドでは9時ごろまでに食べないと、食べ損ねることもあるらしい。お国柄だね。目的地はテンプルバーだ。すでにたくさんの店に明かりがともり、人も増えつつあるようだ。いくつかお店を見て回り、Shackという店に入ることに。中に入ると、もうすでに何組か食事中のテーブルがあった。席に案内され、さて何にしましょうか。前菜にスモークサーモン、メインにラムシチューとベーコン&キャベッジをオーダー。さっきギネスを飲んだので、お酒はワインにしましょう。グラスワインのラージサイズをオーダーしたら、普通のグラスになみなみ入ったワインが出てきた。しばらくして、スモークサーモン登場。さっそく食べてみよう・・・これはうまいぞ。しっかりとしたオークの香りがあり、とろけるような舌触りだ。白ワインとよくあうね。それと付け合わせのパン、ちょっと量が多いと思ったが、ソーダブレッドというアイルランドのパンで意外に軽く、味もよく、結局全部食べてしまった。そしてメイン登場。ラムシチューはじゃがいもがごろごろと入っているぞ。羊の肉もたくさん入っているが、思ったほどの羊臭さもなく、あっさりとした味付けでどんどんと食べられる。さすがにこの付け合わせのパンまでは食べ切れなかったけどね。もう一つはベーコン&キャベッジ。すごい量のベーコンだが、日本で想像するようなベーコンとは異なり、豚肉を少しスモークしたような感じの肉。これも見た目よりもずっと軽く、するすると食べられる。キャベツもうまいのだが、それよりも付け合わせの温野菜。ここのじゃがいもが実にうまいのだ。さらにこれほど温野菜がつくとは思わなかったのでポテト&チーズをオーダーしていたのだが、これがまたすごい量で実にうまい。やはりアイルランドはじゃがいもの国なのかな。でも芋がこれほど多いと、おなかはいっぱいだ。隣の客は巨大なバナナのデザートまで平らげていたが・・・ごちそうさまでした(65E)。


ワインラージサイズ


スモークサーモン


ラムシチュー


ポテト&チーズ


ベーコン&キャベッジ


付け合わせの野菜


外にでると、テンプルバーの通りはさっきよりもにぎわっている。ちょっと雨が降ってきたかな。でもホテルまでは近いので楽だ。明日はレンタカーでダブリンをいったん離れる。しっかり寝ておきましょう。