2003/9/15 Brindisi〜Mola di Bari〜Alberobello
〜レンタカー初日に駐禁の洗礼。アルベロベッロは想像以上の不思議な街並み。いい感じ。〜 ★通貨ユーロ(約132円)★

6時半起床。窓を開けて外を見ると、とてもいい天気だ。でもやっぱり肌寒い。今年は夏が異常に暑かった分、もうずっとこんな感じなのだろうか。シャワーを浴びて朝ごはんへ。今日はクロワッサンにしてみる。これにもカスタードクリームが入っている。そしてカプチーノ、搾りたてのオレンジジュースでご機嫌。さて、そろそろ9時。とにかく寒いのはつらいので、何か上着を買いたい。でもせっかく買うのだからちゃんとしたものにしたいのだが、これがないのだ。FILAもADIDASも月曜の午前中は休みだし、ディスカウントショップのようなところの服はださださだし・・・しかたがないな。昼間は暑いからとりあえずは問題ないので、アルベルベッロで何か買うことにしよう。ホテルに戻ると、もうマオが来ていた。10時の予定だったのに、30分以上早いぞ。そして傍らには見知らぬ日本人女性が。なんだ、彼女連れか。ひとしきり話に花を咲かせる。地図を見ながら、これからの先の街の様子などをマオに聞いたりするのだが、どうも彼女が不機嫌だ。なんでも一ヶ月近くいるのにほとんど予定通りに進んでいないようで・・・まあ、ここで多くは語るまい。



旅の相棒


ホテルを10時にチェックアウトし(92.55E)、AVISカウンターへと向かう。マオがいてくれるので、手続きは楽だ。保険はフルオプションで入り、全部で400Eほど。しばらくして、車が到着。OPEL CORSA1.2、イタリアの交通事情を考えると、このくらいのサイズがちょうどいいだろう。さあ、出発だ!何せ車の運転自体が久しぶりだし、左ハンドルだし、右側通行だし、マニュアルだし、イタリアだしでかなり気合いを入れないとね。ブリンディジの街を抜け、ハイウェイの入り口まではマオが案内してくれた。ここでマオたちとはお別れだ。ありがとう!そして、がんばってねマオ・・・


走り出してすぐにガソリンスタンドがあり、その後空港への分岐がある。帰りもここを走ればいいわけね。運転は久しぶりだが、快調に走る。それほど交通量が多いわけではないし、道もまっすぐなのでとても走りやすい。右側には海が見えてきた。真っ青なアドリア海が広がっていて、とてもきもちいい。そして左側にはオリーブ畑が。延々と続くこの景色に、プーリアの豊かさを感じる。オストゥーニ、ファサーノ、アルベルベッロへの分岐を過ぎ、モノポーリを越えて最初の目的地、モーラ・ディ・バーリの出口に到着。さて、港へ行きたいのだがここからがよくわからない。



ルミナリエ


でも迷いながら走っていくうちに、それらしき場所にでたぞ。たくさんの車が停まっている中、市場の近くになんとか場所を見つけて停める。車をおりてみると、どうやらちょうどいいところに停めたらしい。それにしても、街中全部が駐車場という感じだ。近くに広場があり、そこから伸びる通りはまさに「ルミナリエ」の装飾がされている。そういえばイタリアが本場だったな。夜になるときれいなんだろうなあ・・・広場にはちょっとしたブラスバンドがでていたりと、なかなかにぎやかだ。さて、まずはお昼ごはん。目指すレストラン、VAN WESTERHOUTに迷いながらも到着。


開店直後の一番乗りだ。ここに来た一番の目的は、牡蠣やうにの盛り合わせ。だがとてもとてもとても残念なことに、どちらもシーズンを外れているらしく、今日の水揚げはないとのこと。ありゃりゃ。まあそんな気もしていたんだけどね・・・その代わりということで、エビの前菜を出してもらった。エビの形に盛り付けられたそれは、オリーブオイルの風味がさっぱりしてとてもおいしい。それと突き出しのオリーブ。大きくて鮮やかな青緑で、みずみずしくて実においしいぞ。どんどん食べてしまうな。パスタはイカスミ。鮮やかな黒とトマトの赤、そして魚貝の風味がとてもいい感じ。メインはどうだということで、イカやエビやスズキなど、新鮮な魚を目の前に出してくれる。でも昼間にそこまではちょっと厳しいので、とりあえず料理はここまで。あとはさっきのオリーブや。薄いピザのようなパンを食べながらワインをのむ。これがまたおいしいのだ。最後にカフェを頼み、しめて40E。魚介の盛りあわせがなかったのは残念だが、満足です。


みずみずしいオリーブ


これも前菜


おいしいパン


エビの前菜


イカスミパスタ


お店の様子


食後には街を散歩。さっきまでにぎやかだった広場が、閑散としている。みんなお昼ごはんにいったのだろうか、それともシェスタだろうか。噴水までもがひと休みだ。港に向かって歩く。きつい日差しとすずしい日陰、まさに南イタリアの気候だ。狭い路地を抜けると、そこには青い海が日差しを浴びてきらきらと輝いている。おだやかな、とてもいい景色だ。しばらく港でのんびり過ごす。港もさっきまでの賑わいがうそのようだ。人や車が少ないうちにいきましょうか。まだマニュアルでおそるおそるなんでね。


静かな路地


青い海


港にはたくさんの船


港を離れ、標識にしたがい高速に入る。しばらくブリンディジに向かって走り、途中でアルベルベッロへ分岐だ。オリーブ畑の中を車は行く。しばらくすると山越えの道だ。どんどんと上がっていくと、海まで見渡せる景色が広がっていた。まさに絶景。楽しいドライブだ。それにしても街灯がまったくないぞ。これは夜はこわいだろうなあ。しばらくすると、どうやら山は越えた様子。だんだん下がっていく道の途中に、トゥルッリが見えた。今も倉庫などとして普通に使われているらしいが、なんだか妙な景色だ。アルベロベッロに近づくにつれ、次第にトゥルッリの数が増えてくる。最後ちょっと標識に迷ったが、ガイドブックにもある教会の横を抜け、アルベルベッロの中心に到着。



トゥルリデアの中


そこには無数のトゥルッリが我々を待っていた。なんともいえない不思議な景色だ。車を停め、まずはホテルへ向かう。今日のホテルはトゥルリデアというホテルで、トゥルッリをそのままホテルの一室にしている。チェックインを済ませ、一つのトゥルッリへと案内された。中に入ると、意外に広い。天井が高く、なかなか快適に過ごせそうな部屋だ。それにしてもこんなトゥルッリが今も使われているとは、なんだか不思議な感じだ。しばらく休憩して、さてと散歩に行きましょうか。



たくさんのトゥルッリ


その前に車だ。一晩分の駐車券を買い、車のところに戻ってみると・・・なんと駐禁の切符が切られていた。なんとなんと!よく見ると、ほんとにたまたまなのだが、指定された車以外は停めては行けない場所に停めてしまったらしい。回りに普通の駐車場所はいくらでもあるのに・・・なんでも33Eを払え見たいなことを書いてある。うーん、困った。まあどうするかは後で考えるとして、とりあえず普通の駐車場所に移動。駐車券を見えるところにおき、ここなら文句はないでしょう。やれやれ。



教会


さて、いろいろと見て回りたいのはやまやまなのだが、そろそろ夕方も近付き、どうやらブリンディジ以上に寒くなりそうな感じ。とにかく上着を買いましょう。たくさんのお店を見て回り、値段とデザインと質を吟味。そうするうちにもどんどんと気温は下がっていく。街を行く人の中には、明らかに冬の装いの人もいるくらいだ。この状態は予想していなかった・・・そしてようやく15ユーロのGジャンと、29ユーロのトレーナーをゲット。いやあよかった。これでとりあえずしのげるかな。さてと、そろそろ8時。新市街側にあるレストランに行くと、開店直後だがもう今日は予約でいっぱいといわれてしまった。うーん、残念。どうしようか。やっぱり寒いので、いったん部屋に戻りましょうか。トゥルッリの中は、意外と暖かい。でも暖房を入れよう。まさか9月の南イタリアで暖房のお世話になるとは・・・一息ついたところでごはんにでかける。


トゥルリデアの近くにもいくつかレストランがあるので、今日はこの辺りにしましょうか。トゥルッリを利用したレストラン、Il Trullo Anticoに入る。あまりの寒さに、今日は赤ワインと肉の気分だ。前菜にはカプレーゼ。トマトとモツァレラはとてもおいしいのだが、バジルが生じゃないのがちょっと残念かな。パスタはトマトソースのオレキエッテ。おいしいのだが、羊嫌いにはどうも羊が鳴きながら口から少し顔を出したらしい。とはいえプーリア州は山羊のチーズも本場。これからも何かにつけてでてくるだろうな・・・まあラムほどだめではないらしいが。さて、そしてメイン。グリーンペッパーのステーキとラム肉の炭火焼き。久しぶりのラムはなかなかおいしい。野菜のグリルとともに完食だ。エスプレッソで締め、39.10E。まだちょっと時差ぼけが残っているので、この時間帯は眠くなるね。


赤ワインで乾杯


カプレーゼ


トマトのオレキエッテ


ラム肉の炭火焼


グリーンペッパーのステーキ


パプリカのグリル


外は寒いし、トゥルリデアに戻りましょう。部屋はだいぶ暖かくなっている。今日はドライブ初日、ちょっと疲れたかな。こんな中で寝るのはちょっと不思議な感じだな。でもアルベルベッロじゃないとできない経験だからね。おやすみなさい・・・