2002/11/24 Torino〜Parma
〜パルマへ移動。やはりサッカー専用スタジアムはいい。中田にバティ、そしてコリーナさんを間近で。〜 ★通貨ユーロ(124円)★

今日は5時半に起床。シャワーを浴び、荷物をまとめてすぐに出られる状態にする。テレビでは昨日の試合結果を簡単に写している。どうやらミラノダービーは1-0のまま終わったようだ。ユベントスが引き分けたので、これで勝ち点差でミランが首位。インテルは少し離れてしまったかな。7時から朝ごはんなのだが、5分前にロビーにおりてみる。パンの焼けるいいにおいがしているが、あと少し待つようにいわれる。7時ジャストになり、朝ごはんスタート。それほど時間がないのでジュースとクロワッサンとカプチーノだけで済ませる。ごちそうさまでした。一旦部屋に戻り、チェックアウト(108E)。さあ、行きましょう。と、外は雨。駅はすぐそこなので、少し濡れながらも 駅までダッシュ。今日はパルマでサッカーを見るので、なんとか雨が降らずにいて欲しいのだが・・・水だけ仕入れ(1.4E)、ホームへと向かう。レッチェ行きのユーロスターはもう来ている。一等車はあまり人がいないが、われわれの乗る二等車はわりと埋まっているようだ。座席番号は71と74。てっきり向かいかと思ったら、微妙に離れた位置。



ユーロスター


とはいえ、出発のときには77が空いていたので74と77に座ることにする。それにしてもこの席番号は何だ?こんな感じだ。

窓|76 74 通 78 72|窓
窓|75 77 路 73 71|窓

どうして73の向かいが78なのだろう?60番台、80番台もそうなのでこれがイタリアでは普通なのだろうが、どうも理解できない。だれか教えて欲しい・・・


電車は快調に走る。でも外はずっと雨だ。途中3つ程停車し、そこそこ人の乗り降りもあったのだが結局77に人が来ることはなかった。だったら最初から74と77を売ってくれたらいいのにね。ひょっとしたら列車ごとに番号の付け方が違うとか?なんだろうな。出発から2時間弱、9時42分にピアツェンツァ駅に到着。ユーロスターはパルマに止まらないので、ここでインターシティーに乗り換え。おりる人は多いようだ。乗り換えのホームに行くと、10分遅れの表示が。まあ、そのくらいよくあること。それにしてもかなりの雨が降っている。ここからパルマまでそう距離があるわけでは無いのでどうなるか。すこしでもやんで欲しいものだが・・・定刻は10時01分だが、10分ほど遅れてミラノからのインターシティが到着した。いったい何両あるのだろう、すごく長い列車なのだがよりによって一等車のところで待っていたようで、乗るのが少し遅れた。2等車コンパートメントであいた席を探すが、結構込み合っておりなかなか見つからない。かなり車両を移動し、ようやく席を見つける。ほっと一息だが、なかなか出発しない。結局定刻からは40分ほど遅れ、10時40分ごろになってようやく出発した。ここからパルマまでは30分なのだが、それも結構遅れてしまい、パルマについたのは定刻からもう1時間程遅れてしまっていた。なんというか・・・この電車は南端のCROTONE行きで、到着予定は23時59分。この分じゃいったいいつ終点につくのだろうか。ホームにおりると、何と雨はほんの小雨程度になっている。このくらいなら傘もいらず、サッカー観戦にもそう問題はない。このままもってくれればいいが。ところが駅から中心街にあるホテルまで歩く間に、雨はだんだん強くなってきた。結局傘はささなかったが、結構濡れてしまったな。ホテルの名前はTORINO。今朝旅たった街もトリノ。ややこしいぜ。チェックインをすませ、部屋に入る。ミラノやトリノのホテルよりも、広くていい感じだ。もう12時。試合開始は15時なので、それほど余裕があるわけではない。まずはスタジアムまで行きましょう。雨は弱くなったり強くなったりを繰り返す。駅に到着し、バールでバスのチケットを購入(@0.75E)。しばらくバスを待つ。それにしても、昨日までとはうって代わり、日本人率が大幅に上がった。バスを待っているうちの半分くらいは日本人ではないだろうか。中央駅前はたくさんの警官が出ており、なんだかものものしい雰囲気。しばらくすると電車が到着したらしく、たくさんのローマサポーターが降りてきた。パルマサポーターとの衝突を避けるように、警官の間を通ってローマサポーター用のバスに乗り込んだ。ほぼ同じ頃、9番のバスが到着。これでスタジアムまで行くのだ。バスはパルマの街をぐるっと回るように走り、少し郊外へ出たところでスタジアムの門が見えた。ここでみんな降りる。雨はなんとか小雨の状態。まずはチケットを引き換えましょう。パルマ戦のチケットだが、これが結構めんどくさい。ユベントスなどは予約から支払いまですべてネットでできるので便利だし余計なお金もかからないのだが、パルマ戦のチケット確保にはこんな道のりが必要なのだ。

・試合の一週間ほど前にチケットの料金がHP(http://parma.soccerage.com)で発表される。
・メールで希望席種と枚数を伝える。
・手数料を含めた料金と、支払い方法の詳細がメールで返信される。
・指定された銀行口座に送金する。もちろん海外送金。
・海外送金のレシートおよびチケットの受取人、席種、枚数をFAXで送る。
・当日、チケットブースでチケットを受け取る。

なんと長いステップなのだ。試合の一週間前から日本の出発日までの間にこれだけのことをやらなければならないので、かなり大変。しかも海外送金手数料に4500円もとられるし、FAX送るのにも国際電話だし・・・とはいえ、せっかくのパルマ−ローマ戦、万が一当日券がなくなったらどうしようもない。ダフ屋から買ったらもっと高くつくだろう。ということで、今のところはこうするしかないのだ。早くユベントスのようにネットで買えるようになればいいのにな・・・ 門の前にあるプレハブのような建物がチケット売り場。当日券も売っているが、われわれは予約済み。前もって予約していただけあって、6列目の席をゲット。これはかなり見やすいだろうな。


チケット売り場


スタジアム前の門


グッズ売り場


さて、おなかが減ったぞ。観戦にそなえて、しっかりと食べておかないと。スタジアム正門近くのピツェリア、PETITOTへ向かう。その途中のお店で応援グッヅとしてのマフラーをゲット(@10E)。レストランの中はかなりにぎわっているようで、少し並ばなければいけないようだ。まあでもタイミングよく2番目だったのですぐあくだろう。15分ほど待って、無事に入ることができた。中に入って案内されるのを待っていると、一人の日本人から「奥にロイ・キーンがいますよ」といわれた。マンチェスターユナイテッドの怒りんぼロイがいるのか?でもその人も他の人に教えられたみたいで、実際は見ていないとのこと。かなり奥まであるお店だったので、結局分からなかったが・・・とにかく無事に席につけた。時間的にゆっくりのんだり食べたりができるわけではないので、ビールとトルテッリ、ニョッキとサラダを頼む。まずはビールで乾杯。朝それほど食べていないせいもあり、空腹に染み渡る。しばらくして、トルテッリとニョッキ登場。トルテッリは中にリコッタチーズをつめたパスタでパルマの名産らしい。これにパルミジャーノがたっぷりでかかっており、とてもおいしい。ニョッキはトマトソースがたっぷりで、これもおいしい。やっぱりいいね、イタリアは。これにサラダを食べ、栄養補給はばっちり。おなかいっぱいです(18.71E)。それにしてもお店の中はにぎやかで、特にローマのサポーターが応援歌を歌っている。駅であれだけものものしく通路を分けたとしても、ここでこんなに一緒くたになってしまえば意味が無いのではないか?それともパルマサポーターはおとなしいのかな。


トルテッリ


ニョッキ


これがチケット


さあ、スタジアムへ入りますか。お店をでると、雨は本降り。なんだよー、といってもこればっかりはどうしようもない。雨の中正門から入ろうとすると、われわれの席はバックスタンドなので反対側に回らなければいけない。人の流れにしたがって歩いていくと、普通の住宅街になった。ここを抜けると裏門に出た。ここスタジオ・タルディーニの収容人数は2万人あまり。ユベントスのホームに比べると半分以下だが、こちらのほうがより地元と密着しているような気がする。さて、入りますか。ゲートくぐるとボディチェックがあり、ここでペットボトルの蓋をとられてしまった。ワールドカップといっしょだな。ユベントスではこんなチェックは無かったが、それはここがサッカー専用スタジアムなので選手との距離が近いからだろうか。席へと向かう階段を上がると、そこには緑のピッチが広がっていた。近い。すぐそこに選手たちがウォームアップをしている。中田だ!ほんの10メートルほど前で、中田がウォームアップをしている。アドリアーノやムトゥの姿も見える。ローマ側に目を移すと、そこにはバティストゥータの姿が。これはいい。やはり専用スタジアムはいいね。しばらくして選手たちは一旦引き上げる。そして15時になり、ますはスターティングメンバーの発表が。まずはローマ側。バティストゥータは先発だ。年が近いせいもあり、是非バティにはがんばって欲しいものだ。そしてパルマ側。こちらは顔写真とともに発表。スタジアムに日本人も多いせいか、中田の名前が呼ばれるとすごい声援が上がった。もちろん地元のサポータの声援も大きい。同じ日本人として、とてもうれしい気分だ。発表が終わり、まずは審判が入ってくる。よく見ると、何と主審はあのコリーナさん。これはすごい偶然で、なんだがものすごく得した気分だ。


スタジアムの裏


中田練習中


バティ練習中


先発紹介(中田!)


ローマ側の応援


パルマ側も負けない


そしてキックオフ。前半はローマのゴールが近いので、バティストゥータがしょっちゅう近くにくる。でも一番近くに見えたのは右サイドのパヌッチ。本当に数メートル先にセリエAの選手たちがいる。そかも大きい、早い、正確。そして専用スタジアムなので、昨日のユベントス戦よりもずっと迫力を感じる。パルマサポーターの応援もより近く聞こえる。ゴール裏のサポーター席は屋根が無いのだが、パルマカラーである黄色や青のレインコートを来ている人が多くきれいに見える。ユベントスはチームカラーが黒なのでほとんど黒しか見えなかったのとは対照的だ。そしてゲームは前半10分、パルマがボナッツォーリのゴールにより先制。スタジアムは大いに盛り上がる。続いて22分、ムトゥがPKにより二点目のゴールを決める。いい感じだ。中田は右サイドなのでここからは一番遠い場所にいるが、後半は目の前に来るだろう。コリーナさんも独特の風貌がすごく目立つ。いやあ楽しいな。そして前半は終了し、ハーフタイム。と、ここで一つ気づいたことが。メインスタンドやバックスタンドの人たちは、ずっと座って応援しているせいか寒くなるので、ハーフタイムにはみんな立ち上がる。ところがゴール裏サポータ席の人たちはずっと立って応援しているので、ハーフタイムになると一斉に座り出すのだ。その動きがあまりに対照的なのでおもしろかった。電光掲示板では各地の途中経過が。レッジョのレッジーナ−アタランタ戦は、アタランタが1点リードしている。最下位のアタランタに負けるわけにはいかないだろう。俊輔がゴールを決めてくれればいいが。さて、エンドが代わり、後半のキックオフ。パルマの攻撃シーンになると、必ずといっていいほど中田が目の前を通る。いい席だな。動画もたくさんとっているのだが、これまでゴールの瞬間をとらえたことが無かった。ところが後半27分、フリーキックの様子をとっていると、ボナッツォーリが頭で合わせてゴール。とうとうその決定的瞬間をとらえることができた。これで3点目、もはやパルマの勝利は間違いないところ。そして後半39分、中田はブレシアンコと交代した。スタジアム全体が拍手で中田を送り出す。いい気持ちだ。翌日のガゼッタ紙によると中田の評価は6.5。わりと高い評価で、このゲームの貢献度が分かる。そして試合終了の笛が響いた。3-0、ホームのパルマが快勝だ。いやいや、おもしろい試合でした。雨も何とかもったかな。ゴール裏のサポーターは勝利に酔いしれているようだ。さて、帰りますか。


コリーナさんの睨み


ガブリエル・バティストゥータ


コリーナさんと中田


中田英寿


マフラーで応援


発炎筒が投げ込まれた!


スタジアムから出てバス停へと向かう。スタジアムが住宅街の中にあるので、地元の人たちはそれぞれの家へと帰っていく。まさに地域密着という感じがいいな。バス停に到着すると、そこは黒山の人だかり。ところが9のバスにのる人はそれほどおらず、一番後ろの席に座ることができた。パルマのマフラーをしているわれわれをみて、隣のおばさんがパルマが勝ったのかどうかを来いてきたので、勝ったというと喜んでいた。バスはパルマの市街地をぐるっと回り、中央駅に到着。もうすっかり真っ暗だ。一旦ホテルに戻り、少し休憩。ふう、それにしてもおもしろかったな。もっといろんなところでいろんな試合を見たいが、やはりサッカー専用スタジアムで見たい。セリエAはユベントスとローマくらいが共用で、あとは専用なのでいいな。日本では鹿島と浦和、あと来年からの神戸くらいか。もっと専用スタジアムが増えればいいのにね・・・少しうとうとした。さあ、晩ご飯にいきましょうか。お店を探しがてら、旧市街を歩く。洗礼堂やドゥオモなど、とてもいい感じだ。雨に濡れてしっとりとした感じがまたいい。うろうろしていると、途中に「プロシューテリア」を見つけた。パルマならでは、ワインをのみながら生ハムが食べられるお店だ。明日にでも来てみようか。その後もしばらくうろうろするが、なかなかピンと来るごはんやさんが見当たらない。結局ガイドブックにものっていた、ホテルの近くにあるレストランへ入る。前に数組みが並んでいて、なかなかにぎわっている。みんなおいしそうなものを食べている。ピザもおいしそうだ。30分ほど待っただろうか、ようやく席に案内された。さて、何にしましょうか。前菜はもちろんプロシュート。つぎにパルミジャーノのリゾット。そしてメインは魚貝のフライと黒鯛のグリル。まずはハウスワインで乾杯。すぐに切りたてのプロシュートが運ばれてきた。いかにもおいしそうなそのプロシュートを食べてみる。すると・・・うまい。口の中でとろけるのだが、消えずに濃厚な感じで残る。そしてワインとよくあう。これはうまい。おさら一面にあったのに、あっという間に無くなってしまった。続いてリゾット。これも絶品。濃厚なパルミジャーノの風味が口いっぱいにひろがり、これもまたワインとよくあう。プロシュートとパルミジャーノ、パルマを代表する2つの名産を味わいご機嫌だ。そしてメインが運ばれてきた。黒鯛のグリルは丸ごと一匹をグリルしたもので、ちゃんと食べやすいようにしてくれる。それに香草の入ったオイルをかけて食べるのだが。実にうまい。魚が新鮮なのだろう、身がぷりぷりした感じでおいしいのだ。もう一品は魚貝のフライ。フライとはいえ軽く小麦粉をまぶした程度で、ほとんど素揚げに近い。イカの身やゲソ、小魚やエビなどがあり、種類が豊富だ。そしてこれもまた新鮮なのだろう、どれもとてもおいしい。おいしいものを食べるとご機嫌になるね。ほかにもいろいろとおいしそうなものがありそうだが、今日はここまで。食後にデザート代わりのレモンチェロをいただき、大満足です(46.8E)。


パルマの生ハム


パルミジャーノのリゾット


付け合せの焼き野菜


黒鯛のグリル


魚介のフライ


食後のレモンチェロ


昨日、今日とサッカー観戦で少し疲れた。明日はここパルマでゆっくりしましょう。おやすみなさい・・・