2002/11/22 Osaka〜Milano
〜さあ出発だ。やはりアリタリアの機内食はいい。CLミラン−レアル戦は残念ながらゲットできず。〜 ★通貨ユーロ(約124円)★

ひんやりとした空気が心地好い、秋晴れの空。出発には申し分ない天気だ。今日から一週間、秋のイタリア旅行が始まる。10時少し前に家をでて、まずは難波まで。10時半のラピートで関空へ向かう。さすがに11月の平日ということもあり、ラピートはがらがらだ。でもすぐ近くの席にはイタリア人が座っている。いまから同じアリタリアに乗るのだろう。11時を少し回った頃、関西国際空港に到着。国内線は結構にぎわっているが、国際線はそれほどでもない。



アリタリア航空


アリタリアのカウンターもがらがら。まったく並ぶことなくチェックインができた。座席はすでに予約済みの二人掛け。シーズンオフにこうして旅行するのもなかなかいいな。その後本屋でひまつぶしの雑誌を買い、出国手続きをすませ、ゲートへと向かう。去年シチリアに行ったときと同じ、15番ゲート。ここは他のゲートとは少し離れた空間で、だだっ広い。12時半の少し前、搭乗が始まった。とっとと乗り込み、座席について一安心。さあ、出発だ。満席には程遠い状態で、飛行機はミラノへと飛び立った。そして、いつものように離陸のときは眠りに落ちていた。



飲み放題状態


ふと気づくと、飛行機は岐阜県上空を飛んでいた。眼下には雪を冠した山々が見える。さて、まずはお楽しみのドリンクサービス。いつも通りビール&スプマンテ。スプマンテは機内サービスにはめすらしく、小さな瓶で出てきた。そしてこの後の食事用のドリンクもここでもらえるということなので、赤白それぞれワインを一本ずつ。ついでに水ももらったので、いきなりドリンクだらけになってしまった。ちょっとうれしいが。さて、まずは空の旅に乾杯だ。つまみがないのが少し残念だが、まあよい。昼間っからビールを飲んでご機嫌さ。



機内食


なんとなくいい匂いがしてくるぞ。前回アリタリアに乗ったのはシチリアのときだが、機内食には超ご機嫌だった。今回も楽しみだ。さあ、機内食サービスが始まったぞ。和食とイタリアンからの選択だが、当然イタリアンにしましょう。でも他の人が頼んだ和食もなかなかおいしそうに見えたが。さて、なんだろう・・・すばらしい。ハムとブラックオリーブ、リンゴのコールスローの前菜。これはスプマンテ、白ワインにばっちり。メインはパルミジャーノのペンネにジェノベーゼソース詰め雛鳥とズッキーニの煮込み。これは赤ワインにばっちり。


無理せず、素材の味を生かす。大量の同じものを同じタイミングで提供する。ワインと料理をゆっくりと楽しむ。機内食とはこうあるべきという、お手本のようなものだ。カレーが和食、パスタが洋食、そして軽食がハヤシだったりカツ丼だったりする某Kのつく航空会社とは大違いだ。おのずと目的の食への期待がふくらむ。ふう、満腹だ。さすがにいろいろと飲んだので、眠くなってきた。先は長いことだし、まずは寝ますか。



おやつタイム


寝ているのか寝ていないのかよくわからない感じではあるが、3時間ほどたった。ロシア上空を飛んでいるのだろうが、眼下は雲におおわれていている。前のスクリーンでは映画をやっている。その後も寝たり起きたり、雑誌を見たりを繰り返す。しばらくして軽食タイム。サンドイッチかおにぎりかの選択で、サンドイッチにした。シンプルだが、ハムやチーズや野菜がはさまれていてなかなかおいしい。いいねえ、アリタリア。オレンジジュースとともに気分はすっきり。その後もしばらく寝たり起きたり、雑誌見たりガイドブック見たりを繰り返す。JALのように個人用のゲームがあるわけではないので、結構時間を持て余すものだ。



豪華な軽食


うーん、そろそろつかないかな。Scooby-Dooとかいうなんだかよくわからない映画が終わり、スクリーンに地図が出た。ようやくロシアを抜け、今はフィンランド上空、あと3時間あまりで到着だ。寝るのにも、座るのにも飽きてきた。外の景色もずっと曇りだし・・・あと2時間を切った頃、機内が明るくなった。最後の軽食サービスが始まるぞ。ふう、やっとだ。そして配られたものは・・・素晴らしい。去年のシチリア行きのときとほぼ同じではあるが、おいしそうなハムが2種類と生野菜、そしてシンプルなティラミス。最高だ。やっぱりアリタリアはいいねえ。


さあ、あと1時間程。フランクフルト上空を過ぎても外は一面の曇り。やっぱり天気予報の通り、ヨーロッパ全域が雨なのだろうか。と思いながら外を見ていると、突然雪を頂いた鋭い山々が表れた。夕方の薄暗やみのなかで、神秘的にも見えるその山々はアルプス山脈。そして、山の合間に湖と夜の明かりがくっきりと見え始めた。なんだ?晴れているぞ。反対側の窓からは、きれいな夕焼けが臨める。と、ここで機内アナウンスが。間もなく到着するミラノの天候は・・・晴れ。すばらしい。天気予報でのミラノは見事に一週間すべて雨だったのだが、なんと晴れている。この夕焼けでは明日も晴れそうだ。トリノも大丈夫だろう。一気に気持ちが明るくなる。そして飛行機は次第に高度を下げ、定刻よりも55分も早く、17時35分、ミラノ・マルペンサ空港に到着した。

さあて、ここから一つ大きな仕事が待っている。今回の旅の目的はサッカー観戦で、セリエAのユベントス−ボローニャ戦と、中田のいるパルマ−ローマ戦を見ることはすでに確定。あとは火曜日と水曜日に行われる欧州チャンピオンズリーグもできれば見られるような日程にしているのだ。ミラン・インテル・ユベントス・ローマとセリエA4チームがすべて残った二次リーグ。そしてほんの一週間前、11月18日に組み合わせ抽選が行われた結果、火曜日はミラン−レアルマドリード、水曜日はローマ−アーセナルと決まった。インテルとユベントスはアウェイで戦うため、今回見られる可能性があるのはミランかローマ。ただ水曜日にローマで試合を見るのは、木曜日にミラノから帰ることを考えると現実的には難しい。となると火曜日のミラン−レアル戦だが、昨年チャンピオンズリーグを制覇し、ジダン・フィーゴ・ラウール・ロベルトカルロスに今期からはロナウドを加えたスター軍団、レアルマドリード。そしてインザーギ・ルイコスタ・シェフチェンコ・ネスタ・マルディーニに今期からはリバウドを加えたミラン。まさに世界選抜戦といっても過言ではないカードになってしまったのだ。これは是非見たいと、サッカーファンならだれでも思うだろう。だがその分プラチナチケットになってしまったのだが・・・まだチケットが買えることを祈り、ニューミランポイントに行かなければならないのだが、そこは19時半まで。ぎりぎり間に合うかどうかだ。というわけで、飛行機を降りて早足で入国ゲートへと向かう。幸いそれほど混んでいるところもなく、スムーズに通過。荷物もすべて持ち込んでいるのでそのまま到着ロビーへ。そしてマルペンサエクスプレスの乗り場に行くと、次のミラノ行きは18時15分。チケットを購入し(@9E)、まだ20分ほど時間があるので一旦空港に戻ってお金を200Eキャッシング。定刻になり、列車はミラノに向けて出発した。30-40分で着くと行うことではあったが、結局ミラノ・カドルナ駅に着いたのはほぼ19時になろうとした頃。45分近くかかったわけだ。すぐに駅を抜け、地下鉄へ。キオスクで切符を買い(@1E)、ホームへ。地下鉄はすぐに来た。ここから3つ目のポルタ・ジェノバ駅へ。この時点で19時10分を回っている。なんとかまにあいそうだ。地図を便りにひたすら歩き、そろそろ到着するという頃、一人のおっちゃんがよってきた。「ミラン?チケット?Sold Out!」ダフ屋か?そのおっちゃんはひつこくつきまとい、「ミランインテル?ミランマドリー?Sold Out!」を繰り返す。まあ荷物か抱えたどう見ても日本人が息切らせてやってきたわけだから、目的はどう考えてもミラン戦のチケットだろう。そして閉店の数分前、ニューミランポイントで見たものは・・・Esaurito。イタリア語で「売り切れ」だ。まあほぼ予想はしていた結果ではあるのだが・・・するとそのおっちゃんはミラン対レアルのチケットを見せた。ああ、確かにミラン−レアルと書いてある。ただそれはゴール裏の席で、ほしい場所ではないし、そもそもわれわれにはダフ屋を儲けさせる趣味は持ち合わせていないのだ。最終的にはどうせ2〜3倍くらいの値段になるのだろう。それでも欲しい人は買うだろうが、どうしてもそれは癪なのだ。とりあえずミランポイントの中に入り、地下のショップに行ってみる。もう閉店間近なのであまり客はいないが、何人かのおっちゃんがサッカーゲームをして楽しんでいる。でも彼らもどうやらさっきのおっちゃんの同業者のようで、チケット?と聞いてくる。うーん、正規に買うことがもはやできない時点でわれわれの目標はすでに終わっているのだ。あまりここに長居するとダフ屋に取り囲まれそうなので、早々に退散。店を出てもしばらくさっきのおっちゃんはついてきていたが・・・見ないのならチケットとるな!と言いたい。残念だが、これであきらめがついた。駅に戻る途中のバールの入り口に、ユベントス−ボローニャ、ミラン−インテルの放送を流すようなことを書いてある。こんなところでイタリア人に混じって見るのも楽しいだろうな。ポルタ・ジェノバ駅から地下鉄に乗り、中央駅まで(@1E)。そして駅前にある予約済みのホテル、BERNINAにチェックイン。いやいや、お疲れさまでした。レアルの件は残念だが仕方がない。といいつつ最後の可能性、ネットの販売状況を見てみる。よりによってネットでは今日から販売なので、おそらく空の上にいた頃にもう売り切れているだろう。ホテルのロビーのインターネットを使い(3E)、アドレスを入力。ミラン−レアル戦、確かに出ている。空き状況は・・・すべてEsaurito。それも3階席など、あまりよくない席しか出ていない。まあしかたないよね。これで完全にあきらめが着きました。あーあ、でもせめてネット販売が一日早ければ・・・

さて、もう20時を回っている。日本時間では朝の4時だ。眠いが軽くでも晩ご飯を食べましょう。さて、どこに行こうか。ホテルの回りを少し探して見るが、いわゆるリストランテはあるがもっとカジュアルなピツェリアやトラッテリアが見当たらない。それでも駅からトラム沿いに伸びる道を行くと、にぎわっているトラッテリアを発見。他によさそうなお店もなさそうなので、ここに入りましょう。中に入ると、ほぼ満席。少しして席に案内された。さて、何にしましょうか。いろいろ食べたいが、初日で疲れているし、体がいったい何時だかわからない状態。隣の人がおいしそうなリゾットを食べている。よし、このシーフードのリゾットとスパゲッティボンゴレ、それにグリーンサラダとビールにしよう。あと水も忘れずに。さて、まずはビールで乾杯。胃に染み渡る。あー、それにしてもレアルは悔しいな。トヨタカップも取れなかったし、なかなか生レアルを見ることができない。今のメンバーのうちに是非一度見ておきたいのだが・・・隣の人に肉が運ばれてきた。ん、さっきリゾットを食べていなかったが?かなりの量だと思っていたが、この肉もまたかなりの量。おいしそうではあるが、まったくよく食べる。


ボンゴレ


リゾット


ここで食べた


そしてわれわれのところにもリゾットとパスタが運ばれてきた。料理の写真をとっていると、隣の夫婦がデジカメに興味をもったのか、写真をとってくれた。さあて、頂きますか。どちらも魚貝の風味がしっかりとして、なかなかおいしい。でも今日のわれわれには、これとあとサラダで栄養補給は十分だ。そして隣のおばさんはいつの間にやら肉を平らげ、何だかわからない巨大なデザートを食べていた。まったく恐ろしい・・・もう眠いので、勘定を済ませ(25E)、お店を後にした。

とはいえあと一仕事。明日朝が早いので、目の前の中央駅に行ってトリノ行きの切符を購入(@7.9E)。これで一安心。あとは駅の中のスーパーで水を買い(1.15E)、これで長かった一日はようやく終了。ホテルに戻り、倒れこむように眠りについた。