2003/1/2 Angers〜Nantes
〜アンジェに日帰り。ロゼワインの街で旧市街と城を堪能し、おいしいお肉に舌鼓。夜はあっさりと。〜 ★通貨ユーロ(約125円)★

7時起床。随分良く寝た気がする。9時前にホテルを出て、駅に到着。9時10分発のTGVはもうホームに来ており、たくさんの人が乗り込むところ。ちょうどいいタイミングだ。席につき、しばらくすると出発。アンジェまでは35分ほどの旅。近いものだ。電車から見る途中の景色は、やはり水浸し。今日も明け方に雨が降っていたし、いったいいつになればこれはもとに戻るのだろう。畑とかもあっただろうに、大変なことだ。とはいえナントやアンジェなどの街は別に問題ないようでよかった。9時44分、アンジェ駅到着。地方の小さな駅を想像していたのだが、随分と近代的な立派な駅だ。街も大きそうだし・・・まずは朝ごはん。ゆっくりできそうなカフェを探すが、なかなかあいているところがない。別に時間が早いわけでもないが、なかなかいい感じのお店がない。それでもようやく大通り沿いに良さそうなカフェを見つけたので中に入る。ふう、暖かい。外は風が強いので、随分と寒く感じるのだ。さて、どうしましょうか。



クロックマダム


温かくないものの気分ではないので、クロックマダムにしよう。それとジュースでビタミン補給だ。クロックマダムはハムとチーズのホットサンドの上に半熟の目玉焼きを乗せたもので、なかなかおいしい。ようやくエネルギー補給ができた。外を見ると、かなりの雨。風も強いし、ちょっと出るに出られない状態。まああわてることもないのでそのままカフェタイム。シナモンティーとマンゴティーを楽しむ。ティーバックだが、なかなか美味しい紅茶。コーヒーの国フランスだが、紅茶事情も変わりつつあるようだ。


その後何度か小雨になったり大雨になったりを繰り返していたが、ようやくあがった様子。もうすぐ12時になるので、そろそろいきましょうか。カフェをでる(17.20E)。相変わらず風は強いが、雨はあがった。旧市街に向けて歩く。街の中心にあるサン・モーリス聖堂に到着。一部が改修中なのが残念だが、なかなか立派な建物だ。聖堂からロワール川につづく広い階段がある。ふだんのロワール川はもっときれいなのだろうが、今は雨で増水しているせいか茶色く濁っている。このあたりの地区はアンジェの旧市街で、古い町並みが残っているところ。狭い石畳の道に石造りの家。窓が木枠のところもあり、趣のある場所だ。

アンジェ旧市街写真館


そこを抜けるとアンジェ城の前に出た。さっそく中に入ってみる(@5.5e)。ここの庭園の幾何学的な模様は独特のものがある。庭園から地下に続く階段があり、そこを降りると暗い部屋がある。よくみるとたくさんのタピストリーが展示してあるのだ。あまり明るい光をあてると痛むのだろう、もちろんフラッシュも厳禁。薄暗い中に浮かび上がる無数のタピストリー、幻想的ですらある。外にでて、再び庭園を歩く。それにしても風が強い。雨上がりだからいいようなものの、晴れている日ならば砂ぼこりが舞い上がっていただろう。少し雨が降ってきたこともあったがなんとかもった。そろそろ行きますか。

アンジェ城写真館


さて、お昼ごはんタイム。お店を求めて街をさまよう。なかなか見つからなかったが、しばらく歩くと賑やかな広場にでてきた。どうやらここがアンジェの「へそ」にあたるところだろう。その広場に面して何軒かのレストランがある。メニューを見比べ、よさそうなお店に入ってみる。中は広く、明るい感じ。2階の席に案内され、さて何にしましょうか。なかなか立派なメニューだ。14Eのムニュがあったのでそこから選ぶ。まずはアンジェ地方の名産、ロゼダンジュで乾杯だ。少し辛口の、飲みやすいワインだ。さて、まずは前菜。一つは牛肉のカルパッチョ。オリーブオイルやパルミジャーノ、バジルが使われており、イタリアンな雰囲気。これはおいしい。もう一つはサーモン。アンディーブとともに食べたり、かりかりの薄いフランスパンにつけて食べたり、これもおいしい。どちらもまさに前菜、食欲が増す味だ。続いてメイン。頼む前に本日のメニューを聞いたとき、「Boeuf Carrot」と言っていた。牛肉と人参ってこと?そして出てきたものは、牛肉の人参の煮込みにキャベツやカリフラワーの付け合わせがついているもの。これはいいね。牛肉はほろほろで、野菜もしっかり味がして、なかなか好みの味だ。フランス人は「Boeuf Carrot」と言われるとこういうものをイメージするわけだ。日本人にとって「肉じゃが」のイメージと同じなんだろうな。だれも牛肉とじゃが芋の炒め物は想像しないわけで・・・結構たっぷりあったが野菜が多い分、完食。おいしかったです。食後にエスプレッソをのんで、大満足(43.90E)。いいお店でした。


サーモンの前菜


牛肉のカルパッチョ


Boeuf Carrot



アンジェ城の堀


食後に街を散歩。とはいえ風が強いし。聖堂に城と一通り見たし、もうあまり見るものもない。ふらふら歩いているうちにさっきのお城まで来た。さっきとちょっと見る方向が違うので、堀の中の庭園を見ることができた。これでアンジェは満足かな。駅へと戻り、TGVの予約を一番近い便にかえてもらう。ちょうど30分ほど後の便に変えることができてラッキーなのだが、さらに6.6Eの返金が。何これ?同じTGV同士で変更したわけなので、手数料がいることがあっても返金されることはないと思うのだが・・・でも頂けるものは頂いておきましょう。ラッキーだ。


そのお金で、というわけでもないのだが、駅のキオスクでサッカー関係の雑誌を購入(8.49E)。中を見ると各ポジションごとの代表的選手を1ページづつ紹介するコーナーがあり、ミッドフィールダー部門になんと小野と稲本の写真が。だったらあと中田も欲しいところだが、リバウドと並んで日本人選手の名前が、しかもフランスの雑誌にのっているのはとてもうれしい気分だ。さあ、そろそろ時間だ。TGVに乗り、ナントへと向かう。帰りも30分あまりの旅。うとうとしているうちにあっという間に到着。お疲れさまでした。さて、まずは明日の足の確保。ここナントからトゥールに直接行く便はほとんどないので、朝8時32分に乗ることにしよう(43.60E)。これで一安心。もうすぐ6時、だいぶ暗くなってきたぞ。少しでも明るいうちにナント城を見に行きましょう。昨日は暗やみ中にしか見えなかったが、今日はまだなんとか見える。城や堀など、写真に収める。ここナント城は正式にはブルターニュ大公城といい、15世紀に建てられたもの。


ナント城1


ナント城2


ナント城3


一旦部屋に戻り、少し休憩。お昼がパワフルだったせいか、夜になってもあまりおなかがすかない。とはいえ食べないわけにも行かないので、8時ごろホテルを出た。さあ、どこに行きましょう。お城の近くにちょっといい感じのお店があったが、まだ誰も客がいない様子。とりあえず昨日食べたお店あたりまでぶらぶらしますか。昨日は元旦だったのであいている店は少なかったが、今日もあまり変わりばえがしない。カフェやケバブ屋はあいているのだが、あまりレストランが見当たらない。結局昨日食べたお店のある広場まで来たが、特にこれと言ったお店がない。よし、お城の近くの店にしましょう。ホテルも近いしね。ということでそのお店まで戻ってた。中を見てみると、客が入り始めている感じ。よし、入りますか。なかなか明るいお店だ。さて、何にしましょうか。15Eのムニュから選び、まずは白ワインで乾杯だ。すっきりとしたミュスカデで、おいしい。まずは前菜が運ばれてきた。ひとつは生カキ、ナント産の生カキもまた濃厚でおいしい。もう一つはホタテ、マッシュルームとともにクリームグラタンのようになっており、歯応えがぷりぷりでおいしい。どちらも前菜としていい感じだ。さてメイン。アジのグリルのレモンソース、というものを頼んだので、グリルしたアジの開きに温かいレモンソースがかかってくるのがくるかと思ったら、マッシュポテトの上にグリルされたこぶりのアジが乗ってでてきた。このアジがなかなかおいしい。歯応えがしっかりしているのだ。そしてマッシュポテトや付け合わせの野菜、しっかりとした味でおいしい。量的にもちょうどいい感じで、われわれ好みのメニューでした。あとはデザート。別にいらないのだが、メニューに入っているので洋梨の赤ワイン煮とフルーツグラタンを頼む。洋梨の赤ワイン煮は初めて食べたのだが、これがなかなかおいしい。付け合せのシナモン風味のアイスクリームもグッド。これは新発見、好みのデザートになりました。どちらのデザートにもラズベリーやクランベリー、ブラックベリーなどがたっぷりと入っている。うーん、少しなら食べるのだがこれだけあるとちょっと酸っぱいし苦手かな・・・でもビタミン補給をしっかりした感じで、なかなかいいデザートでした。全部で44.30E、満足です。


ワインで乾杯


ホタテのナント風


ナント産の生カキ


アジのグリルレモンソース


洋梨の赤ワイン煮


フルーツグラタン


このお店にも犬をつれて入ってきた人がいた。しつけがしっかりされていることはもちろんだが、犬がまさに家族の一員ということなんだな。日本はもちろん、イタリアなどほかのヨーロッパでもあまり見ない光景だ。われわれは犬好きなのでいいが、犬嫌いの人はフランス旅行はご注意を。 ホテルが近いのですぐに帰れる。明日はトゥール、いよいよ旅も終わりだな。あさって日本にむけて帰るのか・・・