2002/12/28 Paris
〜ノートルダム寺院の塔からはパリの大パノラマに見とれ、サンルイ島では新しいパリを発見。楽しい。〜 ★通貨ユーロ(約125円)★

7時起床。 途中何度か目が覚めたが、わりと良く寝られた。シャワーを浴びる。このホテルはバスタブがきれいでお湯の出もよく、なかなかいい。さっぱりしたぞ。9時にロビーで弟夫婦と合流し、さあ朝ごはんだ。ぱらぱらと雨も降ってはいるが、傘をさすほどではないかな。カフェを求めて歩く。しばらく行くと、メトロの駅の近くにカフェを発見。まだそれほど客はいないが、ここにしましょう。パリの朝ごはんといえばまずはフランスパンのサンドイッチ。それとカフェオレを頼む。



パリの朝ごはん


待っている間に、席のすぐ横の床が突然せり上ったのには驚いたが・・・どうやら倉庫のようで、卵やジュース類などを取り出していた。さあ、運ばれてきたぞ。カフェオレは大きいほうを頼んだのでたっぷりだ。ミルクがしかっりしていておいしいぞ。そしてサンドイッチ。フランスパンにハムとチーズが挟まれただけのシンプルな物だが、これが実にうまい。フランスパンは外側がぱりぱりとして、中側はしっとりしている。そしてハムとチーズ、この風味がとてもいいのだ。シンプルなだけに素材の味がでるので、なかなか他では食べられないおいしさだ。パリに来ている実感が沸いてくる。おなか一杯、満足です(@8E)。


まずはノートルダム寺院へ行きましょう。Severe-Babyron駅からOdeon乗り換えでCiteへ。ここは随分地下深くにある駅で、かなり階段を上がらないと上にでられない。さっきの朝ごはんでエネルギー補給はばっちりなので、なんなくクリア。外の空気が気持ちいい。しばらく歩くとノートルダム寺院前に到着。そういえば2年前、英仏珍道中のときはここで待ち合わせたっけ。随分昔のことだなあ。まずは寺院内にはいりましょう。すでに行列はできているが、ゆっくりとだが進んでいる。


地下鉄に乗る


CITE駅


モンパルナスタワー展望台の広告



ノートルダム寺院


それほど待つことなく、中に入ることができた。ここノートルダム寺院は1163年から200年以上かけて建立されたゴシック形式の建物で、フランスカトリックの総本山と言われる。なによりも、寺院内のステンドグラスが素晴らしいのだ。たくさんあるそれらの中で、もっとも美しいのは中央部にあるバラ窓。向かい合わせになっているこのバラ窓は、直径13mもあり、作られてから7世紀が経っても全く変わることの無い美しさ。椅子に座り、しばらくの間バラ窓を眺める。すばらしい。寺院内にはたくさんの人がいるにもかかわらず、かなり静かな雰囲気だ。


ステンドグラス


バラ窓


ステンドグラス


外にでて、今度は展望回廊へと登るための列に並ぶ。列の長さ自体はさっき寺院内に入った列とそう変わらないのだが、こちらは一度にたくさんの人が入れるわけでは無いのでなかなか進まない。30分くらい待っただろうか、ようやく階段を登れるところまで来た。入場料を払い(@5.5E)、螺旋の石段を登り始める。すこし真ん中がへこんだ石段は、長い歴史を感じさせる。いったい何段あるのだろうか、途中で狭くなりながらも石段は続く。



回廊のキマイラ(怪物)


そしてようやく展望回廊まで到着だ。ふう、疲れた。でもここは地上69m、この景色はその疲れも一瞬で吹き飛ぶ素晴らしさだ。右手前方にはモンマルトルの丘、サンクレール寺院。そこから左手にオペラ座、ルーブル宮、そして正面には凱旋門、その遠く向こうには新凱旋門と新市街。その左手にはエッフェル塔、そして昨日登ったモンパルナスタワー。パリの景色がすべて今、目の前にあるのだ。しばしこの景色に見とれる。石造りが歴史を感じさせる、本当に美しい景色だ。たくさんの写真を撮り、ふと目を下にやるとすごい行列。少しでも早くに来てよかったな。


パリのパノラマ(左側)


パリのパノラマ(右側)


展望回廊からもう少し登れるところがある。木の階段を登り切ると、そこには大きな鐘があった。今は使われてはいないが、昔はこの大きな鐘の音がパリの街に響いていたんだろうな。それにしてもこんなに大きな鐘をここまで運ぶのは大変だっただろう。



2階からステンドグラス


さて、そろそろ降りましょうか。降りるほうがずっと楽だが、螺旋なので目が回りそうだ。途中、分かれる階段があってそこを上がると少し広い部屋にでた。そこを抜けると寺院内部の2階にでた。なんだか大晦日イベントの準備中のようで、たくさんの照明機材が転がっている中を歩く。ここから見るステンドグラスもまた素晴らしい。しばらくして、作業の人がもうここから出ていってくれと言ってきた。まあそりゃそうだよね。いかにも作業中のこんな場所には普通入れないものだ。でもラッキーだ。もう10分遅ければ、まったく入ることはできなかったので・・・最後の螺旋階段を降り、終了。お疲れさまでした。楽しかったです。


続いてはサン・シャペル教会へ入ろうと思ったが、予想以上のものすごい行列。お昼ごはんの時間もあるので、ここは断念。教会や隣のコンシェルジュリー牢獄など、写真に納める。ここはマリーアントワネットが生涯最後の2ヶ月を過ごしたところだ。さて、もう12時を回っている。今いるシテ島から、隣のサンルイ島まで歩く。少し雨は降ってきたが、まあこの程度ならば傘をさすほどではない。雨のせいかセーヌ川は随分と濁っているのだが、いい景色だ。石造りの歴史ある建物が多いこともあるが、それほど高い建物が無いので空が広く、圧迫感が無いのがまたこの景色を作っているのだろう。橋を渡り、サンルイ島に到着。ここからしばらく歩くと目指すレストランはあるのだが、通り沿いには食材屋さんなど、気になるお店がたくさんある。食後にゆっくりと見ることにしよう。まあ女性陣はすでにいろんなお店に気持ちが行っているのであるが・・・


サン・シャペル教会


コンシェルジュリー牢獄


サンルイ島へ渡る橋から


目的のレストラン、au groumet de l'isleに到着。ちょうど4人用のテーブルにつくことができた。前菜+メインかメイン+デザートを選べるムニュが17ユーロであったので、それにしましょう。それぞれ好きなものを選ぶ。Y子様だけはメイン+デザートで、あと3人は前菜+メイン。これにラングドックの赤ワインがグラスでついてくる。グラスとはいっても、4人でボトルがほとんど空になるくらいのたっぷりな量だ。まずは乾杯。しっかりしたワインで、これならばメインの肉にもあうであろう。まずは前菜登場。男性陣はツナサラダ。生野菜がたっぷりで、なかなかうれしい前菜だ。日本ほど少な過ぎず、アメリカほど多過ぎず。ちょうどいいです。あとはスープドポワソン。甲殻類エキスたっぷりの魚のスープ。これはフランスならではのもので、すごくおいしい。なかなかいい前菜でした。続いてメイン登場。みんな臓物ソーセージだ。独特な匂いはあるが、回りの香ばしさと中身の柔らかさがいい。赤ワインとの相性もばっちりで、とてもおいしいです。ワインを追加で頼み、じっくりと味わう。かなりパワフルなのでこれでおなかがいっぱいだ。Y子様はあとデザートがある。デザート王のY子様は、チョコレートがたっぷりかかったデザートにご満悦。少しもらったが、さすがフランス、チョコレートが実においしい。このしっかりとした赤ワインにも良くあうのだ。食後のエスプレッソorカフェオレを頂き、大満足(106E)。


スープドポワソン


ツナサラダ


臓物ソーセージ



デザートのチョコレート


食後は通りを散策。食材屋さんやチョコレート屋さん、オリーブオイル屋さんなどがありなかなか楽しい。サンルイ島はいままで来たことが無かったが、なかなかいいところだ。ガイドブックでも見たことがないせいか、日本人をほとんど見ない。穴場だな。チョコレートやオリーブなどを買い、ご機嫌だ。Y子様はエクレアをうれしそうに食べている。デザート王、おそるべしだな。少し雨が強くなってきたが、お店に入っているうちにまた小降りになったようだ。市庁舎前広場へと向かおう。ワールドカップのときに大型ビジョンが設置されていたこの広場は、今はスケートリンクになっている。



市庁舎前広場


それほど広くは無いリンクをたくさんの人が滑っている。みんな上手だな。ここでデビューという人はいないのだろうな。だんだんと日没が近づいてきたので、日の落ちきらないうちにコンコルド広場へ行きましょう。市庁舎近くのHotel de Ville駅からConcordまで。年末で観光客が増えているせいか、メトロはかなり混雑している。Concord駅に着き、地上にでると、そこはコンコルド広場。夕闇迫る中、広場のオベリスクと遠くのエッフェル塔、車のサーチライトが輝くシャンゼリゼ通りの向こうに凱旋門。ここもパリを感じる場所だ。空が広い。人は多いのだが、この空の解放感がパリの美しさを創っている気がする。


オベリスクの前には、ルイ16世やマリーアントワネットの名前が刻まれたプレートが埋め込まれている。ここで処刑された人たちだ。華やかな景色の裏には、血生臭い歴史があるのだ。21世紀が平和な世紀であって欲しいものだ・・・


夕闇迫るコンコルド広場


シャンゼリゼ通りと凱旋門


オベリスク前のプレート


コンコルド広場を離れ、サントノレ通りへ。ここでは女性陣のウインドウショッピングにお付き合い。とはいえブランド物に興味のない二人は、デザート屋さんやアクセサリー屋さん、チョコレート屋さんなど。最終日の下見もかね、完了。弟夫婦は明日、われわれはあさってパリを離れてブルターニュ方面へ行くので、足の確保をしないとね。まずはTuileriesからConcordまで。この1号線はさっきよりもものすごい混雑。シャンゼリゼの真下を通る線なので、いわば御堂筋線なのだがそれにしても混み過ぎ。やはり年末だからだろうか。乗り換えてMontparnasse Vienvenueまで。この線もわりと混んでいるが、1号線の比ではない。フランス国鉄、SNCFに向かう途中には例の世界最速動く歩道があるのだが、今日は動いていない。土曜日なので通勤ラッシュが無いからだろうか。ということは昨日の体験は本当に貴重なものということになる。SNCFの駅に到着し、ここでそれぞれ切符をゲット。TGVも二等の禁煙席を押さえ、これで一安心だ。でも予定した便は満席なので、1時間ほど遅い便になった。やっぱり年末で混んでいるのかな。パリからサンマロまで、二人で101.20E。一旦ホテルに戻りましょう。Severe-babylonまで戻る。Bon Marcheで水だけ買い(0.56E)、ホテルに戻る。ちょっと休憩だ。

さて、リフレッシュしたぞ。晩ごはんはどうしましょうか。もはや人混みには行きたく無いので、このあたりで食べたいものだ。だがシャンゼリゼとは逆に、このエリアは年末ということと土曜日ということでなかなか開いている店が無い。結局30分ほどさまよっただろうか、サンジェルマン近くのLa Petite Chaiseという店が開いていた。メニューを見るとなかなか良さそうだったので、ここにしましょう。1階席はほぼ満員のようだが、案内された2階席はまだそれほどでもない。さて、どうしましょうか。ここでも例によって、Y子様はメイン+デザート、あと3人は前菜+メイン。まずはアルザスのソーヴィニオンで乾杯。すっきりとした、飲みやすいワインだ。まずは前菜登場。meli-meloは魚かと思ったが、これは鶏肉か?でも野菜がたっぷりでなかなかおいしい。スモークサーモンはとろけるようでこれもおいしい。付け合わせのマスタードはちょと多すぎだが・・・ここまではよかった。次のメイン、いったいどれだけ待たせるのだ?いつの間にやら2階もほぼ満席だし、お店の人も少ない人数でがんばっているのは分かるのだが、それにしても待たせすぎ。前菜で一旦刺激された胃も、あまりの時間ですっかり落ち着いてしまった。しかもまだ2日目なので時差ぼけの睡魔も襲ってくるし・・・1時間くらいして、ようやくメイン到着。それぞれ鴨、サーモン、魚3種、マグロでどれもおいしそうだ。後の3人がどうかはわからないが、あまりに待たされたのと眠気のせいで、おいしいのは分かっているのだがあまり食が進まなかった。残念・・・そしてY子様は至福のデザートタイム。クリームカラメル、いわゆるプリンでご機嫌だ。少しもらったが、なかなかおいしい。せっかくおいしいものを出すのだから、待たされたのがなおさら残念だ。全部で115.90E、ごちそうさまでした。


メリメロってなに?


スモークサーモン


マグロのメイン


魚3種類のメイン


サーモンのメイン


鴨のメイン


ホテルに帰りましょう。首筋に外の冷たい空気が心地好い。とおもって弟夫婦を見ると、マフラーと帽子で完全な防寒体勢。なんだなんだ、この感覚の違いは。われわれは寒いほうが得意なもので・・・ホテルに到着。明日から弟夫婦とはしばし別行動になる。今日も濃い一日でした。おやすみなさい・・・