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朝6時。まだ暗い中、家を出る。今日から10日間、フランスを旅する。11月のセリエA観戦ツアーに続き、初めての2カ月連続ヨーロッパ、飛行機代が昔に比べると随分安くなったおかげだ。7時半に関空到着。今回、行きはなんとJALのビジネスクラスだ。3月のサンフランシスコツアーでは大変な思いをしたが、そこで得たダブルマイルを使い、片道分のアップグレードを得たのだ。楽しみだ。大混雑のツアー用カウンターを尻目に、ビジネスクラス専用カウンターであっさりチェックイン完了。まずこの時点でいい気分だ。そして弟夫婦と合流。今回は行きと帰りは同じで便で、パリ以降はそれぞれの旅をする予定。弟夫婦はエコノミーだけどね、ふっふっふ。8時過ぎに出国手続きをすませ、ゲートへと向かう。搭乗予定時刻まではまだあるので、われわれはビジネスクラス用の「さくらラウンジ」へと向かう。
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いろいろ飲める
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ゴールドカード用のラウンジは使ったことがあるが、ここ関空でのビジネスクラス用ラウンジは初めてだ。中に入ると、思った以上に広くてゆったりしている。それほど人がいないのもくつろげる。ソフトドリンクだけでなく、ビールやウイスキー、カクテルなども飲むことができるが、さすがに朝からはやめておこう。これからビジネス乗るわけだしね。ということでジュースやビスケットで軽く腹ごしらえ。気分いいね。しばらくすると、欧米系の家族連れが入ってきた。10才位の子どもを二人連れている。金持ちファミリーなのだろうか。子どもの頃からビジネスなんて、まともな大人になれないよー、と悔しがってみる。
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9時前になったので、ゲートへと向かい、弟たちと合流。しばらくして、搭乗が始まった。当然、われわれビジネスは優先的に搭乗できるのでお先に失礼。機内に入ると、さすがにゆったりしている。去年のKLM以来のビジネスだ。前回と異なり、今回は機内食も期待できるだろう。しばらくすると、エコノミーの搭乗も完了したようだ。明日から9連休になる人も多いだろうから、今日も満席なんだろうな。さすがにビジネスはまばらで、席は半分も埋まっていない。JAL475便はゲートを離れ、定刻の9時35分、パリに向けて出発した。例によって離陸のときは眠りに落ちていた。ふと気づくと、眼下に日本アルプスが広がっている。なかなかの絶景だ。まず最初のお楽しみ、ドリンクサービス。いつもならばビールとナッツなのだが、今日はシャンパンとアミューズブーシュ。その中身といえば、「スモークダック ドライフルーツ添え」「生ハム アスパラガス巻き」「子持ち烏賊 有馬煮」「銀杏ふくさ」うーん素敵。どれもおいしいが、子持ち烏賊が一番好みかな。その後しばらくして、機内食タイム。メニューも分厚い。洋食か和食か迷ったが、洋食は比較的お店でも手が届くので、やはりここは和食でしょう。日本航空だしね。そして運ばれてきたものは・・・美しい。色合いがとても美しいのだ。そしてどれもおいしそうだ。飲み物には京都の「玉乃光」というお酒をいただき、まずは乾杯。少しまろやかみのある、おいしいお酒だ。さて、まずは前菜。「子持ち若布」子持ち系のこのぷちぷちとした感覚が大好きだ。「金子雲丹和え」金子って何?不思議な食感だ。味はいまいち良く分からないが。「タラバ蟹の薩摩焼き」これはうまい。久しぶりにうまい蟹を食べた気がする。次に小鉢。「さよりの黄身酢和え」いいねえ、これ。さっぱりしていて。日本酒にもあうし。続いて焚合せ。「菊型大根と蟹の焚き合わせ」薄味で、とてもお上品。おつゆまで全部飲んでしまうおいしさだ。そして焼物「いとよりのけんちん焼き」けんちん焼きって何?でもおいしいぞ。さらに台の物「鶏笹身とかぶら煮」これだけは温かい料理なのだが、トレイに工夫がされており冷めにくいようになっている。これも薄味で、お上品。いいねいいね。生姜風味がおいしく、おつゆまで全部飲んでしまった。そしてご飯とお味噌汁。やっぱり締めはこれ、おいしいお米だ。海苔の佃煮がついてくるのもうれしい。最後に日本茶をいただき、完璧な和食コース完了。実においしかったです。そしてデザートはケーキやフルーツなどから選べる。ケーキが小ぶりなのがうれしい。ふう、大満足です。
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アミューズブーシュ
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SEASONSの和食
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デザートを選ぶ
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そしてさらに食後のリキュールサービス。レミーマルタンとアイリッシュクリームをいただき、ちょびちょび頂く。これは癖になりそうだ。とはいってもお金を払っては乗れないのでなかなかチャンスは無いのだが・・・食後は音楽を聞いたりゲームをしたり、のんびり過ごす。音楽は最新のものと、80年代ヒットソング。80年代は完璧に分かるのだが、最新のは今一つ分からないのが多い。年かな?ゲームはエコノミーと同じ、パズル系のゲームが中心。まあひまつぶしにはいいか。そしてうとうとしたりしていると、軽食タイムになった。いろいろと選択肢はあるが、「JAL特製小どんぶり 焼きおにぎり茶漬け」にしよう。別に茶漬けというわけでは無かったが、山椒ちりめんののった小ぶりのお握りが2個。これが温かくておいしい。日本茶とともに、一撃で食べてしまった。アイスクリームを進められたが今はいいかな。飛行機は順調に飛んでいく。しばらくしてちょっと小腹がすいたので、JALならではのラーメンデスカイとそばデスカイをもらう。まあ要するにカップヌードルとどんべいなんだが、こういうところで食べると妙においしい。具のかまぼこに飛行機の模様がついていてなかなかいい。その後は読書、ゲーム、うとうとを繰り返す。
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リキュールタイム
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軽食タイム
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おやつタイム
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北欧圏に入り、そろそろスウェーデンにさしかかる頃、到着前の軽食サービス。またも和食にしよう。そして運ばれてきたものは・・・すばらしい。きれいな器に色とりどりと盛りつけられている。
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到着前の軽食
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まずは「大根と海老の辛子マヨネーズ和え」ぷりぷりの海老と、しゃきしゃきの大根。さっぱりしていて、とてもおいしい。次ぎは「焼き薩摩揚げ」ネギと土生姜もついている。お醤油を少したらして頂く。これは香ばしくおいしい。いいね。続いて「鶏の南蛮漬け」玉ねぎのシャキシャキ感とさわやかな酸味が鶏肉とマッチ。そして「フカヒレ雑炊」これだけが温かい料理。深みのあるダシの中にごはんが絶妙。もうなんというか、すべてがおいしい。やはりエコノミーとは圧倒的な差がある。そしてKLMとも・・・あそこはビジネスクラスでもたいしたことなかったからね。さすがJAL、日本のナショナルフラッグだ。いい気分です。
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到着まであと45分のアナウンスが入る。少しスチュワーデスさんの動きがあわただしくなってきたぞ。そんななか、ワインスクールで同じだった友人を発見、すごい偶然で驚き。仕事中ではあるが少し手の空いた時に席に来てくれた。ひとしきり近況報告に花が咲く。いやいや、びっくりでした。
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飛行機はシャルル・ド・ゴール空港に無事到着。外は少し雨の様子。なんだか機内があわただしいぞ。どうも到着が少し遅れたせいで、ツアーの乗り継ぎ時間の余裕の無い人たちが多くいるようでその人たちを優先的におろすとのこと。どうぞ。飛行機を降り、バスに乗って到着ロビーへ。ここで弟夫婦と再会。お疲れさまでした。エコノミーの機内食もなかなかおいしかったらしい。帰りはわれわれもエコノミーなんでね・・・荷物受け取りへと向かう。われわれビジネスクラスの分はすぐに出てくるが、エコノミー分はなかなか出てこない。おそらく乗り継ぎ便へのピックアップを優先的にしているのだろう。ふと気づくと回りは日本人だらけ。どうやら成田からの便も到着したようだ。無事に荷物を受け取ったので、さあパリの街へ行こう!キャッシングを行い(300E)、RERの駅へ向かう。エスカレーターや動く歩道を乗り継ぎ、到着。第一ターミナルならここまでバスに乗らなければならないが、今日は第二なので歩ける。ここからボルドー行きのTGVに乗ったこともあったな。さて、切符を買おう。自動販売機で買おうとしたが、クレジットカードを受け付けてくれない。どうもフランス以外の国籍のカードは受け付けないらしい。うーん、こんな場所でそれでは意味がないような気がするのだが・・・仕方が無いので窓口へ。結構並んでいるようだったが、わりとすぐに順番が来たパリまで2枚、よろしく(@7.7E)。RERに乗り、一路パリへ。40分くらいだろうか、パリ北駅、Gare de Nordに到着した。ここからは地下鉄だ。最初直接地下鉄乗り場につながる改札を出てしまったのでちょっと迷ったが、改めて改札をでて切符売り場に到着。カルネという10枚綴りの回数券をゲット(9.6E)。20E出したら60c無いかと言われ、それも出したらお釣りが11E、全部小銭で帰ってきた。札でくれよー。おかげで財布は小銭で満杯。早めに何とかしないとね。地下鉄にのり、Odeon駅へ。ここで乗り換え、Severe-Babyron駅へ。ここから数分歩いたところにある、Hotel Severe Azurが今日のお宿。われわれは3泊、弟夫婦は2泊だ。事前に予約を入れていたので特に何も書くこともなく、部屋へ。いろいろ探した中でわりと安めのホテルだったので少し心配はしていたのだが、杞憂であった。シンプルではあるが清潔な、なかなか過ごしやすそうな部屋。これなら3泊、気持ち良く過ごせるだろう。ふう、ようやく一息つける。荷物を置いて体を伸ばす。思ったより寒くないのと荷物が重いのとで、ちょっと汗ばんだくらいだ。眠いが今寝るわけには行かないので、少し休憩した後、街へと行きましょう。
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まずは近くのBon Marcheへ。このデパートの食品売り場がお気に入りで、パリに来たら必ず立ち寄るのだ。今日はまだ買わないが、お土産の下見などをする。紅茶やチョコレートなどが豊富にあり、お土産には事欠かない。そしてマスタードや調味料、缶詰などもいろいろとあり、家用のお土産もばっちりだ。品ぞろえがいいので見ているだけでも楽しいな。今日のところは水だけ買い(0.28E)、お店を出た。デパートの回りはクリスマスモード一色で、ウインドウにはぬいぐるみがいろいろとパフォーマンスをしている。いい感じだね。さて、Severe-Babyron駅からMonparnasse Vienvenueへ。電車を降り、フランス国鉄駅方面に歩いていくと、そこには動く歩道があった。これはただの動く歩道ではない。なんと世界最速なのだ。3つあるレーンのうち、われわれのほうから見て一つは進行方向の時速3キロ。そして残り二つのレーンは対向で、一つは時速3キロ、もう一つはなんとその3倍、時速9キロだ。まずは普通に3キロに乗ったのだが、すれ違う9キロの人たちの早いこと早いこと。その上で歩いている人は、まるで飛んでいるようだ。そしていよいよわれわれもそこへと入る。途中で速度が変わると言うことなのでどんな仕組みかと思ったが、最初は細かいローラーが敷き詰められたところに足を乗せる。するとそのローラーは回転しており、前へと運んでくれるのだが、前へ進むにつれてローラーの回転速度が速くなるのだ。そしてローラーの回転が最高になったところから、動く歩道のベルトに変わる。ここからは時速9キロの世界、はやいはやい。そして降り口の近くに来ると、再びベルトからローラーに変わる。これがだんだんと回転数を落としていくので、スムーズに普通の道へと降りることができるのだ。なんというものを作るのだ。一回目はこわごわ乗ったので、もう一回乗ってみよう。再び3キロにのって反対側まで行き、二度目のチャレンジ。今度はなれていることもあり、ちょっと余裕を持って乗ることができた。この上を早歩きすれば、時速15キロくらい出ていることになり、対向の動く歩道から見れば実に18キロ。これは楽しいぞ。結局もう一回乗り、3往復。単なる動く歩道と言ってしまえばそれまでだが、世界最速であり途中で速度が変わるこのしくみ、おもしろいです。パリを訪れた際は、是非チャレンジを。
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動く歩道の入り口
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世界最速の仕掛けを説明
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銀色がローラー、奥がベルト
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続いてはモンパルナスタワーへ。ちょっと分かりづらかったが、地上にでるとすぐに分かった。展望台へのエレベーター乗り場に行き、チケットを購入。二人で15.2E、小銭がかなり整理できた。エレベータはわずか30数秒で56階、197mの展望台まで一気にわれわれを運ぶ。さあて着いたぞ。エレベータを降りてすぐのところからはあまりいい景色が見えないが、ぐるっと回ると見えました、エッフェル塔。そして凱旋門、ノートルダム寺院、アンヴァリッドなど、それぞれのライトアップがとてもきれいだ。
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タワーからの夜景
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雨でなければもう少し良く見えたかもしれないが、それでも十分にきれいだ。この夜景がどれだけきれいに撮れるかは分からないが、写真に納める。ここからさらに上のテラスに向かう。59階、210mのその場所は吹きさらし。もちろん柵はあるのだが、かなり風が強い。雨よりも、寒さよりもとにかく風がこたえる。それでもせっかくなので何枚か写真を撮り、とっとと退散。ふう、寒かったです。展望台にもどり、ほっと一息。もうしばらく景色を楽しみ、そろそろ降りましょうか。帰りもエレベーターで一気に降り、つかの間の空中散歩は終了。
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もう入れない・・・
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さて、晩ごはんタイムだな。初日は時差ぼけでこのあたりから強烈に眠くなるのだが、ここからがんばらないと。来た道を戻るので、当然動く歩道を通るのだが、世界最速、9キロの方はクローズ。これはひょっとして通勤ラッシュの時間帯のみか?だとしたらさっきはこれ以上無いタイミングだったのかもしれない。3キロの方で戻り、Montparnasse VienvenueからConcordで乗り換え、Champs-Elysee Cremenceauまで。メトロを降り、地上にでるとそこはシャンゼリゼ通り。お約束の「オーシャンゼリーゼー」と歌う。ここしか知らないんだけどね。
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この時期のシャンゼリゼは、並木にクリスマスのイルミネーションがきらめきとてもきれいだ。道沿いの店もそれぞれクリスマスの飾り付けをしている。遠くにライトアップされた凱旋門も見える。その凱旋門にむけてしばらく歩くと、ありましたChez Leon。今日はあまりお店を探すパワーもないので、ここにしましょう。結構並んではいたが、20分くらいで無事席に着くことができた。奥の落ち着く席でラッキーだ。さて、どうしようか。メニューをもらったところ、昔良く見たムール貝型のメニューではない。ユーロに変わった機会に変えたのだろうか。バジル風味かトマト風味かにしようと思っていたが、どうもバジル風味はメニューから消えた様子。残念だな。ということでトマト風味のProvancaleにしよう。結局Y子様が白ワイン風味のVin Blanc、あと3人はProvancale。まずは冷たいビールや白ワインなど、渇いたのどを潤す。いやいや、いつもながら初日は長い。でももうひとがんばりだ。しばらくして、付け合わせのポテト登場。なんだか妙にうまい。ビールとともに楽しんでいると、鍋いっぱいのムール貝登場。冬なのでかなり立派なムール貝だ。トマト風味がうまいが、ちょっと昔と味が変わった。チーズやバジルは入ってなかったと思うのだが、昔のよりもコクがある気がする。睡魔と戦いながらそれでもばくばく食べ、完食。おいしかったです。さすがにデザートを食べる気にもコーヒーを楽しむ気にもなれず、これにてごちそうさまでした(66.90E)。
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シャンゼリゼ通り
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鍋いっぱいのムール貝
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お店の前
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本当に眠い。Champs-Elysee CremenceauからConcord乗り換えでSevere-Babylonへ。ホテルに戻るころにはもうふらふら、へろへろ。ベッドに横になると、一瞬で眠りに落ちた。 
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