2001/8/12 Taormina〜Valetta
〜グラン・ブルーと古代遺跡を堪能し、シチリア最後のごはんに舌鼓。真夜中にマルタ到着。〜 ★通貨リラ(約0.057円)★



朝ごはん


8時起床。朝ごはんへと向かう。昨日はチーズがボロボロになっていたが、今日はきれいな分ずいぶんと分厚くなっている。イタリア人に習って、甘いパンも食べて見る。思ったほどは甘くなくおいしかった。部屋に戻り、少しのんびりする。ベランダから見えるエトナ山は、少し噴煙を上げているように見える。今日はチェックアウトするので、荷造りをしなければならない。昨日レモンチェロなどを買ったので、ますますリュックが重たくなったぞ。さて、部屋に別れを告げ、チェックアウトだ。荷物はフロントに預かってもらい、街歩きに出発。


メインストリートまでやって来た。夜ほどではないが、たくさんの人が出ている。ほとんどは観光客だろうが。お店を見ながらぶらぶら歩く。メインストリートを抜け、ギリシャ劇場へ向かう。劇場へ向かう坂道には、たくさんのお土産やさんが並んでいる。Tシャツや壁掛けなど、いろんなものが売られている。帰りにゆっくり見ることにしよう。坂を登り切ったところにギリシャ劇場への入り口があった。チケットを買い(@8,000L)、中に入る。階段を上がり、門のようなところをくぐると屋外劇場の中に出た。広い。すり鉢状になった劇場はとても広い。一体何人入れるのだろう。なんと紀元前3世紀にできたもので、ローマ時代に円形闘技場として改造されたらしい。ちょうど昨日はここでコンサートが行われていた。今日も何か行われるらしく、舞台では音響設備の設置作業が行われている。石造りの座席と座席の間が階段のようになっている。ここを登りきり、日陰になっているところで一休み。座って景色を楽しむ。静かだ。たくさんの観光客がいるにもかかわらず、妙に静かに感じる。この広がった劇場の解放感のせいだろうか。


紀元前からある


コンサートの準備中


全体はこんな感じ


しばらくのんびりした後、展望台のようになっているところまで行ってみる。少し高くなっているところで、たくさんの人が集まっている・・・すばらしい景色だ。青い空、白い雲、青い海。海岸線は遠くでカーブを描き、そこにできた湾の中にはいくつかの船が走っている。とてもいい景色だ。みんなたくさんの写真を取っている。お互いに写真を撮りあい、とても楽しい時を過ごした。さて、散歩でもしましょうか。展望台から劇場の裏手をずっと歩く。ここからも、青い海がずっと眺めることができ、とても気持ちがいい。のんびりぶらぶらと歩いていると、海からの風が気持ちいい。さて、一周したぞ。そろそろ降りますか。入り口までやって来た。たくさんの人がこれからチケットを買って入ろうとしている。ふう、いい場所でした。


最上段からの眺め


サボテンの実


最上段からの眺め


帰りは下り坂だ。お土産やさんをみながら歩く。Tシャツや置物もあるが、ありきたりかなあ。いろいろとみていると、たくさんのピザをあしらったエプロンが目に付いた。見てみると、パスタやワイン、チーズやパンなどのシリーズもありなかなかいい感じ。普段エプロンはしないのだが、図柄がかわいいので部屋に飾ることにしよう。結局ピザバージョンと、プリモピアットバージョンを買うことに。色はやっぱり、イタリアらしく緑と赤かな。ひとつ15,000L、ごきげんです。



実はお菓子


坂を降り切った当たりに、一軒の食材やさんがあった。これは見てみなければ。最近できたのか新しい感じのきれいな店だ。ホテルに残したリュックは既に相当重いので、あまり買うことはできないはずなのだが見ているといろいろとほしくなる。結局お土産用の桑の実(昨日カターニャで食べたおまけのグラニタ!)のジャムやボッタルガのオイル漬けなど、たくさん買ってしまった。どうするんだ、まだミラノもあるって言うのに・・・


さて、昼ごはんにしましょう。今日はバスの時間の都合で夕方にはカターニャに向かわなければならないので、ちゃんとしたごはんは食べられない。ということで、このお昼が実質南イタリア最後のごはんだ。どの店もおいしいとは思うが万が一外すと悲しいので、昨日も一昨日も行ったお店へ。今日は昨日よりも時間が早いので、結構お客さんがいるようだ。お店の人が、おっ、また来たか、というような顔をしている。今日は風があまりないので外の席にしましょう。さて、何を食べましょうか。まずは食べ納めのカプレーゼ。前菜をもう一品、ルッコラとパルミジャーノのサラダを注文。そしてメインとしてはあまりにもおいしかった昨日のペッパーステーキ。あとはカジキマグロのインボルチーニ。ワインは赤にしましょう。水も忘れずね。さて、楽しみだ。まずはワインが来た。ハウスワインだが、なかなかおいしい。イタリアワインなので軽い味わいで、これなら前菜にも肉にも合うだろう。しばらくすると前菜登場。モツァレラたっぷりのカプレーゼにルッコラたっぷりのサラダ。カプレーゼは期待に違わず、うまい。ルッコラのサラダはたっぷりのパルミジャーノとともに食べるととても味わい深くておいしい。ワインとも合い、とても幸せな気分になる。ともにサラダとは言え、お皿にたっぷりとあるので食べ終わるころにはそれなりに満腹だ。いや、それではいけない。ほどなくメインがやって来た。まずはカジキマグロ。シチリアに来てから随分食べたが、これも食べ納めなんだろう。インボルチーニはこれで3回目だが、お店によって見た目も味もかなり違う。でもどのお店のもとてもおいしい。付け合わせのポテトなどもとてもおいしいのだ。そしてお肉。少し残念なのは昨日よりも少し焼き過ぎのようで、柔らかさが少し足りない。でもお肉自身はとてもおいしいので、よかったよかった。いやいや、これでもうおなか一杯です。ここでデザートなど食べられません。大満足です。ごちそうさまでした。


締めのカプレーゼ


ルッコラのサラダ


カジキマグロ



この青い海も見納め


さて、ホテルに戻りましょうか。お店を見ながら歩くが、さすがにもう何かを買うつもりはない。広場から見る景色も見納めだ。ホテルに戻り、荷物を受け取る。荷造りを済ませるが、バスの時間まで結構あるのでロビーで休憩。外は暑いからね。18時20分になったので、そろそろ行きますか。バス停までは20分ってとこかな。バスは19時発だが、荷物が重いので早めに出ましょう。ホテルに別れを告げ、再びメインストリートへ。さっきよりは日差しがましだが、まだまだ暑い。それよりもさっきよりも人が多くなったようだ。重たいリュックを背負っている身では、ちょっと歩きにくい。それでも頑張って歩く。


昨日バス停に行ったときよりも随分遠く感じる。がんばれー!ちょうど20分位で、無事にバス停到着。チケットを買ってバスを待つ。何台かバスは停まっているのだが、カターニャ経由空港行きはまだ来ていないようだ。ところが19時近くになってもバスは来ない。何台か来るのだが、違う行き先のバスばっかりだ。ふと、気づくとさっきまで違う行き先だったバスがいつの間にかカターニャ経由空港行きに変わっている。おいおい、早くのらなきゃ。あわてて乗り込むと、すぐにバスは発車した。危ない危ない。ま、よくあることだけどね。でもこれが最終バスなので、乗り損ねると大変なことになるところだった。

何はともあれ、無事にバスは出発、タオルミーナを後にした。バスは数名ほどしか乗っておらず、がらがらだ。いろは坂を降り、海岸沿いを走る。ナクソスまでの道程は相変わらずの渋滞だ。ようやく渋滞を抜けたころ、インド系の人が数名乗ってきた。そしてナクソス到着。ここで中国系及びアフリカ系の人が大勢乗り込んで来た。なんだいったい?特に中国系の人達はまるでちょっと市場に買い物に行ってきたかのようなスタイルで、手には野菜の入ったビニール袋をもっている。まさに突如国際色豊かになり、ほぼ満席となったバスは高速に入り、一路カターニャを目指す。途中高速でも渋滞があり、かなり遅れたが、21時過ぎ、昨日来たカターニャバスターミナルに到着した。ここでほとんどの人は降りてしまった。あの中国系の人達は、ここで中華料理店でもやっているのだろうか。バスターミナルを離れ、いくつかのターミナルでさらに乗客は減り、空港へ向かうのは我々だけになってしまった。真っ暗な中、時折ごはんやさんの明かりが見える。随分下町の雰囲気だ。その後高架道路を走り、21時半頃、カターニャ国際空港に到着した。

かなり古びた空港だ。エトナ山噴火の影響か、歩道の隅には火山灰が残っている。一週間前ならば噴火の影響でこの空港は閉鎖されていたのだ。偶然とは言え、危ないところだった。さて、チェックインをしようと思うが、エア・マルタのカウンターが見つからない。さらには出発を示す案内板にも表示がない。あらら、どうすればいいんだ?チケットのオフィスがあったので聞いて見ると、チェックインは20時からだという。そうか、と思ってカウンターの方を見ると、エア・マルタの表示がでており、係員が準備をしている。ひょっとしたらと思い、チェックインできるかどうか聞いて見たところ、もうできるとのこと。じゃあ早速チェックインだ。席を取ってもらうときにその係員が「BUSINESS CLASS?」と聞いてくる。そんなはずないだろと思い、訳が分からないような顔をするとそのまま特に何事もなくチケットは発券された。チケットを見ると02AとB。航空券を見るとCLASS欄には確かにCの文字が。これはもしかしてビジネスクラス?ということはもはやビジネスクラスしか空いていなかったということ?エコノミーが空いているのにビジネスを売ることは常識では考えられないので、このマルタ行きはほぼ満席なのだ。危ない危ない。それにしても生まれて初めて金を払ってビジネスクラスに乗ることになった訳だ。1時間にも満たないフライトではあるが・・・とにかくこれで一安心だ。



アランチーニ


出発まではまだ2時間以上あり、当分は中に入れる気配がない。待っていても仕方がないので、2階のカフェテリアへ。お昼をたっぷり取ったせいであまりおなかは減っていないが、もう今日は食べるところがないので軽くアランチーニを食べておこう。これも食べ納めだしね。2,750Lという中途半端な値段のアランチーニを食べる。なかなかおいしい。さて、出発を待ちますか。たくさんの人が手荷物検査の入り口で待っている。係員は頻繁に出入りしているが、なかなか入れないようだ。かといって、他に行くところもないのでここで待つしかない。



エア・マルタ


そんな中、イタリアの若者が集団で床にしゃがみこんでいる。しかも係員が出入りする通路の真ん前だ。洋の東西を問わず、若者は周りが迷惑する場所にしゃがみこむものなのだろうか。1時間以上経っただろうか、ようやく手荷物検査が始まった。そのまま出国審査へとつづき、待合室へ。何もない、ただの部屋だ。ここで待つこと30分ほど、ようやくゲートが開き、飛行機へと向かう。初めて乗るマルタ航空。やはりビジネスクラスだった。席に着くといきなりドリンクサービス。席もゆったりしている。いよいよ出発だ。エコノミーの席を見てみると、やはり満席だ。ビジネスにわずかの空席があるのみ。本当にギリギリだったのだ。危ないところだった・・・


24時を少し回ったころ、エア・マルタはマルタに向けて離陸した。すぐに軽食のサービス。これはビジネスもエコノミーも同じようだ。たいしてうまくないサンドイッチを食べ、機内誌をみているともう陸地が見えてきた。わずか40分ほどでマルタ・ルア国際空港に到着した。ターミナルビルはまだ新しい感じがする。荷物を待つ間に両替を済ませる。通貨単位がイタリアリラの0.055円からマルタリラの280円と一挙に変わった。荷物を受け取り、到着ロビーへ。いつもならばバスで市内まで出るのだが、もう真夜中なのでさすがにタクシーにしましょう。タクシースタンドでホテルまでのチケットを購入(6ML)。タクシーに乗り込み、出発だ。ふと気づくと、日本と同じ右ハンドルの左側通行だ。タクシーはほとんど交通量の無い道をひたすら走る。15分ほどで目指すホテル、メリディアン・フェニシアに到着。この旅最高の、5つ星ホテルだ。チェックインを済ませ、部屋に入る。立派な部屋だ。窓からは港が一望できる。そんな中、空港へ着陸して行く飛行機が見えた。こんな時間になってもまだまだ多くの観光客を運んでくるのだ。いやいや、長い一日でした。もう1時をとっくに回っている。きれいなベッドにもぐりこむ。おやすみなさい・・・