2000/1/10 Seoul
〜全日空で早朝出発。トッポギ、キムチ、鳥カルビ、明洞餃子、海鮮鍋とひたすら食べまくる。〜 ★通貨ウォン(約0.1円)★

9時出発を約して寝たのだがやはり女性陣が遅い。「早くしろ」と待っているとT野が「この間にトイレへ行ってます」と部屋へ戻ってしまった。すると情勢人の用意が出来てしまい、結局みなT野に待たされることに。相変わらず間抜けな行動をしている。

タクシーで市街へ入り、朝食は『里門』。ソバと御飯にすじ肉の入った妙なおじや(ソルロンタン)。店員に勧められた『スペシャル』なるものを喰う。テーブルにおかれたキムチとカクテキをつまみながら食べる。


ソルロンタン

寒いときにおいしい

お店の前で


腹ごしらえが出来たところで一軒のコーヒーショップを見つける。『TooRak』というその店はいかにもコーヒー専門店だ。去年散々まずいコーヒーを飲まされて、ソウルはコーヒー不毛地帯だと思っていたが、この店構えならまともなコーヒーを飲ませてくれるかも知れない。日本を離れて二日目ともなればコーヒーが恋しい。我々は店内へ入っていった。



エスプレッソ?


すると親切にも他のお客さんに移動してもらって8人がゆったり座れる場所を確保してくれる。期待したJ・T野・私はエスプレッソを頼んだ。しかし、運ばれてきたそれは底の方まで澄んでいる。大いなる不安のうちに一口すすってがっかり。アメリカンコーヒーをお湯で割ったような代物なのだ。ぐったりと疲れが襲った。エスプレッソ用の機械まで置いているのにどうすればこんなものを作れるのだろう。エスプレッソらしいところは、カップが小さいことだけだった。ソウルは何でもおいしいがコーヒーだけは絶対にやめておいた方が良い。



朝鮮人参ジュースの屋台


さて今日の街歩きは南大門。早速T野が朝鮮人参汁。朝鮮人参と言えば江戸時代に悪徳商人が抜け荷で儲け、その支払いをするために、病気の母を抱えて身売りする娘や、辻斬りを請け負う浪人者を多くだした悲劇のあれだ。東北出身のT野は先祖の「今こそ挑戦人参汁を思いっきり飲むのだ」という執念にも似た指令に従ったのだろう。まこと因果というものは恐ろしい。我々も一口すすってみたが、もちろんおいしいものではない。


ソウルにしては暖かい中を活気にあふれた市場をまわる。豚の頭・生きている亀・いなごなど怪しい品物も多い。店を冷やかしながら回るうちに、表に海苔を大量に置いた店を見つける。日本語の上手な店長に巧みに進められる。天然海苔と養殖海苔を試食させてくれるのだが、食べ較べてみれば断然天然海苔だ。ほぼ全員がおみやげも含めて山ほど買い込む。すると「お茶出しますよ」と中へ誘われる。これも作戦でお茶なども一部メンバーが買う。まあいずれも良い品のようなので満足だ。


昼食は豚カルビの店へ。数種類のキムチの突き出しから始まっていよいよ豚カルビ。これがまたうまいのだ。私は肉の中でも豚が一番好きなのだが、それを割り引いても無茶苦茶にうまい。内臓のまわりの肉というのもあってこちらもうまい。主に味噌をつけて葉っぱに巻いて喰うのだが、塩でもうまい。ニンニク焼きもあって直接喰ってみたらこれが激辛で涙が出てきた。ネギやサラダやゴボウのキムチもうまい。サラダは空になるとすかさずおかわりを持ってきてくれる。最後にはリンゴ。こんなうまいもの食い続けると日本での食生活が楽しめなくなるのではないかと心配だ。ここも一人当たり約10000W。実に安い食生活だ。


突き出しのキムチ


サンチュたっぷり


うまいうまい


その後地下鉄でトラブル。回数券がなぜか吸い込まれてしまった。しかもJと私のしっかりコンビがやられてしまった。どういうことだろう。このあとロッテデパートへ行ってキムチなどの買い出し。私はと言えば単独行動で、文具・本・楽器・電気製品を見て回る。あまり面白いものはなかった。パソコンはやはりWindowsで動いていたが、表示はハングルだった。待ちくたびれて茶店へ入るがもちろんコーヒーは頼まずトマトジュース。しかしこれも甘みをつけてあるという困った飲み物だった。やっと集合時間になってタクシーにてホテルへ戻る。



フルラ?


そろそろ日が暮れる。土産でいっぱいになった荷物を部屋へ置き、周辺探索に出発。もともと米軍基地のそばという立地条件だったので、大手スポーツメーカーの店が多い。日本より3割ぐらい安いぐらいだ。それと偽物専門の店。「正真正銘、本当のニセモノだよ」とか「ニセモノの免税店だよ」とかの呼び込みに笑わされる。買いたいものは数々あったのだが、海苔を買いすぎて、どう考えても荷物を増やせないのであきらめる。途中育が「フルラがありますよ」などと言う。みな?マークだったが、よく聞くとFILAのことらしい。二文字目を小文字と思ったのだ。毎回毎回よくネタがつきないものだと感心する。そのフルラやNIKE、adidasなど見て回る。


夕食は梨泰院カルビにて牛の焼き肉。これで、鶏・海鮮・豚・牛と肉のグランドスラムだ。火は本格的に炭火。豪華に突き出しが並べられ、いやがおうにも期待が高まる。牛タンとカルビが焼かれ始めると興奮は頂点に達する。やはり焼き肉の王道である牛カルビははずせない。おかわりを重ねながらがっつく。そして締めはビビンバ。サムゲタンをT野だけが注文。T野の顔を見たらごはんつぶが口のまわりにくっついている。リンゴで最後は締め。どうやら最後にリンゴを出すのが恒例らしい。

ここが一番高かったが、それでも25000W程度。「日本で食べたら」は、もうやめておこう。悲しくなる。店の前で写真を撮っていると呼び込みの店員がシャッターを押してくれるが、なかなかうまく行かない。他の店員から「お前、何やってんねん」とつっこまれながらようやく成功。噂によると彼は『ソウルのT野』と呼ばれているとかいないとか。


キムチやナムルなど


牛タン


牛カルビ


サムゲタン


石焼きピビンパ


おいしそう〜


コンビニで酒を確保してホテルに戻る。女性陣とT野、つまり男性以外はナイトマーケットへ服の買い出し。待つ間、男性陣はちびちび飲み始める。盛り上がってきたところへT野とT姉さんが戻ってくる。時に24:30。ということは育Yコンビが残っているのだ。我々は非常に不安になってきた。この4人はいずれもボケなのだが、T姉さんだけは比較的トラブルをかわす天性の勘を持ち合わせている。育は自らトラブルに落ち込むタイプだ。Y子ちゃんの運だけが頼りだ。しかし、幸い30分後二人も戻ってきて全員集合。深夜のファッションショーが始まる。T野も女っぽく女性陣の購入した服を着せてもらって喜んでいる。今回の戦利品は、Y子ちゃんが革のジャケットを100000W、育は安いのを大量に買い込みほくほく。T姉さんはスカート2枚。T野はマフラー。

今年のJは「僕にも着させて」と言わない。どうやら膨れた腹で服が伸びてしまうから遠慮していたようだ。ボケボケと最後の夜は更けていく。