2000/1/9 Osaka〜Seoul
〜全日空で早朝出発。トッポギ、キムチ、鳥カルビ、明洞餃子、海鮮鍋とひたすら食べまくる。〜 ★通貨ウォン(約0.1円)★

5時は夜明け前だ。眠いが、これからの楽しさを考えればつらくない。東三国を5:57発の電車に乗る。難波駅で南海ラピートαに乗り換え。ぴったり6:30に出発すると明るくなりつつある泉州路を南へ走っていく。列車はがらがらなのでゆったり過ごせる。早朝出発にこの快適さが500円で味わえるのだからうれしい。JRではこうは行かない。関西空港でS太夫妻やJと合流。パスポートを見せてチケットを受け取る。去年はJの南京錠が壊れたのだが今年はT野のキャスター付きバッグの足が折れてしまう。立てようとしても斜めになってしまうのでおかしい。T野は「ディスカウントで買ったから壊れるのは仕方ないけど、せめて帰国するまで保って欲しかった」と嘆く。育は南京錠を忘れてきており、慌てて買いに走る。 さて、出国審査の紙を記入するのだが、育がまた変なことを書いているのではないかと覗いてみたら、旅行目的の欄に『グルメ』と書いていた。まあ嘘ではないがおかしい。だれも怪しまれることなく無事に通過する。

搭乗口まではシャトルに乗る。去年は大阪もかなり冷え込んでいたので扉が開くときに吹き込む寒風で震え上がったのだが、今年はそんなことはない。T野が中央駅で育をだまそうと「ここで降りるんだよ」と言ったら、実はそれで正しかったというボケがあったぐらいがわずかな騒ぎだ。飛行機は全日空171便。8:45に出発しクロワッサンの入った機内食が出される。大阪からソウルまでは近いのであっと言う間だ。金浦空港に降りたって荷物を受け取り、銀行で換金。およそ10分の1の貨幣価値だから財布が分厚く膨れあがる。現地係員のソンさんに迎えられて小さなバスへ。オリンピック道路を走り中之島のようなところを抜けていく。 「国会議事堂の柱が24本あるのは、国民のために24時間働いている象徴だ」などという嘘か本当か分からないようなガイドを受けながら進んでいく。また、こんにちはを意味する「アンニョンハセヨ」「アンニョンハシムニカ」は、男性の場合、前者が兵役前、後者が兵役後の表現だそうだ。だから前者の方が柔らかい感じがするとのこと。

途中免税店に立ち寄るが、特に買うものもないからうろうろ煙草を吸う場所を探す。今年は寒さが厳しくないから楽だ。トクポギをおいしくいただくのも去年と同じ。時間があまりなかったので天ぷらまで進めなかったのが残念。行方不明になった育と、探しに行ったY子ちゃんが、集合時間が近づいていたために食べられなかった。育は去年食べられず今年を楽しみにしていたのに同じ失敗を繰り返している。


機内食


トッポギ


天ぷらも食べたかった


ハミルトンホテルに到着するとすぐに部屋へ入れる。T野と同室になり、奥の狭いベッドを与えられる。きっとT野はベットで踊るから広い場所が必要なのだろう。今回のホテルは郊外にあるので市街地まではタクシーで行かなければならない。2台に分乗して出発。N兄弟がこれから先、常に分かれてタクシーに乗る。何しろこの二人以外は頼りないメンバーばっかりなのだ。運転手さんは気さくな雰囲気で色々話しかけてくる。模範タクシーと呼ばれる値段の高い方を選んだせいもあるだろうが、おおむねタクシーは愛想良かった。

目指す店はタッカルビ(鶏のカルビ)なのだが、近所に似たような店が2軒あるのと、あとで気づいたのだが移転していたのとで迷ってしまう。ここらあたりと思わしき場所でタクシーを降りて探し回る。本当は探し回っていたのはN兄弟で、他のメンバーはうろうろ金魚の糞のようにくっついて回っていたのだが。やっと見つけた場所は実は最初にタクシーを降りた位置でほぼ合っていた。ちょっと細い路地へ入るので難しい。突き出しに出された普通のキムチと水キムチを喰っている間に大量のキャベツと鶏カルビを持ってきて炒め始める。すごくうまそうな匂いが沸き立ってくる上に見た目も食欲をそそる。「もう食べて良い」と手真似で言われるのももどかしく口に放り込む。期待通りだ。恐ろしい勢いで減っていく。最初の食事は大満足のうちに瞬く間に終わってしまった。あえて不満を言うとすればテーブルの足ががたついたことぐらいだ。精算すると9000W。日本円で約900円。ビールとごはんを含めての値段である。この後もあまりの安さに驚かされ続ける。


調理前


できあがり〜


こんなお店


地下鉄を乗り継いで明洞方面を歩く。日本人がよく訪れるのだろう、日本語の宣伝ビラが貼ってあるのだが、たいてい文字が間違っていておかしい。新縄県という、そこはどこだというものもあった。



明洞の街並み


そうこうするうちに去年も食べた明洞餃子の前を通る。T野が半分冗談に「喰って行こう」とみんなに言うとS太君が乗り気になって「入りましょう、入りましょう」と応じ2階へあがっていく。ワンタンうどんみたいなのと小籠包みたいな餃子を注文。ここのキムチはかなり辛くてニンニクが効いている。これもおいしくいただいて店を出る。ちなみにうどんは4800W。ソウルにしては高めの値段かもしれない。


うどん(カルグクス)


餃子


お店の前


再び地下鉄を乗り継いでロッテデパートへ。免税品を見て回ると言うことらしいが興味がないので椅子に座っていると眠気が襲ってくる。男性陣だけタクシーでホテルへ戻ることにする。デパートの前はイルミネーションで飾られてきれいだ。部屋へ戻り21時頃まで眠り込む。早起きの影響がそろそろ出てきたというわけだ。



突き出しのキムチ


ぐっすり眠って元気が回復したところで夕食へ。ガイドブックを探してみるとホテルのすぐ裏に『釜山カルビ』という海鮮モノの店があると分かってそこへ。2階へあがってテーブルに陣取る。最初に出される突き出しも海鮮モノになっている。横のテーブルで準備し始めた鍋にはカニやらイカやら貝やら海の幸がふんだんに投げ込まれている。みな期待に胸をふくらませているのだが、T野だけは呆然としてうつろな目で鍋を眺めているのがおかしい。煮立ってきたところでニラやらネギやら投げ込み食べ始める。食べられないT野だけは別メニュー。


海鮮カルビは初めてだが、これも絶品だ。唐辛子の味付けは何にでもよくあう。そしてカニの出汁がよく出たスープがこれまたうまいのだ。腹一杯に詰め込んだところにリンゴの切り身が出てくる。最後にさっぱりしたものをもってきてくれるなど気が利いている。金額はひとり15000W。日本で同じメニューを頼んだらどう考えても5000円はするはずだ。本当に来て良かった。


調理前


できあがり


T野の別メニュー


帰り道にコンビニへに行き、ビールを買う。電子レンジでできるトクポギなどというものも置いていたが買うには至らず。おいしくなさそうで、帰国後がっかりするのがいやだったからだ。

シャワーを浴びて部屋へ集合しミニ宴会。ボケボケ揃いだからボケボケ発言も弾む。秀逸は育の「サムゲタンをひよこで作ったらおいしいでしょうね」