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おいしいクロワッサン
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7時起床。9時過ぎに朝ごはんに、ホテルからすぐそばのカフェへ。まだ真っ暗だ。パリよりもさらに、朝が遅い。ほかのカフェはまだあいておらず、まるで朝5時頃の雰囲気だ。クロワッサンにカフェオレとショコラをそれぞれ選ぶ。クロワッサンがちょうどあと4個。危ないところだ。まだ温かいところを見ると、また焼き上がってくるのだろう。焼きたてのクロワッサンはバターの香りとパリッとした中にしっとりした歯ごたえがあり、とてもおいしい。いったん部屋に戻り、準備をして9時45分頃にバス停へ。ようやく空が白み始めたようだ。バス停にはほとんど人がいない。10時少し前、モン・サンミッシェル行きのバスが到着した。
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がらがらだ。定刻の10時となり、バスは出発した。しばらくはサン・マロの海岸通りをバスは走る。城壁からはどんどん離れて行くが、ホテルやレストランなど、たくさんのお店が並んでいる。砂浜の続くこの辺りは、夏場は観光客で一杯になるのであろう。しばらくすると田舎道に。左手には畑や緑が広がり右手には遠浅の海岸線倉庫のような建物をいくつも目にしたが、どれにもHUITREの文字が。カキの集積場か何かであろうか。この辺りは世界的にも干満の激しいエリアで、それがカキの産地となる所以なのである。
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モン・サンミッシェル全景
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サン・マロをでて1時間が経とうとしたころ、遠くに城が浮かび上がるように見えた。小雨まじりなこともあり、ぼんやりと見えたその城は夢の中にいるかのように感じた。モン・サンミッシェルだ。陸地から伸びる一本の道が、砂浜の中に浮かぶ古城へと我々を導く。11時過ぎ、モン・サンミッシェル到着だ。すばらしい景観だ。これまでにもいろいろな景色を見てきたが、その中でも1,2を争うすばらしさだ。まず全体像を写真に収め、城壁の中に入る。石畳の道に石造りの建物、そして迷路のように巡らされた城壁。雨が降っているのだがそれがすべての石を濡らし、さらに雰囲気を作っている。
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遠浅の海
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この位の雨ならば、城とともに濡れていたいと思うほどだ。城の上へと向けて、城壁を歩く。どちらに歩けばいいのかよく分からないのだが、それがまた楽しい。すごくいい。城壁から見下ろすと周りは一面の砂地だ。でも満潮時には周りはすべて海に沈むのだ。不思議な景色だ。しばらく歩くと、城の中への入り口があり、ここからは入場料がいる。一人40フラン、当然払う。しばらくチケット売り場そばのお土産屋さんを見て、そろそろ城の中に入りますか。中に入ると、いきなり石の階段が城の最上部へと我々を導く。それほど多くの人がいないことも、この雨もいい感じだ。
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周りを見るとちょっとしたところにシャッターチャンスがあるようだ。時間をかけて歩き、たくさんの写真を収める。最上部に来た。簡単な説明を展示している小さな部屋を抜けると、一面に広がる引き潮の砂浜を見下ろしていた。すばらしい眺めだ。少し雨が強くなってきたので先へ進む。そこには教会があった。ステンドグラスなどの内装はとても簡素ではあるが、それがまた素晴らしい。しばらく教会の中でゆっくりと時を見送る。この後迷路のような城の中を進んで行くのであるが、その素晴らしさはとても表現しきれない。ここモン・サンミッシェルは昔からずっと来て見たいとは思っていたが、パリからの日帰りはかなりの強行軍となるため、実現できないでいた。それがようやく今回実現した訳だが、本当に来てよかった。夏の暑い時期よりも、冬の寒い時期の方がいいだろうな。城を出て、しばらく城壁を歩く。城壁から見上げる城がまた素晴らしい。一体フィルムを何本使ったであろう。Kさんはパリでメモリカードを買っておいて本当によかったと思う。最初に入った門の辺りまで戻ってきた。約2時間半、心から堪能致しました。 
モン・サンミッシェル写真館
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さて、おなかが減ったぞ。ここモン・サンミッシェルには名物の「巨大オムレツ」がある。Aパパ曰く、でかいだけでおいしくもなんともないらしい。とはいっても食べてみたいのでレストランのメニューをみて歩く。大体どこのお店にもあるようだ。良さそうなお店に入り、オムレツ2人前とピザを2人前注文。ようやく座れて、ほっと一息だ。まずはビールで乾杯。乾いた喉に染み渡る。しばらくすると、うわさのオムレツが出てきた。確かにでかい。食べてみると、ふわふわした食感だ。卵を泡立ててから焼いているのであろう。だから見かけほどおなかにたまる訳では無さそうだ。卵以外のものは何も入っていないので、一気にばくばくと食べられる。あまり期待していなかったのがかえってよかったのか、思ったよりはおいしく食べられた。ピザは薄焼きでおいしかったが、チーズは黄色く、モツァレラではなかった。やはりピザはイタリアが本場ということだ。
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お店が並ぶ通り
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巨大オムレツ
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ピザ
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おなかが一杯になったので、お店をみましょう。ただ雨がかなり激しくなってきた。近くにあるお店をひさしづたいに動きながら見回る。とある店でエッフェル塔の形をした小さな置物をゲット。おもちゃ箱コレクションがまた増えた。このお店の人は一瞬日本人かと思うような顔立ち。実はベトナム人だった。宗主国のフランスまで働きに来ている人もいる訳だ。そういえばイギリスにはインド系の人が多いが、フランスに入るとインドシナ及びアフリカ系の人が多くなる。歴史が今を作っている訳だ。別の店でペンダントにつける飾りをゲット。これはママたちへのいいお土産になるだろう。さあ、もうすぐバスの時間だ。あと15分くらいなのでバス停で待てばいいのだが、激しい雨なのでそれはできない。門の近くにはたくさんの人が雨宿りをしながらバスを待っている。1台のバスがやってきたと思ったら、レンヌ行きだ。待っている人のほとんどが、このバスに乗ってしまった。でもすぐに、サン・マロ行きのバスも来た。こちらは我々あわせても5人しか乗らない。雨に濡れた上着を乾かすにはちょうどいいが。バスは16時半、出発した。いやいや、楽しかった。かなり疲れていたのだろう、帰りはほとんど眠っていた。1時間と少しで、サン・マロに戻ってきた。ここもかなりの雨だ。もともとはこの後カンカールに行ってカキを堪能しようと思ったが、ここまで雨に降られるとこれから勝手の分からない町に行くのはちょっと厳しい。もう暗いし。それよりもいったんホテルで休憩し、昨日みた他のレストランでカキを堪能するのも悪くない。決定だ。1時間半ほどホテルで休憩し、晩ごはんに行きましょう。雨はほとんど上がっていた。明日の晩ごはんはユーロスターになるので、今日が自分で選べる最後のディナー。少しリッチに行きましょう。と行っても昨日は88フランのメニューで大満足だったので、もう少しだけ贅沢に120フランも出せば十分でしょう。お店のメニューをみて歩く。ポイントは生ガキの量と、お店の込み具合。いくつかみた中で、そこそこ賑わっていて良さそうなお店を見つけた。入りますか。ちょうどよく、一番奥の4人席に案内された。さて、どうしましょうか。前菜はみんな当然の生ガキ。ワインはミュスカデ。ギャルソンは「BON!」と言っていた。さあ、生ガキ登場だ。今日はレモンとは別に、タマネギ入りのビネガーソースもついてきた。さてさて、お味は・・・うまくない訳がない。今日とれたばかりのカンカール産のカキ。さわやかな風味が口一杯に広がり、とってもおいしい。みんな無言でカキを食べ続ける。無くなるのがとても惜しい。10個あったのだが、その気になれば30でも40でも食べられるのではないだろうか。それほどおいしい。満足です。メインはみんな魚料理を選んでいる。昨日と同様、メインはむしろカキなので、もはやおいしければ何でもいい気分だ。シノンの赤ワインを頼み、メインを平らげる。もちろんおいしかったです。今日はこの後、チーズタイム。カマンベール、ブルーなど。結構量があるかと思ったが、赤ワインとともにおいしくいただきました。なによりもJがチーズを完食したのはびっくり。味覚がフランス風になってきたのだろうか。
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生ガキ!
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シーバスのバターソース
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魚のグリル
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白身魚のシャンパーニュソース
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チーズ
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単なるパイナップル
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最後にデザート。アイスクリーム、フルーツグラタンそしてKさんは単なるパイナップル。甘いもの嫌いにはちょうどいい。コーヒーで締めくくり、大満足でした。おなか一杯だ。お店を出てホテルまでの道をぶらぶらと歩きながら帰る。サン・マロ、とてもいい街だ。フランスにはこんないい街がまだまだたくさんあるのだろう。いろんなところに言ってみたいものだ。もう雨はすっかり上がっており、星も輝いている。明日は最終日、いい天気になりますように・・・ 
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