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いよいよ出発だ。12月30日の関西国際空港はス一ツケースを持った人であふれかえっている。出発まではまだ2時間以上あるが、既にチェックインは始まっているようだ。KLMのカウンターにはそれほど人はいない。すぐに我々の番となった。座席は既に予約済み、後方の二人席。前が我々で、うしろがKさんとJのラーメンおたくコンビ(以下らおたコンビ)。べストボジションだ。保険の手続きと両替を済ませ、腹ごしらえ。何と言っても20世紀最後の日本でのごはんとなる。締めくくりはやはりカレーでしょう。最初に入ったお店は何と朝はカレーをやっていないのでとっとと退散。すぐ近くに喫茶店を見つけ、そこにカレーを発見。ここにしましょう。カレーとサラダとコーヒーを楽しむ。なぜか3人分しか出てこず、Jだけがしばらくお預けを食っていたが・・・お店を出、最後の買い物を済ませ、いよいよ出国だ。 
いつもの関空利用税を払い、混みあう出国審査を抜け16番ゲートへ。たくさんの人が出発を待っている。去年2000年問題で旅を控えた人が多かったせいもあり、今年は過去最高になるらしい。しばらくして、搭乗手続きが始まった。後方の座席なので、早めに乗り込むことができる。飛行機は定刻の10時45分を少し過ぎたころ、ほぼ満員の乗客を乗せてアムステルダム国際空港目指して飛び立った。飛行時間は約12時間、Kさんは禁煙との戦いになるわけだ。飛び立ってすぐ、まず最初のお楽しみのドリンクサービス。ワゴンが後ろから来るのだが、らおたコンビはウーロン茶を頼んでいる。どうやらソフトドリンクしかないと思っていたらしく、自分がビールを頼むとショックを隠し切れない様子。スチュワーデスさんに、追加のビールを頼む。おつまみはピーナツでみんなごきげんだ。しばらくすると、機内食のサービスが始まった。ひとつは牛肉、もうひとつは鶏肉だ。ここはやっぱりワインでしょう。牛肉は和風の味付けで、ご飯と一緒に出てくる。鳥肉はあっさりとした味付け。どちらもおいしかったが、昔の方が豪華だった気がする。どうしたKLM?まあ某アメリカ系航空会社と比べたらはるかにおいしいけれど。ワインも飲んで、おなか一杯、満足です。さあて、寝るぞと思う間もなく眠りに落ち結構寝た。目が覚めると、3時間ほど経っていた。なんだかいい匂いがする。軽食のサービスが始まったようだ。カップヌードルか、アイスクリーム。当然カップヌードルでしょう。日本が誇る世界のカップヌードル、ミニサイズなのであっと言う間に平らげてしまった。もう一つ欲しいくらいだ。まあ、勘弁してやるか。しばらくはガイドブックを読んだりして過ごしていたが、もう一眠り。よく寝るもんだ。みんな寝ているようだ。しばらくして目覚めると、飛行機はモスクワの少し北を飛んでいる。いよいよヨーロッパだ。あと2時間を切ったころ、機内食のサービスが始まった。なんだろう?えっ、これカツ丼?機内食のカツ丼がおいしいとはとても思えないのだが・・・いまいちかな。夏のマレーシア航空もそうだったが、最近どうもむりやり和食を出そうとしている気がする。無理しなくていいのに。 
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機内食1
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機内食2
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カツ丼は無理がある
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飛行機はいよいよオランダの上空に差しかかったようだ。徐々に高度を落とし始める。下を見ると、たんぼが雪に覆われているように見える。これはチューリップ畑だ。春ここに来ると、赤、白、黄色、紫、ピンク、オレンジなどのパッチワークのように見えるのだ。さあ、着陸だ。現地時間の14時40分頃、飛行機は無事にアムステルダム国際空港に到着した。
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全部KLM
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乗り継ぎのロンドン行きまで1時間以上ある。Kさんはキョロキョロと落ち着かない。タバコを吸える場所を探しているのだが、なかなかみつからない。途中、われわれは別れて免税店へ。ここスキポールは化粧品や香水が安いらしいと言うことで、口紅や香水など4点をゲット。日本で買うと全部で2万円以上するらしいが、1万円以下で買うことができた。その後はチーズの値段をチェックしたりしながら、出発ゲートに向かう。それにしてもなかなか喫煙場所がみつからない。随分歩いたところに、ようやくタバコの吸えるカフェを発見。案の定、にこやかにタバコを吸うKさんがいた。大変だなあ。
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さて、もうあまり時間がないのでゲートに向かいましょう。それにしても大きな空港だ。いったいどれだけ歩かせるのだ。途中、早くゲートに集まるようにとのアナウンスが入る。15時45分頃、ようやくゲートに到着。待合室に入ると、座り切れないほどの人達が出発を待っていた。ほどなく搭乗開始。またも後方の座席だ。定刻の16時を少し過ぎたころ、ロンドンに向けて出発だ。飛び立ってすぐ、軽食サービスがはじまった。今日いったい何食目?チキンかチーズのサンドイッチを選べるのだが、チーズを頼んでみたところ白い。これは・・・ヤギだ。オランダのヤギチーズは初めて食べたが、フランスのシェーブルよりもギリシャのフェタに近い感じ。なかなかおいしいが、やはりヤギ独特の風味が残る。好みは分かれるかな。飛行機は高度を下げ始めている。早いものだ。オランダとは1時間の時差があるため、イギリス時間の16時20分、ロンドン・ヒースロー空港に到着した。いざ、入国審査へ。Jは「一人できたのか、何日いるのか」などいろいろ聞かれていた。Kさんは「帰りの航空券をもっているのか」と聞かれた。われわれは特に何も聞かれない。やはり夫婦はあまり疑われることがないのか、それともらおたコンビは怪しかったか、どっちだろう。ともかく無事に入国完了。荷物を受け取り、到着ロビーへ。まずは両替をすませ、ヒースロー・エクスブレス乗り場へ。ロンドン市内からヒースローへはこれまで1時間近くかかっていたものが、何とわずか15分で行ってしまうのだ。12ポンドと、地下鉄にくらべると3倍以上するのだが、ホテルのあるパディントン駅が終点なのも魅力だ。ホームに降りると、きれいな特急電車が我々を待っていた。それほど混みあってはいない。乗り込んでしばらくすると、出発した。空港内の別ターミナル駅に一度とまっただけで、電車は快調に走る。15分後、パディントン駅に到着した。
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ヒースローエクスプレス
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パディントン駅
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ロンドン地下鉄
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天井の高い、いかにもヨーロッパ風の駅舎だ。さて、ホテルヘと向かおう。それにしても寒い。いったい今は何度なのだろう。氷点下であることはまちがいない。5分ほどで、HOTEL BRUNELに到着。インターネットで予約済み。チェックインし、部屋で少し休憩。眠くならないうちに、出かけましょう。
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二階建てのバス
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パディントン駅からピカデリーサーカスへ。地下鉄の乗り場がわからず駅を一周してしまった。よく見ると駅に入ってすぐのところに入りロがあるではないか。まあまあ、許せ。切符を買って中に入り、地下鉄に乗り込む。そういえば久しぶりだな。ピ力デリーサーカス到着。すごくにぎわっている。まずはタワーレコードへ。つい最近出た、ビートルズのべスト版がほしい。値段を見ると13.99ポンドだが、同じシールのCDならば2枚で20ポンドらしい。だったら2枚買おう。いろいろと見た結果、ボンジョビのべストを買うことにした。これってのせられてる?まいっか。
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さてと、チャイナ夕ウンに行きましょう。寒い中歩いていると、途中に一軒のパブを発見。なかなかよさそうだ。帰りに寄るとしよう。チャイナタウンに到着。昔まずい麺を食べた店があった。何軒か見比べ、入るお店を決定。飲茶があれば食べたかったのだが、もう売り切れてしまったこのと。まあいい。麻婆豆腐とエビチリ、チンゲンサイの炊めものにチャーシューを注文。まずはビールで、無事の到着に乾杯。最初に運ばれてきたのはチンゲンサイ。これはうまい。ニンニクがきいていてうまいのだ。次はエビチリ。これは思っていたものとは少し違う。ソースが少し甘いのだ。そしてチャーシュー。お皿にたっぷりと出てくる。こんな風に頼んだのは初めてだ。ビールが進む味だ。最後に麻婆豆腐。これは文句なしに、辛くてうまい。ビールも進むが、ごはんも進む。しかしとにかく眠いのだ。日本時間ではちょうど朝、まさに徹夜したような状態だ。だからそれほど量は食べられなかった。ごちそう様でした。眠くてたまらないのだが、せっかくなのでパブでー杯だけ飲んで帰りましょう。
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にぎわっているパブ
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こんなパブ
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明るい夜の街
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さっき見たパブは、すごくにぎわっている。入りましょう。ラッシュのような人混みをかきわけて奥へ。でも奥も人が多く、さらに音楽がうるさかったので入ロまで戻り、カウンターで注文。ビターを4杯、うち1杯はハーフサイズでよろしく。なみなみとそそがれたグラスを受けとり、2階へあがる。2階もにぎわってはいたが1階ほどではないし、何よりもカウン夕ーを見おろせるのがなかなかいい感じだ。さてさて、それでは改めて乾杯だ。少しにがみのある、それでいてすっきりとしたのどごし。なかなかおいしいビールだ。しばらくカウンターの様子を見る。次から次へと人が入ってくる。ふと気がつくと、Kさんが半分眠りにおちている。Jも眠そうだ。ビールの味よりも睡魔の方が強くなってきた。なんとか味わい、すべて飲み干す。今日は初日だし、また明日おいしいビールが飲めるであろう。パブを出、ホテルに戻り、べッドに入ると3秒後に寝てしまいました。  
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