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ベトナム航空
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みんないったいどこにいたのだろうか・・・15分くらい待っただろうか、ようやくチェックインの手続きが完了し、チケットを受け取る。残ったドンをドルに変えるために、外の両替所へ。交換レートが1ドル=14,031ドン、残ったドンが43,000ドン。なんとちょうど3ドル(42,039ドン)。まったく無駄にすることなく、ドルの小額紙幣をゲットすることができた。この先役に立つであろう。さて、出国しますか。税関を通り、2階にあがるとここまでの喧騒がうそのように、整然と手続きは進む。あっという間の3泊4日、ベトナムツアーはこれにて完了だ。
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さあ、次はカンボジアだ!出発ロビーに向かう途中、女性2人組に声をかけられた。しばらく話しているうちに、シェムリアップについたら街までタクシーをシェアしましょう、ということになった。話をきいてみると、かなり旅なれているようだ。1時間ほど経ち、搭乗の時間となった。バスで飛行機まで向かう。シェムリアップ行きの飛行機は、2-2の少し小型の飛行機だ。7割ほど埋まっているだろうか。すぐに飛行機は離陸した。シェムリアップまでは1時間20分ほどだ。サンドイッチの簡単な機内食が出た。割とおいしかった。1時間ほど飛んだだろうか、飛行機は広大な湖、トレンサップ湖にさしかかった。かなり大きな湖で、はるか遠くに水平線が広がっている。飛行機は徐々に高度を下げている。窓からは森が広がっているのが見える。そんな中に、遺跡がいくつか見えている。12時45分、シェムリアップ国際空港に到着した。ずいぶんと小さな空港だ。入国審査の手前に、ビザの申請カウンターがある。そこでビザ申請用紙を受け取るのだが、なぜか用紙代としてひとり1ドルとられる。いったい何のお金なんだ?そしてビザ代にひとり20ドル。ビザはあっさりと発行された。さてこれでカンボジア入国。先ほどの2人組とおちあい、タクシーで街まで行こうとしたが・・・たくさんのタクシードライバーが押し寄せてくる。みな街まで1ドルとか、ホテルの名前とか、叫びながらよってきて腕をつかんで自分の車につれていこうとする。わけがわからない。ホーチミンのほうがまだ秩序があった。ここはみながわれ先にとよってくるのでわけがわからない。結局、空港のポリスらしき人の案内であるタクシーに乗ることになったが、それが本当に良かったのかどうかはわからない。例の2人組とは、目的のホテルが違うこともあってとてもじゃないがいっしょに行ける状態ではない。2人組もどうやら別のタクシーにつれこまれたようだ。お達者で・・・タクシーは街まで2ドルで行くという。そして道すがら、アンコールワットまで今日一日回ると行ってきた。ましな車だし、10ドルで行くという。相場としては丸一日で20ドル位らしいので、半日で10ドル、まあいいだろう。15分くらいでホテル、タ・プロームに到着。さっそくチェックインし、部屋に入る。なかなか立派なホテルだ。やっと一息つける。あの空港は、毎日あんな状態なのだろうか・・・すこしだけ休憩し、さあ、アンコールワットへ行こう!ロビーに降りるとさっきの運ちゃんが待っていた。出発だ!シェムリアップの街を抜け、しばらく行くとアンコールワットの入場料を払う料金所があった。どうも今日オープンした新しい料金所らしく、妙に新しい。ここで一人20ドル払う。その後ガバメント・タックスということで一人2ドルとられた。うーん、ビザの申請用紙といい、どこまでが本当なのかがわからない。でも明確に拒否する根拠も無いので払うしか無いのだが・・・そこから5分ほど走ると堀のようなところにぶつかり、車は左折した。そのとき、その堀の向こうがわに、森の中から頭を出しているアンコールワットの姿が見えた。おおーっ。アンコールワットの正門は西側に面しており、そこへ向かう参道の前で車はとまった。さあ、いよいよだ。車を降り、十段ほどの階段をあがると 西門へとつながるまっすぐな参道の向こうにワットの尖塔が二つ見えている。ゆっくりと歩きだす。すると、尖塔がだんだんと姿を消し始め、参道の中央あたりで完全に見えなくなってしまった。さらに歩き進み、西塔門前に到着。ここを抜けるとアンコールワットの全容が見えるのだ。期待が膨らむ。階段を登ると、暗い門の入り口から まるで額に入った一枚の写真のように中央祠堂が見える。これは計算されたものなのだろうか。そしてその写真に向かって歩き、門をくぐりぬけた。突然、アンコールワットの全体像が目の前に広がった。
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参道を行く
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門からのアンコールワット
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アンコールワットの偉容
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すばらしい。まっすぐ伸びる道の向こうに空に向かってそびえたつ3つの尖塔。酷暑の空気と、セミの声が響く静寂。一瞬、軽いめまいを感じ、自分がまっすぐ立っているのかわからなくなった。800年以上もの時を全身に感じる。重い。うつろなまま、歩き始める。ふと、地元の少年の声でわれに帰った。改めて周りを見渡してみる。計算し尽くされた空間に身をおくという、妙な居心地の良さを感じる。参道の途中には階段がある。その階段の目の前に立つと、アンコールワットは再び姿を消した。しっかりと、わずか十段ほどの階段を登る。すると再度偉容が目の前に広がった。いよいよ回廊の内側へと入る。日陰に入っても暑い。薄暗い中、急な階段をあがるとようやく塔のところまで来た。ん?ひょっとしてこの斜面を登るのか?塔の回りは段になっているので、確かに登ることはできるのだろうが、ものすごく急だ。でもほかにそれらしき階段も無いし、塔の上には人の気配がするし、おそらくここを登るのだろう。その前に、回廊のレリーフを見ることにしよう。
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光が射し込む
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尖塔を見上げる
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回廊
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塔の周りを回廊がぐるりと取り囲んでおり、それぞれの壁面には異なったレリーフが施されているのだ。さて、まずは「天国と地獄」。3段に分割された壁面の上段は天国、下段は地獄。中断は裁きを受ける人々の群れ。よく見ると人々の表情が少しずつ違う。続いては「乳海撹拌」。天地創造の神話に基づく壮大なレリーフだ。そして「ヴィシュヌ神の戦い」「クリシュナとバーナの戦い」。いったいどの位の年月をかけてこのレリーフを彫り上げたのだろうか。どれもすばらしい。
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「天国と地獄」
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「乳海撹拌」
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「ヴィシュヌ神の戦い」
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さて、そろそろ塔に登りましょう。急な斜面を手で支えながらゆっくりと登り、なんとか登りきった。塔からの景色は・・・絶景だ。濃い緑の森が塔の北側にずっと広がっている。すばらしい景色だ。この景色が見れただけでも登った甲斐があるというものだ。塔は中央塔を含めて全部で5塔あり、すべて回廊でつながっている。それにしてもこれほどまでに精巧な建築物をどのように設計し、作り上げたのだろうか。中央塔には金色の仏像が安置されている。それにしてもこんなところにも地元の子供がいる。別にものを売りにくるわけでもない。ここがいつもの遊び場なのであろうか。世界遺産を遊び場にする子供たち・・・でもかくれんぼや鬼ごっこなど、面白そうかも。そろそろ行きましょうか。登ったら降りなきゃ行けない。幸い手すりがついているところがあったので、それを頼りに少しずつ降りる。なんとか無事に降りることができた。
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この階段を登る
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塔からの眺め
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全体像
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はー。それにしても暑い。カンボジアの今は暑気という、一年でもっとも暑い時期だ。本当はっもっとほかの遺跡も見てみたいのだが、あまりにも暑いし、疲れた。あまり体調がよくないこともあり、無理は禁物だ。ここまでにしよう。その代わり、アンコールワットをじっくりと堪能することにしよう。参道を戻りがてら、何度も振り返り名残を惜しむ。西塔門まで戻ってきた。これでアンコールワットとはおさらばだ。さよなら!またくる機会があるだろうか。でもバンコクから簡単に飛べるので、そう遠い場所では無い。ただあの空港のタクシードライバーと戦わなければならないが・・・出口には、そのタクシードライバーが待っていた。ほかに行こうかと誘ってくれるがちょっともう限界だ。4時過ぎだし、いったんホテルに戻ろう。10分くらいでホテルについたので空港からの2ドルとアンコールまでの10ドル、しめて12ドルを払い、明日の空港までの送迎を5ドルで約束し、部屋に戻った。涼しい。この街は大きなホテルやカフェが無いので暑さからの逃げ場が無いのだ。こんな暑い日はシェスタに限る。晩ごはんまでひと眠りしましょう・・・あー気持ち良かった。さあて、晩ごはんだ。ホテルで食べるのも何なので、ちょっと外へ行きましょう。ガイドブックに乗っているレストランの中で、比較的近くにあるお店にしましょう。ホテルを出ると、外は真っ暗だ。街灯があるにはあるがあまり明るくない。足元に気をつけながら歩く。でも通り沿いにぽつりぽつりとオープンカフェやレストランがあり、それなりににぎわっているようだ。目指すレストランに到着。本当はもう少し先にもレストランがあり、そこと比べようかと思っていたが、先の道もまた暗いのでやめた。この店にしましょう。店に入ると10テーブルほどあるうち3つのテーブルが埋まっていたが、 なんとみんな日本人。こんなカンボジアの片田舎にも、日本人はたくさんきているのだなあ。さて、とりあえずビール。もちろんカンボジアのビールを飲みましょう。アンコールと言うそのビールは、鮮やかな金色をしている。飲んでみる。アルコールがきついわけではないが、とても濃い味がする。まるでポートワインのビール版のような、濃い深い味わいだ。料理ができるのを待っていると、ふとお店のBGMが日本語なのに気づいた。「上を向いて歩こう」など坂本九特集だ。それが終わると次は「すばる」。谷村新司が続く。お店の雰囲気はふた昔前のレストランのようだし、客は日本人ばっかりだし、テレビはいつのまにかNHKになっているし。ここはいったいどこなのだ?さあて、ようやく料理が運ばれてきたぞ。まずは「ニョアム・プリア・サッコー」牛肉と細切り野菜のサラダ。いろんな野菜が入っている。歯ごたえがあり、さっぱりした味付けでおいしい。ベトナムから感じていることだが、牛肉がとてもおいしいのだ。続いて「アモック」ココナツジュースで甘酸っぱく煮込んだ魚だ。トレンサップ湖で取れた魚だろう。一見カレーのようだが辛くは無い。とても淡白でおいしい。カンボジア料理はタイ料理のように辛くは無いのだ。今日一日の疲れを癒すように、ゆっくりと食事を楽しむ。これだけ食べて10ドル、おなか一杯だ。超満足です。
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カンボジアのビール
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ニョアム・プリア・サッコー
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アモック
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帰りももちろん暗いので、気をつけて帰りましょう。帰り道の途中でふと夜空を見上げると、そこには満天の星が輝いていた。北斗七星が良く見える。明日もきっといい天気なのだろう。おやすみなさい・・・
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