2018/11/18 吉野の世界遺産と紅葉
〜吉野の世界遺産・金峯山寺と吉水神社を巡る。源義経・静御前や後醍醐天皇、そして秀吉と、さまざまな歴史の舞台になった場所だ。〜

先月の橿原神宮に続き、奈良いにしえシリーズ第二弾は吉野へ。桜が有名だが紅葉も間違いなくきれいだろうし、奈良出身でありながらまだ吉野地方は行ったことがない。天王寺乗り換えで近鉄あべの橋駅からは吉野行き急行で1時間半ほど、その気になれば全然遠い場所ではないなあ。ここは「青の交響曲」という観光列車があるのだが、今日は満席。機会があれば是非乗ってみたいものです。駅を出ると、きれいな青空が広がっている。ここから先はケーブルカーがあるのだが、台風の大雨の影響で現在運休中。ちゃんと徒歩用の道もあるので問題ない。


吉野駅


いつか乗りたい


近道は行かない


石段を上がる近道よりもなだらかな坂道の迂回路の方が景色もきれいかな。赤や黄色に色づいた樹々をみながらのんびりとあるく。ここから見える山はいわゆる千本桜の下千本で、ここが一面桜で色づくと思うとそれは本当に絶景だろうな。一度来てはみたいが、人の多さとあとは花粉・・どうなんでしょうねえ。


ゆるやかな登り坂


紅葉真っ盛り


一面の桜


20分ほど歩き、ようやく登りきったかな。そういうところにあるのがお休み処、ここはわらび餅をいただきましょう。では再開。少し歩いたところにあるのが黒門、ここがこれから行く金峯山寺の総門となる。このあとしばらくは食堂やお土産やさんなどが並んでいて、フクロウやカエルの置物がたくさんあるお店がありました。


わらび餅


黒門


フクロウいろいろ


坂道を登りきったところにあるのが銅の鳥居。すべて銅製で、室町時代に再建されたものらしい。なんと古いものなんだ・・・しばらく歩くと金峯山寺の仁王門に到着するが、一旦通り過ぎてまずはお昼ごはん。やっこというお店に入り、ざるそばとやっぱり奈良らしく柿の葉寿司をいただきましょう。ここまで歩いてきたのでちょっと暑いところにつるっとざるそば、いいですね。柿の葉寿司はサバとサーモン、定番がおいしいです。


銅の鳥居


そばと柿の葉寿司


こんなお店


では、世界遺産・金峯山寺へ。仁王門は現在大修理中のようで、ネットで覆われている中を進む。阿吽像の迫力に圧倒されたところで中へと進むと、広場に面して国宝の蔵王堂がそびえ立っている。この中の「金剛蔵王大現」が本来は秘仏だが今は公開期間。なので入るときに小さな木札をいただきました。お守りですね。家内安全と請願成就がここには書かれているので、まずはそれを叶えていただきますか。仏像はとても大きく、体は青色で、憤怒の表情で力強く立ち上がっているので、しっかり守ってくれるでしょう。


では金峯山寺へ


阿行


吽行


蔵王堂の横からは三重塔が見えるが、これは吉野朝の皇居跡。今は南朝妙法殿という名で、後醍醐天皇から3代の天皇の歌碑が建っているとのこと。南北朝時代、あまり歴史でちゃんと勉強していないところではあるが、ここにも都があったということ。いろいろ知っておきたいなあ。


蔵王堂


吉野朝皇居跡


こちらから出よう


さて、続いて向かうのは吉水神社。しばらく参道を歩き、細い道を進むと石段がある。ここも紅葉がきれいだな。山門をくぐるとまず目につくのが一目千本の看板。ここからは中千本と上千本がみえるとのことで、春は満開の桜が見られるんだろうな。見てみたいな・・・ここも世界遺産、石碑がありました。同じく世界遺産の金峯山寺も庭園から見ることができ、贅沢な景色を楽しめる。


お団子食べて


この先に吉水神社


山門


一目千本だそうで


世界遺産の碑


金峯山寺が見える


ここは書院の見学ができる。なんでも書院としては世界最古とのことで、源義経が弁慶と吉野落ちへと向かう前に静御前の数日を過ごした潜居の間があり、南朝の皇居としての後醍醐天皇の玉座があり、秀吉が吉野で盛大な花見をしたときの品があったりと、歴史上の重要なものが展示されている。庭園にある北闕門は、後醍醐天皇が京都へ凱旋するときの門だったとのこと。いろんな歴史に触れられて面白いです。本殿では祈祷が行われていて、子犬を抱えた人がいる。どうやらここはペットの祈祷ができる神社なのかな。順番待ちに子犬たちがかわいいです。


後醍醐天皇玉座


襖絵


北闕門


書院の庭から


ペットのご祈祷中


行きますか


参道に戻り、少し歩くと勝手神社に到着。ここは静御前が舞を舞ったとされているが、その本殿は消失してしまったとのこと。いつか再建はされるんだろうか。さて、お茶でもしようと思いさらに歩いて行くが、調べていたお店はまだまだ先だし今日はやっているかどうかわからない。ということで戻りますか。道沿いには柿の葉寿司のお店はたくさんありますね。そんななかで、弁慶というお店に入る。やっぱり吉野だし、葛餅入りのぜんざいをいただきましょう。温かいぜんざいにしっとりもっちりの葛餅、ちょうどいい甘みがおいしいです。


勝手神社


いろいろおいしそう


葛餅入りぜんざい


参道を抜け、銅の鳥居に黒門を通り過ぎ、駅までの帰り道は石段を降りる。吉野駅に着くと、ちょうど観光列車の「青の交響曲」が出るタイミング。いつか乗る日のために、せっかくなのでじっくりと見ておきましょう。無事に出発を見送り、その後の急行にのって一路あべの橋へ。近いものだな。


青の交響曲が間もなく出発


乗りたいなあ


近鉄特急とそろい踏み


実質的に初の吉野、紅葉の時期に行けてよかったな。次回は是非、桜の時期に来てみたいが・・・混むんだろうなあ。でもこういう場所にはパワーがもらえるので、また定期的に来られたらいいな。