2013/4/29 名古屋〜大阪
〜リニア館は想像以上の見応えで、鉄道の歴史や食堂車、新幹線の未来などを知る。締めに駅のきしめんを楽しみ、大阪へ。〜

7時過ぎに起床。コンビニで買い出した朝ごはんを食べて、9時にチェックアウト。荷物はホテルに預かってもらい、出かけますか。天気が良くて気持ちいいな。巨大な名古屋駅を見上げ、あおなみ線のホームへ。どこにあるのかと思っていたら、駅の反対側でした。意外と遠かった・・・ここから終点の金城ふ頭駅まで。駅の手前からは見えました、リニア・鉄道館。かなり大きな建物ですね。開館が10時からなので、あと10分ほど。既にたくさんの人が並んでいました。でも人が多いからなのか、もう開館するようで。順番にチケットを買い、いよいよ入場だ。


名古屋駅


あおなみ線から見える


オープン前の行列


中に入ると、暗くて広い部屋に蒸気機関車・新幹線・リニアというシンボルの展示。蒸気機関車はC62型で、世界最高の時速129キロを記録したらしい。この機関車が1971年まで、東海道線を走っていたとのこと。それにしても車輪がでかく、迫力がある。隣にあるのが300Xと呼ばれる試験電車で、なんど時速443キロを記録したらしい。その隣にあるのがリニアで、試験走行では時速581キロ記録。これが今後のリニアの元になるのかな。


C62形式蒸気機関車


車輪がでかい


運転席


300X


超伝導リニアMLX01-1


ドアは上に開く


展示室へと入ろう。広い部屋の中には、たくさんの車両が展示されている。手前にあるのは新幹線関連で、まずは300系。2007年まで走っていたとのことだが、確かについ最近まで乗っていた気がする。いかにも速そうなデザインで印象的だったな。その後ろには922系、いわゆるドクターイエローだ。線路や架線、信号などをチェックして走るわけで、たまに新大阪でも見たことがある。初代新幹線0系がベースになっているのがなんともいい感じ。


300系323形


最近まで乗ってた


ドクターイエロー


隣には100系。これはちょっと懐かしい。2000年に引退したらしいが、車内に入るとやっぱり見覚えがある。そんな中で、やっぱり気になるのは食堂車。自分の意志で入った記憶が無いのだが、一度ゆっくり乗ってみたかったなあ。昔出張した人が、ずっと食堂車で飲んでいたという話を聞いたことがあるが、そんなのも楽しかっただろうな。今はみんな座席で駅弁、それもいいけれどこういうのもちょっとゆとりのあるような感じでいいですね。


100系123系


これも覚えある


食堂車メニュー


もっと使えばよかった


冷蔵庫とか


キッチンからのエレベータとか


そしてその隣には0系。初代の新幹線だ。この団子鼻や丸いライトがなんとも懐かしい。中の座席を見てみると、固定された小さなテーブルや手すりから出す小さなテーブル。そうだそうだ。デッキには冷水のサーバーがあり、これを小さな折りたたみの紙コップで飲むんだよね。いやあ懐かしい。そしてやっぱり食堂車、幼き頃に入った記憶はあるが何を食べたかまったく覚えていない。もう新幹線で食堂車が復活することは無いのかなあ。


0系21形


こんなのもあったなあ


小さい紙コップでね


懐かしい


使った記憶はある


そういえばこんな感じ


その隣には特急いろいろ。しなのが2種類あるが、いずれも20世紀終わりに引退したものとのこと。今はワイドビューになって窓も広く快適になっているようだが、こういう特急もクラシカルでいいな。くろしおや雷鳥もこんな感じのが走っているよね。その隣には昔京阪神間を走っていたという急行電車が。濃い茶色にクリーム色で、今でもいい感じのデザイン。78年まで走っていたらしいので、ひょっとして乗ったことあるかも。覚えてないけどね。


クハ381


意外とゆったり


キハ181


モハ52


これは覚えがない


クモハ12


その隣はいかにも東海道線な、オレンジと緑の車両。ボックスシートが懐かしいな。昔青春18で東京まで行ったとき、熱海からこの電車に乗ると、もう東京まではあと一息、と思ったものだ。その隣は更にクラシカルで、ちょっとこれは記憶に無い。このモハ1という車両はなんと大正時代に造られた木造車両らしく、黒いペインティングがとてもきれいだ。車内は新しくリニューアルされているが、こんな車両に乗ってみたいな。隣のED11はこれもまた大正時代のもので、アメリカから輸入されたとのこと。まさに電車の歴史が見られて、楽しいです。


クハ111


ボックスシートね


静岡まで行けたのか


EF58


これはクラシカルだ


スハ43


モハ1


新しい感じだなあ


ED11


そして締めはやっぱりSL。入口にあったC62よりは少しスマートに感じる。車輪がいい感じだが、これで100キロ出るらしい。日本中を走っていたとのことで、日本を支えた車両と言えますね。最後のホジ6005は、蒸気動車という種類でこの1両だけで走れるとのこと。なんと明治の末期から昭和18年まで、関西本線などで走っていたらしい。車内はつり革がなんともクラシカルだなあ。


C57


車輪がいい


機関室


ホジ6005


つり革がクラシカル


機関室


そろそろお腹が減った。ここは鉄道館というだけあって、いろんな駅弁を売っている。せっかくなのでそれを頂きますか。2階に行くと売店があり、駅弁のいろんな種類があるが、ここでしか食べられないのが復刻弁当。これは昭和39年に新幹線が開業したときに東京駅で販売されていたものらしい。白身魚のフライや玉子焼き、牛肉のしぐれ煮などどれもおいしいです。弁当箱が木でできているので、ごはん粒がくっつく感じが久しぶりの感覚だ。ここからはたくさんの電車を見ながら駅弁が食べられるので、それもまたいい感じですね。


駅弁を買おう


復刻弁当


新幹線そろい踏み


壮観


売店の裏へ行くと、ちょうど最初に入った展示室の上に出た。蒸気機関車や新幹線、リニアを見下ろし、まさに過去と現在、未来を同時に見ているようだ。自分の人生の中で、どこまでたくさんの種類に出会うことができるかな。あとここには、昔のバスが展示されていました。


エントランスを上から


過去・現在・未来


昔のバス


ではここからは、いろいろと展示物を見ていきましょうか。まずはやっぱり興味を引くのが食堂車関係。昔のメニューや食品サンプルが展示されており、まるで機内食のようなセットもある。それにしても、ビーフカレーが旨そうだ。昔ながらのカレーの器が実にいい。900円という値段設定は当時としてはどうだったのかな。ちなみの写真の機内食風なのは2000円。こちらはちょっと安く感じる。


食堂車の歴史


機内食のようだ


食べたかったな


次は新幹線の歴史をたどるコーナー。ここはかなり見応えがありました。始まりは開国から。その前は東海道を歩くか船に乗るしか無かったわけで、蒸気機関車が走り始めたところから文明が大きく変わって行くというのが時代の流れ。1872年の新橋〜横浜開業から、その後すぐに京都〜神戸間や長浜〜名古屋間が開通していき、1889年には東京〜神戸間が全通。随分と早いと思うが、これで日本は飛躍的に発展していくんだろうな。その後日本中の路線がくまなく整備されていき、なんと1931年に発行された大阪〜パリのチケットが展示されていました。下関から船で釜山に渡り、その後はシベリア鉄道とのこと。どのくらい日数がかかったんだろうね。


歴史を学ぶ


昔は歩く


整備されていく


大阪−パリ


速くなってきた


もうすぐ開通


時代は移り、戦後の復興を経て、いよいよ新幹線の登場。1964年の東京オリンピックに合わせての開業ということで、当時の盛り上がりが偲ばれる。10年くらい早く生まれていたら記憶に残ったかな。そしてその後外せないのが大阪万博。記憶はほとんどないし、大阪なので新幹線に乗ることも無いのだが、日本全体が大いに盛り上がっていたんだろうなあ。その後新幹線は西へ北へと延伸し、速度も速くなり、単なる移動手段からシンデレラエクスプレスなどの価値を付け加えていき、その結果今の新幹線という日本の文化に通じるものになったわけですね。


新幹線とオリンピック


記念切手


新幹線と万博


万博関連


広がっていく


シンデレラエクスプレス


いやあ見応えがあった。歴史が分かって楽しかったです。写真は大量に撮ったのだが、さすがに全部は乗せられないのでこのくらいでね。では下へ降りますか。展示室に戻ると、後ろ側にはたくさんの特急列車が並んでいました。さっきの新幹線のように中に入ったりはできないし、さすがにそこまで細かくは分からないのでさらっと見ていきましょう。その先には一昔前の行き先掲示版、自動発券機などちょっと懐かしいものが展示されていました


いろんな車両


新幹線いろいろ


線路や架線など


少し前はこうだった


自動発券機


ケ90と117系


続いては鉄道ジオラマコーナーへ。ここは見始めると動けなくなるところだよね。左から大阪〜名古屋〜東京を中心としたジオラマになっていて、大阪側は甲子園や大阪城に道頓堀、清水寺や金閣寺に五山の送り火、法隆寺や東大寺に吉野の桜、そして伊勢神宮と見所満載。よく見ると桜の中に花咲かじいさんがいるなど、隠れキャラ探しも楽しいところ。名古屋付近には、長島スパーランドや白川郷、長良川のう飼いに富士山、茶畑と、東海地方の景色がいろいろ。で、やっぱりここは名古屋、中心にあるのは巨大な名古屋駅。


甲子園


道頓堀


五重塔


お伊勢参り


吉野の桜の中に


長島スパーランド


新幹線やドクターイエロー、在来線が昼から夜まで走り続ける様子は見ていて飽きない。よく見ると保線作業の人がいたりね。その先へ行くと、三保の松原から登呂遺跡、横浜中華街に外人墓地、そして東京のシンボルといえば東京タワーにスカイツリー。最後はお台場まで来たところで日本三大都市圏の旅は終了。よくできているなあ。箱根駅伝を走る人や、ロックフェスの人混みなんかもよくできてます。


名古屋駅


富士山


う飼い


中華街


走る走る


夜の東京


最後にリニアの展示を見よう。1962年から構想があったとのことで、そういえば小学生のときに2001年の世界にはリニアが走っていたハズだけど・・・名古屋までが2027年、それはともかくその先の大阪までは2045年だなんて、もはや80才目前。せめて名古屋まで来たらまず乗っておかないと、もはや冥土の土産に乗っておきたいくらいの感覚になるかもしれないなあ。一日も早く開通して、あっという間の東京日帰りなどを体験したいものです。


シミュレーター


リニアの仕組み


早く乗りたいなあ


早く大阪まで


実験を重ねる


こんな頃から構想が


いやいや、一日がかりで疲れたな。じっくり見るとホントに見応えのある場所でした。あおなみ線に乗って、名古屋駅に戻る。ホテルで荷物を受け取り、帰りますか。新幹線に乗る前に、名古屋駅といえばホームにあるお店のきしめん。カツオのダシが利いていて、なかなかうまい。


きしめん


駅の有名店


今回の収穫


3泊4日の旅は、SLにトロッコ列車、戦闘機にリニアとなんだか乗り物ずくしの旅でした。でも一番魅力的なのはやっぱりSLかなあ・・・桜や紅葉、雪の中を走るSLなんてのも機会があれば見て見たいものです。