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夜中に目が覚めた。布団は暖かくなっていると思いきや、少し体勢を変えるとまだ冷たい場所がある。廊下に出るとさらに寒くなるので、とにかく寝続ける。といいながら結構寝たんだけどね。さて、6時前になったころ、お風呂に行きますか。先客が一人いたが、ゆったり入れる。しっかり体が温まったかな。そして朝ごはん。旅館の朝はやっぱりおかずがいろいろでいいですね。ごはんをたっぷりいただき、ごちそうさまでした。外を見るとこんな時間から仙人風呂の復旧工事が行われている。残念だね・・・こんなに穏やかな川がそんな激流になるんだね。
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朝ごはん
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仙人風呂復旧中
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こんなに穏やかなのに
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9時前となり、チェックアウト。なんとも寒い思いをしたが部屋が寒いわけではないし、不思議な体験だったな。まあ熊野牛もたっぷりいただけたし、よしとしましょう。では熊野本宮大社へと向かいましょう。少し迷ったが、無事に本宮前の駐車場に到着。まだ朝早いので、さほど人はいない感じ。ここは那智大社や速玉大社のような朱色の鳥居ではなく、少し古びている。こういうのも風情があっていいですね。鳥居をくぐると砂利道の向こうには長い階段がある。今回は本当に階段を登る旅だなあ。上まで来るとそこには神門があり、ここも少し古い感じの桧皮葺き。その横には八咫烏が書かれた大きな幟がある。八咫烏の説明について、少々勉強しましょうか。
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鳥居
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たくさんの幟
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手水舎
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昔は川沿いにあった
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八咫烏について
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神門
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神門をくぐり、境内へ。ここもやはり桧皮葺きのクラシカルな雰囲気。先日の水害による被害の修復工事が行われている。さて、順番にお参りしましょうか。あとからわかったのだが参拝には順番があり、まずは本宮→結宮の中御前、西御前→若宮→満山社とのこと。あまり考えずにお参りしてしまったが、心をこめてお祈りしたのでいいよね。こうした雰囲気の中、ゆったりとお参りするのもいいですね。境内を出て、隣にある拝殿へ。ここにも八咫烏の幟があり、さらに石碑もありました。その向こうにある書は熊野本宮で新年の願いをこめた漢字一文字を記すもので、年末に行われているらしい。左の字が2010年の「根」、右の字が2011年の「煌」。今回は特に、水害からの復興により一人ひとりが煌いてほしいという願いがこめられているとのこと。
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結宮
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本宮と若宮
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満山社
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2010年は「根」
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拝殿
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2011年は「煌」
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それにしても本宮には八咫烏が多い。拝殿前には八咫烏の像がついた黒いポストもあり、ここで投函もできるとのこと。記念スタンプも押してくれるらしいです。札所にはたくさんのお守りなどがあるが、ここにもやっぱり日本代表の旗がありました。今回は予想以上にこの代表旗を見る旅になりました。那智黒石の八咫烏がおみくじになっているのがあったので引いてみると・・・「和」の文字をいただきました。平和、和む、和らぐ、そしてここは和歌山。いい字です。
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八咫烏祭り
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八咫烏のポスト
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日本代表の旗
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八咫烏おみくじ
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参拝順
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行きますか
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さて、そろそろ行きますか。長い石段を降り、鳥居を抜ける。ここから少し歩いたところにあるのが産田社。安産祈願ですね。そしてここから見えるのが大斎原(おおゆのはら)。巨大な鳥居が見えているが、ここは熊野本宮大社のもともとの境内があった場所。1889年におきた熊野川の洪水で社殿が流出してしまい、無事だった上四社は現在地に移築されたとのこと。洪水の威力はすさまじいなあ。この鳥居は日本一高いもので、高さは33.9メートルあるらしい。今回は行かなかったが、発心門王子から歩くと伏拝王子を越えたあたりでこの鳥居が見えるらしく、その景色はすばらしいとのこと。次回はぜひそのあたりを歩いてみよう。
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産田社
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大斎原全景
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巨大な鳥居
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見上げる
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杉林の参道
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世界遺産の碑
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参道を越えると、広いところに出た。かつてはここに社殿があったらしいので、なんだかもののあわれ、寂しい気もする。今では倒壊した社を祀る祠と一遍上人の碑があるくらいかな。広い敷地を歩ききると、すぐそばにあるのは熊野川。今はこんなに穏やかな流れだが、大雨によって社殿が流されるくらいの洪水になるなんて・・・自然は恐ろしいです。しばし昔に思いをはせ、ぼちぼちと戻りましょうか。それにしてもこの杉林、花粉を撒き散らす寸前といった感じで、黄色い包嚢がはじけそうだ。くわばらくわばら。参道を通り、大鳥居を抜けて本宮前へ。
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かつての姿
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祠がある
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一遍上人の碑
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杉の向こうに
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かつてあふれた熊野川
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社殿の石垣
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11時を過ぎた。カフェタイムにしましょうか。本宮のすぐ前にちょっといい感じのカフェがあったので、入ってみましょう。ふう、ゆったりとくつろげそうだ。ではケーキセットをいただきましょう。このカフェはB&Bもかねていて、宿泊することもできるようだ。ここなら目の前が本宮だし、バスで発心門王子まで行けば本宮まで2時間程度のウォーキングができる。次回はそんなのもいいかもね。さて、そろそろ行きますか。穏やかに流れる熊野川沿いをのんびり走る。途中片側通行のところに注意しながら、無事に新宮駅に到着。24時間で2000円、安い。
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スフレ
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りんごと桃のケーキ
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こんなカフェ
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泊まりもできる
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熊野川の流れ
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川沿いを走る
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駅前にはトンビが餌を狙っているのか、低空飛行を繰り返している。「大津の略奪」は一瞬の低空飛行から起きた悲劇だったが・・・新宮駅には先日の水害の写真が展示されている。落ちた橋や曲がったレールなど、3.11もそうだったが水の力は本当に恐ろしい。ここ新宮駅も、線路が完全に水浸しになりホームとホームの間が川のようだったらしい。今は跡形もないが・・しばらくして特急南紀が到着。これは名古屋から来た特急ですね。最後尾の車両は、窓が大きく明るいぞ。ここから紀伊勝浦までは海を見ながら15分ほど。戻ってきました。
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トンビが狙っている・・・
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水害の跡
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ここが川のようだったらしい
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特急南紀到着
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長い海岸線もあれば
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岩場もある
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さて、お昼ごはんだ。初日にも行った「大和」へと行きましょう。この前は丼をいただいたので、今日はお寿司かな。でもまずはまぐろのバター炒めを頼む。肉厚のふっくらしたまぐろに火が通り、それがバターと絡んでうまいなあ。いい感じでつまんでいると、にぎりセット登場。キハダまぐろとビンチョウまぐろ、どちらもやわらかくて美味でございます。まぐろもこれで食べおさめかな。いろいろおいしかったので、テイクアウトでめはり寿司とさんま寿司をゲット。帰りのお楽しみ。
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まぐろのバター炒め
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まぐろにぎりセット
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お店の様子
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電車が車ではお土産やめぐり。駅前にある何軒かのお店を回り、お菓子や日本酒などをゲット。いい熊野土産ができたかな。そろそろ駅に行きますか。16時06分発のオーシャンアローに乗り、一路新大阪へ。熊野古道ビールをいただきながらのんびり車窓を眺める。この海も見納めだ。しばらくして、では寿司タイムとしましょうか。めはり寿司とさんま寿司、ともに紀州名物。どちらもおいしくいただきました。それにしても和歌山はでかい。紀伊勝浦から和歌山駅までは2時間半かかるのに、和歌山駅から新大阪は1時間。和歌山側は単線も多いしね。
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紀伊勝浦駅
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海も見納め
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次はいつかな
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のんびり帰ろう
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めはり寿司とさんま寿司
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今回の収穫
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初の熊野地方ということもあり、今回は熊野三山を中心とした旅になった。少しだけど熊野古道も歩けたし、まぐろやクジラなどいろいろ味わえたので楽しかったな。温泉宿の寒さは想定外だけど・・次は是非、どっぷり古道を歩く旅もいいかもね。
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