2009/2/15 高山〜奥飛騨
〜穂高にて、北アルプスを一望できる絶景とのめぐりあい。奥飛騨の平湯温泉では深山桜庵での温泉と絶品の夕食を楽しむ。〜

目が覚めた。外を見ると、どんよりした感じ。天気予報では晴れだったので今日は穂高に行こうと思っていたが、このどんより空ではロープウェイにのっても景色は見えないかな。晴れていれば穂高行き始発の7:40に乗ろうと思っていたが、これじゃね・・・とりあえずパンとドリンクの簡単な朝ごはんをいただき、部屋に戻る。うーん、今日はどうしようか、奥飛騨に行ってもホテルには夕方までは入れないし、高山でうろうろするのもあまり気が乗らないし、どうしようかなあ。念のため、穂高のロープウェーに電話をしてみる。「今そちらのお天気はどうですか」「快晴です」・・・えっ?高山はこんなにどんよりしているのに、山のほうは快晴?それならばとりあえず出よう。急いで準備をして、なんとか8:40のバスに間に合った。高山市街を抜け、しばらくすると晴れ間がのぞいてきた。そうなんだ。いつの間にやら雲ひとつ無い快晴の中、山あいを抜け、スキー場や温泉街を走る。遠くに雪をいだく山並みが見え、いい景色だ。奥飛騨に入り、途中の温泉宿からバスに乗ってくる人が増えてきて、終点の新穂高温泉につく頃にはもう満席。そして、天気は本当に快晴だ。

ロープウェー乗り場のところで荷物を預かってもらい、チケット買って列に並ぶ。このロープウェーは2段階になっていて、まずは数分間隔にある第一ロープウェーで鍋平高原駅へ。これは4分ほどで、少し景色のいいところまでまずはあがる、という感じ。次に第二ロープウェーに乗り換えるが、これは2階建ての大きなロープウェーで、北アルプスの絶景を一面に見ながら7分間で一気に800メートルの標高を上がっていく。雲ひとつ無い快晴で、本当に気持ちがいい。高山であきらめなくて本当に良かった。


ロープウェーへの行列


第一ロープウェー


北アルプスが見えてきた


終点の西穂高駅口に到着。駅の建物を上がると、そこは展望台になっている。外に出ると風があってかなり寒いが、雲が一つも無い青空の中で一面に見える北アルプス、これぞ絶景だ。マイナス4度の中、いろんな角度でたくさんの写真をとって楽しむ。遠くに石川県の白山が見えたり、とがった槍ヶ岳がきれいに見えたり。なかなかここまできれいには見えないらしい。昨日は晴れていたのに風が強くて運休だったらしいし。ラッキーだね。今日も十分寒いが先週はマイナス14度だったらしい。まあ今日はこれでもかなり暖かいようだし、これもラッキーだね。


到着


焼岳(2455m)


遠くに白山(2702m)


ロープウェーが来た


真ん中が槍ヶ岳(3180m)


西穂高岳(2909m)


さすがに寒くなってきた。中に入りましょう。展望台から階段を降りるとお土産やさんや食堂などがあるので、お昼ごはんにしましょうか。こういう所ではやっぱりカレー、しかも飛騨牛コロッケ入り。ボリュームがあっておいしいカレーでした。食後は外を散策。雪の回廊ができていて、身長よりも高い雪の壁の中を歩くことができる。これでも今年は雪が少ないらしい。こうやって雪の中を歩くのは久しぶりな気がする。冷たい空気が気持ちいい。


大きな雪だるま


飛騨牛コロッケカレー


小さな雪だるま


雪の壁


雪と樹と青空


雪の回廊


お土産やさんを見てみるが、ここで特に買うものは無いかな。バスの時間もあるし、そろそろ行きますか。ロープウェー乗り場には少し早めに行って、一番前のいい席をゲット。まだ青空だが、少し白っぽくなってきた気がする。この後は曇ってくるかもしれないね。下りの一番前は標高差が感じられて、なかなかの迫力。景色をみているうちにあっという間に終点のしらかば平駅に到着。


南側の山並


西側の山並


北側の山並


すれ違う


下りの迫力


2階建てロープウェー


しらかば平駅には、「アルプスのパン屋さん」がある。ちょうどクロワッサンが焼けるところだったので、クロワッサンとハイジのパン、そして高原牛乳をいただく。冷たい牛乳と焼きたてパンが素朴でおいしい。おやつタイムにちょうどいいね。暖かい囲炉裏端で、ちょっと休憩。


おやつタイム


アルプスのパン屋さん


囲炉裏がある


構内には、昔のロープウェーが展示されている。今の二階建てに比べると、かなり小さく感じる。これだと紅葉の時期などは乗るまでにかなり時間がかかっただろうなあ。しらかば平駅を出て、近くにあるビジターセンターへ。山のジオラマやこの辺りにいる動物についての説明など、なかなか興味深い。ここには露天風呂もあるらしい。さて、そろそろ行きますか。鍋平高原駅から第一ロープウェーに乗って、麓の新穂高温泉駅へ。預けていた荷物を受け取り、バス乗り場へと向かう。ここから山を見上げると、雲が出ていている。今から山頂に向かう人もいるようだが、さっきのような絶景は見られないよね。早めに来れてよかった。14:50のバスに乗ろう。


昔のロープウェー


その中


新穂高温泉駅


穂高、栃尾、新平湯、福地と奥飛騨の温泉郷を過ぎ、平湯温泉に到着。ここから少し歩いたところの「深山桜庵」が今日の宿。まだ新しい、きれいな宿だ。もっと雪深い中にあるような写真がホームページに載っていたが、今年は雪なさすぎ。歩きやすいけどね。広いロビーでチェックインして、好きな色の浴衣を選ぶことができる。いいね。部屋に入ると、畳の寝室とフローリングのリビング、二人には広すぎるくらいのゆったりした部屋だ。これはいいね。部屋のお風呂も露天風呂風だし、これはのんびりできそうだ。さすが、ネットの評価も高かったしね。


深山桜庵入口


フローリングのリビング


湯飲みがかわいい


畳の寝室


部屋風呂


ほんのりいい香り


今日から平湯温泉では、「結氷まつり」が始まっている。平湯大滝が凍っていたり、かまくらでふるまい酒があったりするらしいが、なぜかそこまで寒くない。バスターミナル前にあった巨大なかまくらもなんだか溶けかかっているし、ホントに滝は凍っているのか?しかも結氷まつりに行くならば夜ごはん前には温泉に入れないし・・・やめましょう。せっかくの温泉をゆっくり楽しみましょう。

そうと決まればさっそくお風呂に行きましょうか。まずは貸切の露天風呂へ。館内から外へと繋がる藁葺きの通路をぬけると、そこには小さな小屋があり、中には露天風呂が。雪が積もった中、熱めの露天風呂に入るのは気持ちがいいね。ゆったりした時間の中、しっかり温まりました。


露天風呂への道


ここで着替える


ゆったり露天風呂


続いては内風呂へと行きましょう。更衣室には飛騨の牛乳がサービスでおいてあり、とりあえず一本一気飲み。さて、お風呂に入りますか。大きな湯船はゆったりしており、寝湯やちょっと深めの湯などがあって気持ちがいい。外には露天風呂があり、かなり広くてゆっくりできる。今の時間帯、みんな結氷まつりに行っているのかあまり人もいないしね。サウナにも入ったりしながら、のんびりとお風呂を楽しみ、上がってからはコーヒー牛乳&牛乳を続けて一気飲み。うまい。


外は雪


大きなお風呂


牛乳一気飲み


部屋で少し落ち着いたところで、ごはんに行きましょうか。お食事処へ行き、席へと案内される。外に面した、カウンターの2人用席だ。ここは2人だとこういったカウンター席、もっと人数が多いと掘りごたつ式のテーブル席になるようで、どちらも落ち着く席だ。まずは食前酒の山葡萄酒をいただく。ほんのり甘くてフルーティで、なかなかおいしい。これと先付けの「苺とキウイの白酢和え」がよくあう。地酒では「番頭の隠し酒」という変わった名前のお酒がオススメのようで、それをいただく。さて、ではじっくり前菜を楽しみましょうか。7種類の前菜がきれいに並んでいて、こも豆腐や岩魚、川エビなど飛騨らしいものがたくさんあり、どれもおいしい。なによりも見た目がいい。続いては御造り。マグロ、イカそして湯葉。少しずついろいろいただくのは好みです。お酒も進むしね。さて、いよいよ第一のメイン、飛騨牛炙り焼き。炭でジックリ焼いて、ワサビでいただく。結構辛いワサビだが、どうして牛肉とワサビってこんなに合うんだろう。牛肉の脂がワサビの辛味をいい感じに抑え、そして風味がアップするといった具合でおいしい。キノコなどの野菜やアマゴの一夜干しなどもあり、いろいろ楽しめるね。


入り口にあったお酒


先付けと前菜いろいろ


日本酒がうまい


お造り


飛騨牛炙り焼き


いい感じ


続いては第二のメイン、すっぽん山菜鍋。奥飛騨はすっぽんの産地らしく、この宿の近くにも養殖場があるのだ。ちゃんと食べたことがないので楽しみだな。グツグツといい感じになったところでいただきましょう。すっぽんはとろんとした不思議な食感で、なかなかおいしいぞ。筍や大根などの野菜はしっかりダシを吸っておいしいしね。おつゆまでしっかりいただき、お酒のおかわりもいただく。美味しいものがいろいろあって楽しいねえ。さて、次は煮物。「大岩魚の山椒煮」とやらで、小芋や蕗とともに山椒風味の岩魚をいただく。これは酒のつまみにいい感じだ。さて、そろそろ料理も終わりかな。最後に酢の物の「飛騨牛変わり南蛮」が登場。さっきと同じ飛騨牛でもちょっと変わった感じでまた新鮮だな。さて、あとはシメのごはん。炊き込みごはんにお漬物、そしてちょっと濃い目の味噌汁がいい。最後にメロンなどのデザートをいただき、ごちそうさまでした。


すっぽん山菜鍋


酒のおかわり


大岩魚の山椒煮


飛騨牛変わり南蛮


シメのごはん


そして水菓子


おなかいっぱいだ。しばらくお茶をいただきながら、のんびり過ごす。たくさんいたお客さんも、もうあまりいなくなった。さて、そろそろ行きますか。おなかはいっぱいだが、なんとこの宿には夜鳴きラーメンのサービスがあるのだ。そうと聞けば行かないわけには行かない。ロビーに行くと、ちょうどサービスが始まったばかりでもう何人かはラーメンを食べている。ここはせっかくなのでいただきましょう。あっさりした高山ラーメンなので、食後なのにつるっといただける。しょうゆ味のおつゆもなかなかおいしく、あっさり完食。ごちそうさまでした。


さるぼぼいっぱい


お酒もいっぱい


かわいい飾り


このロビーで


ラーメンをいただく


ここで作っている


今度こそ、おなかがいっぱいだ。さすがにこのまますぐに部屋に戻って寝るわけにも行かないので、しばらくお土産を見たりしながらのんびり過ごす。ふと床を見ると、ライトが桜の形になっている。深山桜庵、こんなところもこだわっていていいね。そろそろ部屋に戻りますか。


ライトが桜


静かなロビー


部屋に戻ろう


フローリングのリビングでゆったりしたり、畳の寝室で横になったり。どちらの部屋にもテレビがあるので、のんびり過ごせる。あー、布団がきもちいい。これはすぐに寝てしまうね・・・