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目が覚めると、外は大雨。予報どおりだ。部屋から見える通りは、傘をさして浴衣姿で歩く人がちらほらといる。道後温泉は朝6時からやっているので、すでに温泉を楽しんだ人もいるんだね。われわれはゆったりホテルの温泉に入る。ほとんど貸切状態で、気持ちがいい。でも露天風呂には薔薇などの花がたっぷりと浮かべてあるし、シャンプー&リンスはマシェリだし、このホテルは男子風呂も妙にフローラル。花の香りを漂わせた風呂上りだ。部屋に戻り、朝ごはんを食べて準備をする。しばらくして外を見ると、雨はほとんど上がっているようだ。10時ごろ、ホテルをチェックアウト。今日泊まる「ふなや」は歩いても数分ほどだが、車で移動し荷物を預かってもらう。
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道後山の手ホテル
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ホテルの入口
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イングランド風?
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そろそろ11時。道後温泉にはぼちぼち人が集まってきているようだ。朝は軽めだったので、もう昼ごはんへと行きましょう。ちょうど11時にオープンする「味倉」へ。ここは鯛めしを2種類食べられるので、それぞれいただきましょう。まずは「南予風鯛めし」。これは宇和島などの南予地方のもので、鯛の刺身をご飯に載せ、とろろに特製のタレと薬味などを混ぜたものをかけて食べるもの。生卵を入れることもあるらしい。これは鯛のぷりぷりした食感がおいしい。もう一つは「中予風鯛めし」。今治などの東予地方から松山などの中予地方にかけてのもので、鯛を丸ごと一匹ごはんに乗せて炊き上げたもの。こちらは鯛の風味がごはんにしみていて、鯛めしというとこっちがイメージかな。ほくほくした身とごはんを混ぜるととてもおいしいのだが、最初に身と骨をわけるのがちょっと大変だけどね。新鮮な鯛めしを2種類味わうことができて、満足です。お店をでると、結構行列ができていました。
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朝の道後温泉
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南予風鯛めし
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中予風鯛めし
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食後に昨日行ったにきたつ庵の向かいにある、水口酒造へ。ここで地酒を買えるので、いろいろと試飲をさせてもらい、道後蔵酒シリーズの原酒と焼酎をゲット。試飲とはいえ、結構飲んだな。すっきり系よりも、わりとしっかり系のお酒を選びました。にぎわうハイカラ通りをお店を見ながら歩いていると、アイスモナカ発見。六時屋というタルトの老舗で、サクサクした軽い皮とあっさりしたバニラアイスが昔ながらのモナカという感じでおいしい。さて、お土産やさんをいろいろと見ますか。愛媛の柑橘類を使った飲む酢や、美生柑という柑橘類のジュースなど重たいものばかりをゲット。帰りが車なので、少々重たくても問題なし。飛行機だとこうは行かないよね。
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水口酒造
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にぎわう道後ハイカラ通り
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アイスモナカ
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一旦ホテルに戻り、買ったばかりのお土産を預かってもらう。ホテルの近くには伊佐爾波神社があり、100段をゆうに越える石段を登るとそこには社殿が。ここは300年以上前に、石清水八幡宮を模して建替えられたらしい。静かな境内からは、遠く松山城まで見渡すことができる。手前に見えるのは今日泊まる「ふなや」だ。この階段の下に猫がいたのだが、われわれが階段を登るとなぜかついてきて、神社にいる間ずっとそばにいた。なんでだろう。
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ここを登る
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伊佐爾波神社
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ついてきた猫
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まだ2時前。ホテルに入れるのは3時以降なので時間がある。おやつにしますか。昨日も少し飲んだが、ここは再び道後の地ビール。道後温泉近くの道後麦酒館へ。こんな中途半端な時間なのに、結構賑わっていた。風呂上りに一杯、という人が多いんだろうな。ちょうどカウンターが空いていたのでまずは「坊ちゃんビール」を頂く。これはケルシュタイプといわれるもので、一番絞りの麦汁のみを使用したすっきりビールで、のど越しさわやか。つまみはやっぱり宇和島のじゃこ天かな。うまいです。さて、続いては「マドンナビール」。これはアルトタイプで、良質モルトをたっぷり使った豊かな風味が特徴。少し香ばしい味わいが伊予地鶏の皮焼きといい感じ。追加で釜揚げちりめん・久万コンニャク・城川町のハムと大根をいただき、ゆったりと楽しむ。とはいえ酒はなくなるもの。地ビールは3種類なので、やっぱり行くべきでしょう。最後は「漱石ビール」。これはスタウトタイプで、コクがあり独特な香りと苦味があってシメにいい感じ。ギネスよりは少し軽い感じかな。満足満足、いいおやつでした。
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坊ちゃんビール
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宇和島のじゃこ天
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マドンナビールとおつまみ
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漱石ビール
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大きな看板
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入口の様子
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お店をでて、酔い覚ましにしばらく散歩。ハイカラ通りを抜け、道後温泉駅に来るとちょうど「坊ちゃん列車」が着いたところ。松山市駅を結ぶ、観光列車だ。さて、ホテルへと行きますか。ふなやに入ると、さすが皇室ご用達、館内は歴史のあるゆったりとした佇まいだ。部屋に案内され、とりあえずほっと一息。部屋からは遠く松山城を見ることができる。一息ついたところで、温泉へと行きましょう。
今の時間帯、男性用は御影石、女性用は檜のお風呂。露天風呂はホテルの庭の緑が良く見えて、気持ちがいいな。ここは薔薇もマシェリもないけどね。サウナにも入り、サッパリしたぞ。風呂あがりはロビーで冷えた麦茶をいただき、ほっと一息。まだ夕食には時間があるが、さっき食べたおやつもすっかり消化されたか、おなかが減ってきたぞ。部屋に戻りましょう。
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坊ちゃん列車
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温泉は別館
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遠く松山城
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時間となり、仲居さんが夕食の準備をしてくれる。おやつにたくさんビールを飲んだので、冷酒を頂きましょう。お品書きによると、今日のメニューはこんな感じ。
食前酒・・・レモン酒
先付・・・一、穴子白煮 より海老 うすい豆 葛掛け
一、蛸湯引き 敷新蓮根 白芋茎 オクラ 梅肉ソース
椀・・・清仕立て 鱧玉子寄せ 独活 白瓜 柚子
造り・・・本日のおすすめ
焚合・・・瀬戸内小魚煮付 午房 甘唐辛子 木の芽
台の物・・・太刀魚アスパラ巻 栄螺つぼ焼 媛っこ地鶏塩焼 フルーツトマト
変り鉢・・・いとより酒蒸し 豆腐 椎茸 昆布 青身 割りぽん酢
揚物・・・小鯛揚げ出し 茄子 ヤングコーン 一寸豆 新芽茶 生姜おろし 美味出汁
止椀・・・赤出し 小芋 なめこ みつば 粉山椒
御飯・・・鯛飯
果物・・・愛媛の柑橘三種 (美生柑・カラマンダリン・ニューサマーオレンジ)
まずは食前酒のレモン酒をいただき、先付は穴子とタコの2種類。野菜もいろいろと入っていて、梅肉ソースなどが冷酒ともあう。刺身はいかにも新鮮な味わいで、イカの甘みがなんともいいねえ。焚き合わせでは小魚が丸一匹でてきたので、骨だけ残してきれいにいただきましょう。今日は仲居さんにきれいに食べたことを褒められていました。いいことです、供養です。
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先付2種
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冷酒がうまい
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青椀・造り・焚合
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料理はわれわれのペースにあわせ、ゆったりと出てくる。台の物、変り鉢といろいろ食べられてうまいが、特にサザエがうまいねえ。やっぱり日本酒だね。揚げ物は出汁がかかって出てきたのだが、これがさっくりあがった鯛や野菜、香ばしくて実にうまい。軽い食感がいいね。そしてシメにはやっぱり鯛めし。赤だしや漬物とともにおいしくいただき、これにて終了。全部おいしかったな。
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台の物・変り鉢
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揚物
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止椀・御飯
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果物
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そして最後はデザート、柑橘三種。愛媛は一年中何か柑橘類が取れるとのことで、今の時期は美生柑・カラマンダリン・ニューサマーオレンジが旬とのこと。少し皮が厚くてほろ苦い美生柑、みかんに似たカラマンダリン、そして酸味が爽やかなニューサマーオレンジ。三種三様、でもどれもみずみずしくて最高のデザートとなった。ということは、また違う季節にも来て見ないとね。今日は瀬戸内の恵みをたくさんの種類いただいたが、それも季節によって変わるだろうしね。
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ごちそうさまでした。しばらくしたら仲居さんが片付けてくれて、その後あっという間に布団の準備が完了。テレビを見ながら部屋でのんびりしていたら、眠くなってきたかな。美味しいものを食べて部屋でのんびりして、一番幸せな瞬間かもね・・・おやすみなさい・・・
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