現在の訪問国数 77カ国(2020.3.1現在、国旗は訪問当時のもの)

Japan

訪問国の数え方


「国」をどう数えるか、これは実は結構難しい問題。そもそも、国の定義ってなに?

日本政府の承認?これだと台湾が入らない。国連加盟国?これだとバチカン市国が入らない。オリンピックの参加国?これは「国と地域」となり、香港やマカオ、カリブ海に浮かぶ多数の島々(オランダ領アンチルや英領バージン諸島など)といった「国」とはいえない「地域」がある。サッカーの世界では、イギリスはイングランドやスコットランドなどに分かれるし、デンマーク領のフェロー諸島が本国とは別に参加をしている。ということで、明確に「国」を数える定義は存在しないのだ。チベットやパレスチナのようなところもあるし・・・だから「何カ国行ったのか?」を数える基準としては、一般常識としての「国」と、あとは個人的な思い入れによってその場所を数に入れるかどうかを判断するしかないのではないだろうか。いい加減かもしれないが、これ以上考えようがないのが実際のところ。

さらにここに、「歴史」が加わる。初めて東ドイツに行ったのは1989年だが、その後東西ドイツは統一となった。なので今の基準で考えると、ドイツという国は一つしか存在しない。とはいえ、旅行者としての思い入れとしては、世界が東西に分かれていたあの冷戦の時代、ビザをとって国境で入国手続きをして、チェックポイントチャーリーを渡って東ベルリンと西ベルリンを行き来したわけで、やはり確かに存在した「東ドイツ」と「西ドイツ」、これは2カ国訪問として数えたい。香港やマカオも同じことで、訪問当時は英領やポルトガル領の地域であり、決して中国の地域ではない。

また、初めてユーゴスラビアに行ったのも1989年。ベオグラードとドブロヴニクに行ったのだが、ユーゴスラビアの分離独立によりベオグラードはその後セルビアモンテネグロ、そして現在はセルビアの首都となり、ドブロヴニクはクロアチアの一都市となった。だからユーゴスラビアに行った覚えはあるが、セルビアに行った覚えはない。とはいえ今や存在しない国に行ったと言ってもいずれ通じなくなるわけで、この場合は「いつどの国行った」という視点ではユーゴスラビアだし、「今の国でどこに行った」という視点ではセルビアとクロアチアとなる。旅に対する思い入れの一方で、訪問国が増えていくことは単純に嬉しいことなので、この場合も2カ国訪問と数えるのが妥当かな。(その後クロアチアは1996年に訪問済み)

というわけで、要は個人の判断で数えるしかないと言うこと。とはいえ、何か公的な基準がないと分かりづらいので、ここでは一応ISOの国コードとオリンピックの国コードを参考にしている。だからグアムとアメリカと分けているけど、イングランドとスコットランドは分けてはいない。

但し、行ったことがあるというからには、短時間であったとしてもその国を歩き、食事やショッピングや観光など、なにか残さないと行ったことにはならない。なので「単なる空港のトランジット」は数には含めない。これを入れると、サウジアラビアが入るのだが、空港以外なんの思い出もないので対象外。あと「夜行列車による通過のみ」も寝ていただけなので対象外。1989年に現在のベラルーシのミンスク駅、ボスニアヘルツェゴビナのサラエボ駅には列車が停まった記憶はあるが・・・ともに当時はソ連にユーゴスラビアだったし、これはとても「行った」とは言えない。(その後ボスニアヘルツェゴビナは2011年に訪問済み)

現在の変わりゆく世界では、国境などいつどうなるか誰も分からない。だから訪問国を数えたければ、多少無理があっても個人で基準を作って数えるしかないわけで、旅の楽しみの一つとして少しずつでも増やしていければ面白いかな。