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2002年6月30日、日韓共催のワールドカップはブラジルの優勝で幕を閉じた。そこから4年、幾多の激闘を経て、日本代表は世界で最初にドイツへの切符を手にした。その日本の試合を現地で見てみたい。日本以外の競合国の試合を見てみたい。そんな思いから、チケットをゲットすべくずっとチャレンジをし続けていた。日本TSTは一次販売の抽選、二次販売の先着いずれも破れ去る。オーストラリア・クロアチア・ブラジルと同じ組となり、グループリーグのスケジュールがすべて決まった後の3次販売では、日本戦含む6試合の申し込みをするが、惨敗。4次販売の先着順では、スタートと同時にサイトにアクセスし、日本戦の空きがあったのは見たものの、結局ゲットできず。4次販売の期間中に空きが復活することもあったようだが、そのタイミングには巡り会えないまま最後の5次販売を迎えた。5次も先着順なのだが、スタートのときには一部の試合しかでておらず、日本戦は売り切れの状態。とはいえ、席の調整やキャンセル、クレジット決済の問題などで再度空きがでる可能性があるので、99%可能性がないとは思いつつ、あきらめきれずに暇さえあればチケットサイトをチェックしていた。そして5月13日の昼、ふとサイトを見てみると、なんと空きの嵐。その中には、日本-オーストラリア戦に日本-ブラジル戦があった。この2試合にオランダ-アルゼンチン、イタリア-アメリカにねらいを定め、4画面を並べてアクセスをし続けると・・・あるとき、画面が一瞬固まったようになり、そして突然ログイン画面が表示された。これは日本ブラジル戦だ。奇跡だ。登録済みのメールアドレスでログインすると、ユーザ情報の入力画面が表示された。住所やパスポート番号を入力し、クレジットカードの情報を入力し、そして・・・購入完了画面が表示された。本当?とれたの?しばらくして、チケット購入のメールが届いた。取れたのだ。ここまでどうしても取れなかったチケット、しかも日本-ブラジル戦。本当に奇跡だ。
とはいえ、もろてをあげて喜ぶことができない。あきらめきれなかったが、実際に取れてしまったらどうしたらいいのか。週末がらみの日程なので休みはなんとかなるとして、問題は飛行機。ドイツなのでヨーロッパのどこかに入れば動けるのだが、そうかといってロンドンやマドリードに入ってもまだまだ遠いし・・・ブラジル戦はドルトムントで行われるので、フランクフルトかアムステルダムならばICEで3時間。あとはパリかウィーン、コペンハーゲンあたりか。とにかく旅行会社に問い合わせよう。ネットで十数社に問い合わせ、その日のうちに数社と電話で話ができた。極力休みを少なくしたいので、木曜出発でその夜試合観戦、金曜フリー、土曜出発で日曜帰国がベストパターン。ただこの日程は短すぎて、格安航空券ではとれないとのこと。とはいえ、旅行会社によっては少し高めにはなるが格安に近い金額で対応できるところもあるようだ。その結果、ある旅行会社でマレーシア航空をとりあえず押さえることができた。10万円台で安いのだが、これだと21日の水曜日も休む必要があり、かつ帰国便は成田着。もう少しいい便を探したい。翌日は日曜日なのであいている旅行会社があまりない。ネットで問い合わせの出来なかったHISのみ直接話を聞くが、日程の問題でビジネスクラスやヨーロッパ系の正規運賃に近いものしか対応できないとのこと。いくらなんでも一人当たり40万をこえる金額は出せない。
明けて月曜日、複数の旅行会社から連絡があり、シンガポール航空、キャセイパシフィック航空、エミレーツ航空が新たに候補となる。シンガポール、キャセイだと21日は午後半休で対応可能。ただシンガポールはもっとも安いがアムステルダム往復で、しかも帰りが成田。キャセイは関空-フランクフルト往復だし、香港の待ち時間も少ないのでなかなかいい感じだ。あとはエミレーツだが、これだと21日の夜中発なので休む必要はないし、しかもデュッセルドルフに入れるのでドイツ内の移動が短くてすむ。エミレーツのみまだキャンセル待ちだが、これを第一希望とし、続いてはキャセイとしよう。シンガポールと前日取れていたマレーシアは、この時点でキャンセル。そしてキャセイのキャンセル期限の5/22、エミレーツが無事に取れたとの連絡が入る。この時点では14.8万円だった航空券も、座席の調整が入り最終的に入金期限の6/8には12.8万円に。こうして最大の難関である飛行機の確保が、常識的な値段で成功した。こうして、2泊5日・現地滞在48時間のワールドカップ観戦ツアーができあがった。
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