2003/1/4 Paris〜Osaka
〜パリは大雪。ダイヤは乱れ、座席はエコノミー。行きとの落差が激しい・・・でも無事帰れてなによりだ。〜 ★通貨ユーロ(約125円)★

6時起床。風邪もだいぶよくなった様子。シャワーでさっぱりし、ホテルをチェックアウト。起きたときには降っていた雨も、なんとかあがった様子。リュックは重たいが、駅は目の前なので楽だ。まだ暗い駅には、そこそこ人がいる。みんな同じ電車を待っているようだ。駅のサンドイッチやで朝ごはんを買い(6E)、準備は万端。さあ、TGVが到着したぞ。ここは始発ではないようだが、それほど人が乗っているわけではない。またも4人向かいの席だが、今日は2人で使えるので楽だ。8時16分、TGVはパリに向けて出発した。トゥール、結局今回は何もできなかったが、またいつか来ることもあるだろう。そのときまでさようなら・・・トゥールを離れるとすぐに田園風景。このあたりも水浸しだ。今日も雨だし、いったいどうなることやら。さて、朝ごはんにしよう。



最後のサンドイッチ


おそらくフランスパンのサンドイッチはこれが最後だろう。トマトとツナがおいしい。ハムやチーズもいいが、やっぱり野菜入りもいいな。おいしかったです。TGVは快調に走る。直で走ってしまえばたった1時間。回りの景色が次第に都会になっていき、遠くにモンパルナスタワーが見えたと思ったらTGVは向きを変え、タワーに向けて一直線。9時20分、パリ・モンパルナス駅に到着した。数日前にカンカールに向けて出発した駅だ。あのときはまだまだ旅の始まりだったが、もう今日が帰国日。楽しいときはあっという間だな・・・とにかくまずは荷物を預けに北駅へ向かおう。


ここからメトロの4号線に行く途中には例の動く歩道がある。最後に動いててくれればいいが・・・動いてませんでした。初日に動いていたのは、ラッキーだったな。まああのときだけでも体験できておもしろかった。しかし4号線の乗り場までは遠い。荷物が重いのでなおさら遠く感じる。ようやく到着し、Gare du Nordまでは14駅。結構あるのね。30分ほどで北駅到着。ここの国鉄駅にあるコインロッカーまでたどりつき、大きなロッカーにリュックを詰め込む(4.8E)。ふう、やっと身軽になった。手持ちの現金が寂しくなってきたので両替をし(200NOK→44.12E)、さて、まずはGare du NordからMadlaineへ。ここのFauchonへ行き、Bon Marcheでは買えなかった種類のジャムやパテをゲット。さすがにもうたくさんはかわないけどね(25E)。Fauchonを出るといつの間にやら雨が降っている。うーん、傘をロッカーにおいてきてしまった。やむおえない、ここはフランス人風に傘をささずに普通に歩こうとおもったが、ずいぶんと冷たい雨なのでさすがに普通には歩けず、小走りで近くにあるマスタード専門店Mailleに入る。ディジョンで入ったお店に比べて、ずいぶんと高級な雰囲気。でも売っているマスタードは、日本に比べてものすごく安い。とはいえだいたいはBon Marcheで買っているので、ここではまだ買えていないProvancaleのみを3つ購入(5.85E)。これで欲しいものはたいてい買えたかな。言えばいくらでもあるのだが、きりが無いのでこのくらいで。レジの横でマスタードの量り売りもやっており、おじさんが陶器の瓶にいっぱい入れてもらっている。新鮮で、安くて、おいしいんだろうな。Mailleを出ようとすると、雨はみぞれに変わっている。うーん、どうしよう。とはいえどうしようもないし、そろそろお昼時。目的のポトフ屋さんはこの近くなので、このまま行きましょう。でも少しでも濡れないようにお店の軒先づたいに歩いていく。この前ここを歩いたのは日曜日だったのでどこもあいていなかったが、今日はどのお店にも明かりがついている。全然違う雰囲気だ。なんとか目的のポトフやさんに到着。まだ開店間もない頃で、それほどお客さんはいない。一番奥の席に案内され、ほっと一息だ。当然のポトフをたのみ、ワインはガメイのハウスワイン。まずはスープが運ばれてきた。野菜や肉をじっくり煮込んだスープの上澄みなのだろう、甘みに深みがあって実にうまい。これとパンだけでも十分満足な食事になるくらいだ。いやいや、あったまりました。その後間もなく、ポトフ登場。野菜も肉もたっぷりだ。大きな骨もついており、その骨髄をパンにぬって塩をかけるとうまいと説明してくれた。前回と同様だ。寒いときにこういう煮込み料理はいい。たっぷりの野菜を食べ、肉を食べ、骨髄をぬったパンを食べ、おなかいっぱいご機嫌です(46E)。


ガメイのハウスワイン


このスープがうまい


ポトフ


ちょっとカフェタイムにしたい。この店ではちょっとゆったりはできないので。Figaroにのっていた1728というお店に行こう。なんでも1728年に建てられた由緒ある建物で、中は美術館のようになっているらしい。雨はすっかり雪に変わっているが、それほど遠くないので行きましょう。と、向かったのはいいのだが、雪のせいでかなり歩きづらい。しかもだんだんひどくなるので、目的の1728に到着したときにはもう雪まみれ。しかもそのおみせは・・・クローズ。ちょうど店のおじさんが入っていったので聞いてみると、2時半からのオープンだという。まだ2時間もあるではないか・・・やむ終えない、戻りましょう。とにかくマドレーヌ寺院までもどり、一旦雪を避けるために地下鉄構内に入る。ふう、とにかく寒い。わざわざ電車に乗ってカフェに行くことも無いし、ちょうど目の前はFauchon。ということで、Fauchonのサロンドテに入る。うう、寒かった。指がかじかんでじんじんする。こんな感覚は久しぶりだ。とにかく温かいものを飲みたいので、それぞれシナモンと青りんごの紅茶を頼む。しばらくして運ばれてきたものは、さすがFauchon、ずいぶんと上品だ。シナモンを飲んでみる。まろやかで、砂糖をいれていないのにほんのりと甘味を感じる。とてもおいしい。しばらくゆっくりとくつろぐ(12E)。場所柄、お店の中には日本人の姿も多く見かける。隣の席には母娘、なんとなく聞こえてくる会話から、どうやらこれからブランド店めぐりに行くようだ。この雪の中でも、日本人女性の買い物パワーはすさまじいものがあるのだろう。おそろしや・・・


あっという間に積もった


紅茶がおいしい


Fauchonの前


さて、15時をまわった。本当はBon Marcheにも行きたいし、さっきの1728にも行きたいのだが、何分この雪ではさすがにそのパワーが出ない。風邪気味ということもあるし、もう空港に行ってしまってゆっくりしましょう。MadlaineからStrasbourg Saint-Donnieを経由し北駅に戻る。ロッカーから荷物を出し、RERで空港へ(@7.7E)。電車からの景色は一面の雪だ。確かにきれいだが、飛行機は大丈夫だろうか。あまり降るようだと遅れたりすることもあるわけだし。それよりこのRERが遅れないとも限らない。このあと、まさにこの予感が的中することになるのだが・・・われわれの乗ったRERは、無事に予定通りシャルル・ドゴール空港に到着。出発は21時、まだ4時間以上前なので、さすがにチェックインカウンターがどこかは分からない。でも行きに着いたのはFターミナルだし、18:05発の成田行きのJAL406もFカウンターなのでおそらくFだろう。空港駅からFカウンターまではかなり長い。動く歩道もあるのだが、普通の速さ。こんなところにこそ高速動く歩道をつければいいのにな。ようやくFカウンター到着だ。なんだか日本人がたくさんいるぞ。成田行きは一番奥の14番カウンターなので、とりあえず行ってみる。するとカウンターはものすごい長蛇の列。よくみると、16:55発の成田行きのJAL416、12番カウンターも長蛇の列。もうまもなく飛び立つはずの便の手続きが、まだ始まっていないのだ。いったいどうしたのだ?なんと416便、406便ともにそれぞれロンドン、アムステルダムからの機材到着が雪のために遅れており、そのために大幅に出発が遅れるようなのだ。これは困った。われわれの乗る関空行きはどうなるのだろうか。しばらく様子を見てみる。そろそろ3時間前になるころ、様子見がてらJALのお姉さんに聞いてい見る。すると、「大阪行きは6時から、13番カウンターで」ということ。そしてもう既に何組かの人が13番カウンター前に並んでいる。ということで即攻で並ぶ。前には10人程度なので、このくらいならばちゃんといい席が取れるだろう。列は徐々に長くなってくる。そして18時を過ぎ、チェックイン開始。無事に32列目のDとE、2人並びでをゲットできた。よかったよかった。いやあ、それにしてもここまで意外に時間がかかった。やはり旅は早め早めが一番だ。で、弟夫婦はまだか?同じ便なのだが、まだカウンターに来ていない。もうすでにかなり長蛇の列になっている。まあ彼らは既に席を予約済みなので、心配はないだろうが。出発ゲートに入りましょう。特に手続きらしいところもなく、あっさりと出発ロビーへ。



出発ロビー


中に入ると・・・なんだここは。ものすごく広がりのある空間だ。よくみるとそれほど広くは無いのかもしれないが、屋根が高く規則的な骨組みが全面に広がっているせいか、ものすごく広くみえるのだ。さて、ではちょっとお茶でもしながらゆっくりしましょうか・・・と思ったらこれが無い。狭いカフェテリアがひとつあるだけ、しかもろくなものが無く、とてもくつろげるような場所ではないのだ。とはいえ出発まではまだまだかかるし、小腹もすいた。なのでとりあえずジュースとサンドイッチ(12.20E)を食べるには食べたが、狭いし、人の出入りは多いし、煙いしとてもくつろげない。


ロンドン・ヒースローも、アムステルダム・スキポールも、ミラノ・マルペンサもそれなりにくつろげる場所はある。なのにここ、シャルルドゴールはいったいどういうことだ。規模は大きいのに、これではただ「でかいだけ」だ。早々に退散し、ゲート前へ行こう。ゲート前はたくさんの人が出発を待っている。どうやら関空行きはほぼ予定通りに飛ぶ見込み。そして成田行きの2本はいずれも大幅に遅れ、関空便よりも後に出ることになるらしい。とにかく、無事に飛んでくれればいいが。出発の1時間くらい前になり、ようやく弟夫婦到着。どうやら雪のためにRERもかなり遅れてしまったらしい。いやいや、危ないところだった。とにかくこんな天気の悪い日は、いつも以上に早め早めが必要だな。そして弟夫婦の席番を見ると32列のFとG。もともとの予約番号は38列だったのに、同じ名前が入るということでカウンターの人が4人並ぶように変えたようなのだ。なんとJAL、小粋なことをしてくれる。雪でトラぶっているというのに・・・ともあれ、これで一安心。あとは出発を待つのみだ。予定の時間を過ぎてもなかなか搭乗が始まらなかったが、21時半頃からようやく搭乗開始。そして席に行くと、壁の前の少しゆったりとした席。ここに兄弟夫婦4人が並び、まさにベストポジションだ。さあて、成田行きに人たちには悪いが一足お先に帰らせてもらいますか・・・と思ったがなかなか飛び立たない。なんでも他便からの乗り継ぎの人を待っているとのこと。おいおい、3月のサンフランシスコのときは少しも待ってくれなかったくせにー。1時間くらいたっただろうか、ようやく出発の案内が。と、次は車輪が凍りついて動かないとのこと。勘弁してくれー。機外ではこの凍て付く寒さの中、復旧作業が行われている。なんとか無事に飛びたてますように・・・どのくらいたっただろうか。乗客全員の祈りが通じたか、ようやく動き出した。そして凍りついた空港の中、長い距離を走り滑走路に到着。定刻より遅れること2時間以上、ようやく関西国際空港に向けて出発した。行きはビジネスだったが、帰りはエコノミー。音楽や映画、ゲームなどのエンターテインメント系や同じなのだが、座席と食事に天と地の格差が。うーん、やっぱりビジネスはよかったなあ。なかなか乗れないんだけどね・・・


復旧作業中


鶏そぼろごはん


オムレツの軽食



今回の収穫


後で知ったが、成田行きはさらに遅れ、結局2便とも出発は夜中の2時を回ったらしい。みなさん、新年早々お疲れ様でした。でもとにかく、無事に帰れてなによりだ。

今年も健康に気をつけ、楽しく行きましょう。