2001/4/27 Bangkok
〜チャオプラヤー・エクスプレスでノンタブリーへ。夜はタイ東北部・イサーン料理を。〜 ★通貨バーツ(約2.7円)★

よく眠れた。おなかがぺこぺこだ。ホテルの朝ごはんもいいのだが、せっかくバンコクにいるのだから屋台へと行こう。初日に麺を食べた屋台がすぐ近くにあるのは知っているので、サンダル短パンでふらっと出かける。屋台のある通りにつくと、なんだか随分賑わっている。ここは市場で、その周りにたくさんの屋台が出ているのだ。やはりこういうところは朝のうちが賑わうのかな。野菜や魚など、色んなものが売られている中に、ご飯や麺の屋台がある。ようし、ここはタイのぶっかけ飯にしましょう。おいしそうな屋台を見つけ、指差しでおかずを2種類選ぶ。野菜たっぷりで辛そうだ。手近にある簡単なテーブルにつき、いただきますか。辛いぞ。この生活臭あふれる喧騒、むっとした空気。そんな中で食べる庶民のごはん、なかなかうまい。これだからいいのだ。汗をかきながら完食。


朝ごはん


屋台の横は野菜売り


熱々・ココナツのお菓子


戻りがてら他の屋台を見ると、なにやらたこ焼きのようなものを見つけた。とはいえ回しているわけではないので半球だ。においからすると、どうやらココナツを使ったのお菓子のようだ。ココナツ好きなので鋭く反応、頂きましょう。焼きたての熱々を紙袋に入れてくれる。さてとお味は・・・熱い。とろとろしてめちゃくちゃ熱いのだが、ココナツの甘い風味がなかなかの美味。これはおやつにいい。2つくっつけて球形にして食べてみる。すると下を向いた方から熱々のとろとろが手の甲へと落ちた。熱い!!!めちゃくちゃ熱いだけでなく、とろとろしているので手を振っても取れないし、かといって両手はふさがっているしで大変な目に合った。いやいやまいった。このお菓子は、一個づつゆっくり食べるのがいいようだ。ホテルに戻って少し食休み。しばらくすると、すでにおなかが空いてきた。ちょっと早いが、早速昼ごはんにしますか。最初はホテルの飲茶食べ放題に行こうかと思ったが、行きたいホテルはちょっと遠いし、近くの飲茶やさんもおいしいという情報を聞いていたのでそこにしましょう。



おいしい飲茶


お店にはそこそこ人がいる。真ん中のテーブルに座り、飲茶のメニューをもらう。さて何にしましょうか。まずエビギョウザははずせない。あとはシューマイや小籠包など、いろいろ食べる。しかしどう考えても飲茶が外国の方がうまい。香港やマレーシアでも食べたが、とにかくまずエビが違うのだ。ぷりぷりとした食感で、食べ応えがあるのだ。どうして日本では出会えないのだろう・・・終わりの方にエビのすり身を揚げたものを頼んだ。はじめてみる点心だったが、これが絶品。エビの甘味と揚げた香ばしさが見事にマッチしている。最後はカスタードまんでしめ、大満足だ。


スカイトレインにのり、終点のサパーンタークシンまで。ここを降りてすぐにあるサトーン船着場から、チャオプラヤー・エクスプレスに乗ろう。チャオプラヤー・エクスプレスとはバンコクの市内を流れるチャオプラヤー川にあるいくつもの船着場に立ち寄りながら一時間ほどかけて走る船で、いわば市民の足。これで終点の街、ノンタブリーを目指そう。特に何が目的というわけではないのだが、ちょっとバンコクの喧騒を離れるのもいいだろう。船着場には船を待っている人がそこそこいるが、ほとんどが地元の人のようで、観光客らしき姿は見当たらない。やっぱり市民の足なんだな。船が着いた。いよいよ出発だ。心地よい風を受けながら、船は走る。出発してしばらくは、わりと小刻みに船着場にとまり、人の乗り降りがある。ふと気付くと、右手に金色の寺院が見えた。おそらく王宮のあたりを通過しているのだろう。


広い川だ


川沿いの寺院


王宮


1時間ほどたち、ノンタブリーに到着。桟橋を上がると、そこにはこじんまりとした街があった。バンコクの喧騒とは比べ物にはならないが、思ったよりはにぎやかかもしれない。特に地図を持っているわけでも目的があるわけでもないので、とりあえず歩きましょうか。船着場前の道を、川からどんどん遠ざかるように歩く。しばらく行くと、屋台がいくつか見えた。これはいったいなんだろう。味噌のようなものを薄い半透明のギョウザの皮のようなものにてきぱきとくるんでいく。なかなか見事な手さばきだ。せっかくなので、食べてみましょうか。ビニール袋の中にそのくるんだものが10個ほどと、別に葉っぱの野菜。さてさて、お味は・・・微妙。味噌のように見えたものは、ピーナッツの入った甘いペースト。辛いと思ったものが甘かったのだ。うーん微妙。しかもそれと葉っぱの野菜。うーん微妙。おいしくないわけではなく、とにかく微妙なのだ。それでもまあ、当然のことながら完食。不思議な感覚でした。さて、もう少し歩いてみようか。するとビニールシートの屋根で覆われたところがあり、中に入るとそこは市場。わりと大きな市場だ。肉や魚、野菜や果物、日用雑貨や靴下など、なんどもそろいそうなところだ。ぐるっと一回りしてみる。南国らしく、マンゴーやマンゴスチンがたくさん積まれているお店があった。前を歩いている女の子の着ているTシャツの背中には「中田」の文字が。うーん、どうみてもパチもんではないか。中田と分かって着ているのか、デザインを気に入って着ているのかは分からないが・・・


微妙であった・・・


野菜の屋台


パチもん?


一通りぶらぶらしたぞ。暑いし、ちょっと休憩だ。船着場の近くに掘っ立て小屋のような「カフェ」があったので入ってみる。こんなときにはビールでしょう。



氷入りビール


「ここタイでは、ビールに氷を入れるのが一般的な飲み方。ということで氷ももらうと、バケツいっぱいに出てきた。こんなにいらないよー。でも暑いときにこの氷は嬉しいかな。ビールの中に入れてみる。なんだか不思議な感じだが、より冷たくなるわけだし、これだけ暑い中だと少しくらい薄くなってもぐびぐび飲める方がおいしいのかもしれない。ということで「氷入りビール」、気に入りました。但しタイで飲むからいいんだけどね。それにしてもこの氷、どう考えても水道水だよね・・・まいいか、少しくらい。今までも少しくらいは飲んでるし、こんなことはあまり神経質にならないことが一番。



お家に帰ろう


さて、そろそろ帰りの船がくる時間だ。カフェを出て、船着場へと向かう。しばらくして船が到着した。たくさんの人が降りるが、乗るのは少し。帰りの方が人は少ないみたいだ。バンコク市内への、まさに通勤通学の足なんだろう。夕日を浴びながら船は走り始めた。心なしか行きよりも早い感じがする。下流に向かっているのかな。人が少ないせいもあり、体いっぱいに風を浴びる。気持ちいいぞ。バンコクの街をうろうろするのもいいが、こうして船に乗って郊外に出るのもなかなかいいものだ。サトーン船着場に戻ると、たくさんの人が船を待っていた。仕事を終え、それぞれの家庭に帰っていくのだろう。


ふう、楽しかった。一旦ホテルに戻って少し休憩。さて、晩ごはんはどうしましょうか。いくつか候補はあったのだが、ちょっと趣向を変えて今日は「イサーン料理」のお店、バーンラオにしよう。イサーン料理とはタイ東北部の郷土料理で、いわゆるタイ料理とは異なり、どちらかというとラオス地方の料理に近いらしい。なかなか食べる機会も無いし、ガイドブックで見る限りおいしそうだし、よし行きましょう。ホテルを出て、スカイトレインでトーン・ロー駅まで。ここからそう遠く無いはずなのだが、暗いのと工事中なのとでなかなか歩きづらい。途中にベトナム料理屋さんもあり、ここもなかなかよさそうだ。そこを越え、角を曲がると完全に住宅街。ほんとにここでいいのか?少し不安を感じながら歩くと、遠くに明かりが見えた。近づいてみると、ありましたバーンラオ。オープンエアの、なかなかいい感じのお店。まずビールを注文し、ソムタムとトムヤム・プラーチョンを注文。突き出しなのか付け合わせなのか、まず生野菜の盛り合わせがでてきた。これに辛味噌やナンプラーなどをつけて食べる。うんうん、なかなかいい感じ。続いてソムタム登場。見かけはサッパリ、食べてみると一瞬砂糖の甘さを感じ、そして唐辛子の辛さが来る。これはビールがすすむぜ。そしてトムヤム・プラーチョンが来た。これは雷魚の入ったスープですっぱめのスープにピリ辛、そしてたくさんの香草。雷魚もそれほどクセはなく、歯ごたえがあってなかなかおいしい。最後にデザート、ココナツプリン。辛いものを食べた後にこの自然な甘味とぷるんとした感触、いいね。いくらでも食べられそうだ。満腹だ。それにしてもヘルシーだ。野菜をたくさん食べ、白身の魚を食べ、酢と唐辛子を食べ、栄養バランスはばっちりではないだろうか。タイにあまり太った人がいないのも、分かる気がする。ごちそうさまでした。


ソムタム


トムヤム・プラーチョン


ココナツプリン



中居君


バーンラオを出て、暗い道を帰る。でも一度通った道なので、駅までは随分と近く感じる。スカイトレインのトーン・ロー駅から乗換駅のセントラルステーションへ。ここで中居君のUNOの看板を発見。かなり大々的な広告だ。たしかにきりっとした顔をしていると、結構タイで人気の顔かもしれないな。

いやいや、今日も一日盛りだくさんでした。もはや夜の街を楽しむパワーは残っていない。ホテルに帰って寝るとしよう。