2000/5/5 〜Vientiane〜Bangkok
〜ルアンプラバンからビエンチャンへ。アジア最後の麺を味わう。ハードな旅であったが、楽しかった。〜 ★通貨キップ(約0.016円)★



朝ごはん


8時前に起床。シャワーを浴びてから朝ごはんへ。ここはバイキング形式では無く、卵の焼き方を聞いてからいろいろと持ってきてくれる。オープンエアのテラスでのごはんがゆったりとした気持ちになる。いい気分だ。さて、今日は14時30分のフライトでビエンチャン、20時に乗り継いでバンコクへ行く。実質最終日だ。ホテルをチェックアウトし、荷物を預かってもらう。さて、まずはマーケットへ行きましょう。モン族とやらのマーケットは昨日歩いたメインストリートの一番手前の広場にあり、たくさんの屋台のようなお店が出ている。


一通り見ていると、お店のおばさんやお姉さんが声をかけてくるので、なんとなく愛想笑い。いいバッグやポーチがあったらお土産に買おうと思っているのだが、ぴんと来るものが無い。いったいいつから置いてあるんだろうと思うくらい色あせたものも売っている。でもなかなかかわいいデザインのものもあるのでもう少しゆっくり最初から見ようと思ったら、事件発生。なんと地元の小学生の女の子が、セミに紐を結んで飛ばして遊んでいるのだ。危険を察知し、できるだけ遠く離れたところのお店を見る。しばらくして、どうやら女の子はいなくなったようだ。それなら最初から見ますか、と歩きだしたとたん、その女の子がセミを持って飛びだして来た。「来たー!!!」と叫び、ダッシュで逃げて行っちゃったらマーケット中に響き渡ったその声に、お店の人は笑っている。女の子の本能は、セミ嫌いを悟ったのだろうか、まったく絶妙のタイミングで飛びだしてきたものだ。いずれにしても、この状態ではもはや買いものはできない。マーケットを離れ、とりあえず気持ち落ち着かせるためにもフルーツシェイク屋へ。


ホテルそばの寺院


寺院の入り口


モン族のマーケット


昨日と同じ店に行き、パパイヤ+バナナのミックスとスイカ。やはりうまい。ミックスは予想通りの味だが、スイカが予想以上に甘味があり、とてもおいしい。ゆっくりしていると、一人の日本人女性が店に入ってきた。するとなにやら店のおばちゃんと、会話を始めたではないか。いったい何語をしゃべっているのだ?さっぱりわからない。その女性はフルーツシェイクを注文すると、われわれのすぐそばに座った。思わず話し掛けてみる。「何語ですか?」すると「ラオ語です。」そんなにたいしたことはしゃべってないとは言うが、たいしたものだ。しばらく話をしていると、どうやらかなりの強物らしい。今までに50カ国以上行っていてラオスは4回目、かなり田舎の村も訪れている。おすすめの国を聞くと、マダガスカルを薦められた。じゃあ次は行ってみるか!さて、そろそろ行かなければ。強者の別れの言葉は「狭い地球、またどこかで!」かっこいいな。拝借しましょう。ホテルへの帰り道、マーケットの手前にあるお店で探していたイメージのバッグがあった。なんと10,000キップ。140円?安すぎるぜ。色やデザインなど一通り見せてもらい、2つ買いました。これでもうマーケットには用が無いな。マーケットの横を通るときに、さっきのセミ少女がいないか確認。見当たらないですね。安心安心。最後にもう一度メコン川を見に行き、ホテルに戻る。いい街でした。バンコクやチェンマイからぱっと飛んでこれるので、また機会があれば来たいな。



トゥクトゥクで空港へ


預けておいた荷物を受け取りホテルを出る。ホーチミンやシェムリアップならば一瞬でタクシー運転手に囲まれただろうが、ここは誰もいない。しばらくしてトゥクトゥクが来たのでとめて乗りこむ。空港までは一人5000キップ。やっぱり行きはぼられたってこと?まあ100円にも満たない額なんだけどね・・・トゥクトゥクは田舎道を走り、15分ほどで空港到着。早速チェックイン。特にお店があるわけでもないので、出発ロビーへと向かう。手荷物をX線に通すマシンが動いていないぞ。カウンターの人はそのまま入っていいという仕草。いいのかい、それで?最近の日本人は怖いかもよ。


出発ロビーはわりとにぎわっている。日本人もちらほらといる。しばらくして、搭乗の時間になったようだ。バスに乗って飛行機に向かう。到着のときと同じように、バスはいったん空港から外に出た。そして背の高い草むらを分けいるように細い道を入り、飛行機のそばに来た。山あいにある滑走路だけしかないような空港に低い雲。妙に絵になる景色だ。さあ、出発だ。席は半分くらい埋まっているだろうか。離陸するとあっという間に人里を離れ、山の上を飛んでいた。わずか50分の国内線なので、ドリンクサービスがあるのみ。窓から見える景色はずっと緑だ。その緑はビエンチャンに着陸する直前まで続いた。飛行機は無事にビエンチャン到着。空港ターミナルはずいぶんと古いビルだ。荷物を受け取りさて、どうしますか。街までは25,000キップとタクシー乗り場に書いてある。でもこの荷物を持ってうろうろするのはつらい。夜のバンコク行きにチェックインできてしまえば一番楽なのだが。ところで国際線はどこだ?空港の外に出て周りを見渡してみると妙に新しい立派な建物がすぐ横にある。あれじゃないか?と、近づいてみるとその通り。空港の入り口の看板を見るとこのビルができたのが98年、そして作ったのは日本だ。中に入ると、なんとなく関空ような雰囲気がある。バンコク行きは20時。今はまだ16時前なので、さすがにチェックインはできない。荷物預けも無いようだ。さて、どうしようか・・・そうだ、ラオス航空のオフィスがある。中にいたおじさんに事情を話すと、預かってくれることになった。ありがとう!さて、タクシーに乗りましょう。でも国際線の入り口前には街までの値段が書いていない。その辺にいたタクシーの運ちゃんに聞いてみる。10ドルだって?75,000キップ、3倍のぼったくりではないか。で、国内線の出口に25,000キップと書いてあったことを言うと、おう、しまった、というような表情でその運ちゃんは別の運ちゃんを呼んだ。 何だろう、運ちゃんの力関係だろうか。とにかくその運ちゃんは25,000キップで行ってくれるようなのでOKだ。タクシーが空港を出ると、すぐに人の生活がある道だ。たくさんの車やバイクが行きかっている。一応舗装はされているのだが、土ぼこりが舞い上がっている。10分ほどで、マーケットに到着。とりあえずは腹が減ったので、麺を食べたい。しばらくマーケットの周りや中をうろうろするが、どうも食べ物を出す店が無い。しかももう店じまいを始めているお店も多い。ありゃりゃ、このマーケットは夕方までなのか?結局何も見つからなかった。仕方が無い、メコン川に向かって少し歩こうか。と思ったものの、自分がどこにいるのかが良くわからない。ビエンチャンの情報はほとんど何も無い。あるのは空港でもらったホテルのパンフレットに乗っている小さな地図だけだ。でもなんとか近くにいた人に聞きながら、川の方角と自分のいる道がわかったのでひと安心。とにかく歩きましょう。時間は5時を回ったところで日差しがきつい。そんな中に土ぼこりが立ち登る。歩いているとすごく疲れてくる。一歩一歩がだんだん重くなってきた。18時からチェックインが始まるので、その頃には空港に戻らなければ行けない。なんとかしてラオス最後のごはんを食べたいのだが・・・探すと無いものだ。ちゃんとしたレストランはいくつかあるのだが、それは違う。もっと庶民的な、安い麺類を食べたいのだ。15分ほど歩くが見つからない。時間が過ぎて行く。仕方が無い、疲れたし空港に戻るか。でもちょっと入ったあの通りだけ見ておきますか・・・安食堂発見!お望みの麺類もあるようだ。ラッキーだ。中に入り、野菜の麺と牛肉の麺を注文。来るまでの間、冷たい水を買ってのどを潤す。あーよかった。さあ、出てきたぞ。スープの透き通った、具だくさんの麺だ。さっぱりとしたスープがおいしい。ラオス締めの麺をじっくりと味わって食べた。ごちそうさまでした。


野菜の麺


牛肉の麺


お店の前で


さて、もう18時だ。空港に戻りましょう。近くにいたトゥクトゥクのおっちゃんに空港まで行ってもらうことに。25,000キップでよろしく〜ちょっと時間と情報が無さ過ぎたかな。まあでもとにかくごはんが食べられて良かった。空港までの道のり、たくさんのバイクや自転車を抜かしていく。10分ほどで到着。空港の敷地に入ってすぐ、物置のような建物があり、良く見るとINTERNATIONAL AIRPORTの文字。98年以前はこの建物が国際線のビルだったのだ。それに比べるとずいぶんと立派になったものだ。クーラーも効いているし。でも国際線の表示を見ると、今日は4便しか飛んでいない。今のところはもったいないくらいの空港だ。これから増えていくのだろう。さて、預けていた荷物を受け取り、チェックイン。残ったキップをすべてドルに両替。ホーチミンに続き、今度も本当にぎりぎりのところで10ドルゲット。ちょうど出国税一人分だ。あと一人分はバーツが残っているので400バーツを払おうと1000バーツ払ったら「あなたはラッキー、600バーツのおつりがあったわ!」おいおい、もう無いのかよー。それぐらい用意しとけよー。ほかの人はどうするんだよー。出発ロビーへ。小さいが免税店もある。ここでノートとコースターをゲットした。街の物価に比べたらばか高いがやむおえまい。飛行機の搭乗が始まった。ラオス航空のはずだが、機体には「PBAir」。なんでしょうこれは?共同運行なのかな。新しい飛行機のようだ。さあ、飛行機は離陸を始めた。バンコクまでは1時間20分。外は真っ暗。箱に入った機内食が運ばれてきたぞ。箱を開けるとハンバーガーとポテト。たいしてうまくは無いが、久しぶりのハンバーガーで妙に食が進む。ごちそうさまでした。食後少しうとうとしていると、そろそろ着陸。高速道路にたくさんの車が見える。やっぱりバンコクは大都会だ。飛行機は無事、着陸した。今日はもう寝るだけ、明日は朝帰るだけ。でも一旦入国してしまうとまた出国税がかかる。このまま空港の中にいようか、それとも夜行便に空きがあれば乗って帰ってしまうか。いろいろ考え、空港の人に聞いて見たけれどもうまく行かない。やむ終えませんね、おとなしく入国してホテルでゆっくり寝ますか。ホテルは初日と同じ、ASIA AIRPORT HOTEL。シャトルバスでホテルに到着。ビールを買って部屋に。さて、乾杯!ふー、ほっと一息。お疲れ様でした。



今回の収穫


かなり厳しいスケジュールで作った今回の旅だったけれど、なんとか無事に終わりを迎えられそうだ。ベトナム、カンボジア、ラオス。旅を始めた12年前には、行こうとも思わなかった国だし、実際その当時に旅行することはとても困難だっただろう。時代は変わっていくものだ。行きたいところは行きたいときに行っておけ、これは鉄則だろう。天災、内戦、政変、世界は何が起こるかわからない。さあて、次はどこに行こうかな。